よし、それならば、神々はこの呪われた争いを消すことがないように、またこの争い、いまや二人が手を染めて、槍を取りあげようとしているこの戦いの結末の審判を、おれにゆだねられんことを!
オイディプス(
ソポクレス『コロノスのオイディプス』)
(zsphereコメント:運命に翻弄されたオイディプスが、今度は逆に自分を虐げた息子たちの運命を聞き知り、
その運命を用いて自分の意志を遂げようと決意した場面。)
善を為すのも為さないのもわたしの自由であり、必然も偶然も、わたしに手を触れることはできぬ。わたしがわが意志として示すものこそ、運命なのだ。
ミルトン『失楽園』
最終更新:2017年04月18日 01:27