Fallout4

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Fallout4 - (2016/04/28 (木) 17:22:16) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2016/01/03 (日) 23:26:00
更新日:2024/04/24 Wed 18:43:26
所要時間:約 22 分で読めます






兵役で学んだ教訓はただ一つ。人は過ちを繰り返す…





核による世界の崩壊を受け、この偉大な国家の再建は貴方の肩にかかってくるかもしれません…。
そこで我がアニヲタWikiは、「Fallout4」をより良くご理解いただくための記事を用意しました!
貴方が「スペシャル」な存在になるために…。

今回は、ベセスダ・ソフトワークスより発売中の「Fallout4」についてお話します!



■概要

Fallout4(フォールアウト フォー)は、2015年11月10日(日本語版は同年12月17日)によりベセスダ・ソフトワークスより発売されたゲーム。
今作は5年ぶり(ベセスダによる開発では『3』以来の7年ぶり)の新作であり、核戦争後のマサチューセッツ州・ボストンが舞台。
ハードはPS4、XBOX ONE、PC。PC版はこれまでのシリーズのようにMODを入れて拡張などをすることができる。家庭版の方は検討中。
日本語版は規制なし

■ストーリー

ボストンで平和に暮らしていた夫婦とその息子。
しかしテレビのニュースを見ていると、突如核爆発が起きたとのニュースが入る。
夫妻は核シェルター「Vault111」の優先入居権を所有しており、息子や近隣の住民と共にその核シェルターへと逃げこむ。
しかしこの核シェルターは名ばかりで、実際は冷凍睡眠を行う実験をしているということは夫婦はまだ知らなかった…。
研究員にVaultスーツに着替えさせられ、夫婦それぞれ違うポッドに入れられるとガスを注入されて意識を失い…。

いつしか月日が経つと目覚め、夫婦の片割れが入ったポッドの近くに怪しい男女2人組が目に映る。
ポッドのロックを解除して開放すると、夫婦片割れが抱いていた息子を離すまいと抵抗するももう一人の男が片割れに向かい発砲してしまう。
息子を奪われ「まだ代わりはある」とこちらに言い残すと、再びガスを注入されて眠りにつき…。

そして三度目覚めると、ようやくポッドから解放される。
目の前に殺された夫婦の片割れから結婚指輪を手に入れ、ラッドローチが蔓延したVault111からPip-boyを手に装着し脱出。
そこは、210年後の核戦争後の世界だった。

誘拐された息子を探し、その誘拐した者に対する復讐の旅が始まる。

■キャラクター

今作では大半のコンパニオン(仲間)とのロマンス要素があり、恋人関係になるとベッドインできるようになる。
ベッドインすると一定時間経験値が大幅にアップする効果があるため、人によっては敵地の中であ~ん♡な行動にふける
啓蒙の高い紳士淑女もいることだろう。ちなみに同性同士でも可能。一部の方にも優しい仕様である。

  • 主人公(声優:男:寸石和弘/女:有賀由樹子)
本作の主人公。夫の方は元軍人のエンジニアで、妻の方は弁護士。
プレイヤーの性別は最初のキャラメイクのシーンで決まり、プレイヤーが選ばなかった性別の方は先述のように殺されてしまう。
今回の主人公は喋る
今作にはレベルキャップがなく、SPECIALとスキルポイント、Perk(特殊能力)が統一化されたため
最初のキャラメイク時にそれほどSPECIALで悩む必要はなくなった。
優れたクラフト技術で鉛筆やステーキナイフ等から家を作り出したり出来る
相変わらずレベルが上がるとカニバ…不思議な力で死体を調べると体力が回復したり光合成したりエラ呼吸できたり放射能で元気になったりと人外化が進んでいく…。
まぁそもそも、冷凍睡眠から目覚めて間もない頃・・・つまりまだPip-boyすらゲットしてない状態でV.A.T.S.を使えてる時点でに既におかしいのだが。
ちなみに夫を選んだ際は妻の名がノーラ、妻を選んだ時は夫の名前はネイトとなる。

  • ショーン
主人公夫妻の息子。
謎の男によって連れ去られてしまうが…後に予想外すぎる形で再会する事となる

  • コズワース(声優:岩崎ひろし)
主人公の家のお手伝いロボット。Mr.ハンディモデル。
Vaultには連れていけず家に置き去りにされたが核戦争後も主人を待ち続けた執事の鑑であり本作のぐう聖。
仲間として連れていけるようになるが、お手伝いロボットであり軍用のMrガッツィーのようには活躍できないことを理解しつつも
それでも役に立ちたいと健気な態度を見せる。(しかし搭載された回転ノコギリでレイダー如きは容易く真っ二つにしていく…)
好感度が高まると、「200年間寂しかった」「出来ることなら過去の記憶を消してもらいたい」と語る。
ロボットである彼にとっても200年という月日はあまりにも長すぎたようだ…。
サラッとAutomatronの追加要素で彼も改造の対象となる。当然忠実な執事に魔改造を施す111は多い。
ちなみに独自に耐性を持っていが改造にこれが上乗せされるため、場合によってはダンスを除き最強のコンパニオンとして君臨する。

  • ドッグミート
今回は脳みそむき出しではない愛犬。ジャーマンシェパード。
他のコンパニオンよりも主人公のサポート役という立場が明確になっており、攻撃よりむしろ囮役や足止めと言った役割が多い。
ただ、ドッグミートとの連携を強化するPerkもあるので戦力の底上げは可能。
一人旅をすると主人公の能力が上がるPerkが何故か彼のみ連れていても適用される。
余談だがニックとは元々知り合いのようである。

  • ブレストン・ガービー(声優:丸山壮史)
民間人による義勇軍「ミニッツメン」の将官。
比較的初期に訪れる町コンコードにてレイダーの集団から市民を守っているところに主人公と遭遇する。
正義感が強く困っている人々を助けることを信念としている典型的な正義漢…なのだが、
話しかける度にあまりに凄まじい頻度で居住地クエストを差し込みまくるのが国内外共にネタにされまくる。そして今日も将軍はお使いに走る。
…流石に不評も多かったためかパッチの修正事項入りした。

  • パイパー・ライト(声優:世戸さおり)
フェンウェイパーク(実在するMLBのボストン・レッドソックスの本拠地である)を改築したダイヤモンドシティで新聞記者をしている女性。
常に真実を探求しており、どっかの誰かさんの別バージョンのようなものを感じる。
その生い立ちや危険に満ちた生活から色恋沙汰とは無縁の生活を送っていたようで、ストレートに口説いたりすると明らかに動揺した様子を見せる。可愛い。

  • ニック・バレンタイン(声優:牛山茂)
ダイヤモンドシティで探偵を営んでいる男性。
と言っても、外見から解るように彼はシンス(人造人間)。名前もインストールされた戦前の人物の記憶に由来する。
鍵開けやハッキングなどが得意。ちなみにトレンチコートに相当愛着があるようで防具の変更は不可。
ハードボイルドな性格から人気が高い。

  • ジョン・ハンコック(声優:黒田崇矢)
グールが集まる街、グッドネイバーの市長。
名前の由来はアメリカ独立宣言に最初に署名したジョン・ハンコック。
善人ではないが悪人とも言い切れない、侠気溢れる声と性格でグールなのにかっこいい。
しかも己の地位に固執するような小物などとは違い、拠点にいると農業に勤しんだりする姿も見られる。
漢である。
しかしヤク中。ジェットやサイコなどを渡しておくと勝手に使ってしまい、
拠点などで待機中に大量に使用して中毒で死んでしまうことも…。気をつけよう。

  • ロバート・ジョセフ・マクレディ (声優:菅原雅芳)
元ガンナー(たちの悪い傭兵集団。タロンシャダーの親戚みたいなもんだと思えばいい)の傭兵。
金のためなら何でもやる彼らのやり方に嫌気が差して出て行ったところを主人公に拾われ250キャップで雇われるようになる。
好感度が高まると主人公を親友と呼ぶようになり、金のためでなく仲間のために命をかけるようになっていく。
好感度が最大になると手に入る特殊なPerkはKill Shot。頭部へのVATS命中率が+20%されるという強力なPerkだが
現在はバグで+2000%とサイコガン並みの命中率を誇る完全にぶっ壊れた性能になっている。
ご利用は計画的に。(当然ながら後にパッチで修正)
実は3のリトルランプライトのマクレディ市長と同一人物である。好感度が上がると彼の10年間の壮絶な人生を聞かせてくれる。

  • キュリー (声優:榊原奈緒子)
名前はContagions Vulnerability Robotic Infirmary Engineerから。本人曰くキュリー夫人も由来らしい。
シークレットVaultでひたすら病原菌研究をし続けていたMr.ハンディタイプの女性版、Msナンシーモデル。
研究者として外の世界にあこがれを抱き、主人公に同行を申し出る。
好感度が高まると人間が持つ突然のひらめきを得るために自身の記憶やシステムを人造人間の体に植え付けて女の子になる。これなんてエロゲ?
ちなみに、キュリーの性格をインストールしたのはシークレットVault研究所のプロジェクトリーダー。
キュリーを人として扱うよう部下に命じ、専用ターミナルを与えて日記を付けさせるなどしていたらしい。
当Wikiにも彼の嗜好がよく分かる方もいるであろう。
なお、前述のイベント前なら彼女もAutomatronの魔改造が可能。

  • パラディン・ダンス (声優:板取政明)
B.O.Sに所属する兵士。武人肌の人間で、良くも悪くもB.O.Sの思想に心酔しきっているが、主人公の実力を認め、B.O.Sへの入隊を推薦するなど柔軟な思考も持つ。
常時パワーアーマー着用のため、戦闘では囮役としても非常に頼りになる存在。
終盤とある事実が判明し、主人公は重大な選択を迫られる。
余談だが、何故か海外ではネタキャラ化が著しい。
実は何気に前作に登場したリベットシティ出身。

  • エルダー・マクソン(声優:長南翔太)
B.O.Sの指揮官。初代エルダーであるジョン・マクソンの末裔。3の従者マクソンが成長した姿。
リオンズ親子が亡き後、東海岸のB.O.Sの指揮官に就任した。
インスティチュートと人造人間の撲滅を目指している。B.O.Sの方針が変わったのはだいたい彼の意向。
アウトキャストとの再統合やキャピタルウェイストランドでの実権確保などに大きく貢献したとか。
その英雄的活躍ぶり(デスクローをタイマンで倒したりもしたらしい)から組織内では神のごとく崇拝するものも少なくないものの、本人はそういった崇拝はむしろ嫌悪している。
ごっつく見えてまだ20代前半。

  • デズデモーナ
インスティチュートに造られた人造人間の解放を目指す組織『レールロード』の首領。
タバコが似合う妙齢の女性。

  • ディーコン(声優:斉藤次郎)
レールロードのエージェント。
ころころ服装が変わる変装の達人。かなりのホラ吹きだがそれにはある過去が…。
実はレールロード本部到着前でもグッドネイバーやダイヤモンドシティ等で変装している姿が見られる。
ちなみに彼もキャピタル出身。

  • ファーザー
連邦の闇に潜む、謎に包まれた組織『インスティチュート』の最高指導者。
詳細は不明。

3でも登場した科学者。
リオンズ親子亡き後のB.O.Sのやり方についていけず反発し、インスティチュートで研究をしている。

  • コンラッド・ケロッグ (声優:大川透)
Vault 111で主人公の伴侶を殺害し、ショーンを連れ去ったハゲ「謎の人物」・・・主人公の家族を奪っていった怨敵と言える。
傭兵や殺し屋を経てインスティチュートの「汚れ仕事」を請け負っており、前述のショーン誘拐もその一環であった模様。
コイツとはメインクエストの中盤で対峙する事となるのだが、大量の人造人間を連れて襲ってくる上に
ステルスボーイによる光学迷彩まで使ってくるので注意されたし。ちなみに手前の部屋にヌカラン置いてます。

  • X6-88
とある事情から仲間になる人造人間。
仲間になる前からメインクエストに出てくるため見覚え自体はあるはず。

  • ケイト(声優:藏合紗恵子)
ダイヤモンドシティ近郊の格闘場・コンバットゾーンで拳闘士を務める女性。
凄絶な生い立ち故にスレた性格で人助けしようとすると反感を持つ一見扱い難いコンパニオン。
実はサイコの重度中毒者。ケイト本人もそのことに悩んでおり親密度が上がると治療のためにある提案をする。その後のデレっぷりは必見。

  • ストロング(声優:桂一雅)
とある事情から人間の文化に興味を持ったスーパーミュータント。
3に登場したフォークスと比べるとまだ知性は低く、人肉を食うと喜ぶなどまだまだ蛮族である。
俳優のレックス・グッドマンの説得によってマクベスを誤解しており、文化や知恵を人間のミルク(意味深)と表現する。
単純な性格ゆえか、逆に鋭い発言もしばしば。

  • エイダ
Automatron導入で登場する女性形ロボット。
所属していたキャラバンがメカニストのロボット群によって襲われ、主人公が救援に駆けつけたもののエイダを残して壊滅。
以後はメカニストの暴走を阻止するために主人公に協力を要請する。
名前が某ロボットAIを思い出す方も多いかもしれないが、多分同じ由来の「エイダ・ラブレス」から。
…ただ、3の頃から小島作品の「スナッチャー」のネタが散見されるのでそちらも混じってるかもしれない。


■連邦(Commonwealth)

今回の舞台となるマサチューセッツ州ボストン付近の作中での呼び名。英語版での名称のCommonwealthとは
マサチューセッツ州の州号であるThe Commonwealth of Massachusettsから来ているため、Commonwealthの訳は「人民が共有する合意に基づく政府」、ざっくり言うと共和国が近い。
…のだが、前作のコンシューマ版で人造人間絡みのクエストにおいて登場したコモンウェルスを連邦と訳したので、その訳を引き継いで連邦と訳している。ゼニアジェ…

グーグルマップと見比べるとボストンの地形やなんかは縮尺は違えど忠実に再現されており、フェンウェイ・パーク(ダイヤモンドシティ)や競馬場の配置を見比べると感心することしきりである。
レールロード加入クエではボストンの史跡も巡れたりする。


■クラフトシステム

今作では拠点を持つことができ、その中で素材を組みわせて自分だけの拠点を作ることが可能。
電気を通して電球をつけたり、食料や水を用意したり、タレットや人員を警備に配備して襲撃に備えるなどできることは多め。
中でも家を自作してその様子をSNSなどに公開しており、「汚いどうぶつの森」,「ヒャッハーホームデザイナー」などの異名で呼ばれているとか。
どうぶつの森が好きな人には合うかもしれない。確かにいろんな動物は出てくるが。

DLCでガンナーやレイダー、デスクローを捕獲して戦わせたりも出来るようになった。
さながらパンとサーカスの世界である。
ちなみに捕まえた反抗的な連中を洗脳する機械もある。更に核融合のジェネレーターを突然開発できるように。
エンクレイヴよりタチが悪くないかパパンorママン…


■パワーアーマー

『3』、『NV』では単なる防具の一種という扱いだったパワーアーマーだが、今作では『着る戦車』という本来のコンセプト通りに着ぐるみのような、一種の乗り物になった。
乗り込むことで脚が遅くなる代わりに防御力が飛躍的に高まる、高所からの落下で死ななくなる、素手の攻撃力が高まる、などの様々な恩恵がある。
具体的にどれくらい凄いかというと、レベル1とか2とかの段階でデスクロー先生と正面から殺りあえるくらいに固くなる。
その代わり、攻撃を受けすぎるとパーツが壊れて修理が必要になったり、稼働にフュージョンコアというやや貴重なアイテムが必要だったりする。
ちなみにここ連邦では、パワーアーマーを自力で修理して使用するレイダーが一部に見られる。その才能を活かせばレイダーに堕ちる必要ないんじゃ…。

■主な派閥

  • ミニッツメン
かつてアメリカに実在した組織がモチーフ。
アメリカ独立戦争の時、独立のために立ち上がった主に農民から結成される民兵。
助けを呼べば1分以内に集合するということからミニット(1分)メンと呼ばれたとか。
Fallout4では2180年頃、ダイヤモンドシティをスーパーミュータントから奪還し、その名を挙げた。
しかし当時の指導者『将軍』の死亡後、新リーダーの能力不足から組織内で内紛が起こり
組織が分裂、本拠地であったキャッスル(インディペンデンス砦)が襲撃にあい陥落。
その後も弱り目に祟り目で次々とメンバーを失い、最後に残されたプレストンは保護対象の市民たちを引き連れて
なんとかコンコードまで逃げおおせたものの、レイダーの群れに囲まれてもはや絶体絶命、といったところで主人公に助けられた。
そして主人公に可能性を見たプレストンは新たな将軍として主人公を任命する。
この組織が再び連邦中に名をしらしめる組織となるかどうかは、プレイヤー次第である。
ある程度彼らのクエストをこなしていくと彼らの拠点であったキャッスル(インディペンデンス砦)を奪還することができ、その後専用クラフトアイテムとして「大砲」が使用可能となる。多少下準備が必要となるが特殊グレネードを使うことで、どっかの傭兵軍団のように大火力の支援攻撃が可能となる。命中精度は微妙だが敵陣突撃前の景気づけにはもってこい


Brotherhood of Steel (B.O.S) はテクノロジーを信仰する武装組織である。
最終戦争直前に合衆国内の軍事基地を占拠し武装蜂起した陸軍の末裔たちでメンバーは構成されている。
『テクノロジーの身勝手な進歩が過去の過ちを引き起こした』と考え、高度なテクノロジー(主に兵器)の保持・独占を信条として活動している。
これだけ聞くと大層立派な組織に聞こえるだろうが武装してハイテクノロジーを持っている施設や派閥(エンクレイヴ等)を攻撃、占領していくのが目的であり、一般市民の救助や支援などは基本的に考えていない。
また、スーパーミュータントやグールは問答無用で殺害対象となり、彼らをひどく忌み嫌っている。
直接的な被害はあまりないものの、しばしば食料や水などを『寄付』と称して暴力を背景にしたお願いを一般市民に強要する、ハイテクレイダー的な認識でやや疎まれる存在である。
その傲慢さと排他性が災いし、2280年の段階で西海岸側のB.O.Sはほとんど活動不可能な状態にまで追い込まれてしまっている。

今作に登場するのは『3』にも登場したワシントンDCのB.O.Sである。
リオンズ親子がキャピタルでスーパーミュータントと激しく戦う中で死亡した後、初代B.O.S総長の直系の子孫、エルダー・マクソンが新たな指導者になり
連邦に潜む「テクノロジーを暴走させている邪悪な存在」インスティテュートを滅ぼすためにやって来た。
残念なことにリオンズの掲げた思想は葬られ、本来の思想に立ち直り、その傲慢さと排他性は悪化してしまっている。
とはいえ、協力的であればわりかし寛容ではある。
今作でも住民のためだけではないが、ベルチバードを駆り各地のスーパーミュータントやレイダーとドンパチやっていたり、わずかながらリオンズの遺志は残っている。
NVのハイテク強奪ヒッキーレイダーよりはまだマシである。
…せっかくの制空権を活かさず低空に降りてきてしまうので撃墜されることが多いが。そして将軍に向かっての墜落事例が異常に多い。
ワシントンDCのBOSは、おそらく現在ウェイストランド最大の戦力を保有する組織であり、創立時の理想に最も近いBOSである。
彼らがその傲慢さ故に西海岸のようにハイテク強奪ヒッキーレイダーと再び堕ちてしまうか、それともウェイストランドにかつてのアメリカの栄光を取り戻す救世主的な存在になれるのかは
若き指導者、エルダー・マクソンの双肩にかかっているだろう。

  • レールロード
19世紀アメリカで南部黒人奴隷達を北部やカナダに
脱走する手助けをしていた「アンダーグラウンド・レールロード」がモチーフ。
『3』にもほんの少しだけ登場した。
Fallout4でのレールロードはインスティテュートに作られた人造人間たちの解放を目指し、逃亡の手助けを行っている。
活動内容だけ見ると慈善団体のようにも思えるが、その活動には疑問点も多く、開放された人造人間たちの中にはレイダーに堕ちたりして新たな脅威となったり
人造人間を脅威に感じ、憎しみを覚える派閥や市民も多いため一般市民にはあまり良く思われていない。
連邦の未来に対するビジョンもないのであんまり人気がない。

  • インスティチュート
最終戦争時、崩落したマサチューセッツ工科大学の校舎の地下に取り残された有能な科学者達によって設立された組織。
こちらも『3』に少しだけ登場した。
最終戦争以降、人々の暮らしが一向に進歩しないことを不安視し、世界を新しい科学によって成り立つ平和な世界にすることを目的として活動している。
その第一歩が、人類に成り代わる新しい生命体としての人造人間である。
これだけ聞くと人類の未来を真剣に考えているようにも思えるが、人造人間を本物の人間を誘拐してすり替えたり
新種の作物の種を密かに植えさせて食べた人間の状況を観察したり、意味が無いとの報告を無視してFEV実験を繰り返しスーパーミュータント群を連邦に放つなど
地上に生きる人々をモルモット扱いしている事実は変わらない。Vault-Tecといい、FO世界の科学者は外道が多すぎる。
彼らが連邦を再生させることも可能な技術力を有していることは事実ではある。
その理想は確かに未来を向いているが、その実やっていることは
放射能汚染を受けた人々やその生活を切り捨てようとし、目標が古き良きアメリカという過去という点からあのエンクレイヴとあまり変わらないのかもしれない。
(あちらはBOSでも対処が難しいほどの強大な軍事力を持つ分タチの悪さではこちらの比ではないが)
彼らの実働部隊『コーサー』は、人間と変わらない見た目でありながら、パワーアーマー兵を凌ぐ戦闘力を発揮する、驚異的な存在である。

■主な敵
FOシリーズといえばこいつら、というべきヒャッハー集団。
連邦のレイダーは文化的な面が目立ち、競馬場跡でロボット競馬を開催していたり(もちろん主催者がイカサマで巻き上げようとしている)、
集団同士で人質を取って物資を巻き上げていたり、パワーアーマーを直して使っていたり…
と、クビヲネジキッテオモチャニシテヤッタゼーばっかりのキャピタルレイダーと比べると文化的で豊かな?生活をしている。
…まあ、生首オブジェは健在だし、1キャップになる38口径弾稼ぎで容赦なくぶっ殺されるが。
場合によっては簡単な罠にジェットで釣られて捕獲されて見世物にされる。やっぱりていちのうであった。

  • ガンナー
タロンシャダー枠。エネルギー武器を好むためフュージョンセル稼ぎに最適。
ただ重武装をした上位ガンナーはヘッドショットを連発しても中々倒れないほどタフ。
また、一部はアサルトロンを引き連れていることがあるため要注意。というかガンナーよりそちらのほうが余程恐ろしい。
しかしキャップに釣られて簡単な罠に捕獲されてしまい、見世物にされることもある。お前らは見抜けよ…

  • チャイルド・オブ・アトム
3に登場したアレな宗教の方々がえらい好戦的になって再登場。地味に表記が変わっている。
輝きの海のクレーターに住む者達は比較的友好的だが、北東の海岸側で遭遇する者達はこちらを見るなり異教徒と罵りながら攻撃してくる。
ガンマ銃は防護服やRAD-Xで対処できるがヌカ・グレネードに関してはそうもいかないので要注意。

  • モールラット、ラッドローチ
前作では基本的にレベルが低い内しか出てこなかったが、光る上位の派生系も出てくるようになった。
モールラットはその名の通り、穴を掘って飛び出してきたりと攻撃パターンも厄介になった。
あるクエストでモールラットの攻撃を受けると「モールラット病」に感染してしまう。これは恒常的にHP-10の効果である条件と引き換え(しかも一度きり)でしか治療できないため要注意。
ちなみにコンパニオンやNPCが食らってもプレイヤーが感染する。理不尽だ…

  • フェラルグール
おなじみ放射能のせいで変異して怪物化した人間。
堅さはないが、今回は瞬発力が高まったのと攻撃にRAD付与が乗るなど面倒になった。
リーヴァーは弱体化しガクブル島の恐怖がウソのようだが、光りし者の強化が著しい。

タフで力強いFEV変異人類。今回は頭が良くなっているのでカバーしてフラグ投げてきたり面倒な奴になった。ベヒモスも健在。
今回はミニニュークを抱えて自爆テロをかましてくる新種・スーサイダーが初登場。自爆されると手に負えないが
貴重なミニニュークドロップのチャンスでもある。ちなみにスーサイダーの自爆を喰らうとトロフィーが解禁されるので、一発は食らってみよう。
なり損ないのケンタウロスに代わって、随伴動物としてミュータントハウンドを連れてくるようになった。
RADアウェイの節約にはこのミュータントハウンド肉を焼いた料理でのRAD回復が結構重要。
西海岸や3のスーパーミュータント達と違ってどこで数を増やしてるのか不明。
本編開始の少し前まではインスティチュートにより製造されて連邦に放たれていたようなので、その群れの生き残りなのかもしれない。
ちなみに、今回は登場しないケンタウロスだが実はアートワークに記載されている…が、その姿はFalloutと言うより漂流教室である。

  • ラッドスコルピオン
堅くて強いわるい虫。
モールラット同様地中潜行能力を身に着け、一瞬で間合いを詰めてくるためスニークスナイプキルプレイヤーをビビらせてくる。
たまにHavoc神の悪戯により高高度に現れる。

  • マイアラーク
新規モンスターではなく、ミレルークの事。原語発音に近いのはマイアラークの方。
今回は蟹人間のみならずエビだったりでっかいエビカニ、半魚人だったり、水生生物のミュータントの総称といった塩梅で姿が種によって結構違う。
特にキングとクイーンは同種だとしたらどうやって交尾するんだ…?というレベルで違う。

  • ヤオグアイ
より熊っぽくなった。脚の遅いデスクローといった塩梅だが、豪腕なので油断してると大ダメージを受ける。
お肉はバグで一時バグで補正値がとんでもないことになっており、近接パパママに人気だった。

毎度おなじみの速い・硬い・痛いの人造生物、通称先生。
今作は主人公を投げ飛ばしたり、掴んだままひっかくなどより生物らしい行動が追加されており主観モードだと結構怖い。
さらにダッキングで攻撃を躱しにかかるのでエイム力が問われる。でも膝砕きは使うなよ!絶対使うなよ!
NV同様派生種がいる。

  • 人造人間(シンス)
インスティテュート謹製のロボット?兵。フレーム丸出しの一般兵と、人間と見分けがつかないコーサーが存在。
フレーム丸出しタイプはエネルギー防御をしっかりしておけばそこまでの脅威ではないが、コーサーはガチで強いので注意。
大まかに世代分けされており、2.5世代までのモデルと3世代以降のモデルは造りも性能もほぼ別物。
ニック等の2.5世代までは一目でロボットとわかる見た目をしており、中身も完全な機械。
しかしコーサーなど3世代型は人間と変わらない骨格に培養した筋肉や血管を植え付けた生体タイプであり、かなり精巧に人体を再現している。
ただ、音声コマンドによって自我の消去やリプログラミング等を行えたり、倒した際に人造人間の部品をドロップする為100%生身とは言えない様だ。
ちなみに設定ではやたらと強いコーサーだが、肝心の武器が豆鉄砲なので慣れた111には簡単にボコボコにされてしまう。ハークネスみたいにプラズマライフル持たせればいいのに…

  • ブロートフライ、ブラッドバグ、スティングウイング
エイムが不得手だと苦戦する羽虫勢。
今作では分泌液ぶっかけて真っ黄色にしてくれる虫嫌いの敵。ラッドローチよりキツイと思う方も多いかも。
蝿のミュータントでぶっかけ専門のブロートフライ、蚊のミュータントでぶっかけにパワーアーマー越しにも刺さる吻で吸血するブラッドバグ、
ぶっかけに加えて毒針を刺してくるスティングウイングとどいつもこいつも面倒。というかヘタするとデスクローより厄介。

  • プロテクトロン、セントリーボット、Mr.ガッツィー、アサルトロン
時には味方にできたりもするロボット兵。
相変わらず鈍いし場合によっては囮にも出来るプロテクトロン、機動力や攻撃力がとんでもないことになったセントリーボット、
口調が愛嬌0の乱暴者になったガッツィー、高速移動と破壊力抜群のレーザー照射を武器に上位機種だとベヒモスすら殺すアサルトロンがいる。
今回は上位機種は武器を全破壊すると突っ込んできて自爆を狙ってくるのでさっさと撃破してしまおう。

  • 人造ゴリラ
2077年、世界は核の炎に包まれた!海は枯れ地は裂け全ての生物が死滅したかのように見えた。だが、ゴリラは死滅していなかった!
インスティチュートで培養された人造ゴリラ。なんでゴリラを再生しようか考えたのは多分永遠の謎。
ゴリラだけあってその腕力はデスクローに肉薄するほどで真っ向勝負だと結構危険。
条件を満たすと捕獲できるようになるが、何故か満足度に貢献する。アメリカ人のゴリラ好きは異常である。

■ダウンロードコンテンツ(DLC)
現時点では3つのコンテンツの情報が公開。
この後にもDLCの配信が予定されている。

どう見ても3の彼だけど謎の人物「メカニスト」によって悪のロボット軍団が放たれる!
ロボットのパーツを集めてアセンブルし、独自のコンパニオンとすることが可能。
本編ではオミットされてしまったロボブレインも再登場する。

  • Wasteland Workshop
レイダーやクリーチャーを捕らえ、世紀末なアリーナを作り上げることも可能なワークショップ拡張コンテンツ。
シナリオの拡張がないためか値段は控えめ。

  • Far Harbor
バレンタイン探偵事務所に舞い込んだ一通の依頼…。
人造人間、チャイルド・オブ・アトム、地元住民が対立している島「Far Harbor」へ向かうこととなる。


生き残るために、アニヲタWikiの記事を定期的に追記・修正しましょう!
そして、貴方自身が「スペシャル」な存在になるのです!


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