鉄鉗

  • 「カナバシ」と読む。金箸、かなばさみとも。

  • 鉄材を挟む道具。


   柄の部分に銀の象嵌による波状の装飾を施した鉄鉗が出土した。
   象眼を施した古墳時代の馬具や大刀の出土例はあるが、鍛冶道具に施されたものは前例が無いという。
(zsphereコメント:装飾が威信財の意味を持つなら、鍛冶道具に銀で装飾を施したって、つまり
          鍛冶という行為にある種の権威が示された……という事例にみられる。
          鍛冶集団の中での権威者を表したのか、あるいは……。)


      参考文献
共同通信 2016年7月12日記事
最終更新:2016年07月25日 00:57