相州戦神館學園 八命陣

登録日:2014/03/05(水) 19:02:21
更新日:2023/07/27 Thu 09:02:54
所要時間:約 5 分で読めます









「戦(イクサ)の真(マコト)は千(アマタ)の信(イノリ)に顕現する」



【概要】
Dies irae神咒神威神楽に続く、十四歳神こと正田崇とGユウスケ、与猶啓至のlightによる作品。
神奈川県鎌倉市に位置する『千信館学園』での学生生活と、『夢界』と呼ばれる明治末期から大正時代が舞台になる夢の世界で繰り広げられる死闘を描いたアドベンチャーゲーム。
今回は某バトルオペラ()と違って紛れもなく学園モノである
正田卿は「敵の構想はもうできた。ヒロイン?あとでいいよね」などと発言していたが、紛れもなく学園モノである。
PV1から既に戦艦の上で全身血塗れの少女明らかにホモサピエンスではない怪人が死闘を繰り広げたりしていたが、紛れもなく学園モノである。
PV3にいたってはどう見てもカタギの人間ではない人たちが勢ぞろいしたが、紛れもなく学園モノである。
PV4で学園ラブコメにしか見えない動画でユーザーをビビらせたが、紛れもなく学園モノである。

あと神座万象シリーズは関係ない。

神座万象シリーズは関係ない。
大事なことなので(ry。って正田が言ってた。


当初は2013年12月20日発売を予定したが、その後2014年2月28日に延期され発売された。


2014年7月にPS vita移植版の『相州戦神館學園 八命陣 天之刻』が発売。
変更点はイベントCGの差し替えと新規主題歌のみで、特別な追加要素はなし。
9月には『天之刻』のPC版が発売されている。


そして続編の製作が発表された。
タイトルは『相州戦神館學園 万仙陣』

グランドEDのその後や、本編のスタート前のエピソードなどがある模様。
また、新ヒロインを追加することも確認されている。



【あらすじ】

昨夜見た夢の続きを今夜も見る。
千信館學園に通う少年、柊四四八は幼少期からから連続した明晰夢を見続けていた。
現実だけでなく、夢の中での生活も相まって彼は同世代より数段成熟した精神を持っていた。
夢の中で出会った謎の少女、世良水希と現実で対面した事で四四八の日常は一変。
四四八の友人達までもが夢の世界、通称『夢界』に入り込むようになってしまったのだ。
そして夢の世界に現れる超常の力を振う謎の人物達。
彼らとの戦いの中、四四八達は夢界での出来事が現実世界を侵食していく事を知る。



【人物紹介】 CV PC版/CS版

◆戦真館
戦力評価:攻性:B 防性:B 知略:B 結束:A 幸運:B

CV土門熱/佐藤拓也
仁義八行。
眼鏡でトンファーな主人公。
文武両道で己にも他人にも厳しい男版エレ姉。
一見、辛辣な言動で振舞ってるが、実際は面倒見の良い好青年。
基本的には真面目な性格だが、時には馬鹿にもなる。
女手一つで育ててくれた母恵理子の為、立身出世して楽をさせてあげたいと思ってるいい子。
愛読書は南総里見八犬伝。
若ハゲ疑惑あり


CV水崎来夢/山村響
ヒロインその1にしてリョナ担当1。
四四八と同じく夢界に行く力を持つ少女。
夢界の奥深くに行き、二年間昏睡状態に陥っていたという過去を持つ。
当初、夢界で四四八と出会った時にはある人物と誤認しており、彼に対して苛烈な攻撃を仕掛けていたが、四四八の行動で正気に戻った。同時に全裸にされた
普段は気さくで明るい娘、という感じだが、時折非常に好戦的な態度を見せる。
ちなみに復学して四四八達とはクラスメイトになったが、二年間昏睡していた為、年齢的には先輩である。
本作のストーカー被害者枠その1。

最終ルート以外では空気だったり、最終ルートが総力戦なため相対的に影が薄いせいでプレイヤーからはメインヒロイン()扱いされることの多い不憫な子。


CV磯貝まこと/行成とあ
触手ではごろも○ーズなヒロインその2。
四四八の幼なじみその1。
目つきと口の悪さで誤解されがちだが、単に照れ屋なだけで実際は情の深い少女。
一番真面目で可愛いもの好きな乙女なのだが、可愛いの基準がちょっとヘンな娘。
幼なじみで巨乳で正田卿のお気に入りと、どことなく某バカスミを思い出すが気にしたら負け。

ルートのクライマックスを親父2人に持っていかれた。
が、ぶっちゃけ一番四四八の嫁をやっている。

CV結城友紀/中村繪里子
ヒロインその3。
ふわふわとスローモーな四四八の幼なじみその2。
ロリっぽい外見だが、四四八達とは同い年。
何事にも動じない胆力は仲間たちにも一目置かれている。
こう見えて相当のゲーマーで、特にFPSの腕前は世界上位に食い込むレベル。
格ゲーも得意としており、本作世界で大人気のゲーム『神座万象シリーズ』ではロート・シュピーネという最弱キャラを持ちキャラとし、ラインハルト・ハイドリヒという強キャラを一方的に叩きのめす圧倒的な腕前を見せている。
その他にも度々神座万象シリーズネタをぶっ放す自由なお方。


CV北見六花/小野涼子
ヒロインその4にして顔芸担当その1。 どこぞのアサプロとタメをはれるくらい凄い。
外見から分かるように、いかにもなお嬢様キャラであり、四四八と文武で並ぶほどの才媛だが、いつも致命的に詰めが甘い。
高飛車で態度はやたらとでかいものの、打たれ弱いのでスグ涙目なヘタレちゃん。
ただ、シリアスになると一転していい女と化す。

本人ルートでは諸事情で行動できなくなった四四八の変わりにリーダーを務めることとなる。


CVマーガリン天狗/藤原祐規
容姿平凡、頭脳壊滅、腕っ節もヘボい四四八の幼なじみその3。
一応、倍率が甘くない千信館に入学できたあたり、頭は悪くない、はず。
しかし、底抜けに明るく前向きでどんな逆境にもめげない、ある意味誰よりも強い不屈の脳天気男。
言動がどこぞのパシリさんを彷彿させる。

まさかの涙腺ブレイカー。まさに主人公もかくやというレベルで輝くイベントが存在し(しかも2回)、最終ルートではとあるキャラと共に涙を誘った。


CV秋山樹/鶴岡聡
パンダナと無精髭がトレードマークの巨漢。
誰とも交わろうとしない無愛想少年で、当初は四四八達との繋がりは薄い。
物語開始以前から四四八とはそれなりに口をきいていた様子。
強面で他校や上級生と喧嘩沙汰を起こしたことがあり、周囲から怖がられているが、本人から手を出した事は皆無であり、降りかかる火の粉を払ったのみである。
また無愛想は無愛想だが、実際は思慮深い好人物。
ある出来事がきっかけで四四八だけでなく、晶達とも交友を持つようになる。




◆神祇省
戦力評価:攻性:B 防性:A 知略:C 結束:C 幸運:A

CV壱封堂/増田俊樹
盤面不敗。
夢界深層にある何かを巡って争っていると思しき六勢力の一角、神祇省の首領である青年。
広島弁。
地相学の権威として知られる言わば学者なのだが、その出で立ちと言動はむしろ賭博師といった雰囲気。
夜叉、怪士、泥眼という鬼面を被った謎の3人組を手駒として動かし、夢界で立ち回っており、武力の面では3人に丸投げしている状態である。
彼の恐ろしさは武力とは違う所にあり……?

全部こんなが悪い。


◆逆十字
戦力評価:攻性:B 防性:A 知略:A 結束:C 幸運:D

CV壬生中将/遠近孝一
八虐無道。
六勢力の一角、逆十字の首領である男性で顔芸担当その2。通称セージ。
名前から分かるように四四八の実父……なのだが、彼が生まれる前に蒸発し、現在までフィールドワークに出たきり行方不明になっていた為、恵理子を苦労させた元凶として四四八はいい感情を抱いていない。
実際、他人の事は単なる『道具』としか見ないなど、極めて優れた能力に反して人間として欠陥が多々ある人物である。
初登場時、極めて外道な行動をし、ユーザーを唖然とさせた。

ある意味本作品で一番真面目に生きている人間。
晶ルートは実質コイツのためのルート。

◆べんぼう
戦力評価:攻性:C 防性:A 知略:A 結束:― 幸運:B

CV一条和矢
下劣跳梁。顔芸担当その3。
六勢力の一角、べんぼうの首領……なのだが、べんぼうは神野一人しかいない為、首領という表現が適切かは微妙。
金髪に漆黒の肌と黒衣、下劣な笑みとあまりお近づきになりたくない外見の男性。
無貌、じゅすへる等、数多の名で呼ばれる底知れない男で、道化のように戯れながらすべてを愛で、嘲笑している。
その危険性から神祇省からは祟りの最上級、第八等指定廃神・蝿声厭魅(さばえのえんみ)と認定されている。
水希とは何かしらの因縁を持っており、彼女を堕とすことを目的として動いている。
一方で甘粕という人物の命に従ってもいるようなのだが……。


◆鋼牙
戦力評価:攻性:A 防性:B 知略:D 結束:A 幸運:

CV海原エレナ/氷青
絢爛暴虐。リョナ担当その2。
六勢力の一角、鋼牙の首領たる銀髪の少女。
一見、歩美よりも小柄な少女ながら、威風堂々とした言動が特徴。たまにロリ声になるけど
その小柄な体からは想像もできないパワーとスピードを誇り、腕を振るえば一撃で人間の体を肉塊に仕上げる程。
また致命的な損傷を受けても即座に再生するレベルの楯法の活を使える等、全く隙がない強さを誇る。
だけどかませ犬

コンセプトはダメダメな獣殿。



◆貴族院辰宮
戦力評価:攻性:B 防性:B 知略:A 結束:A 幸運:C

CV七瀬みき/山本希望
幽玄艶美。
六勢力の一角、貴族院辰宮の首領たる少女。
貴族院辰宮男爵の令嬢であり、現代の記録では『初代戦真館學園』を創設した辰宮麗一郎の孫娘で、現在の千信館の前身に当たる『二代目戦真館』を再建した人物として伝わっている。
花のようなおしとやかな雰囲気とそれに反する胸元が大きく開いた扇情的な衣装が特徴。
夢界の事象の中心に限りなく近い場所に立つ、いわばゲームマスターのような存在。

ぶっちゃけ鈴子よりよっぽど残念なお嬢様。


CV古河徹人
貴族院辰宮に属する青年。
辰宮家筆頭家令にして、戦真館初代筆頭でもある。
執事服とモノクルが特徴的なクールな美青年。
百合香が非戦闘員の為、事実上辰宮最強戦力と言える。
百合香に対して絶対の忠誠を誓っており、彼女に対して忠を尽くすこと以外、己に価値など認めていないかのように思わせるその様はどこか恋する少年のようでもある。
普段は寡黙ながら、ひとたび戦場に立てば一振りのサーベルで敵対者を容赦なく斬滅する修羅と化す。
かつて戦真館で起こった悲劇の経験者にして唯一の生き残り。
その事は未だに彼の中で忌々しい記憶として残ると共に、彼の切り札とも密接な関係がある。
神野曰く「くらなくんはまぞ」

正田卿曰く俺の嫁


CV鈴藤ここあ/小笠原早紀
宗冬と同じく辰宮家の従者を務める戦真館の現役学生。
大和撫子を彷彿させる穏やかな物腰とショートヘアが特徴的な少女。
夢界での勝手がわからない四四八達のサポートを務める。
解法に長けた水希や栄光の目をもってしても平凡な少女としか映らないため、非戦闘員……と思われるのだが?
正田氏の曾祖母
本作品の真のヒロイン。


◆裏勾陳
戦力評価:攻性:AA防性:AA 知略:E 結束:E 幸運:B

CV大凶魔神天誅/青山譲、卯衣/大橋美夕
陰陽狂乱。
六勢力の一角、裏勾陳の首領。
血のように紅い無造作に伸ばされた髪の毛とボロ切れのような白い衣を纏い、血走った単眼と神野以上にお近づきになりたくない外見。
言葉は発するも、一方的に民謡を歌うなどしかせず、事実上意思疎通は不可能。
その正体は神野と同じく第八等指定廃神たる邪龍であり、邪性からそのカテゴリーに入れられた神野とは違い、空亡は圧倒的なまでの暴性によって第八等の評価となっている。
目玉だけでも鶴岡八幡宮を押し潰すほどの巨体と邪気を持ち、八百万の最上神格ですらも逃げ出すほどの力を持った文字通り『空をも亡ぼす』規格外の破壊神。
彼(?)の何気ない挙動さえ、人間にとっては致命的な攻撃と化す。
最小で2mの前述の外見から最大で関東一円を覆う九頭龍に変貌する。
どうやら『ある時期』に近づく程、その力は高まるようなのだが?

可愛い。


  • 天中殺・凶将百鬼陣(てんちゅうさつ・きょうしょうひゃっきじん)
裏勾陳の戦力。
その正体は空亡の邪気によって現世に現れた魑魅魍魎達である。
大百足、巨大な白骨、腐敗した山犬等、その一体一体が人間を軽く凌駕する魔性の怪物である。
それ程の怪物が津波の如く押し寄せ、進路上の一切合財を貫き、砕き、潰す……裏勾陳の圧倒的な戦闘力の所以の一つである。
しかし彼らは決して空亡の配下ではなく……?



◆???

CVヘルシー太郎/伊藤健太郎
芸人魔人。
人間賛歌。
軍服と白いマントに身を包み、一振りの刀を武器とする謎の男性。
神野と空亡という第八等指定廃神2体を夢界に召喚したという、極めて剣呑な力を持つ。
その実力は辰宮全戦力が結集しても太刀打ちできないとされるほど。
かつて四四八達戦真館の面々を圧倒的な力で葬ったらしいのだが?

ドジっ子属性を兼ね備えた最強の萌えキャラ。異論は認める。




【用語】

夢界
カナン
四四八が長年見続け、彼の仲間たちも入り込むことになる不可思議な夢の世界。
全部で八つの階層から成っており、その最深部まで降りることで諸々の謎が明かされると思われている。


邯鄲の夢
かんたんのゆめ
夢界においては、明晰夢の特性としてイメージの力が現実では有り得ない超常能力を発現させる。
邯鄲とはそれを操る技術のことで、大別すると五種、細分化して十種の夢に分類される。
語源はおそらく唐の沈既済の小説『枕中記』の故事の一つである『邯鄲の枕』


夢界六勢力
夢界において抗争を行っている 神祇省・逆十字・鋼牙・貴族院辰宮・べんぼう・裏勾陳 の六つの組織・勢力の総称。
彼らの争いによって夢界4層以降は軍勢同士のぶつかり合いとも言える戦争状態と化してしまっている。
彼らの目的とは一体……?


追記・修正は夢界に入ってからお願いします。

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最終更新:2023年07月27日 09:02