シルバーフォックス(AC)

登録日:2014/02/06 Thu 11:47:26
更新日:2023/10/30 Mon 08:03:47
所要時間:約 7 分で読めます




シルバーフォックスとは、ARMORED CORE 3 SILENT LINEに登場するレイヴンのひとりである。
乗機は全身火器の塊の如くな重量二脚《ラストバーニング》。



概要

彼のアリーナランクはB-2。数字で言うと5位である。中堅というには上過ぎ、しかし最上位というには少々ランクが足りないという絶妙な位置にいる。
Aランカー3人のあとにBランカーが入るとなれば、その絶妙さ加減がわかるだろうか。四天王にも三羽烏にも入れないが五本指にはノミネート、実に絶妙である。
四天王の下2人がランク不相応の木っ端レイヴンなのは内緒だ

しかしその実力は伊達ではなく、アリーナの紹介文に曰く、
すでにベテランの域に達しているが、長年にわたる挑戦の甲斐なくベスト3に届いていない。
最近彼は、体力が衰えつつある事を感じ、
今後の戦いを、これまでに得てきた経験の集大成にしようと考えている。
今まで以上の迫力を見せる挑戦者に、上位ランカーも気を引き締めている。

腕がなければ即昇天、多少腕に覚えがあったところで運が悪ければやはり即昇天なレイヴン稼業において、ベテランと明記されるほどに命脈を保ってきた彼はまさにレイヴンの鑑。
なお、上位ランカーとしては非常に珍しい真人間…なのだがオプション装着数はガチガチの規定違反なので実際にはプレイヤーと公平ではない。
どれくらい違反しているかというと

コアのスロット数= 6
装備オプション= 実防UP、E防UP、安定性UP、コンデンサ容量UP、ロック速度UP、ロック解除パルス、サイト範囲拡大、E連射UP、E威力UP、E消費減少、放熱UP
スロット消費合計= 30

24もオーバーしている。あの実EOコアにどんだけ無理矢理ねじ込んだんですか先生。
強化ランカーも割と伝統的に違反している輩が多いのだが、少なくとも先生も真人間だと評価されるようなマトモなレイヴンではないという事だ。



愛機《ラストバーニング》

クレスト系の無骨なフレームに脚部積載量限界まで重火力を詰め込んだ重装型二脚AC。
背部に4連装垂直ミサイル、肩部ハードポイントに背部ミサイルと装弾数を同期させた4連装連動ミサイルを搭載。
さらにはランカーで唯一カラサワをその手に握るなど、まさに火力の権化のような機体。

また、コアユニットにはイクシードオービット(EO)展開型を選んでおり、補助火力にも抜かりない。
これでもかと火力偏重な構成のために重量級にしては機体の防御力がやや低いが、火力が足り過ぎててダブルトリガーが不要なレベルのためか、左腕に実体盾を取り付けて不足を補っている。

フレームだけは中量級コアにあの頭な重量機のためか初見はネタ機のようだが……


実際に戦ってみると

実際強い。相当に強い。お前のようなBランカーがいるか。

まあそれも無理からぬこと、AI特有の鬼ロックとカラサワの組み合わせは強くて当たり前である
しかもE武器強化OP山盛り。

おまけに初っ端から放ってくる背部装備は瞬間火力に定評のある連装垂直ミサイル
こちらをガチで殺しにかかってくるミサイルの雨(単発ロックで4発同時発射+連動4発)は、開所で打ち合うと並の腕と機体では開始数十秒で鉄屑と化す。
この超火力の前には防御力など大した差ではなく、ガチタン一点突破でアリーナを攻略してきたプレイヤーほど危ない。

さらに撃ち切ったミサイルは的確にパージして機体を軽量化した上でカラサワにEOを絡めた射撃戦に移行してくるため、デコイや回避機動でミサイルをやり過ごしてもやっぱり並の腕では機体が保たない。

前述のように長年の挑戦の甲斐なくベスト3には及ばない……という紹介文だが、実際はトップランカーに比肩するどころかあっさり超えるほどの実力だったりする。
特にゼロとランキング直上のホーンテッド、お前らだよ。
人によっては、いや、ほぼ全てのSL経験者がSL最強ランカーに彼と霧影先生を挙げる。



対策

では対策方法がないのか?と言われればそんな事はない。
『銀狐先生』と呼ばれているのは伊達ではなく、装備や腕前の未熟なレイヴンを的確に教育してくれるのだ。

たとえば、序盤のミサイルラッシュはデコイがなければ凌ぐのがかなり難しい。つまりデコイの使い方を覚えるのに最適。
続いて脅威のカラサワラッシュとの撃ち合いだが、あの鬼火力に馬鹿正直に撃ち合っても当然ながら勝ち目はない。
相手の土俵で戦うのは愚の骨頂という事を教えてくれる。

そして先生の左手には恐るべき防御力を持つ実体シールドがあるが、効果範囲はそれほど広くはない
つまり機動力のある機体なら側面から回り込む事で穴を突く事ができる。
また機体にはスロット数が1桁しかない実コアに滅茶苦茶にオプションがねじ込まれている一方、あえて「旋回速度強化のオプション」は付けられていない
そこを突けという先生の心遣いである。
ただし先生はそこそこの機動力と引き撃ちで回り込みを防ぐのに長けているため、ブーストだけでなくOBでしっかり位置取りが必要。

こうした教育によって鍛え上げられたレイヴンは晴れて中級者の仲間入りと言える。



弱点

「俺は面倒が嫌いなんだ」というレイヴンは先生をよ~く観察してみよう。

弾切れする先生

先生の左手には強力なシールドが装備されている。
が、ブレードでも左腕銃でもないことのデメリットは総火力に表れる。
つまり弾切れすると何もできない

そして先生は障害物越しでもカラサワを無駄撃ちしてしまう悪いクセがあったりする。
このため、
  • ライムストーンケイブ(開始直後の巨大パイプ上)
  • トレネシティ(中央ビル高層にある4つの渡り廊下の上)
  • アンダーグラウンドファクトリー(二番目に高い作業足場上)
あたりでぼーっと待っているだけで勝手に弾切れしてしまう
トレネシティだと高いビルを登る手間があるが、ライムストーン洞窟なら初期位置で待つだけでいい。
時間的に一番早いのは地下工場で、ここだと無駄撃ち頻度が凄い上に両肩ミサイルまで無駄撃ちしだす。
先生その装備ここじゃ使えないんですよ…。


堅固な守りに阻まれる先生

上記の亜種。エネルギー防御力に特化したアセンならばカラサワを耐える事もできる。
HARPOONタンク脚を始めとしてさらにEXにエネルギー追加装甲、左腕に実シールドで固めれば割と余裕。
対戦マップはアリーナ会場を選び、開始直後は後退しながらミサイルをデコイで凌ぎ、あとは待つだけ。
左右にケツを振って数発回避できればなおよし。
カラサワが弾切れした後は実弾EOはほとんど使ってこないのでやりたい放題である。


カラサワを破壊される先生

シリーズ伝統のカラサワ使いは大体がそれに頼りきっており、しばしばカラサワバカ一代と呼ばれたりする。
じゃあSL特有の武器破壊システムを利用して、右手武器を取り上げちまおうぜ!っていうのがコレ。
正直、これができるレイヴンならそもそも先生など相手にならないだろうが…。
武器破壊力はマスクデータなので最高に有効なものは諸説分かれるが、
とりあえず機動力重視の脚に速射型ライフルことCWG-RF-150&左腕アサルトKWG-ARFL150を装備していけばやりやすい。
OBで接近戦を挑みつつ、こちらから見て左回りにサテライトしながら撃ち続ければその内カラサワがオシャカになる。
ひでえ事考えるレイヴンもいたもんだ。


大火力に圧殺される先生

先生のアセンは確かに凄まじい瞬間火力であるが、最強では無い
ミサイルは所詮デコイに無力化されてしまう武器であり、所詮は初心者にしか通用しない。
つまりカラサワを超える火力で対抗すればあっさり沈んでしまうということ。
先生はロック妨害OPを付けてはいるが、デコイを積んでいないので、こちらも両肩ミサイル+連動ミサイルを使えばさっくり仕留められるだろう。
他、武器腕レーザーのモード2+ENパックなどで止まったまま撃ち合っても普通にカラサワに押し勝てる。
どうしても勝てないなら必滅奥義リロキャン百裂拳で。


俺はそこまで外道に落ちた覚えはない!

そうか、そんな青臭い考えのレイヴンは久しぶりだ。ならば真っ当な弱点を教えよう。

先ほども書いたが、先生はミサイルラッシュを仕掛ける前提のためデコイや迎撃ミサイルを持っていない。これは立派な弱点だ。
またコアの迎撃機能を有効に使うためか、ミサイルを見るとのたのたとバックダッシュで逃げるクセがある
強力なミサイルほどその傾向が強い。

先生の強さは「火力によるゴリ押し」に特化しているが、小ジャンプ移動が得意な一方、高く飛ぶ事はほぼないため高低差のあるマップでは相手を追えない
従って壁裏からの垂直ミサイル系に弱い。まあ、AIの大半はミサイルの対処が苦手なんではあるが。
ビル群に引っかかり爆雷ミサイルであぼーん……というのも割とよくある。


アリーナ速成攻略筆頭のガチタンで駐車場にご招待DA!もいいが、垂直ミサイルを封じられる代償にカラサワが
必殺光線
と化すのでご利用は計画的に。
どうせ駐車場に呼び出すならゲド兄貴も愛用していた拡散レーザー腕など火力全振りの方が楽かもしれない。






追記・修正はシルバーフォックスに正面決戦で撃ち勝ってから。

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最終更新:2023年10月30日 08:03