サニーゴ

登録日:2014/04/09(日) 14:23:27
更新日:2023/12/23 Sat 20:40:31
所要時間:約 6 分で読めます





サンゴの枝は太陽の光を浴びると七色にキラキラ輝きとてもきれい。

折れても一晩で元通りに生えてくる。


出典:ポケットモンスター サン&ムーン、102話『アローラでアローラ!タケシとカスミ!!』、
16年11月17日~19年11月3日まで放送。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon

ポケットモンスターシリーズに『金・銀』から登場したポケモンの一種。


■もくじ


■データ


全国図鑑No.222/ジョウト図鑑No.171/ホウエン図鑑No.180/コーストカロス図鑑No.146/アローラ図鑑No.112
分類:さんごポケモン
英語名:Corsola
高さ:0.6m
重さ:5.0kg
タマゴグループ:水中1、水中3
性別比率:♂25♀75

タイプ:みずいわ
特性:はりきり(攻撃が1.5倍になるが、物理技の命中率が0.8倍になる)
  /しぜんかいふく(交代すると状態異常が回復する)
隠れ特性:さいせいりょく(交代するとHPが最大値の1/3回復する)

種族値
HP:55→65(第7世代)
攻撃:55
防御:85→95(第7世代)
特攻:65
特防:85→95(第7世代)
素早さ:35
合計:410

努力値:防御+1、特防+1


■概要


第二世代より登場したサンゴをモチーフにしたポケモン。
暖かく綺麗なに生息しており、汚れた海では生きられずボロボロになってしまう。

南の国ではサニーゴの集団の上で住居を構えて暮らす人々がいるらしい。
実際にホウエン地方の「キナギタウン」はサニーゴの群れの上にある。

頭にあるサンゴの枝は、折れても一晩で元通りになる。
サンドパン「呼んだ?」
四つの足のような枝で歩くものと思われるが、バトレボでは置き物のようにほとんど動かない。

サン・ムーン』では天敵のヒドイデが登場。食い散らかされ岩場にサニーゴのカスが散らばっているらしい。
サニーゴの方はトカゲの尻尾切りのように自分の枝を折って逃げるという。

ゲーム中でもこの設定が再現されており、サニーゴが仲間を呼ぶと別のサニーゴではなくヒドイデが現れることもある。
さらに、サニーゴに攻撃を加えることがあり、隠れ特性目当てで連鎖を狙うプレイヤーを悩ませている。

3月25日はサニーゴの日。


■ゲームでのサニーゴ


野生での出現率が歴代シリーズを通じて低いが、第四世代では大量発生することがある。
第二世代当時は釣りでゲットすることができ、HG・SS以降は通常エンカウントでも出現する。


■対戦でのサニーゴ


はっきりいって弱い。

全体的に種族値が低く、防御と特防が85あるだけで他は60前後。
素早さに至っては35しかない。

みず/いわの複合タイプの中ではアバゴーラに次ぐ鈍足。
物理・特殊共に火力不足で、防御と特防がそこそこあるものの微妙すぎる数値。
肝心のHPが低いので耐久も期待できず、さらにいわタイプ故に弱点もかなり多いのでバトルで用いるのはかなりハードである。

その代わり、覚えられる技が非常に多彩であり、有用で貴重なものが多い。
攻撃技では「もろはのずつき」「じしん」「パワージェム」「だいちのちから」等。
「つららばり」を覚えるのは同タイプの他のポケモン達にはない利点。
補助技では「じこさいせい」「ミラーコート」「バリアー」等が並ぶ。
で耐えた後の「じたばた」なんていうロマン砲も出来る。
HGSSでは新たに「のろい」を習得し、物理アタッカーに対抗できるようになっている。
実用性?知らん。

特性は攻撃を1.5倍にする代わりに、命中率が0.8倍になる『はりきり』。
この特性により、一致「もろはのずつき」を超高火力で叩き出せるようになった。
ただし命中率が64と非常に低くなってしまう点が痛い。
まさにロマン砲。
他に『はりきり』と相性が良い技となると「ロックブラスト」や「じしん」、「つららばり」辺りか。


第七世代ではまさかのHP・特防・防御全てに種族値+10された。今までと比べると結構硬くなった。
更に初の物理みず技である「アクアブレイク」を習得できるようになった。
遺伝元はあのドヒドイデだが。



わざマシン3215


…とまぁ、対戦においては散々な評価しかされないサニーゴだが、覚える技は魅力的なものが多い。
アタッカー、耐久型のいずれにおいても欠かせない技を多く覚えてくれるので、タマゴ技のためにサニーゴを育てるという人は結構いる。
かの要塞ユレイドルに「のろい」と「じこさいせい」を同時に覚えさせられるのも、
ミズゴロウカラナクシに「のろい」と「ミラーコート」を同時に遺伝できるのもサニーゴのみ。
その他ヒンバスゼニガメに「ミラーコート」を遺伝させる際にも欠かせない存在となる。
ちなみにその関係で♂♀比率では♀の方が多いポケモンにも拘わらず♂の方が需要がある気がしないでもない。

攻撃技に関しては、「だいちのちから」をオタマロマッギョへの遺伝が可能。
また、自身も他所から遺伝させる必要があるが、「もろはのずつき」(ジーランス経由)をアーケンに、
「バリアー」(ドククラゲ経由)をパールルに遺伝させるなどもできる。

めざめるパワー」はが使いやすい。

幅広い水ポケモンへ遺伝が可能で、しかもそのほとんどがそのポケモンにとって重要な技ばかりなので、
サニーゴのことをその名前をもじって「わざマシン3215」と呼ぶことがある。



リージョンフォーム



急な環境の変化で死んだ太古のサニーゴ。枝で人の生気を吸う。

分類:さんごポケモン
英語名:Corsola
高さ:0.6m
重さ:0.5kg
タマゴグループ:水中1、水中3
性別比率:♂25♀75

タイプ:ゴースト
特性:くだけるよろい(物理攻撃技を受けると防御が1段階下がり、素早さが2段階上昇する)
隠れ特性:のろわれボディ(相手の攻撃を受けた際、30%の確率で3ターンの間、その相手の技を『かなしばり』状態にさせる)
HP:60
攻撃:55
防御:100
特攻:65
特防:100
素早さ:30


ガラルサニーゴはタイプがゴーストタイプに変更され、今までのシリーズに出たピンク色のサニーゴとは違い、全身が白色、枝部分が半透明かつ表情もどこか物寂し気している。
というのも、太古のガラル地方隕石*1の衝突により急激な環境変化が起きており、その時に死んだ個体が亡霊となってしまったのである。
ヒドイデの仕業ではなく、ドラメシヤあたりと同類かもしれない。
かつて海の底だった場所を彷徨っており、石ころと間違えて蹴ると祟られてしまう他、霊体と化した枝で生物の生気を吸い取る。

モチーフは死んだサンゴの白化現象と、イギリスで出土するハチノスサンゴの化石の複合ではないかとされる。

『シールド』版にのみ野生で出現するが普通に出会う方法は限られており、ワイルドエリアの「巨人の鏡池」で天候が曇りの時でないとシンボルに触れることすらかなわない。中々レアな奴である。

種族値は原種のHP、素早さを5下がった分が防御、特防に回っている。
そしてLv.38でサニゴーンに進化する。

進化先が追加されたために『しんかのきせき』が適用されるようになった。
通常特性の『くだけるよろい』は耐久と致命的に相性が悪いので、採用されるのはほぼ隠れ特性『のろわれボディ』のみ。
奇石による高い耐久と新たに覚えた「おにび」や「ちからをすいとる」での物理受けを得意とする。
ただし耐久は奇石依存なので「すりかえ」や「はたきおとす」等に弱い。

サニゴーンになるとかなり傾向が変わる一方で、侮れない耐久指数もあって対戦ではこちらの方を見かけやすいとか。


■アニメでのサニーゴ


カスミの手持ちとして、無印214話より参戦。CVは大谷育江
かねてよりカスミがゲットしたがっていたポケモンだが、うずまき島でゲットされて以降彼女の主力として活躍する。
ちなみにこいつが入ってるボールワニノコをゲットする際に失敗したルアーボールを使い回したもの。


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最終更新:2023年12月23日 20:40

*1 もしや20mもあるアイツだったりするのだろうか…