雷と獣 - 私的伝奇関係データベース @ ウィキ

• ティルベリのゲルウァシウス『皇帝の閑暇』

　　　→ブリテン島カーライル近郊の森でとある騎士が狩猟をしていると、雷鳴と稲妻を伴う激しい嵐にあい、
　　　　そこで落雷した際に、雷の明かりで、口から火を吐く巨大な雌犬を目撃する。
　　　　するとそこに聖シメオンが現れ、雷除けの角笛を授けて去っていく。
　　　　のち、その獣は村近くの司祭の家に駆けこみ、そこで不義を行っていた家族とともに家を焼き払ったとか。

　　　　　　参考文献
『西洋中世奇譚集成　皇帝の閑暇』ティルベリのゲルウァシウス

西洋中世奇譚集成皇帝の閑暇 (講談社学術文庫 1884)