テオ・テスカトル

登録日: 2010/01/14(木) 00:09:10
更新日:2023/08/17 Thu 20:20:48
所要時間:約 10 分で読めます






切った張ったの亡者

業火の王が 出で来たり

裁きを為すべく 出で来たり

彼の龍 怒れる断罪者

判決 地獄行き


__________
▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽
業火の王
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    ∩Ш∩
   Шo゚ω゚oШ
  .c(,_uu/

『もう一度撃退できるか!?
  このテオ・テスカトルを!!』


モンスターハンター』シリーズに登場するモンスターの一種。
初登場は『モンスターハンター2(dos)』(MH2)。


 種族:古龍種
 別名:炎龍・炎王龍
危険度:★6
戦闘曲:炎国の王妃/テオテスカトル&ナナテスカトリ


◆もくじ


◆概要

赤い身体にライオンのような鬣が特徴的な古龍である。
非常に凶暴で炎を自在に操る力を持つ。彼に近づく者は例外無くその業火に身を晒す事になる。それ故に「炎龍」「炎王龍」と呼ばれる。
またその威厳のある姿から「炎帝」とも称される。
ちなみに某唯一神とは一切関係ありません。
また、その炎で周りが陽炎のようにゆらめいている様から「陽炎龍」と呼ばれる事もある。

対の存在に雌のナナ・テスカトリがいる。こちらは「炎妃龍」

主に火山や砂漠、沼地で目撃される。
一説には良質な燃石炭を求めて徘徊しているとも言われている。
非常に危険なモンスターで、時おり街を襲う時もあり、ギルドではその動向に常に気を配っている。


大抵の場合、クエストはクシャルダオラの後に現れる。
彼ら同様クエストの出現判定がランダムで25分以内に討伐出来ずに一定ダメージを与えると撃退扱いになり次のクエストに体力と部位破壊が引き継ぎとなる。
MH4では制限時間が35分に延びた。


全体的に隙の少なく素早い動きでハンターを追い詰める。
クシャルダオラ同様、他のモンスターと違って振り向きが一回で終わるのが特徴。

また体力が残り95%、75%、50%になると身体に炎の鎧をまとい、近づくとだんだんと体力が奪われていく。この際咆哮をし、広範囲に龍風圧が発生するが、落とし物をすることがある。
更にこの炎鎧にはクシャルダオラの風同様にガンナーの弾を頭と尻尾の部位以外弾く能力もある。(貫通弾のみ炎鎧を貫通するが鎧の分ヒット数が減る)
MH4では炎を纏うのは頭だけになった。しかし、高レベルのギルドクエストに出現する個体は従来通り全身に炎を纏う。

この厄介な炎鎧を消すには頭を狙って転倒させるといい。特に剣士だと頭は弱点なので積極的に狙って行こう。しかし、それでも再展開することもあるので注意。
また毒等の状態異常を引き起こしても炎は消えるが、時間は短め。
炎鎧自体は消えないが地形ダメージ半減のスキルで接近時のダメージが軽減、地形ダメージ無効のスキルで無効化も出来る。こんがり魚や活力剤、回復速度も有効。

更に体力が60%以下の時に頭に龍属性ダメージを与えてから部位耐久値を0にすると角が壊れて二度と炎鎧を展開出来なくなる。


MH4では爆破属性も操るようになった。
怒り時になると、触れると爆破やられになる粉塵を撒き散らすようになる。


MHWorldでも同期のクシャルダオラ共々続投。
グラフィック向上に伴いモデルも一新。炎に揺れる鬣が美しい。
危険な生物と前述したが、人間が入植し始めて間もない新大陸では比較的温厚な個体ばかりなのか、ハンターが近くをうろついても直接手を出さない限り敵対しなくなった。
ハンターと一緒に砂漠の真ん中で日光浴…なんてことも可能。もちろん一度手を出せば死闘が始まるが。


MHRiseのVer2.0アップデートでは、MHWorldでは生憎不在だった同期のオオナズチの復活に合わせて登場し、MHXXのドス古龍の顔ぶれが再び揃うようになった。え、ナナはどうしたって?知らん…
本作では既存、新規問わずモンスターに東洋の妖怪や昔話が仮託されていることが多いが、テオ・テスカトルの場合は閻魔大王と思われる。




◆攻撃一覧

  • 引っ掻き
目の前を引っ掻く。尻尾にも判定がある。動きは脚だけと体全体を使う二種がある
クシャルダオラの物と似ているがこちらは動きが少なく尻尾に引っかかりにくい。
G級の怒り状態では炎属性を追加。

MH4では、怒り時になると振り終わり時に粉塵を撒き散らす。


  • 咆哮
バインドボイス【小】を放つ。
主に発覚時や怒り移行時、炎鎧纏い時に使用する。炎鎧纏い時は同時に龍風圧が起きる。
範囲が狭くガンナーの距離ならほとんど当たらないが予備動作が無いため剣士だとまず食らってしまう。
しかしクシャルダオラと違い一旦振り向いてから行うため上手く先読みしてガードしよう。


  • 突進
前方に突進する。ノーモーション突進。
更に左右にカーブしながら行う時もあり余計避けづらい。落ち着いてどちらが来るか見極めてから回避しよう。
回避性能のスキルがあればなお良し。また側面にいると当たらない。
ちなみにこのカーブ突進、ホーミングしていると思われがちだが決まった軌道をたどっているだけである。


  • 飛びかかり
素早く飛びかかる。
前方にいなければ当たらないが距離が離れるため連発されるとイライラする。


  • 尻尾振り
後方に向かって尻尾を二回振る。突進や飛びかかり後にしてくる場合が多いが、前方や側面にいれば当たらず攻撃チャンス。
尻尾を切ると範囲が狭くなる。

MH4ではこれも粉塵を撒き散らす。


  • 火炎放射
口から火炎放射を出し左右左と凪ぎ払う。
怒り時はリーチが倍になる。
威力は絶大で怒り時に喰らうとガンナーはまず即死するが側面にいれば全く当たらずむしろ攻撃のチャンス。

MHW:I以降は後足で立ち上がり、真下に浴びせるタイプの火炎放射を会得。
MHW:Iではスリップダメージ、MHRiseからは多段ヒットする大ダメージ技になっており、咆哮と間違えたハンターやハイパーアーマーで押し切ろうとしたハンターを上手に焼いている。

MHR:Sで登場した傀異克服個体はこれらの火炎放射に加えて、イヴェルカーナやクシャルダオラの様に正面を下から上へ薙ぎ払う火炎放射も使用。
射程も軸合わせも威力も強烈であり、高レベルの傀異討究クエストとなると掠っただけで致命傷になり得る。


周りに粉塵を撒き散らしそれを爆発させて攻撃する。どうやら牙で着火してるようだ。
遠距離と近距離のパターンがあり粉塵の色が赤で動作が速いと近距離、黄色で遅いと遠距離になる。近距離では円を描くような順番か、ランダムに爆破するパターンがある。
遠距離の場合は剣士の攻撃チャンス。ただし村上位やG級では黄色でもハンターをピンポイントで狙う場合があるので注意。ピンポイントの場合はハンターの周りに粉塵が出るのですぐに分かる。
ちなみにドスでは予備動作に差がなく範囲がまったく読めなかった。

MH4では前方または後方に粉塵を飛ばし、集中して爆発を起こすパターンが追加。
さらにMH4Gでは粉塵を大量に配置しながら後述のバックステップを行い、もと居た位置を広域爆破する新行動も加わった。

MHSTでは体力がある程度減るまでに使ってくる特技として登場。
後に(3DS版は2017年夏)アップデートでオトモンに出来るようになったが、オトモンのテオは使えない敵専用の特技だった。
MHST2ではオトモンのアクティブスキルに昇格し、他のオトモンに「伝承の儀」で渡せるようになった。

  • バックステップ
後ろにジャンプした後に威嚇する。
威嚇中は攻撃チャンス。
一応ジャンプの着地に攻撃判定があるが壁際でない限り当たらない。
振り向き→バクステ後は直進突進確定なので注意。


  • 滞空
クシャルダオラ同様空を飛行しながら攻撃してくる。
だがクシャルダオラ程頻度は高くなく攻撃パターンも少ない。
MH4で乗り状態になると飛び上がって抵抗するようになったが、自発的に滞空するのは後述の火炎放射のみ。
骨格が一緒のクシャルダオラと乗りモーションを共有している都合だろうか


  • 火炎放射(空中)
クシャルダオラ同様に前進しながら凪ぎ払うかその場でグルリと円を描くパターンがある。


  • 尻尾攻撃(空中)
尻尾を叩きつける。
ハンターが近くにいるとよく行う。


  • スーパーノヴァ
MH4で追加された。
飛び上がりと同時に全身に大量の粉塵を纏い爆破させる技。爆発を纏う様はまるで小さな太陽のよう。
範囲が広く威力も高いテオの必殺技。
怒り時から通常時に戻る際に必ず使用する。モーションが遅くなったと感じたらこの技を警戒し、距離を置いた方がいい。
MH4では時間経過→怒り解除→ノヴァの流れだったが、MH4Gでは時間経過→ノヴァ→怒り解除となっている。
このためMH4Gでは怒り時の攻撃値補正が乗るようになった他、怒り状態の解除という目でわかる判断基準がなくなり
体内時計を鍛えるか外部でタイマーを使うかのほぼ2択となっている。動画サイトには「テオタイマー」なる一定時間経過毎に警告を鳴らす動画もあったほど。(一応時間制限のあるアイテムを使用して計る方法もある)
MH4GのG級クエストからは怒り時に前方を爆破する遠距離タイプも使用してくる。
ちなみに「怒り時から通常時に戻る際」とは時間経過で怒り解除になった場合のみを指し、
頭部や尻尾の部位破壊、睡眠属性蓄積による睡眠発動、乗りダウンなどによる強制怒り解除ではスーパーノヴァを使用する事は無い。
また、怒り状態のまま寝床で寝付いた場合は強制怒り解除にならないため、
寝ている間に怒り解除時間が来ると起きた途端にこれを放ち(通称寝起きノヴァ)
仕様を理解していない近接PTなどでは、複数人が一気にオチて一瞬でクエスト失敗という悲劇を招くことも。

MHSTでも体力が少なくなると放つ大技として登場している。
粉塵爆発とは異なり、オトモンのテオも繰り出せる。ただし絆技ではなくレベルアップで最後に習得するアクティブスキルとして。
…MHSTの絆技はオトモンに伝承した遺伝子次第で属性が水/雷/氷/龍にも変えられるので、火属性以外に変えられる絆技では都合が悪かったのだろう。
こちらもMHST2では他のオトモンに伝承可能になった。勿論アプトノスにも。

◆狩猟方針

弱点属性は龍、水。
部位破壊があるので大抵の人は龍を選ぶ。
毒の効果時間は僅か30秒だが毒ダメージは288と高いため毒も有効。

部位破壊は頭と尻尾と翼。
頭の条件は前述した通り。尻尾は体力25%以下で切れる。
翼は何故か転倒中や麻痺中だと壊れない。打ち上げタル爆弾を使うのも手だが、普通に怯めば壊れることも。

弱点は剣士は頭。ガンナーは尻尾。後脚も通りやすい。

古龍トリオの中では後の方に戦うということもあってか、その素早く隙の少ない動きから三匹の中で一番強いという意見が多い。
攻撃するチャンスが少ないので小さな隙を見逃さないようにしよう。

閃光玉は一応効くが暴れ回るので逆に攻撃しにくくなる。
砥石や体力回復用と割りきろう。

MH4では怒り時に大量の粉塵を撒き散らし、爆破やられに非常になりやすい。爆破やられ解除のためにコロリンばかりしていてまともに攻撃できないことも。
そのような事態を防止するためにスキル「細菌研究家」は必須。これがあれば攻略はかなり楽になる。



◆テオ装備

彼の素材から作られる防具は「カイザー」という名前が付き、他の古龍の例に漏れず「炎鱗の守り」という毒と盗みと疲労を無効化する対オオナズチに有効なスキルが付く。ゲリョスにも流用できる。
見切りや業物のスキルも付き、むしろこっち目当てで使われる事が多い。
超絶戦隊フルカイザーが良い例である。

MHWorldでは3部位装着でシリーズスキル「炎王龍の武技」が発動。効果は「会心発生時に斬れ味を消費しない」いわゆる達人芸であり、比較的会心を盛りやすいゲームバランスもあって剣士に人気の装備。
特に物理期待値の高い臨界ブラキ武器(爆破属性)が鉄板装備の一つであり、腰部がスロット豊富&爆破属性強化+2と噛み合っているのも大きい。

武器は高い火属性値が付く物が多い。一部龍属性。
MH4では爆破属性に変更されている。属性値は高いが攻撃力は低く設定されていることが多い。

カイザミ

MHP2Gでは、ショウグンギザミ亜種の防具と組み合わせたテンプレ装備として「カイザミマン」というものがある。

頭:カイザーXクラウン
胴:カイザーXメイル
腕:ギザミUアーム
腰:ギザミZフォールド
脚:ギザミZグリーヴ
上記の装備に匠珠×2、名匠珠、研磨珠×5を入れる事で完成し、スキルは斬れ味レベル+1/業物/砥石使用高速化/見切り+1という剣士に有効な物が付く。
オオナズチには勿論、作業感が強いラオシャンロンにももってこいの装備ではあるが、火力重視で、回避性能等の防御系スキルは無いため、モンスターの動きや立ち回りをきちんと押さえた上で使いたい。

元々は剣士汎用装備である女性用ギザミZ一式のダサい見た目に耐え兼ねたプレイヤーによるスキルと見た目を両立する為に考案されたもので、お姫様みたいでふつくしい。
一方で男性用では違和感は無いものの奇抜な風貌となっており、ネタにされる。

これをベースにアカムト装備ディアブロ装備と混ぜた構成もある。
また、カイザーX装備の生産に古龍の大宝玉が必要となるので、頭をスカルフェイス、胴をギザミUで妥協した「スカザミ」も割と定番。名人、名匠、研磨珠x5でカイザミと同スキルになったり、名人、名匠、石壁、鉄壁x3(武器にスロットが1つ必要)で
ランス等、ガードする事が多い武器向きの斬れ味レベル+1/業物/ガード性能+1/見切り+1になる。



テオ「今俺の事を唯一神って呼んだ奴表出ろや」
ナナ「今私の事を歌姫って呼んだ奴宝玉あげる」
テオ「…………」


追記修正はHC剛テオをソロ討伐してからお願いします。

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最終更新:2023年08月17日 20:20