ディスフィロア

登録日:2014/02/26 Sun 20:58:10
更新日:2022/01/13 Thu 01:20:31
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モンスターハンターフロンティアZ』に登場するモンスターの一種。MHF-Gの裏ボスとされている。
略称は「ディス」。
別名は「熾凍龍」。読みは「しとうりゅう」だが、MHF末期に別名が同じ読みの古龍がメインシリーズで登場しているので口語では区別に注意。


一切の生命が宿らないと言われる、最果ての地に生息している。一体何を食って生きているのだろうか?
超高熱の炎極低温の冷気同時に制御する熾凍属性を操る。
この特異な力は、体内にある氷の中に炎を閉じ込めた宝玉でコントロールしているとされる。
高熱の爪は引き裂いたものを全て溶かし、角は冷気を司り周囲に氷塊を出現させる能力を持つ。

所謂ぼくのかんがえたさいきょうのもんすたーである。
しかしながら年月が経った今ではそこまでのぶっ飛び加減ではない、との声も。

部位破壊は頭、爪、翼、尾。レア素材は炎爪、氷角、部位破壊でのみ得られる翼。
剥ぎ取り1%素材は「熾凍龍の対玉」。


弱点属性は部位によって異なる。脚や胴体の赤い鱗の部分には水が、翼には龍と雷が、尾には火、頭には龍がよく通る。が、該当箇所以外では効果が薄い。全体的に肉質も硬い。



ラスボスという立ち位置、骨格、複数の属性を操るという点からアルバトリオンとの共通点が見受けられる。
しかしココ!は魔境MHF。アルバトリオンが裸足で逃げ出すかの如き魔改造を受けている。
だが、MHW:Iではアルバトリオンがディスフィロアが裸足で逃げ出すかの如き魔改造を受けている。

  • 閃光玉は一切無効
  • 極めて高い麻痺耐性。しかも麻痺時間は5秒。
  • 頭の位置がかなり高く、スタン対策のため振り向く際でも頭をほとんど下げない。
  • 万が一頭部へのダメージで転倒しても1度もがいただけで復帰。
  • 古龍なので罠は効かない
などありとあらゆるハメ対策を施されている。


極限征伐戦でのみ戦うことができる。クエスト名は「命息吹かぬ煉獄に遺る熾火」

裏ボスの名に恥じない絶大な戦闘力を誇り、徐々に強さを増すシャンティエンと違ってこちらは最初から最強レベル。
G☆7ランクに該当するため防御力に-900の修正が入り、レベルアップで解放される技の威力も極めて高い。
その分レベルアップによる強さの上昇率はシャンより控えめ。




以下主な攻撃
ディス戦では防御力は当てにならないと考えた方がいい。真根性なしは本物のプロハンでもない限り無謀。
広範囲攻撃が多く、被弾が増えるとPTの粉塵が尽きるので慣れも大切になる。


  • 火炎弾乱射→氷ブレス→タックル
クエスト開始時に入るムービーから続けて攻撃を仕掛けてくる。MH4のグラビモスと同じような感じ。
エリアを旋回しながら火炎弾を乱射し、ハンターの初期位置めがけて氷ブレスを発射。
その後ブレスで出来た氷塊に体当たりし砕き割る。

初期位置に突っ立っているとクエスト開始数秒で全滅することになる。画面左側に移動すれば安全。
ただし体当たりで衝撃波が発生するため、着地すぐを狙うのは危険。
氷ブレスは防御1700+ダメージ70%カットでも耐えられないほどの威力を誇る。
これは開幕後も通常攻撃として使用してくる。カメラ操作に慣れないと動きに付いていけず被弾率が上がる。

  • 3連ブレス
滞空しながらブレスを3連射。着弾地点に巨大な火柱が発生する。微弱ながら追尾してくるので懐に潜り込むように動くとよい。

  • 火+氷ブレス
冷気の嵐を伴う熱線を放つ。ブレスの太さが半端ではなく(翼を広げたディスの横幅と同じくらい)中心部近くからではダイブしてもブレスに直撃してしまう。
体中から冷気を噴き上げる予備動作があるのですぐさま射線上から退避しよう。

  • 突進
テオ系の突進。停止前に振り上げる角、尻尾にも当たり判定があり、高レベルでは尻尾がかするだけで即死級ダメージを受ける。

  • 爆発噛みつき
体を180°反転させながら爆発噛みつきを2回繰り出す。やはり尻尾にも当たり判定あり。
噛みつきを避けたら尻尾で跳ね飛ばされる、2セット目で起き攻めを受けることがあるなど近接殺しの技。

  • サイドステップ→氷塊砕き
1度威嚇したあと前方にジャンプ、ドリフトしながら氷塊を作り出し、それを砕いて攻撃してくる。
砕かれた氷の破片でも大ダメージを受けるので安易な接近は禁物。

  • サイドステップ→火炎ブレス
足元に微ダメージとのけぞりを発生させる氷をばらまきながらサイドステップ、広範囲を炎上させる火炎ブレスを放つ。
側面からの奇襲になるため動きをしっかり追う必要がある。

  • 振り向きブレス
振り向くと同時にブレスを放ち頭を取ろうとしたハンターを吹き飛ばす。振り向き狙いは頭よりも脚の辺りに陣取った方が安全。

  • 火炎突進
覇種テオ・テスカトルが見せたような火炎を全身に纏っての突進。突進の軌道上に氷のレールを敷きハンターの動きを止めてから高速で突っ込んでくる。ガ性2でガードしても耐えられないほどの破壊力。
翼や振り回される尻尾にも同威力の当たり判定があり攻撃範囲が広い。直前の攻撃を根性で耐えたのにこの技の氷のレールを踏んで乙、もよくある。

このほかにも飛びかかり、バックジャンプブレス、空中クシャキックなどの技を使いこなす。
それぞれエフェクトがかかった派手派手なものになっており、攻撃の余波としてあちこちに氷柱が発生する。
地面も意識して動かないと被弾が増える。











敵ノ殲滅ヲ最優先トスル・・







覚醒


通常時でも強大な戦闘力を誇るディスフィロアだが、生命を脅かす相手と相対すると激昂。最果ての地を覆っていた雲を吹き飛し、冷気と龍炎を纏って熾凍属性を完全開放する。

最果ての地の空はクリムゾン一色で、不気味を通り越してもはや異様。別の惑星のようにさえ思える。
巨大な月が見えその反対側には太陽、空からは流星群と火炎弾が降り注ぐ。
これがディスフィロアの力によるものかどうかは定かでないが、何かしらの影響は与えていると思われる。
生態系とかメゼポルタのレベルじゃなく地球がただでは済まないと思うのだが・・。




もうハンターじゃなくてウルトラマンに討伐を依頼すべき。



覚醒状態に移行するとディスフィロアは高空へ上昇。地面から目測30mはあろうかという氷柱を無数に出現させ着弾地点からこれまた巨大な火柱を上げる炎ブレスを雨のように撃ちこんでくる。
攻撃範囲はエリア全体に及び、氷柱も火炎ブレスも必ず1つは各ハンターを狙ってくる。

下手に動きまわると他人狙いの攻撃に巻き込まれたり巻き込んだりしてしまうため、回避タイミングと回避方向を冷静に図ろう。

ランスは範囲ガードを展開しておくとPTに研ぎや回復の時間を提供でき展開を有利に運べる。
この技も開幕攻撃と同じくムービーから確定で以降し、それ以後も繰り出してくる。
冷気と熱気を纏いながら悠然と闊歩するのがこの攻撃の前兆。




以下、レベル解放技
大竜巻以外は正確な解放レベルが判明していないため、解放レベルが低いと思われる順に記述。

  • ボディプレス
ただのボディプレスで終わるはずもない。上半身には炎、下半身には冷気を纏って跳び上がりボディプレスを仕掛ける。正面、後方は火炎と冷気の放出に晒されるので横方向に避けるのが吉。

  • 氷壁→熱線ブレス
正面に氷の壁を発生させ、それを溶かすようになぎ払いブレスを放つ。氷の壁に当たっても大ダメージを受ける。ブレスが終わった後も立ち込める水蒸気で視界が悪くなるので警戒が必要。

  • 反射熱線ブレス
正面に鏡のような氷の壁を作り出し、ブレスを氷に反射させて4方向を攻撃してくる。
古龍とはいえさすがに魔法すぎないか?
回避は困難に思えるが、ディスに張り付けば当たらない。遠距離職は反射角の外側にいれば安全。

  • 氷壁+360°ブレス
空中に跳び上がり、ディスを中心とした円環状に氷壁を発生させるブレスを放ち、氷を溶かすように熱線ブレスを放つ。各ブレスだけでなく氷壁に触れるだけで即死級ダメージを受ける。理不尽だろ・・。
ディスの真下が安置だが、まれに尻尾で押しだされ熱線ブレスを貰うことがあるので注意。

  • 尻尾振り
ただの尻尾振りで(ry尻尾が通過した後に紫色の結晶が地面から突き出す。
その後結晶を砕きながらもう一度尻尾振りを行う。

  • 氷柱割り
旋回しながら巨大な氷柱を作り、サマーソルトで割って破片をばら撒いてくる。
威力は半端ないものの、判定は一瞬で回転回避可能。また氷柱は左右に割れるため縦方向の判定は甘い。

  • チャージ火炎ブレス
空中に向かって大量の火炎を吐くのが予備動作。膨れ上がった火球にブレスを撃ちこみ、数秒後に視界を覆い尽くすほどの火柱を上げる火炎弾が降り注ぐ。
付近一帯が絨毯爆撃を受けたかの如く火の海にされるため、中途半端に距離を置くより張り付いた方が安全。

  • 氷塊落とし
上空で氷を生成し、2つに割って地上に落してくる。氷を割る尻尾にも判定があるので注意。
光る点がディスの左右に2つ出た時が回避タイミング。

  • 大竜(Lv500~)
ディスフィロア最大の攻撃。正面に火炎竜巻を2つ、後方に冷気の竜巻を2つ放つ。
それぞれが半円の軌道を描いて移動しディスの左右で合体。冷気と炎の大竜巻となり、合体竜巻はディスの正面方向に向かった後側面に急接近、後方に消えていく。
いかなる防具でも防げない程の威力もさることながら、軌道が非常に複雑で避けづらい。
動画で確認するか、実際に狩猟してみるほうが分かりやすいだろう。





ディスフィロアを限界まで追い込むと、能力の制御を失い自らの冷気で凍りついてしまう。
ハンターに倒されることなく仁王立ちで往生する姿はまるでどこかの世紀末覇者のよう。





上述の通りディスフィロアは即死攻撃を矢継ぎ早に繰り出してくる上、続く小技で真根性を殺される可能性があるため、真根性に頼り切って狩猟に臨むのは危険。
小技で即死しない防御力の確保や隙を減らすための早食い、手厚い粉塵サポートが重要になる。
まあ、3桁半ば以降はほぼ全攻撃で即死するようになるが。



レア素材が仕込まれた翼は位置が非常に高く、弾肉質も糞のためリーチ極長のランスで翼を集中攻撃する戦法が主流。レビディオラやアノルパティスのランスが活躍する。

もう1つ流行りの戦法を。
ヘビィボウガンの秘伝防具にW属性強化を付け、水が30通る胴体にパーフェクト圧縮水冷弾を打ち込む
笛の属性攻撃強化旋律等も合わせればレベル1000近いディスをわずか3分ほどで仕留めることも可能。
ただ秘伝ガンナーではレベル1のディスの攻撃にも耐えられないこと、P圧縮に失敗したり外したりすると水冷弾が足りなくなること、部位破壊はほぼ不可能であることは頭に入れておく必要がある。

秘伝防具前提、かつ必要スキルや武器のレベルにも妥協は許されないため気軽に挑戦できるものではない。
ひたすらレべリングするための戦術と言えるだろう。




ディスフィロアの武具は氷と炎を形にしたようなデザイン。
武器は熾凍属性(火80%氷80%龍40%)を有し、各武器種で頂点に立つ性能を誇る。

以下レベル50時の性能
  • 太刀/天熾シ凍土ニ咲ク刃:攻撃力2424 熾凍属性770 切れ味+1で長い紫ゲージ

  • ガンランス/凍テツク時ヲ熾獣槍: 攻撃力1074 熾凍属性770 切れ味+1で超長い紫ゲージ

  • /凍エシ魂ヲ熾セシ奏:攻撃力2464 熾凍770 短い紫ゲージ 旋律:紫空赤

  • /禍ヲ凍メ熾盛ヲ齎ス弓:攻撃力573 熾凍属性800 強撃ビン対応 溜め3で連射レベル4 放散曲射

グラン・ミラオス武器を彷彿とさせる末期的厨二病ネーミングだが、裏ボス武器だけあって鍛えこめば超絶的な火力を発揮する。
特に太刀の火力は半端ではない。武器倍率は505に達し、秘伝スキルや剛撃スキル込みなら斬りつける度に大タルG並みのダメージを叩きだす。



防具は刀匠、扇射のSPを持ち、各部位に三界の護りと広域化-も付く。防御力も最高峰。
刀匠は匠と攻撃の複合スキル。扇射は精密射撃と攻撃の複合スキル。

防具単体よりも精錬して装飾品にするのが一般的なようだ。GXまで鍛えたガンナー脚を精錬すると
怒り・三界の護り・一閃・扇射と一切無駄のないスキル構成となる。

このディス射珠GX5はグレン剣珠GX2とともに、G級対応のスキル構成に苦しむ秘伝防具に革命をもたらした。
(扇射の攻撃上昇効果は剣士でも発動する。10個付けた場合は攻撃UP【絶大】に相当)

ただし装飾品化するまでには約21万Gzに加えG級HC素材、SR、HR帯のレア素材、採取のレア素材をこれでもかと要求してくるため量産するのは並大抵のことではない。
刀匠、扇射の特性から5個以上装備しないと充分な効果が発揮できないのが難点か。




BGMは通常時と覚醒時の2つ。男女混成コーラスとロック調が特徴で、覚醒後はエレキギターの音色が響き渡る。モンハンBGMとしてはかなり異質で、シャンティエンとはまた違うラスボス感を演出している。




よくファンタジー過ぎるとか厨二過ぎるとかいう批判があるが、このくらいやらないと今度は「風格がない」とか「地味」という声が上がるのは確定的に明らかなのでどうしようもないのだろう。
世界観を重視したりモンハンにリアルさを求めるユーザーは耐えがたいかもしれないが、己の腕がどこまで通じるのか試したいというドMチャレンジャーにはこれ以上ない相手になるだろう。



くれぐれも極限征伐戦でチートを使ってレベル上げしようなどと思わないように。
やったら垢BAN不可避だぞ!立て主との約束だ!


追記・修正はレベル5000ディスの火炎突進に耐えてからお願いします。
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最終更新:2022年01月13日 01:20