ワールドトリガーの登場人物

登録日:2013/12/23(日) 22:00:00
更新日:2023/06/23 Fri 15:31:10
所要時間:約 10 分で読めます




この項目では週刊少年ジャンプで連載されている漫画『ワールドトリガー』に登場する人物を紹介する。
なお、メインキャラクターである空閑遊真(くが ゆうま)
そのお目付役であるレプリカ(れぷりか)三雲 修(みくも おさむ)雨取 千佳(あまとり ちか)
迅 悠一(じん ゆういち)についてはそれぞれ個別記事があるのでそちらを参照していただきたい。

■界境防衛機関 BORDER(ボーダー)

上記の4人が所属している機関。近界(ネイバーフッド)のトリガー技術を独自に研究し、こちら側の世界(修たちのいる世界)を守るために設立された民間組織である。
(ゲート)を通じて侵攻してくる近界民(ネイバー)を迎撃するのが仕事。
元々は近界と交流していた組織であったらしい。

対近界のスタンスごとに組織内の派閥があり、
  • 「近界民は絶対許さないぞ主義」「遠征主義」の城戸派(最大派閥)
  • 「近界民に恨みはないけど町の平和が第一だよね主義」「防衛主義」の忍田派(全隊員の三分の一ほど)
  • 「近界民にもいいヤツいるから仲良くしようぜ主義」の玉狛支部(異端、十名程度)
の三つに分かれている。
派閥で内部争いをすることもあるが時と場合により、遊真の黒トリガー争奪戦の際は
城戸派 vs 忍田派&玉狛支部
のようになっていた。

”襲ってくる近界民はボコる”点は共通しており、基本的には近界民が攻めてきたらどの派閥も協力して対処に当たる。
従って戦いの最中に派閥同士で内輪揉めを起こすということは無く、また派閥が違っても隊員個人の人間関係にはほとんど関係ない。
「ネイバーへの感情の激しさ」の違いと解釈できるかもしれない。

■ボーダー本部■

ボーダーの指揮系統は、命令の重複を避けるため直属の上官のみが部下に命令できるようになっている。
忍田真史(しのだまさふみ)
「貴様のようなやつを倒すため、我々は牙を研いできた。」

ボーダー本部長。33歳。
太刀川に剣を教えた師匠であり、別格の黒トリガーを除けば、ボーダー本部において最強とされる男。
旧ボーダーの創設者で、空閑有吾は先輩にあたる。
お世話になった先輩の息子である遊真について思うところがある。

沢村響子(さわむらきょうこ)
「忍田本部長!…お気をつけて!」

本部長補佐。25歳。初登場時、迅にセクハラされてローキックをかました。
トリオン器官の成長が止まったため防衛隊から本部運営に回った。
忍田さんに恋心を抱いている。

■ボーダー上層部■

仕事がとても出来る人達

城戸正宗(きどまさむね)
「ボーダーのルールを守れない人間は、私の組織に必要ない。」

本部司令。ボーダーの最高責任者。42歳独身。
旧ボーダーの創設者の一人で、空閑有吾とは同輩。
ボーダーのルールは大抵この人がつくった。
「近界民と共生なんて、できるわけないじゃないですか」な人。
真の目的があるらしい。10巻にて初の二足歩行を披露した

鬼怒田本吉(きぬたもときち)
「これでボーダーのトリオン技術はさらなる進化を遂げるぞ!」

ボーダー本部開発室長。たぬきじゃない。48歳バツイチ。城戸派。
見た目は漫画によくいる嫌な上司キャラだが、ノーマルトリガーを量産したり門誘導システムを開発したりと実際はかなりデキるキャラである。
別れて暮らしている娘が居る。


根付栄蔵(ねつきえいぞう)
「ボーダーの信用に関わることだよ」

ボーダーメディア対策室室長。きつねじゃない。39歳独身。城戸派。
敏腕スポークスマン。
鬼怒田同様に中々すごいやつ。へたれたりするが。
ボーダーが三門市民に受け入れられているのは根付さんの手腕のおかげ。

唐沢克己(からさわかつみ)
「学生時代はラグビーをやっていたもので。」

ボーダー外務・営業部長。33歳独身。城戸派。
資金調達、協議や交渉を一人で捌く凄腕の男。
戦闘や兵隊の運用は専門外だと述べているも、会議においてもその引いた価値観や考え方から、城戸から直接意見を求められたりもする、客観的かつ論理的思考をする切れ者。
この人がいなくなるとボーダーはすごく困る。
またボーダーが現在の大きさにまで成長したことに関して、非常に重要な要素を担った3人の内の1人でもある。

■玉狛支部■

ボーダーの中でも異端な存在。詳しくは記事参照。

ボーダー本部の隊員たち

◆S級

 黒トリガー所持者。(最初は迅も居たが、現在は天羽一人だけとなっている)

天羽月彦(あもうつきひこ)
「どいつもこいつもつまんない()のザコばっか。全然やる気起きないよ…。」

隊員。16歳。城戸さんが命令を下せるところからボーダー本部城戸派所属かと思われる。
迅以外で名前が上がってる唯一のS級隊員であり、戦闘力は迅以上らしい。
迅を倒す気で出撃させようとしたあたり、風刃装備の迅(トップチームを一人で殲滅)にも勝てるんだろう。
しかし、その戦う姿は人に見せられたものではないらしい。
近隣界からの大規模襲撃の時に本人が初登場。
その時任された場所をトリオン兵だけでなく周囲の建物もろとも広範囲を更地にしていた(ボーダーの本拠地の近くは放棄された土地のため死人は0)。
それだけの大破壊を行っても本人にとっては大したことが無く、余裕だなと迅に言われたりなど評判に違わぬ力の持ち主。
敵の強さや個人を「色」で識別する、共感覚のようなサイドエフェクトを持っている。
唐沢曰く素行に問題があるようだが迅に対してはまともな対応をして普通に話していた。
だが、緊急時にも関わらず「面倒くさい」「敵が雑魚だからやる気が出ない」などと言うあたり唐沢や忍田らが言及している通り性格に難あり。

◆A級

ボーダーの精鋭たち(約30人)。

A級1位:太刀川隊

戦闘員二人が天才だったり強かったり、オペレーターが優秀だったりするんで、三人目がアレでも何とかなってる隊。城戸派。

太刀川慶(たちかわ けい)
「お前の予知を覆したくなった」

隊長。ポジションはアタッカー。20歳。
個人総合ランク1位。アタッカー個人ランク1位。
銀魂の忍者みたいな髪型、格子状の独特な眼をしてる。
迅がA級に戻った時は子供のようにはしゃいだり、待機中には好物の餅を伸ばして食ってたりした。
初登場時のランク1位のオーラは薄れている。
弧月使いであり、弧月だとあの迅ですら負けるほど。迅はそんな太刀川に対抗するためにスコーピオンを作った。
忍田さんが剣の師匠であり、三輪隊の月見は戦術面での師匠兼幼なじみである。

出水公平(いずみこうへい)
「『落としてください』だろ。」

隊員。ポジションはシューター(銃型トリガーを使わず自分のトリオンを弾として打ちだして攻撃するタイプ)。17歳。
圧倒的物量、火力で攻める弾バカ。佐鳥曰くイヤらしい性格。天才。
迅を差し置いて米屋と一緒に特別編に出たりした。
そのときに「千発百中」と書かれたTシャツを着ていた。

唯我尊(ゆいがたける)
「なにせ、A級1位なものでね。」

隊員。ポジションはガンナー。16歳。
プロフィールだけは単行本4巻で出ていたものの、長らく登場しなかったが、109話で初登場。ボーダーのスポンサーの息子で、太刀川隊に入れたのもぶっちゃけコネのお陰。
実力が高いのかと思えばそうでもなく、太刀川や出水からも「うちのお荷物くん」「半人前だからデカい顔しちゃダメ」「A級最弱」「B級と比べてもけっこう見劣りするレベル」と散々な評価。それでも修よりはそこそこ強い。
烏丸を貧乏人と呼び、非常に嫌っているようだが…?
好きなものは「高級フレンチ・尊敬されること」

国近柚宇(くにちかゆう)
隊員。オペレータ。17歳。
ゲーマー。かわいい。登場人物中唯一のEカップ。

A級2位:冬島隊

9巻にて構成が判明するがとても渋い。城戸派。

冬島慎次(ふゆしましんじ)
隊長。ポジションは特殊工作兵(トラッパー)。29歳。
元々はエンジニアとして入隊したが真木にスカウトされた。
ブラックトリガー争奪戦のときは「船酔い」で不参加だった。
鬼怒田と組んでトリオン兵を駆除するトラップを作った。冬でも半袖。


当真勇(とうまいさみ)
「外れる弾なんか撃てるかよ スナイパーとしてのプライドが許さねー」

スナイパー。18歳。
東の弟子。個人総合ランク4位。スナイパー個人ランク1位。
天才肌。No.1スナイパーとしての高い実力を持つリーゼント。
木虎の奇襲により見開きで顔を真っ二つにされた。

真木理佐(まきりさ)
隊員。オペレーター。女子高生で16歳。
本編未登場だが、単行本おまけコーナーでは存在感を放っている。

A級3位:風間隊

カメレオン+スコーピオンの奇襲戦法を得意とするアタッカー系攻撃力全振り隊。
その戦法から極秘任務を言われることも。城戸派。
詳しくは当該項目を参照。

風間蒼也(かざまそうや)
隊長。ポジションはアタッカー。21歳。
個人総合ランク3位。アタッカー個人ランク2位。
低身長(158cm)で童顔だか、こう見えて年長の部類に入る。

歌川遼(うたがわりょう)
隊員。ポジションはオールラウンダー。16歳。
嵐山隊でいうところのミツル的ポジション。

菊地原士郎(きくちはらしろう)
隊員。ポジションはアタッカー。16歳。
強化聴力のSEを持っている。

三上歌歩(みかみかほ)
隊員。オペレーター。16歳。
かわいい。

A級4位:草壁隊

今のところ唯一のオペレーターが隊長を務めている隊。隊長に求められるのは仲間を集められるかどうかなので、オペレーターも隊長が出来るのである。
緑川以外のメンバーは他県へのスカウトで留守にしており、BBFに名前だけ登場している。

草壁早紀(くさかべさき)
隊長。オペレーター。

佐伯竜司(さえきりゅうじ)
オールラウンダー。そしてボーダー本部唯一のエスクード装備者である。

里見一馬(さとみかずま)
ガンナー。17歳。
気さくな性格で、初登場の際も初対面の修に対して親しく接していた。
弓場の弟子であり、自他共に認める二宮信者。自身の戦術も「弓場の技術で二宮の戦術を真似ている」とのこと。
(自身は知らないが)No.1ガンナーであり、ボーダー屈指の銃手である。

宇野隼人(うのはやと)
スナイパー。

緑川駿(みどりかわしゅん)
「あっ! 迅さん!」

アタッカー。14歳。
ボーダーに入ってまだ一年かそこらだが、才能があり最初の訓練である対近界民戦闘訓練では4秒という記録を打ち出した。(最初は一分切れば良い方)
近界民に食われそうだったところを迅に助けられた過去があり、それ以来(米屋曰く)「熱烈な迅さんファン」である。
そのため、迅に誘われて玉狛支部に入ったという修に嫉妬した彼は、恥をかかせようと、わざと観客を集めた個人ランク戦で修をぼこぼこにしたが、その直後、その事実を知って怒った遊真によってぼこぼこに仕返されることになった。
遊真との戦いの後、修に謝罪をしたが修がその意図にまったく気づいていなかったためあっけにとられていた。(修さんマジぱねぇ)
大規模侵攻編にも登場、アフトクラトルのランバネインと交戦。遊真戦の敗北からしっかりと学び、それを活かし敵を翻弄し敵撃破に貢献した

A級5位:嵐山隊

ボーダーの広報担当をしている。忍田派。
詳しい説明はリンク記事を参照。

嵐山准(あらしやまじゅん)
隊長。ポジションはオールラウンダー。19歳。
男前な爽やか青年。

時枝充(ときえだみつる)
隊員。ポジションはオールラウンダー。16歳。
眠そうな目をしている猫好き少年。

木虎藍(きとらあい)
隊員。ポジションはオールラウンダー。15歳。
プライドが高いエリート美少女。

佐鳥賢(さとりけん)
隊員。ポジションはスナイパー。16歳。
いじられ枠の2.9枚目。

綾辻遙(あやつじはるか)
隊員。オペレーター。17歳。
きれいなお姉さん。

A級6位加古隊

81話にてやっと登場した女子(ガールズ)チーム
A級の特権で日々試作トリガーを使っている。
全員苗字のイニシャルがKであり、加古が意図的に「K」の隊員で統一している。

加古望(かこのぞみ)
隊長。ポジションはシューター。20歳。
容姿は口元に黒子があるロングのお姉さんで胸がデカい。
風刃候補の一人。

黒江双葉(くろえふたば)
アタッカー。13歳。
第33話で堤が言っていた「一時期の凄い新人」の一人(他の二人は緑川と木虎)であり、対近界民戦闘訓練の記録は11秒である。
容姿は猫っ毛の髪型をツインテにしており、背中に弧月を背負っている。

喜多川真衣(きたがわまい)
トラッパー。16歳。
ボーダー隊員に三人しか居ないトラッパーの一人であり、彼女がフォローすることで加古隊はスナイパーが居なくても
何とかなっているようだ。
BBFでは本編未登場キャラの中で唯一ボーダーパラメーターランキングにランクインしている(特殊戦術ランキングで2位)。

小早川杏(こばやかわあん)
オペレーター。16才。

A級7位:三輪隊

隊員たちは家や家族を失っており、城戸派。詳しくは当該項目を参照。
三輪秀次(みわしゅうじ)
隊長。ポジションはオールラウンダー。17歳。

米屋陽介(よねやようすけ)
アタッカー。17歳。槍バカ。
城戸派に属してはいるが、近界民による被害を受けてないので近界民を憎んではいない。
戦闘では弧月(槍)を使用。オプションは穂先が変形する「幻踊弧月」。

奈良坂透(ならさかとおる)
隊員。ポジションはスナイパー。17歳。
東の弟子。スナイパー個人ランク2位。訓練では常に1位を取る優等生。
戦術派スナイパーの筆頭であり、感覚派である当真とはそりが合わないが、当真からは煽られながらも同格の実力者として認められている。

古寺章平(こでらしょうへい)
隊員。ポジションはスナイパー。16歳。
メガネ。

月見蓮(つきみれん)
隊員。オペレーター。19歳。
東の弟子であり、太刀川の戦術面での師匠兼幼なじみである。
2話のときからずっと台詞のみの登場だったが、73話にてやっと容姿が確認された。

A級8位:片桐隊

BBFに設定のみ登場。スポッターというポジションがいる。
メンバーの名前は、作者の読み切り『ROOM303』の登場人物5人と同じ。

◆B級

ボーダーの主力。約100人。
詳細はこちらを参照。

◆C級

訓練生。
トリガーは武器一種のみ、ベイルアウトなしの訓練用。
そのトリガー使用も、訓練と緊急時のみに限定されている。

夏目出穂(なつめいずほ)
「チカ子に手ぇ出してんじゃねーぞこんにゃろ-!!」

C級の訓練生。14歳。修・千佳と同じ中学校に通っている。
同じスナイパーとして千佳と仲が良い。
作者曰く「素手なら佐鳥より強い」とのこと。

新三バカ

ボーダーC級隊員。遊真や千佳の同期。
嵐山隊が顔だけで選ばれた宣伝用部隊であるという噂を信じて通ぶっている。
新人としてそこそこの実力を持っている。というか、能力だけなら修より普通に強い。
ランク戦にて遊真にギャグ顔(三3三)のまま瞬殺された。
近隣界からの大規模侵攻の時にはC級ながらも3人の力を合わせてトリオン兵を倒すなど、意外と活躍した。
本編では67話でラービットから逃げ回っている場面以降登場していないが、
その後無事逃げ切ったらしく、アニメオリジナルでは個人ランク戦で遊真と再戦。やっぱり瞬殺された。
元祖三バカについては後述。

その他登場人物

雨取麟児(あまとりりんじ)
「俺にもしものことがあったら千佳を頼むぞ」

千佳の兄。20歳。半年前まで修の家庭教師をしていたが、近界民にさらわれる。
家庭教師をしていた時に修にもしもの時の為に妹のことを頼んでおり、修の入隊のきっかけになった。
遊真曰く、トリオン能力が高い人間は戦力として生きてる可能性があるらしいので、もしかしたら…?

空閑有吾(くがゆうご)
「俺がすぐ助けてやる」

遊真の父。旧ボーダー創設者の一人
こちら側の世界出身。あちら側の世界をレプリカや遊真と旅をしていた。
四年前に瀕死の遊真を助ける為にブラックトリガーとなり絶命した。
修に似たお人よしな性格だったらしい。
遊真の副作用は元々は彼のもの。

最上宗一(もがみそういち)
迅の師匠。旧ボーダー創設に関わった一人であり、有吾、城戸とは同輩にあたる。
五年前にブラックトリガー「風刃」を残して他界した。
遊真は彼を頼ってこちら側の世界に来た。


三バカ(さんばか)
修や遊真の同級生で、少年誌によくいる不良。
修をぼこぼこにするが、遊真にはぼこぼこにされた。
それの仕返しをすべく、修らを警戒区域に呼び出したが、そこでトリオン兵に襲われる。
何とか修に助けられたが、保護したボーダーに記憶を消される。
その後は、まぁ、モブ以上名アリ以下くらいの存在感を持っている。

近界(ネイバーフッド)

(ゲート)を通じて行き来できる異世界。
「こちらの世界」を玄界(ミデン)と呼び、人材(戦闘員)や資源(トリオン)として人を襲い、攫う侵略者。を先兵に侵攻してくる。
近界の住人「近界民(ネイバー)」はほとんど地球人と変わらない容姿だが、三門市民にはエイリアンじみた巨大な怪物「トリオン兵」が「ネイバー」として認識されている。

アフトクラトル

大規模侵攻にて玄界に攻めてきた近界最大級の軍事国家。
詳細は個別項目を参照。

ガロプラ

アフトクラトルの属国。玄界の足止めを命じられた。
詳細は個別項目を参照。





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最終更新:2023年06月23日 15:31