アーク・セラフィム(デュエル・マスターズ)

登録日:2014/12/06 Sat 01:09:27
更新日:2023/07/29 Sat 06:26:52
所要時間:約 3 分で読めます








森の仲間との共存は、天使達をただの無機質以上にした。





アーク・セラフィムはデュエル・マスターズの種族である。

概要

不死鳥編の新規種族の一つで、ハイブリッド種族のひとつ。

エンジェル・コマンドの末裔らしいが、コマンドを持たず、またエンジェル・コマンドは後にとある理由で復活するため割と忘れられがちな設定である。しかもウィニーの多い種族の癖に、位階がセラフィム(熾天使・Seraph)>(7つくらい間に挟む)>エンジェル(天使・Angel)と上回っている。
エンジェル・コマンドの末裔故に光文明の種族としてがメインであるが、森の仲間と共存したためか自然文明にも属している。

そんな彼らだが、不死鳥編での活躍は全くと言ってない。ないったらない。
不死鳥編を説明するなら「フェニックスの支配する世界で仲の悪いグレートメカオーとドリームメイトが争い、そのあてつけでティラノ・ドレイクがやられグランド・デビルに助けを求める話」
どこにもアーク・セラフィムの存在する理由が語られていないのである。あんまりじゃないかな。
後にも先にもシリーズでフィーチャーしている種族がシリーズでなんの活躍もしないのはアーク・セラフィムだけである。

だがそんな彼らもエピソード3ではなんとオラクル教団の信徒や神と言った形でフィーチャーされることに。しかし熾天使なのに聖職者だったり神様だったり一般市民だったりでいいんですかね…?同じことはエンジェル・コマンドにも言えるけど。

有名な《光霊姫アレフティナ》や《霊騎コルテオ》はこの種族である。

単種族、多種族ともに冠詞は「霊騎」。進化は「聖帝」だが、ドリームメイト複合の《伝説のサンテ・ガト・パコ》がいる。
でもサンテ・ガト・パコ自身はドリームメイト進化ではあってもアーク・セラフィムからは進化できない。
進化して熾天使のような存在になった、とでもいいたいのだろうか?

特徴

光と自然というパワー自慢の文明同士がくっついているが、彼らはかなり非力である。
コストの幅は2〜9と広いのにパワーはだいたい3000〜5000に収まる。
そのため全体除去に弱い。だがハイブリッド種族という並べやすい種族なので致し方ないか。

同期のグランド・デビルが闇寄りになり、グレートメカオーとドリームメイトは水と自然に優良カードが極端に偏ってしまったのに対し(もちろんいずれの種族もゴーゴンシャックとかデ・バウラ伯とかチューザとかいるけどな)、アーク・セラフィムは光をメインとしながらもサンダールやラグマールなどと言った自然の優秀なクリーチャーも多いため、ハイブリッド種族としての貫禄を保っている。ドレイク?あいつらは…新規カードがないから偏れないだけなんじゃないですかね。

またビーストフォークワイルド・ベジーズなどとも何故か相性が良かったりする。ドリームメイトやグレートメカオーもそこそこだがどっちかにしておかないと犬猿の仲の双方に挟まれかねない…

サポート種族は動物の頭だけの精霊というセイント・ヘッド。だが最近は影が薄くなり始めてきた。

見た目は自然でもロボットっぽいものが多かったが、時間を経るとともに動物っぽい意匠のものも増えた。

マナゾーンに干渉していくことが基本戦略で、ラグマールで敵と味方を埋め、サンダールで手札に戻す、といったループが有名。
他に光なのでジャムシールやアラク・カイ・バデスなどのタップ/アンタップも戦略に組み合わせることになる。

クリーチャー

霊騎ラーゼ・ミケランジェ 自然文明 (9)
クリーチャー:アーク・セラフィム 5000
スリリング・スリー:アーク・セラフィムとセイント・ヘッド(このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から3枚を表向きにする。表向きにしたアーク・セラフィムまたはセイント・ヘッド1体につき次のT3能力を1回行ってもよい。その後、表向きにしたカードをすべて、好きな順序で山札の一番下に戻す)
T3-進化ではないアーク・セラフィムまたはセイント・ヘッドを1体、自分の手札からバトルゾーンに出す。
スリリング・スリーで展開を補助できるクリーチャー。自身は重いがアーク・セラフィムなのでマナゾーンのカードは溜まりやすく、また自分の効果で自分を展開できるために一度出せれば爆発的な展開を見せることも。また《聖帝ソルダリオス》のメテオバーンを用いれば踏み倒すこともできる。

霊騎サンダール 自然文明 (6)
クリーチャー:アーク・セラフィム 4000
自分のクリーチャーをバトルゾーンに出した時、アーク・セラフィムまたはワイルド・ベジーズを1体、自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。
アーク・セラフィムデッキの優秀な手札補充要員。なぜかワイルド・ベジーズを共に大賞にとっているために野菜デッキでも出番が多い。ナスオやプリウスライザと組み合わせることで擬似サーチとしてもはたらくなど汎用性が高い。

ただしその八面六臂の過労死っぷりから除去を真っ先に狙われるクリーチャーであるためそこは注意。必要に応じて《ペトリアル・フレーム》などを用意しよう。

霊騎ラグマール 自然文明 (4)
クリーチャー:アーク・セラフィム 3000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある自分のクリーチャーを1体選び、マナゾーンに置く。その後、相手はバトルゾーンにある自身のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。
ラグマループの核であり、ラグマトックスという模造品が最近登場した。
ただでさえ強いサンダールの能力を更に発揮してくれる優秀な相方である。自分の効果で自分をマナに置き、そのときにサンダールの効果で置かれた自分をそのまま手札に戻すことで何度でも使いまわせる除去コンボが可能。自然4マナが除去に変わる。pigも誘発しないし回収もしにくいと何から何まで強い。

しかし相手が選ぶ、という点は注意せねばならず、中途半端に使わず徹底的にマナに埋めるだけの決意とマナの準備は重要。備えよう。それさえできればアンタッチャブルもモヤシも怖くない。最近は怖いのも多くなりましたけどね。

聖帝ソルダリオス 自然文明 (6)
進化クリーチャー:アーク・セラフィム 6000
進化-自分のアーク・セラフィム1体の上に置く。
メテオバーン-自分のクリーチャーが攻撃できる時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚選び墓地に置いてもよい。そうした場合、進化クリーチャーではないアーク・セラフィムまたはビーストフォーク1体を、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出す。
W・ブレイカー
メテオバーンで他のクリーチャーを飛ばす。ラーゼ・ミケランジェや強襲の長あたりがベストか。
弾はスピリット・サティークや《秘護精マキシマムコブラ》などで集めることが可能。

軽めの進化で優秀な種族2体に対応でき、相性のいいカードも多いという恵まれたクリーチャーである。おまけにエピソード3でアーク・セラフィム、ドラゴン・サーガビーストフォーク號がフィーチャーされているために発展性もある。

自身は絶版だけどな!

霊騎のイザナイ パイル 光文明 (4)
クリーチャー:オラクル/アーク・セラフィム 2000
光臨-自分のターンの終わりに、このクリーチャーがタップされていれば、自分の山札を見る。その中からコスト6以下のアーク・セラフィムを1体、バトルゾーンに出してもよい。その後、山札をシャッフルする。
優秀なコルテオを出せないのは痛いものの、ミューズ・ルブールやアレフティナもアーク・セラフィムであるため使いやすい。またロラパルーザやワイアードの登場もパイルの優秀さをアピールするのに一役買った。

ただしアーク・セラフィム中でも屈指のパワーの低さと能力の隙が弱点。使うならアラク・カイ・バデスなどのサポートは必須といえよう。

なお他のイザナイサイクルはオラクルである以前にその種族、という形であるがパイルは逆でアーク・セラフィムである以前にオラクルである、という見た目。要はアーク・セラフィムでも珍しい「目の描かれた人型」なのである。初期は普通のオラクルとして描かれていたのかもしれない。

霊騎コルテオ 光文明 (7)
クリーチャー:アーク・セラフィム/オリジン 2000
S・トリガー
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある自分のクリーチャー1体につき、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選びタップしてもよい。
アーク・セラフィムやオリジン、ジェスターソードにおける優秀な生きたスパーク。ただし頭数が揃わなければ意味がないので、どんなデッキにもひょいひょい入るわけではない。

それでも優秀なカードであるが、再録回数も多く、手に入れることも苦しくはない。見かけたらとりあえずもっておいてもいいレベル。難点は上述の通りパイルからはアクセスできないこと。ただでは意味がないがペルフェギウスタップなどでは使えたかもしれないので残念である。

霊騎左神ロラパルーザ 光文明 (4)
クリーチャー:ゴッド・ノヴァ OMG/アーク・セラフィム 3000+
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選び、タップしてもよい。そのクリーチャーは、次の相手のターンのはじめにアンタップされない。
左G・リンク(このクリーチャーをバトルゾーンに出す時、「中央G・リンク」または「右G・リンク」を持つゴッドの右側にリンクしてもよい。リンクしたゴッドは、各ゴッドの特性〔パワーや能力〕をすべて持つ1体のクリーチャーとなる。バトルゾーンを離れる時は、その中の1枚を選ぶ)
ならこいつで満足するしかないじゃないか。

単体で見てもアーク・セラフィムデッキでジャムシールの代わりになる(というより、ジャムシールと違って味方の状況に依存しない)強みがあり、ジャムシールの実質8枚体制なども可能。それだけでなく、非力になりやすいアーク・セラフィムで進化クリーチャーではないためラーゼ・ミケランジェで踏み倒せる…ということは?

霊騎右神ワイアード 光文明 (5)
クリーチャー:ゴッド・ノヴァ OMG/アーク・セラフィム 5000+
自分の他のゴッドをバトルゾーンに出した時、自分の手札を1枚、裏向きにして、新しいシールドとして自分のシールドゾーンに置いてもよい。
右G・リンク(このクリーチャーをバトルゾーンに出す時、「中央G・リンク」または「左G・リンク」を持つゴッドの右側にリンクしてもよい。リンクしたゴッドは、各ゴッドの特性〔パワーや能力〕をすべて持つ1体のクリーチャーとなる。バトルゾーンを離れる時は、その中の1枚を選ぶ)
まさかの相方も登場。

OMG、というかノヴァでは珍しく左右が種族が統一されている。というかゴッド全体で見てもこれは稀有な例。
単体ではバニラ同然といったスペックだが、ロラパルーザと組み合わせればシールド追加でコルテオやミューズ・ルブール、スパーク系呪文などを仕込める。そして基礎パワーがあがるため殴りに行くにはなかなかのスペックとなる。WB付与がないのは若干痛いけど。

霊騎デュナス 自然文明 (3)
クリーチャー:アーク・セラフィム 4000
バニラビート御用達のデュナス。こいつの場合、《強襲の長》《無垢の面 ラニヴ》《駱駝の御輿》などと一緒に組めるために利用価値が高い。スノーフェアリーの《紳士妖精レンダン》とは相互互換となる。《ポッツーン》がポッツーンしちゃったけど。
ビーストフォークとの相性がいいアーク・セラフィムでは、バニラ故に投入という方向性も考えやすかったりする。意外と活躍の場は多い?

実はアーク・セラフィムは《霊騎ラハース》という同コストバニラがいる。でもあいつ光なうえにP3000。光はバニラでも3コストならP3500は欲しいところ。3000で許されるのは水・闇・火の話である。もったいない。バニラを水増しするにも自然側でなんとかできちゃうし…。光側はもっといろいろ便利なの入れたいし…。




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最終更新:2023年07月29日 06:26