アポロニア・ドラゴン(デュエル・マスターズ)

登録日: 2014/08/14 Thu 12:51:30
更新日:2023/09/15 Fri 22:57:57
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全てを超越する決闘、それこそが完全を越える完全。



アポロニア・ドラゴンはデュエル・マスターズの種族である。

概要

不死鳥編でグランド・デビルがインフェルノ・ゲートを開けた時、本来存在していなかったはずの「光のドラゴン」と「水のドラゴン」が誕生した。そのうちの光のドラゴンこそがアポロニア・ドラゴンである。

登場時期が遅いがそれでも「○神龍」系のドラゴンであり、登場以後は光の主要種族に…なれたのかなぁ?ポセイディア・ドラゴンほどマイナーには成り下がっていないとは思うが。とはいえ「○神龍」系では恐らくはボルケーノ・ドラゴンよりは恵まれていたと思われる。まあ自然が優遇種族だったししょうがない。

種族の命名ルールは、単種族が「光神龍」。読みが「こうしんりゅう」であるためボルケーノ・ドラゴンと混ざる。なにげにアポロニア・ドラゴンだけが色ではない。
進化すると他と同様「超神龍」。そして多種族は「龍聖」である。

光の大型ということで当たり前っちゃあたりまえだがやはり場を制圧し相手のできることを制限するのが得意。
特に《光神龍スペル・デル・フィン》あたりはわかりやすい。

…ラストパトロール?知らない子ですね


主なクリーチャー

光神龍スペル・デル・フィン 光文明 (9)
クリーチャー:アポロニア・ドラゴン 6000+
相手は、手札をすべてのプレイヤーに見せてプレイする。
このクリーチャーのパワーは、相手の手札にある呪文1枚につき+2000される。
相手は、呪文を唱えることができない。
W・ブレイカー
ピーピングとそれに応じたパワーアップも強力無比ではあるが、一番の特徴は相手がその呪文を唱えられないという点であろうか。要は呪文が腐るため「スペル・デル・フィンのパワーが下がらない」以上にやっかいである。

例えば呪文を主軸にしたデッキの場合。【ドロマー超次元】【弾幕フェルナンド】や【悠久弾幕】、【サイクリカランデス】に【ミステリー・キューブ】などはこのカードが出ていると詰みかねない。キューブはこいつが出る前に一発は撃てるかもしれないが。

ただ、あまりに呪文をメタるカードが多いためか、最近は呪文を少なくしたデッキも多い。
特に【フルクリヒューマノイド】あたりは出しても何の意味もないし、序盤にしか呪文を使わない【連ドラ】(キューブ不採用)やこいつを出す前に決着をつけたがる各色速攻なんかはきつい。すごくマイナーなところでは【サイバー・G・ホーガン】なんかも苦手。
ヘブンズ・ゲートデッキも【白青天門】あたりはなんとか戦えるかもしれないが、【ヴァルハラナイツ】や【ジェスターソード】は基本軽量獣しかいないのでそこまで響かない。

とはいえそれでも強力なことに変わりはなく、出してしまえば苦しいことは請け合い。

比較対象は正直呪文メタならデュエル・マスターズは腐るほどあるが、一番特性が近いのは同じ光の龍、《偽りの王 ナンバーナイン》あたりだろうか。
あちらはキング・コマンド・ドラゴンなのでサポートはこちらより多く、また安定したパワーなので普通に運用可能。
こちらを使う際はピーピングをうまく活かしていきたい。出た時の性能差はそう変わらないので墳墓避けに両方採用するのもあり。
…というか、ナンバーナインってスペル・デル・フィンが鎧を着た姿の可能性もあるんじゃなかろうか。

光神龍セブンス 光文明 (6)
クリーチャー:アポロニア・ドラゴン 5500
バトルゾーンにある自分のドラゴンはすべて「ブロッカー」を得る。
ドラゴン魂フェスで再録された一枚。
リースカラーの連ドラなんかでは採用を検討したい一枚。だが注意しなければならない点が、ブロッカーになった瞬間、除去にやわくなるということである。
ブロッカー除去なんてゴロゴロしてるので、あまり過信せずに運用しよう。

無双龍聖ジオ・マスターチャ 光/自然文明 (7)
クリーチャー:アポロニア・ドラゴン/アース・ドラゴン 8000+
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
バトルゾーンにある自分の、コスト4以上のクリーチャーすべてのパワーは+3000され、種族にアポロニア・ドラゴンとアース・ドラゴンを追加する。
W・ブレイカー

種族を全体に付与するため、ドラゴン絡みの効果を他にも受けさせることができるのが特徴。
ペトローバに比べて重く、かつ多色だが相手が自然なのでそんなに問題はないだろう。そのペトローバと組み合わせることも可能で、あちらでアポロニア・ドラゴンを宣言しておいてペトローバ自身のパワーまで上げることが可能。

ただアース・ドラゴンを付与する効果はともかく、こちらのアポロニア・ドラゴンまで追加するメリットはあまりに薄いのは泣けてくる。

光神龍ダイヤモンド・グロリアス 光文明 (8)
クリーチャー:アポロニア・ドラゴン 7000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、そのターン、自分の他のクリーチャーが相手プレイヤーを攻撃することができない効果はすべて無効になる。(召喚酔いや、「このクリーチャーは攻撃することができない」または「このクリーチャーは相手プレイヤーを攻撃できない」などの効果が無効になる)
W・ブレイカー

「ダイヤモンド状態」にする一体。召喚酔いまでは無効にできないがソードやカッターに比べるとクリーチャーなので呪文ロックに引っかからない点が利点か。
ただしジェスターソードには《覚醒の精霊ダイヤモンド・エイヴン》のが入りやすいのはご愛嬌。

時空の雷龍チャクラ 光文明 (7)
サイキック・クリーチャー:アポロニア・ドラゴン 5500
H・ソウル
ブロッカー
このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
ホーリー・フィールド
HF―覚醒―自分のターンのはじめに、このクリーチャーをコストの大きいほうに裏返す。

いわゆる「チャクラゲー」の開祖。
5コスト相当で出てくる上に相手よりシールドが多ければ覚醒できるため、相手にシールドを割らねばという使命感を与える。
だがシールドをわろうにも光はブロッカーが多いのでなかなか割れず、そうこうしてる間に覚醒してしまう。

一説にはこいつのせいでブロッカー除去がますます流行ったとも。特にGENJIはまさにこのメタカードとして生まれたカードでもあった。
そのGENJIもメタられ、さらにそいつもメタられ…覚醒編期のインフレは凄まじいものであったといえよう。

ちなみに効果の相性はともかく、デッキの相性としてはドラヴィタと相性が良い。

龍仙ロマネスク 光/火/自然文明 (6)
クリーチャー:アポロニア・ドラゴン/アーマード・ドラゴン/アース・ドラゴン 5000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
ブロッカー
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から4枚を、マナゾーンに置いてもよい。
自分のターンの終わりに、カードを1枚、自分のマナゾーンから墓地に置く。

清く、たくましい母とともに、壮大な力を生み出す龍。

君はようやく登りはじめたばかりだ。このはてしなく続くデュエル・ロードをよ。
…というわけで、爆アドを稼ぐために生まれたドラゴン。一時期は母ちゃんとの相性が良すぎたためにプレミアム殿堂コンビになったことも。
ちなみに以降はプレミアム殿堂超次元コンビに規制がうつったため、プレミアム殿堂コンビになった唯一のカードであり、またレギュレーションにおける制限解除を受けた原初の例でもある。まあそれでも普通の殿堂入りもしてるんですがね。

ターンの終わりの効果を無視するために母ちゃんを始めあらゆる「ロマキャン」がされ続ける。今でも《母なる星域》で進化ドラゴンを踏み倒す「星域ロマネスク」は使用されており、ここからバジュラに繋いで相手とマナ差を6も生み出すという阿呆なことをしてくれたりする。アルカディアスDなんかに繋いでも面白いか。

天雷龍姫エリザベス 光文明 (5)
クリーチャー:アポロニア・ドラゴン/メカ・デル・ソル/ナイト 5000
シールドゾーンから自分の手札に加えられる呪文はすべて「S・トリガー」を得る。

星龍パーフェクト・アース》に比べると効果の対象は狭いが安定性は抜群の単色。
最近はライオネルなんかも出てきたのでだいぶ苦しいが。

とはいえ、こいつを見て欲しいのはその種族である。
こいつはメカ・デル・ソルと複合しているのだが、メカ・デル・ソルといえば光文明の「対ドラゴン兵器」である。

その対ドラゴン兵器がドラゴンと複合しているのは非常に興味深い。

龍聖黙示プラネット・フィスタシオ 光文明 (6)
クリーチャー:アポロニア・ドラゴン/ライトブリンガー 6500
このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札を見る。その中からコストが3以下の進化ではないライトブリンガーを2体まで選び、バトルゾーンに出す。その後、山札をシャッフルする。
W・ブレイカー

コロコロの企画で生み出されたドラゴンで、当初は《予言光龍プラネット・フィスタシオ》だったがデュエマの命名法則に直された。でも直したおかげでかっこよさは増した気がする。

効果がライトブリンガー2体の踏み倒しであるため、《ドラゴンズ・サイン》から《支配の聖霊龍 ヴァルハラナイツ》とともに呼び出すことで相手をフリーズさせながら重量級のドラゴンでゆったり殴れる。
なにげに軽量種族と重量級種族の組み合わせは貴重だが例がないわけでもなく、例えば《勝利宣言 鬼丸「覇」》はヒューマノイド/レッド・コマンド・ドラゴン/ハンター/エイリアンの組み合わせである。

龍聖霊ウルフェウス 光文明 (7)
クリーチャー:アポロニア・ドラゴン/エンジェル・コマンド 6000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の墓地にエンジェル・コマンドまたはドラゴンが1体でもあれば、自分の手札から「S・トリガー」付きの呪文を1枚、コストを支払わずに唱えてもよい。
W・ブレイカー

エンジェル・コマンド・ドラゴンのご先祖様ともいえそうなクリーチャー。

ST呪文を踏み倒すことができるが条件が条件だけに《天空の精霊インパクトリガー》のほうが確実性は強い。
またウルフェウスの場合、7コストと重いので《ヘブンズ・ゲート》は素で撃ってしまったほうが早い。

考慮するべきは《ドラゴンズ・サイン》あたりか。他にも《インフェルノ・サイン》や《復活と激突の呪印》で墓地にいる条件達成用のエンジェル・コマンドやドラゴンをリアニメイトするのもあり。変わったところでは《アポカリプス・デイ》から墓地のグールジェネレイドをわらわらさせたりするのも面白い。

背景ストーリーでは《ボルメテウス・武者・ドラゴン》と融合し、《超聖竜ボルフェウス・ヘヴン》になって《暗黒凰ゼロ・フェニックス》と戦いを繰り広げ、両者ともに倒れた。

なおDMC-43に収録された際、光文明なのに火文明のフォイルが使用されてしまっている。本来は《エルメテウス・雷撃・ドラゴン》用のものだが、両者ともにパワーの数字が同じなのでプレイには支障はない。



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最終更新:2023年09月15日 22:57