ミカル(ジョジョの奇妙な冒険)

登録日:2014/05/28 Wed 00:59:26
更新日:2023/02/25 Sat 10:54:22
所要時間:約 4 分で読めます





小説版「ジョジョの奇妙な冒険第3部 スターダストクルセイダース "砂漠発地獄行"」に登場する人物。



【概要】

ヌビア砂漠のとあるオアシスに、兄のアブサロムと2人で住んでいる少女。17歳。

臆病で引っ込み思案な性格だが、幼少期から器量が良いと村でも評判の娘だったという。
アブサロムと共に蜃気楼に映し出される景色を見に行くことが多く、蜃気楼が齎す映像そのものに強く惹かれていた。

物語の4年前、家族とカイロで旅行に行った際に鉄道事故に巻き込まれ、両親を失う。
自身もこの時喉を負傷して重体に陥ったが、現地人が異国の人である彼女とアブサロムの救出を後回しにしたため、救助が遅れ声を失ってしまった。
その後、兄とともにDIOと出会い、スタンド能力を身に着ける。

狂信的にDIOを崇拝し、文明人への憎悪をあらわにするアブサロムに対し、元々臆病な性格も手伝ってジョースター一行と戦うことには消極的だった。
アブサロム自身もミカルの不手際に怒りをあらわにすることがあるが、心の底では彼女のことを大切に思い、気遣っている。


【劇中での活躍】

アブサロムと共に「凶悪連結器」の運転席に乗り込み、スタンド能力で兄の戦いを援護する。
初戦では承太郎にその性格を見抜かれ、列車の窓に向かって投げつけられたイギーと「ザ・フール」に驚き、スタンドを解除してしまった。

翌日の戦いでは、人質を救出されてしまったアブサロムの命令で、蜃気楼を呼び寄せ自分たちに有利な戦場を作り出す。
自身は外からやってきたポルナレフに対し、安全な場所に隠れながら彼を追い詰めるが、居場所を特定され敗北する。
女性には紳士であるポルナレフにみね打ちで気絶させられ、その後はアブサロムと共に村人に救助された。


【能力】

スタンド
スタンド名『ダーク・ミラージュ(闇の蜃気楼)』


蜃気楼を実体化させるスタンド。
スタンド像は身体の中心に水晶をはめ込まれた人型のスタンドだが、その姿は挿絵として描かれていない。

遠くに見える蜃気楼を自身の周囲へと出現させ、思うがままの世界を作り出せる。
通常蜃気楼は、実際にある場所とは別の場所にその物体を映し出す現象だが、この能力で実体化した蜃気楼の中には、タンカーやビル群等砂漠にはないはずのものまで映し出していた。
本作における蜃気楼は「実際にあるはずがないものをそこに映し出す」という定義がなされており、故に幻を実体化させる能力と言ってもいいのかもしれない。
実体化させる蜃気楼のほとんどは、ミカルが幼少期から見てきたアメリカ合衆国の幻がそのまま反映されている。

蜃気楼の原理に則り、夜間は能力が発動できず、昼間でも太陽がある程度昇りきった状態でなければ十分な効果は得られない。
大きさは自由に調節することが可能で、本作では大量の石油タンクを直径20センチほどに縮め、摩擦熱で燃え盛る大量の火球にしてポルナレフを攻撃した。
また、蜃気楼で作り出した世界は現実の常識や法則を無視して展開されるので、その中を「凶悪連結器」で高速で移動することで、相手を惑わし精神的に狂わせていくこともできる。





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最終更新:2023年02月25日 10:54