遺体が腐敗しない

  • ティルベリのゲルウァシウス『皇帝の閑暇』
   →エデッサ(現在のトルコ、シャンウルファ)には聖トマスの遺体が安置されており、
    その遺体は通常、銀の鎖に吊るされた銀の棺にあるが、復活祭の日にはその遺体は下ろされて
    大祭壇近くの肘掛け椅子に据えられ、人々はその手から聖体拝領を行うという。
    その際、もし悔い改めていない罪人や悪事の下手人が聖体(パン)を受け取ろうとすると、
    遺体はその瞬間に手を引っ込めることで罪を明らかにするとか。



      参考文献
『西洋中世奇譚集成 皇帝の閑暇』ティルベリのゲルウァシウス



最終更新:2016年11月02日 01:56