「慈覚大師門徒法師等数百人」により、比叡山に登った天皇の勅使が追い返され、
天皇の宣命が破り捨てられた事件。
- 結局、二日後に検非違使に警護された宣命使により宣命が山上で読み上げられたが、
その後
延暦寺の諸堂をめぐる「拝堂」中に余慶は「俗侶」たちにより弓矢で攻撃されたという。
(なおその際、余慶側も「数多の精兵」がガードしていたとある)
- この件について、史料に見る限り、「二十六箇条起請」への抵触を理由とした
逮捕者が出た形跡はないという。
(『僧兵 祈りと暴力の力』衣川仁)
最終更新:2011年09月30日 23:57