島内地下式横穴墓群



  • 2016年、有力者と見られる人物の墓「139号墳」から、銀象眼を施された鍛冶道具が出土した。
   物は鉄鉗と、ノミ状の道具で、柄の部分に日本の波状の線が象眼されていた。

  • 古墳時代の馬具や刀に象嵌が施された事例は知られているが、鍛冶道具に象嵌が施された事例は全国初だとか。

  • さらに同じ139号墳から、百済製と見られる銀装円頭大刀が出土。全長85cmで、
   国内最古の鮫皮巻装飾が施されていた。(ただし皮の材質はエイのものだったとのこと)。
   実物が確認できるものとしては東アジアでも最古の例だという。

  • 別に全長142cmの木装長刀も発見されており、こちらには経錦という高級織物が巻かれていたという。
   同時代(六世紀前半)のものとしては4例しか知られていない。



      参考文献
共同通信 2016年7月12日記事
西日本新聞 2016年10月24日記事
最終更新:2016年11月29日 14:57