金魚

  • 中国でフナを元に生み出された人工の愛玩魚。

  • 別名を銀魚、丹魚などともいう。
   丹魚については『抱朴子』に言及がある。曰く、
   「夏至の十日前の夜、その流れをうかがっていると魚が水面に浮かんできて、
    必ず赤光があり火のように上を照らす。割いて血を足に塗れば氷上を渡りうる」とある。
   ただし、『本草綱目』に、かつては金色に変じたコイ科の魚はすべて金魚と呼ばれており、
   上記記述の「丹魚」も現在の金魚と同じものとは断定できない、とか。

(『世界大博物図鑑2 魚類』荒俣宏)


最終更新:2011年11月16日 11:14