ウルフマン/リキシマン

登録日:2011/05/04 Wed 15:30:31
更新日:2024/04/27 Sat 10:32:56
所要時間:約 7 分で読めます





うおりゃあ~っ!!

どけどけ~いっ!!

リキシマンだ!!

オレは超人相撲の横綱だ
オレの名前を聞いただけで
泣く子も黙るっていうぜ!

だが、思い出すなあ…
10年前……吹雪の夜だった……

オレは親方に連れられて
青森駅から夜行列車に乗ったっけ…
もちろん、相撲取りになるためさ…
その時、オレは誓ったんだ!

どんな苦しみにも耐えて
必ず横綱になってみせるって!!


ウルフマン(リキシマン)とは『キン肉マン』に登場する正義超人の一人。


CV.広瀬正志、郷里大輔
所属:正義超人
出身地:日本
身長:190cm
体重:102kg
超人強度:80万パワー(アニメ版のリキシマンは100万パワー)
好物:

イメージソング
土俵の英雄(歌:串田アキラ)

【戦績】

対キューブマン○
キン肉マン
テリーマン●(人気超人世界一決定戦)
スプリングマン
対2000万パワーズ●(タッグ戦)
対ブラック・シップ○
ルナイト


【概要】

第21回超人オリンピックにて超人レスリングに参戦したの超人……ではなく、超人相撲の横綱
初めて登場した、完全な日本出身の超人でもある。

今の子ども達は「?」となるかもしれないが、これはウルフマンのモチーフとなったのが実在する力士の千代の富士関(後の13代九重親方)で愛称の「ウルフ」が由来となっている。
また、「鋼の肉体」と称される筋肉も同じく千代の富士関に由来する。

「リキシマン」というのはアニメでの名前。アニメ版から入った人はこっちの方が馴染み深いかも。
名前をリキシマンに変更したのは作者がモデルとなった千代の富士の肖像権に配慮した自主規制だったのだが、後に本人と直接会った時には「ウルフマンでもよかったのに」と言われたとか。
昔売られていたシールでは「スモウマン」と表記されていたことも。

またキン肉マンの原作者ゆでたまご先生は後に千代の富士の弟子千代大龍にキン肉マンの化粧廻しを送っている。この化粧まわし贈呈式が千代の富士とゆでたまご先生の最後の面会となってしまい*1、「また是非、元気になられてお会いしたく思っていたんですが…」と早すぎた死を惜しんでいる。


本項では原作漫画準拠で、特筆事項が無い限り名前を「ウルフマン」に統一させていただく。


【人物】

超人必殺技シリーズによると、インタビューは大嫌いらしい。曰く「オレたち超人は戦うことだけ考えればいいんだ。ファンにサインなんかしてる光景をよく見るが、オレには信じられないね」とのこと。
映画第2作『大暴れ!正義超人』では普通にインタビューを受けたり、子供たちにサインを書いてやったりしていたのは内緒

ハラボテ委員長曰く、昔は超人相撲でも連敗続きだったが、その敗北を謙虚に見直し実力をつけた「心の強さ」こそがウルフマン最大の強さであるとのこと。

正義超人の中ではパワーをウリにしているタイプだが、原作版の超人強度はアイドル超人入りしたメンバーの中では最も低い。
悪魔超人軍でもずば抜けた体格と握力を誇る魔雲天ミート君と同等の超人強度だったりするのであまり関係ないのかもしれないが。

続編の『キン肉マンⅡ世』ではヘラクレス・ファクトリーのコーチに就任。


【必殺技】

  • ルービックキューブ張り手
相手の顔目がけて張り手を連発する技。
超人横綱だけあって一発一発が凄まじい威力を誇り、その威力は100万パワーのカナディアンマンにも匹敵する(単行本7巻『世界の超人シリーズ4』参照)という。
キン肉マンが余計な事をしていなければ新幹線アタックで小倉まで行っていたかも?
相手は血豆・膿・青タンなどでルービックキューブのように色鮮やかに腫れ上がる事から名付けられた。
ちなみに本編で最初に使われたのはルービックキューブそのものの化身超人であるキューブマンであり、上記の方法で無理やり六面体を揃えた。
キューブマンやキン肉マンの顔はパンパンに腫れたが、流石にシリアスな闘いでは演出も自重しているのか、ルナイトの顔の腫れは比較的控え目だった。

  • 合掌ひねり
相手の首を平手で挟み込み、そのまま横倒しにするように投げ飛ばす、ウルフマンのフェイバリット・ホールド。
単に相手を倒すだけの技もウルフマン(と、ゆで先生)にかかれば相手が宙を舞う大技に。
実は2000年の相撲協会の改定により、ウルフマンが使っている形の合掌ひねりは「徳利投げ」に改名されている。
現在の分け方では相手の背中で両腕を組んだ状態で投げるのが合掌捻り、相手の頭・顔を両手で挟んだ状態で投げるのが徳利投げとされている。
対戦相手の一人ルナイトがこの技を返した後に「(自分のパワーを)とっくりと味わうがいい!」と発言したが、ゆで先生が意識したのかどうかは不明。

  • 居反り投げ
相手を腕で抱え上げ、後ろに反って投げる技。
実戦では相手の懐に潜り込み、両手で相手の膝を押し上げてから投げることも。
プロレス技のリバース・スープレックスやフィッシャーマンズ・スープレックスに近い。

  • (しゅ)(もく)()
相手の腕と足をとって横向きに肩に担ぎ上げ、後ろに反って投げる技。
実際の相撲では1929年(昭和4年)秋場所で常陸嶌朝治郎が使った以外に使用例はない。

  • 不知火(しらぬい)・雲竜投げ
ルナイトに合掌ひねりを返されたウルフマンが新たに披露したフェイバリット・ホールド。
相手の体をくの字にし、右腕を股、左腕を脇腹から差し入れクラッチした状態で大きく跳躍。
空中で相手を投げ、今度は相手の背中の上に立ち、両腕を掴んだ状態でリング上に落下する。

この技の原型となっているのは土俵入りの「不知火型」と「雲龍型」
不知火型はせり上がりの際に両手を左右に伸ばす攻撃の型。
雲龍型はせり上がりで左手を胸に当て右手を伸ばす攻防一体の型。
不知火・雲竜投げでは雲龍型で相手を投げ、不知火型の姿勢で落下している。



そりゃあ、毎日が血ヘドを吐くような
辛い修行の連続だった…

だが、その度に
夜行列車での誓いを思い出して
がんばりぬいたものよ…

…そろそろ土俵に上がる時間だ!

今日も必殺技・合掌ひねりで
相手をぶん投げてやるか!!

ごっつぁんです!!


◆各シリーズでの活躍

【第21回超人オリンピック編】

自身の鍛え上げられた鋼の肉体に対し、無駄な脂肪がついているからとキン肉マン「ゼイ肉マン」と罵ったり、
テレビ画面越しに張り手を見舞うなど同じ日本代表として対抗心を剥き出しにしていた。

3次予選の新幹線を押した距離を競う「新幹線アタック」においてキン肉マンが故意に捨てたバナナの皮で足を滑らせ、記録は有楽町止まり。十分凄いわ
そのせいで最後のテリーマンを残した時点で当落線上に立たされてしまう。
テリーマンが記録を伸ばし予選敗退かと思われたがテリーマンが子犬を助ける為に失格となり、ウルフマンは通過となった。
この時、ウルフマンはテリーマンを尻目にめちゃくちゃ喜んでいた。
まぁ、この時はまだ仲間ではないし、自分が失格になる所だったので無理もないだろう。

最終予選のローラースケートレースではウォーズマンラーメンマンらに大きく差をつけられ、やや不甲斐なさを感じさせる。
しかし、同じく周回遅れとなっていたキン肉マンと協力し、無事通過となる。

本戦は抽選により2回戦から登場。六面体を作れと挑発するキューブマンに対し、
血マメ、青アザ、膿などで顔を染め分け、最後は合掌ひねりで投げ飛ばし、わずか3分で勝利する。
というか、相手がチエの輪マンだった1回戦ならともかくウルフマンにまで六面体を作るように言ったキューブマンの意図が分からない。

準決勝のキン肉マンとの対戦は両者共に日本代表だからという委員長の屁理屈でウルフマンが明らかに有利な土俵での相撲ルールとなった。
常に優勢に進め追いつめるがキン肉マンにスープレックスで投げられ敗北する。

決勝戦の前に行われた人気超人世界一決定戦ではテリーマンと対戦。
入場時に体にファンから付けられた手形の数により勝敗を決するという斬新な方法により行われたが、たった一つの差で敗北する。
解説のタザハマ氏曰わく「手に屁を握る一戦」

上記のようにここまではギャグ要員としての登場が多かったウルフマンだが、次のシリーズからはシリアスな役回りが多くなる。


【7人の悪魔超人編】

アイドル超人の1人として負傷したキン肉マンに代わり鳥取砂丘にて7人の悪魔超人の一人、スプリングマンと対戦する。
バネの体に張り手が効かない為、攻撃方法をボディスラムに切り替える。
効果ありと思われたがそれは投げられることで砂の足場を固めようとするスプリングマンの罠であった。
スプリングマンの必殺技デビル・トムボーイにより5体をバラバラに引き裂かれ死亡する。
同じくバラバラになったミート君は部位をくっつければ生き返った?ミート君は何か呪術的なものを使ってたんだよ…多分。

悪魔の制裁を受けたバッファローマンに残りの超人パワーを託され、同じく悪魔超人との戦いで死亡したロビンマスク、ウォーズマンと共に復活する。

アニメ版では流石にバラバラはまずかったのか、全身の筋組織を破壊され再起不能という描写に。
必ず再起すると兄弟弟子に保証され退場するという流れに変更…だが、なぜか数話後には死んだ扱いになっていた
「病院に搬送されましたが搬送先で息を引き取りました」という感じなのかと思いきや、連れ帰られたはずなのにバッファローマンのパワーを受けて砂漠で再生している。*2
アニオリでも生死が適当な扱いであった

【黄金のマスク編】

黄金のマスクが奪われた為にカプセルに閉じ込められてしまい、他の正義超人と共にキン肉マンの戦いを見守っていたが、キン肉マンは火事場のクソ力を含む全ての超人パワーを悪魔騎士スニゲーターに吸収されてしまう。

キン肉マンの死に悪態づくカナディアンマンとそれに怒るジェロニモの口論を止めさせると、ウルフマンは一度は捨てた命だとしてバッファローマンから託された超人パワーを今度はキン肉マンに託して再び死亡する。
最期に、力士の誇りでもある髷を勇気ある行動を見せたジェロニモに切ってもらい託した。
このときスクリーンを介してキン肉マンに超人パワーが届いているわけだが、まぁゆでだし。

その後、キン肉マンが悪魔将軍に勝利し、完璧なマスクの力により復活する。



【宇宙超人タッグトーナメント】

ブロッケンJr.と《モースト・デンジャラスコンビ》を結成し参戦する。急造タッグではあるが何をしでかすか予想できないとして要注意タッグとされた。

1回戦の相手はバッファローマンとモンゴルマンの《2000万パワーズ》であったが、
乱入してきた完璧超人ケンダマンとスクリュー・キッドの《乱入コンビ》に地獄のネジ回しをブロッケンJrと共に受け気絶してしまう。
ウルフマンの方がブロッケンより後ろにいたのに先に気絶してしまった点もネタにされることがある
試合はブロッケンJrがけじめとしてバッファローマンにフォールしてもらい形式上は2000万パワーズに敗北する。

なおアシュラマンの見立てによると、これでもブラックホールペンタゴンの《四次元殺法コンビ》よりはモースト・デンジャラスコンビの方が強いらしい。

その後、ネプチューンマン&ビッグ・ザ・武道のチーム《ヘル・ミッショネルズ》との試合でマスクを狩られ素顔を晒したロビンマスクを記者たちから守る姿が確認されたが、いつの間にか死亡していた。
ブロッケンJrの方が重傷だろうに情けないと言ってはいけない。きっとカメラマンが強かったんだ。だってゆでだし。
キン肉マンがピンチの際は死亡した他の超人と共に霊体となりキン肉マンを守った。
が、何故かマグネットパワーによってウルフマンの霊体がスライム状になってしまい、アシュラマンから「既に死体のウルフマンを更に死なせてしまうとは!」と既に死んでるのに更に死ぬとかいう前代未聞のことが起こる。

ちなみにアニメ版でも同様の扱い…だが、超人師弟コンビ対ヘル・ミッショネルズ戦で応援するアニオリシーンを追加したのに、決勝戦ではやっぱり死んでいることになったためますます辻褄が合わないことに。


ちなみに、芸人のケンドーコバヤシがかつて組んでいた「モストデンジャラスコンビ」のコンビ名はモースト・デンジャラスコンビに由来する。
コンビ名をこれにした理由は「試合前にリタイアした切なさがいいから」とアメトーークで語っている。ケンドーコバヤシがウルフマンで相方がブロッケンJrとのこと。



【キン肉星王位争奪編】

『タッグ編』と『王位争奪編』の間に復活。
詳細は描かれていないが、おそらくは超人墓場での労働で命の玉を集めて復活したものと思われる。
(ザ・ニンジャも同時期に復活しているが、厳しい修行に明け暮れた二人にとっては超人墓場の労働程度は朝飯前との事である)
先に死亡したウォーズマンよりも早く復活している。
ウォーズマンは超人墓場でサボっていた…とは考えにくいので、ウォーズマンは自分が集めた命の玉をウルフマンに渡したものと思われる。

復活後は前回の大会での力の無さを痛感したのか、仲間のもとを一旦離れて完全アウェーのハワイへ修行の旅に出る。
そこでは悪役レスラーとしてザ・グレートカブキばりのメイキャップをして試合に望んでいたが、
これが意外にも大受けし、試合は連日超満員で、各プロモーターから引っ張りだこの大人気者となっていた。
また、この時にジェシー・メイビアと知り合ったようで、日本へ帰国するときは行動を共にするなど、親友の間柄になっているようである。

決勝戦でのネプチューンマンのネプチューン・メッセージに賛同し、他の正義超人と共に会場の大阪城に駆け付ける。
終盤ではフェニックスの母親を守るために強力の神が変身したキン肉マンビッグボディと対決。
居反り投げ一発でK.O.するという大金星を飾った。
(また、メイビアもパイルドライバー一発で残虐の神が変身したキン肉マンソルジャー(ソルジャーマンの方)を破っている)

ただ新シリーズの設定では神が超人と本格的に闘うには下天、つまり神を辞めて超人になる必要があるらしい。
なので邪悪神が一時的に変身したに過ぎない運命の王子たちが本物の強さをどれだけ再現できているのか怪しい所ではある。

なお、オメガ・ケンタウリの六鎗客編の後付け会話内容によるとキン肉マンはウルフマンの足の怪我を気遣って王位争奪編で彼を誘わなかったらしい。
しかしウルフマンとしてはその事は「対等のライバル」であったかつての自分達の関係を傷つける行為として強い不満を持っていたようで、軽口ながらも後にキン肉マンにその気持ちを吐露している。


【キン肉マン超人列伝ウルフマンの巻 -土俵上の(もののふ)-】

『グランドジャンプ』2015年1月21日号に掲載された、ウルフマンが主役の読み切り漫画。
後に『キン肉マン 読切傑作選』に収録され、WEB上でも『週プレNEWS』『Yahoo!ブックストア』に掲載されている。

時系列的には『王位争奪編』終了後、『完璧超人始祖(パーフェクト・オリジン)編』が始まるまでのストーリー。
ウルフマンは長年の戦いによって膝の靭帯が切れ、アキレス腱も断裂してしまったため、超人格闘家としての限界を迎えてしまう。
今の彼には医師の手術やメディカル・サスペンションカプセル(一定期間入れば肉体回復を図ることが出来る装置)も効果がないらしく、
(診察シーンを見ると、本人にとっては割と嫌々、ともとれるが)現役を引退し、親方として後進の育成に専念することに。

そして迎えるウルフマンの引退断髪式。
キン肉マンはキン肉星大王に即位し公務に追われ、その他のアイドル超人は殆どが上記のカプセルに入っているために出席できなかったが、
ジェロニモ(早めにメディカル・サスペンションを出られたんだろうか?)やビッグ・ボンバーズ、キューブマン、そしてまさかのカニベースなど、
他の関係者や仲間達は長年のウルフマンの功績を讃えながら鋏を入れ、超人委員会からも『永世超人相撲横綱』の称号が与えられることに。

ちなみにウルフマンの師匠・コヨーテマン親方*3はカニベースの大ポカで鋏を入れられなかった。

だが、そこに物言いを付ける男が現れる。
世界超人相撲ファイティングチャンピオンシップ10連覇を誇るアメリカ超人ブラック・シップであった。*4
カナディアンマンとスペシャルマンをボコりつつ現れた彼は、
世界チャンプである自分と対戦していないウルフマンが永世横綱の称号を貰うことは認めないと主張し、
この称号と自分のチャンピオンメダル10個を賭けてウルフマンに挑戦しに来たのだった。

ミートは引退したウルフマンと戦わせるわけにはいかないと彼を庇うが、
ブラック・シップは大人げなくミートをもボコり、実力行使で排除する。
ウルフマンは「友を傷つけられることは正義超人として許せねぇ」と、彼の挑戦を受けることに。
断髪式で切られた大銀杏をジェロニモに投げてもらい再び頭に付け*5土俵入りする。

ブラック・シップはウルフマンに当たり勝ち、さらに痛めている左足に執拗に蹴手繰りを繰り返す。
ウルフマンは徳俵に右足一本をかけ何とか踏み止まるも、喉輪落としに捉えられ万事休すと思われたが、
底力を見せブラック・シップの攻撃に耐え切り、合掌捻りで逆転勝利を収めた*6
ウルフマンの勝利を称える大歓声の中、引退断髪式は無事に幕を下ろしたのであった。
でも後のシリーズでも髷つけっぱなしだから本当に断髪式として成功してるのだろうか。

余談だが、「黒船に由来する愛称」「アメリカ出身」「態度がデカイ(元ネタの方は弁える場合もあったが)」など、
ブラック・シップは現役時代の小錦をモチーフにしたらしき部分がそこかしこにあるが、どの程度参考にしたのかは不明。
ちなみにブラック・シップはファイトマネー目的で相撲をしていると語ったが、小錦関はファイトマネーで実家の家計を助ける目的もあって入門している。
…やっぱりヒールになったコニちゃんじゃね?


【オメガ・ケンタウリの六鎗客編】

サタンの結界によって主力超人達が動けない中、「オメガ・ケンタウリの六鎗客」が襲来。
引退を撤回したウルフマンは一人立ち向かおうとするが、そこにティーパックマンカレクックベンキマン・カナディアンマンが加勢。
ウルフマンを中心に「正義の5本槍」を結成した彼らと六鎗客との全面対決が開始。
狼の化身超人であるルナイトを相手に、真の狼の名を賭けて対決する。

試合が進む中で六鎗客の目的がサグラダ・ファミリアの地下に眠る謎の「お宝」のみならず、正義超人達の友情パワーを引き出し取り込むことだと判明。
友情パワーを発動できなかったティーパックマンとカナディアンマン、発動するも逆転敗北したベンキマン、あえて発動せずに散っていったカレクック。
とうとう残るはウルフマン一人となってしまった。

ルナイトと互角の戦いを演じるも、ルナイトの巨大化もありパワー負けし始める。
それでも、スプリングマンのデビル・トムボーイに酷似したルナイトの必殺技ヴォルフガング・スパイラルを破りルナイトの尻尾を破壊しつつかつての雪辱を晴らす。

しかし試合はなお劣勢でルナイトからは「お前のようなロートルよりキン肉マンと戦いたい」と言われてしまい、キン肉マンも足の怪我をおして闘うウルフマンを心配し交代しようとするが…

ナメんなッて言ってんのがわかんねぇのか、このボケナスがーーっ!

ウルフマンは永世横綱、そしてライバルとしての意地からこれを拒否。

六鎗客をパワーアップさせてしまうリスクを承知で、それでもキン肉マンなら勝てるとの信頼から友情パワーを発動し、ルナイトを追い詰めていく。
途中、アリステラの激により奮起したルナイトが友情パワーに目覚め形勢逆転、必殺技の「合掌ひねり」をも返されてしまう。
これには流石のウルフマンも諦めかけたが、倒れていった仲間達の声で復活。土俵際での粘りを見せ、新必殺技「不知火・雲竜投げ」をルナイトに炸裂させ、見事勝利を収めた。引退後の方が強くなってない?

試合後は高所に設置されていたリングから落下しかけたルナイトを助けるも、ルナイトはオメガの民の誇りから死を選ぶ。
最後にウルフマンを讃えるような言葉を遺し散ったルナイトに哀しみの涙を流した。

その後は運命王子が援軍として現れたこともあり、負傷したウルフマンは戦線を離脱した。
サグラダファミリアに残ってモニター越しに観戦していたウルフマンは、火事場のクソ力を会得するという縛りのなくなったヘイルマンの実力がマリポーサを苦戦させる程であったことを目の当たりにして戦慄していた。
しかし、パイレートマンを相手に苦戦するキン肉マンを叱咤激励したり、かつてタッグを汲んだブロッケンJr.の応援をするなどその友情はオメガ・ケンタウリの六鎗客編を通して発揮され続けた。

キン肉マンⅡ世

CV.佐藤浩之

ヘラクレスファクトリーの教官として登場。
二期生編では卒業試験に登板し、クリオネマンに土を付けられた。

アニメでは上記のシーンでセイウチンが「リキシマン先生」と呼称している。
アニメ版『Ⅱ世』は東映アニメ版ではなく原作の続編*7なのでこのような呼称はおかしいはずだが、他のシーンではウルフマンと呼ばれているので恐らくただの仇名であろう。

究極タッグ編? 死んでるから出番ねえよ!!



追記・修正は土俵際で粘りを見せてからお願いします。

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最終更新:2024年04月27日 10:32

*1 千代の富士はその3年後に逝去

*2 一応原作と異なり、仮死状態だったのを起こしてもらっただけらしい。じゃあなぜ砂漠に埋まっていた?

*3 元ネタを考えると千代の山雅信/先代の九重親方に当たる人物だが、おそらく完全に架空の超人だと思われる

*4 アメリカ超人が相撲?と思われるかもしれないが、実在の関取だと小錦や曙や武蔵丸がアメリカ出身なので別におかしくはない。ただしそれは日本が圧倒的世界2位の経済力を誇っていたキン肉マン連載当時の世界の話で、21世紀に入ってからは日米の経済規模に差がついたためか、アメリカ出身の関取は一人も誕生しておらず、現代の感覚からすれば違和感を覚えても仕方がないかもしれない。

*5 一度物理的に斬られたというのに、一切揺れている描写がない。カレクックのカレーといい、超人は頭に被せたものを固定化させることができるのだろうか。

*6 この時、彼の体には通常時にはない特殊なパワーが働いている描写がなされており、『完璧・無量大数軍』編以降の描写と合わせて火事場のクソ力ではないかと考えられる。事実ブラック・シップは優勢だったのが嘘のように何もできないまま投げ飛ばされ、そのまま床に刺さった

*7 そもそも東映アニメ版ではキン肉マンはマリと結婚しているので万太郎が生まれることは無い。