わたし自身比類を絶して驚嘆すべきものと考えることは、百二十年にわたって世界の覇権を争ったあの偉大な都市が、ただひとつの果実の論証によって顛覆させられたということである。 プリニウス『博物誌』第十五巻 カトーによるカルタゴ攻撃の主張に関して
朝早く、都に帰る途中、イエスは空腹を覚えられた。道端にいちじくの木があるのを見て、近寄られたが、葉のほかは何もなかった。そこで、「今から後いつまでも、お前には実がならないように」と言われると、いちじくの木はたちまち枯れてしまった。 『新約聖書』「マタイによる福音書」