アーマード・コア(ACV)

登録日:2012/04/09(月) 01:55:10
更新日:2023/12/27 Wed 22:24:54
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メインシステム、戦闘モード起動します



ARMORED CORE V及びARMORED CORE VERDICT DAYに登場する架空の兵器。
両作に於ける『アーマード・コア』であり、主人公が操るのもコレ。
通称は「AC」。



  • 前置き
人型の上半身に多種多様な脚部を接続した機動兵器で、機体を構成するフレーム・動力源や火器管制等の内装・攻撃等に用いる武器により完成する。
各種パーツを交換する事で、あらゆる状況に対応出来る圧倒的な汎用性を持つ――と、此処までは従来作のACと殆ど変わらない。
だが、Vシリーズに於けるACは世界観の一新により様々な部分が変更された。

此処では、Vシリーズに於けるACの扱いについて解説する。

  • ACV、ACVDに於けるACの定義と変化

VシリーズのACは「企業が開発・販売している兵器」ではなく、「世界が荒廃する以前に普及していた兵器」という扱い。
OPムービーでも描写されている通り、パーツは発掘し、復元してから運用する。

荒廃した現在の技術では解析が追い付かず、新たなパーツを開発する事は出来ないらしい。
ただし、ゲーム中ではパーツの流通や成長もあるので、改造・複製が出来る程度のノウハウはある模様。

また、ACの大きさも最小で5m程度と、歴代ACの10m前後に比べ半分程度。
作中の兵器群より少し大きい程度で、作中の扱いも「数ある兵器の一つ」と、最強の一角と扱われていた従来作とはかなり異なるものとなった。

もっとも、操縦するミグラントによっては従来作同様、最強の名に相応しい戦果を叩き出せるのだが。

今作のACの独自機能の一つに『スキャンモード』があり、攻撃が出来ない代わりにEN回復力が上昇し、敵情報の解析が出来る。
ただし、レーダーが存在しない為、周囲を確認する手段は目視と偵察機(UAV・リコン)のみ。

更に、ブースト周りも変化しており、自由自在に空を飛び回る事が不可能となったが、その代わりにブースト停止と起動状態の切り替えが出来る他、脚を活かした複雑な機動や動作も可能。

前作ARMORED CORE 4及びARMORED CORE for Answerから導入された特殊ブースト『クイックブースト』も名称を『ハイブースト』に変えているが引き続き使用可能で、巡航機構『グライドブースト』により、旧作に於けるOB同様の高速移動も出来、前述の通り、汎用性の高い兵器となって戦闘に用いられている。



  • 構成パーツ解説

◇頭部/HEAD
機体の挙動や移動速度を規定する、ACの顔とも言えるパーツ。
ロックオン距離やスキャンモードにも影響する為、意外と重要な箇所。

一部パーツはオーバードウェポン起動によって内部カメラが展開する等の変化が起きる。
OWの仕様を考慮した場合、元々搭載されていた何らかの機能がエラーにより誤動作した……とするのが有力。

因みに折り畳まれて顔が無くなった様に見えるパーツも存在する。



◇コア/CORE
ACの胴体で、ACを構成する基幹となる重要なパーツ。
他フレームよりも防御力や耐久値(AP)に与える影響が大きいので、ACの性格を決める一端とも成りうる。
また、リコンと呼ばれる偵察機の搭載数やジェネレータの性能補完等もこのパーツが関わってくるので、単純な防御で選ぶのはやや無謀。


◇腕部/ARMS
武器を保持し、使用する腕。
リロードや集弾性に影響する大きく射撃安定性能により、各種武器との組み合わせが今まで以上に重要となってくる。
肩部兵装は此処に搭載し、性能は低いが両肩に搭載するタイプや格納機能を排除して基本性能を引き上げたタイプも存在する。

→ハンガーユニット
厳密にはパーツでは無く、腕部の肩に取り付けられた武器を懸架するアーム。
背部兵装撤廃に伴うものであり、必要に応じて武器の切り替えが出来る。
ただし、砲撃兵装はハンガー不可能。

ACVでは廃止された武器腕がACVDにて復活。肩部兵装やハンガーユニット、下記のOWが装備不可となるが、
可変機構により構えを行わず砲撃兵装を使用できる為火力面で大きなアドバンテージを得られる。
余談だがこの可変機構、OWにも引けを取らぬ凄まじい素敵性能を備えているためぜひ一度ご覧頂きたい。
詳しくは項目、武器腕(AC)を参照されたし。

◇脚部/LEGS
ACの積載量や移動速度に影響を及ぼす脚。
意外な事にリロード速度にも関係する。
詳しくは脚部(ACV)へ。
ブーストドライブ及びブーストチャージなどの動作もこれに影響される。


此処までのパーツを『フレーム』もしくは『外部パーツ』と言う。
脚部以外はKE、CE、TE三種の防御型(どの属性に対して高い防御力を持つか)が各種用意され、脚部はカテゴリにより防御型が決まっている。


◇火器管制器/FCS
ロックオン距離や時間、ロックオンサイトの範囲を決めるもので、子機や妨害装置の管轄も行う。
素早く敵を捉える『高速ロックタイプ』近距離向けの『広角タイプ』狙撃と相性がいい『遠距離タイプ』の三種類に分かれている。


◇ジェネレータ/GENERATOR
ACが稼働する為のエネルギーを供給する、ACの心臓とも言えるパーツ。
容量は低いが回復力が高い『高出力タイプ』隙の少ない『バランスタイプ』回復力に劣るが容量に優れた『大容量タイプ』と分かれている。

OW使用時には通常の出力とは別に設定された限界出力が適用され、超絶回復力を得る。


◇ブースタ/BOOSTER
ACに機動力を与える推進機関、加速度や最高速度を規定する。
ブーストチャージやブレード(KE)の攻撃力にも影響を与える重要な部品。
加速度に優れた近距離向けの『高加速タイプ』速さが足りない人御用達の『高出力タイプ』出力低いけど乱発可能な『低消費タイプ』の三種類が用意されている。
尚、タンクの場合は脚部そのものにブースターがある為搭載出来ない。

( ´殿`)<俺、余ってるだろ!!


◇偵察装備/RECON UNIT
周囲を索敵する小型の偵察機で、本作に於ける数少ない情報収集の手段。
搭載数はコアに影響される為、戦術次第では無視されたり重要視されたりと立場が変わる。
遠投による事前偵察が可能な『吸着タイプ』機体に追従する為、使いやすい部類の『追従タイプ』低負荷かつ長期稼働の『浮遊タイプ』が存在。


フレームを除いた此処までのパーツを『内装』もしくは『内部パーツ』と呼ぶ。

これ等が死んでいるとフレームや武器が良くてもあっさり焼ける為、基本的にまずは此処から買い換えるのが半ば常識となっている。


◇腕部兵装/ARM UNIT
読んで字の如く、腕部で使用する武器。
上記の通り背部兵装が廃止された為、これと肩部兵装がACの主な攻撃手段となる。
今作は腕部にハードポイントが存在しない為、武器は全て手持ちとなっており、従来作では全てハードポイントに装備されていたレーザーブレードも例外ではない。
攻撃属性は防御型同様三種存在する。


◇肩部兵装/SHOULDER UNIT
腕部パーツの肩に搭載する武器郡で、ミサイルやロケットと言った分かりやすい攻撃手段からサブコン・CIWSと言った戦闘補助等、腕部よりも補助的な意味合いが強い。
腕部によっては搭載出来なかったり、両肩搭載可能なパーツ(倍率2)により弾数や機能が増加・増幅等の変化が発生する。

◇超過武装/OVERED WEAPON
ACの規格を無視して作られたイレギュラーな兵装。

( ´鍋`)<現代の人々がACの構造を理解出来ないまま強引に作った兵器

上記の通り、有り得ないモノを無理矢理装備した巨大な代物で、多大なリスクと全てを焼き尽くす破壊力が同居する、フロムが送り出した最強の変態兵器。
詳しくはオーバードウェポンを参照して頂きたい。


◇オマケ
システムボイスが今作では復活、五種類用意されている。
パーツに影響されず、自由に選べるのでお好みのを使うべし。
実は初代でCOMボイスを担当していた三石琴乃氏がさりげなく混ざっている。

またガレージにおける”ビューモード”にて、自らカスタマイズした愛機を様々な角度から自由に鑑賞する事ができる。
精巧に作られた数々のパーツは勿論、ACを格納するガレージもまた非常に細かく作り込まれ、見ているだけでメカ好きの心とフロム脳を刺激される。
さらには歩行、ブースト、射撃体勢、武器の切り替えや武器腕の変形などある程度の動作まで鑑賞できるなど、
もはや出撃そっちのけでコチラにのめり込んだ傭兵も少なくないだろう。
詳しくは項目、ガレージを参照されたし。




作中では特別なモノではなく、兵器の一つとして扱われているAC。
そんな中、それを駆って全てを焼き尽くした主人公は正にイレギュラーだろう。






追記修正はACを発掘してからお願いします。


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最終更新:2023年12月27日 22:24