ヒクイドリ

  • ヒクイドリ目ヒクイドリ科。
  • 原産はオーストラリア北西部、ニューギニア、モルッカ諸島。

  • 中国では、この鳥は火を食うとした。またその糞は再び火となり家を焼くともいい、
   故に「禍斗獣」という異名もあったと。


  • 1789年(寛政元年)に渡来したヒクイドリについての記事が『蒹葭堂雑録』にある。
   それによれば、寛政元年7月にオランダ船で長崎に招来され、
   寛政二年五月より大坂界隈で見世物として公開されたと。

   『蘭畹摘芳』に図入りで違いを説いたとか。
   ヒクイドリの趾(あしゆび)は三つ、ダチョウは二つで、種別の要点であると云々。

(『世界大博物図鑑 鳥類』荒俣宏)


最終更新:2012年04月24日 12:49