- 鉱物としては、二硫化三アンチモン(輝安鉱)の形で見つかる。
- 日本では、富本銭など七世紀後半から八世紀前半の銅銭・銅鏡などにアンチモンが含まれている事が知られている。
通常、銅とスズの合金である
青銅が用いられるが、日本ではスズ資源が相対的に乏しく、中国からの輸入に頼らざるを得なかった。
そのため、スズの代替資源としてアンチモンを用いたと考えられている。
ただし銅とアンチモンの合金は固くて脆く、加工が難しかったためやがて廃れたとか。
参考文献
国立科学博物館「大英自然史博物館展」図録
最終更新:2017年05月27日 02:12