糸通しの難題

   →フランスにあるルミルモン修道院の慣習として以下のような物語があったという。
    高貴な旅人がやってくると、修道院の尼僧たちは大いに歓迎し寄り集まって世話をし、
    その中で最も旅人を喜ばせた者が食事からベッドまで仕える事になる。
    翌朝になるとその尼僧は旅人に針と糸を渡し、旅人が三回試して糸が針に通らなければ
    旅人は衣服をすべて脱がされてしまう。もし通れば、尼僧たちは旅人に多くの素晴らしい宝石を与えたという。



      参考文献
『中世イタリア民間説話集』



最終更新:2016年11月27日 05:03