アーバイン(ゾイド)

登録日:2014/02/23 Sun 23:40:22
更新日:2023/11/19 Sun 12:49:41
所要時間:約 4 分で読めます






走れ、走れコマンドウルフ

俺といっしょに走れぇぇぇぇぇッ!!



アーバインはゾイドシリーズに登場するキャラクター。アニメ漫画、バトルストーリーでそれぞれ異なった活躍をし、左目と愛機についてもメディアごとに異なっている。

ぶっきらぼうながら何だかんだで協力的。一方で賞金稼ぎゆえかシビアでドライな面もあり、年下の人物にも必要とあらば正論や現実を突きつけるという面は概ね共通している。


『ゾイド -ZOIDS-』(アニメ)
凄腕の賞金稼ぎで、砂漠でバン達を助けたのが初登場。
始めはオーガノイドであるジークを狙うが、幾度となくバン達と行動を共にするうちに旅の仲間に。色々とぶつくさいうものの付き合いはよく、バンの兄貴分的立場になる。バンの方も1人で出ていったアーバインを心配して助けに向かうこともあった。

ジークが倒れて傷心していたバンに対しては、あえて冷たい発言で突き放すことでバンに己の甘さや現実を認識させるとともに心を奮い立たせようとする彼らしい遠回しな優しさを見せた。

この行動はバンに影響を与えたようで、彼もまた気を落とすルドルフをあえて挑発することで再起を促すという一幕もあった。

共和国の軍人であるクルーガー大佐にはパイロットとしての腕前のみならず、若い頃の自分を重ねられている。格納庫にあったゴジュラスの雄姿を見上げて目を輝かせるアーバインに対して、ゾイド乗りとしての在り方、ゾイドの可能性を説いている。

基本的に己の得にならない仕事には関心を持たないが、人情は厚い。とある村に訪れた際、子供たちが流行り病に襲われており、軍人崩れの盗賊のせいで薬が届かないと知ると自ら進んで協力を申し出る。そこには彼の過去が関係しており……

当初の愛機は黒いコマンドウルフ

第二部ではバン達と別れ賞金稼ぎに戻るが、すぐに再び合流した。
バンやトーマと一緒にいるせいでたびたびガーディアンフォースの一員扱いされるが本人は嫌がっている。
ジェノブレイカーとの戦闘でコマンドウルフを失い、以降はその記憶を受け継いだライトニングサイクスを相棒とする。

左目にどこぞの装甲騎兵みたいなアイパッチを付けており、OPでの回転するカットが印象的。望遠機能の他にも爆弾の信管まで仕込んでいる優れ物。

過去にを流行り病で亡くしている。
まだ幼なかった彼が、冷たくなっていく妹の手を自分の体温で温めるしかできなかったことは大きなトラウマとして残っている。バンに過去を語るも、動揺ないし同情してほしくないためか「言ってみただけだ」と嘘をつくのはなんとも彼らしい描写である。

後番組の『ZOIDS新世紀/0』に同じ声でライトニングサイクス乗りのジャック・シスコがいるが、関連性は不明。


『機獣新世紀ZOIDS』(漫画)
アニメと同じようにバン達を助けて以降、行動を共にするようになる。
愛機はステルスバイパーのトルナード。

こちらでも妹がいるが存命。心配をかけない為に彼女には共和国で働いているとをついていた。

アニメ版とは異なり左目は義眼で、かつて助けてくれたゾイドの眼を移植している。


『ゾイドバトルストーリー』
エウロペ出身の傭兵として西方大陸戦争で共和国側に参加。理由は本人曰く「負けそうな方に肩入れしてしまう性分だから」とのこと。ただし「人の土地で好き勝手しているのは帝国も共和国も同じ」と冷めた目でも見ている。
愛機はアニメと同じく黒いコマンドウルフ。こちらでは「大破して放棄されていた機体を独自に修復した」というエピソードも加わっている。

第二次全面会戦では混乱する共和国軍を尻目に他の傭兵達と共に奮戦した。
PKコングが格納庫に侵入するとゴジュラス・ジ・オーガを守るため立ちふさがる。機体の性能差は圧倒的であり遂に打ち倒されるが、それに応えるようにオーガが起動しコングを一蹴、コクピットへ招き入れられる。
誰にも乗りこなせないと言われたオーガを精神のみで乗りこなした姿は、レオマスターといわれたアーサー・ボーグマンを感激させるとともに「自分では勝てない」「今までの自分たちではだめだ」と覚悟させるほどの出来事だった。

ネオゼネバス帝国建国後も共和国軍と行動を共にしており(解放してもらえなかったのかも知れないが)ゴジュラスギガを守る為に黒の竜騎兵団に単機で立ち向かい次々と敵機を撃破していくが、ステルススティンガーにコアを貫かれて致命傷を負う。
最後のダークスパイナーの首をねじ切った後ギガの起動を見届けるように崩れ落ち、以降の生死は不明。


『搭乗ゾイド』
コマンドウルフ
アニメとバトストでの相棒。
カラーリングが黒に変更されている他、内部もかなりの改造が加えられ、背中にはゴジュラス用のロングレンジライフルを装備している。

レイヴンのセイバータイガーを相手にする際に、ドクターDの協力で多弾頭追尾ミサイルの入ったコンテナを背負って出撃したこともある。それを目にした共和国の軍人からはコマンドウルフを重装備で出撃させるのは相当の腕前だと評された。

アニメではジェノブレイカー、バトストではPKコングとの戦闘で破壊されている。

主には情愛を抱いているようであり、アーバインが他の機体に乗るとしばらく機嫌が悪くなったとのこと。

ライトニングサイクス
帝国軍とドクターDが共同開発した高速戦闘ゾイド。
テスト中の事故でメモリーバンクが破損し、ジェノブレイカーとの戦闘で致命傷を負ったコマンドウルフのものが移植される。
始めはメモリーと機体が噛み合わず分解寸前に陥るが、アーバインの叫びと共に同調。同時に拘束具を脱ぎ捨て、眼がコマンドウルフのキャノピーと同じ色に変わる。
その後はブレードライガーに匹敵する機動性でデルタフォーメーションの一翼を担った。

量産計画が立てられていたが、レイヴンに工場丸ごと全滅させられておじゃんに。

ゴジュラス
アニメ第一部終盤で共和国から提供された機体。全身が黒くペイントされている。
デスザウラーを止める為にハーマンの機体と共に出撃するが、あっさりとレーザーで首チョンパされた。

乗れると聞いた時のアーバインはなんだか嬉しそうな反応をしていた。

ストームソーダー
成層圏のハンマーカイザー撃墜の為にトーマと共に搭乗した。

◇ステルスバイパー
漫画版での相棒。愛称はトルナード。
機体で円を描き、バネのように跳んで上空の敵を攻撃する「スネークツイスター」という技を持つ。
ポルトの街をめぐる戦いでは「ステルス」の名前に見合った迷彩機能を使用した。
海中での戦闘で損傷し一時離脱。メリッサ・スーの下でステルスドラゴンに改修される。

◇ステルスドラゴン
漫画版オリジナルゾイドで、トルナードの生まれ変わった姿。
口腔内に機関砲が追加された他にEシールドを装備しており、デススティンガーの砲撃を防いで見せた。
さらには飛行ユニットの搭載まで可能と、完全にステルスバイパーとは別物と化した性能を発揮する。

ゴジュラス・ジ・オーガ
ゴジュラスにオーガノイドシステムを組み込んだ事で強大な力と引き換えに誰にも乗りこなせなくなった悪鬼。
PKコングからオーガを守る為にアーバインとコマンドウルフが撃破された際に無人で起動し、以降彼をパイロットとする。

アーバインとの精神リンクで動いている為ダークスパイナーのジャミングウェーブが効かない。








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最終更新:2023年11月19日 12:49