エヴォル・ドギラゴン

登録日:2015/05/02 Sat 17:03:03
更新日:2024/04/18 Thu 17:15:03
所要時間:約 3 分で読めます





その翼の豪炎が無敵の革命をもたらす。




《エヴォル・ドギラゴン》とは、デュエル・マスターズのクリーチャー。


▽目次

概要

DMD-21で登場したメガ・コマンド・ドラゴン
今シリーズの背景ストーリーの主人公枠である。
エピソードシリーズ以来、主人公枠がデッキの切札として収録されるのは今回が初となる。

背景ストーリー的には《エヴォル・メラッチ》(後述)の進化形態である。

エヴォル・ドギラゴン 火文明 (6)
進化クリーチャー:メガ・コマンド・ドラゴン 14000
進化-自分の火のクリーチャー1体の上に置く。
このクリーチャーがバトルに勝った時、このクリーチャーをアンタップする。
T・ブレイカー

単純な能力ではあるため、一見すると強さがわかりにくい。
だがここで考えてみてほしい。

超竜バジュラ》が7コストで13000、《超熱血 フルボコ・ドナックル》が6コストで11000。
黄金世代 鬼丸「爆」》が6コストで13000。

つまり進化クリーチャーとしてはパワーは及第点になるのだが、ここで考えて欲しいのは上述のカードのレアリティである。
バジュラ、フルボコ・ドナックルはスーパーレア、鬼丸「爆」はビクトリー
なおかつバジュラは現状「スーパーレア100%パック」以外の収録パックはほぼ絶版となっておりシングル以外だと非常に手に入れにくい。
それに対してエヴォル・ドギラゴンは構築済みのデッキに投入されていながら強さが同じレベルにある。

能力としてはそれらに比べると若干地味ではあるが、光ブロッカーの《天海の精霊シリウス》《奇跡の精霊ミルザム
閃光の神官 ヴェルベット》《高貴の精霊龍 プレミアム・マドンナ》あたりでは止まらない。
純粋にパワーで勝てるのは《白騎士の精霊 アルドラ》なんかだが、最近の【ヘブンズ・ゲート】は
パワー偏重型ブロッカーは敬遠されることが多く、アルドラの採用率はそこまで高くない。

ただでさえ強いが、《勝負だ!チャージャー》や《チッタ・ペロル》と組み合わせることでアンタップキラーを付与して逆に相手を蹂躙することも可能。
しかも進化コマンドドラゴンであるため、コスト軽減は豊富。
デッキに同時収録された《一撃奪取 トップギア》《爆裂 B-BOY》をはじめ、
《龍友伝承 コッコ・ゲット》《爆速 ココッチ》《百鬼ヤコウ》《フレフレ・ピッピー》など対応するカードは多い。
また単純にファイアー・バード自体のフィーチャーも再開されることから5枚目以降のフレフレとして、《コッコ・ルピア》を採用することもできる。
早ければ早いほど蹂躙することが容易となるため是非早出しを狙いたい。

そしてなんと言っても、文明進化であることが非常に強み。
上述のようなサポートカードをそのまま進化元に使えるほか、cipで仕事を果たしてしまったカードや
序盤に出したウィニーなんかを進化させて後半でも腐らなくできる。進化そのものの強みを活かしていると言える。

そしてなにより、相手の《龍覇 グレンモルト》と《熱血星龍 ガイギンガ》を仲良く墓地送りできるため、エクストラターン効果を気にすることなく殴りにいける。

ところでこいつを見てくれ。
無限鉄拳オニナグリ 闇/火文明 (6)
進化クリーチャー:ヒューマノイド/ハンター/エイリアン 7000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
進化-自分のハンター・クリーチャー1体の上に置く。
光のクリーチャーとバトル中、このクリーチャーのパワーは+2000される。
このクリーチャーがバトルに勝った時、このクリーチャーをアンタップする。
W・ブレイカー

《エヴォル・ドギラゴン》と《無限鉄拳オニナグリ》を比較すると、進化元の縛り、パワー、ブレイク数、必要な文明の数で
《エヴォル・ドギラゴン》が上である。
もちろん、《霊峰の守護者ルキア・レックス》と《居合のアラゴナイト》、《虚空の力 レールガン》と《惨劇のアイオライト》の関係もあるため、
一概にオニナグリが弱いわけではないのだが、問題がオニナグリの種族。ヒューマノイド/ハンター/エイリアンの組み合わせは
《オニナグリ・ザ・レジェンド》や上述の《黄金世代 鬼丸「爆」》と競合してしまい、それらが優先されること、
ヒューマノイドのサポートが全シリーズで増えたが、それらはドラゴンサポートでもあるため、ドギラゴンが競合すること、
そしてその場合、黒赤のオニナグリより赤単色のドギラゴンが優先される単色環境であることが何よりも難点。
カシラはもう泣いていい。


関連カード


エヴォル!それは進化の力!!エヴォルの名を持つ炎鳥は、その翼を燃え上がらせ豪炎の龍となるのだ!!!

エヴォル・メラッチ 火文明 (3)
クリーチャー:ファイアー・バード炎 1000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から4枚を見る。その中から進化クリーチャーを1体、相手に見せてから自分の手札に加えてもよい。その後、残りを好きな順序で自分の山札の一番下に置く。
ドギラゴンの背景ストーリーにおける元々の姿であり、その進化元になりえるスペックとして開発された進化元。
《進化の化身》と違ってドギラゴンの進化元になれる点と、軽さで区別していきたい。
ファイアー・バードの進化元としても有用だろう。

ただし進化元を他に用意できるなら《スピア・ルピア]》とも競合しやすく、効果を使うにあたっては進化先を多く積んでおく必要がある。
なおアニメでは他が「ふんっ!」と言う中「めらっちぃ〜!」と鳴くので非常に印象に残りやすい。
また、ニコニコ動画の配信ではOPのサビ導入部の飛行シーンに効果音がないことから「(無言の飛行)」とコメされるのが半ば
恒例化しつつある。
ちなみに、その直前のバサラのバイクシーンでは「アクセルシンクロォォォ」というコメ弾幕がお約束と化しつつある。
これもう(何のカードゲームアニメか)わかんねぇな


ドラゴンを超えたドラゴン、それがドギラゴン!ドギラゴンの燃える心が次々と革命を起こす!

燃える革命 ドギラゴン 火文明 (7)
進化クリーチャー:メガ・コマンド・ドラゴン/革命軍 15000
進化-自分の火のクリーチャー1体の上に置く。
T・ブレイカー
革命2―このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のシールドが2つ以下なら、次の自分のターンのはじめまで、自分はゲームに負けず、相手はゲームに勝たない。
革命0―このクリーチャーが攻撃する時、自分のシールドが0枚なら、このクリーチャーをアンタップする。

DMR-17で登場したメガ・コマンド・ドラゴン/革命軍
轟く侵略 レッドゾーンの力に対抗するために、ドギラゴンが進化した姿。一つの時代に一体しか持てないとされる「革命ゼロ」の力に目覚めたドギラゴンは、無限アタックの能力を革命ゼロの力に進化させたのである。

……これで圧倒的な力を持つレッドゾーンに対抗できると思われたが……。
詳しくはそれぞれの項目を参照してほしい。



デザイン

見た目としてはかなりメカメカしており、実際かっこいい。
また割とわかりやすいデザインとなっており、そのために人気も高い。
進化前とされる《エヴォル・メラッチ》とデザイン上も共通点は多い。

面白いことに、その見た目が「赤いボルメテウス」といった風貌。《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》とはどういう関係があるのだろうか?

アニメ・漫画

アニメでは第一話から登場しており、勝太の切札となっている。
「ドラゴンを超えたドラゴン」に与えられる名前こそがドギラゴンらしい。がこっちを見ているぞ

基本的に《エヴォル・メラッチ》でサーチするが、その際ドロドロドローをしないとなぜか《エヴォル・ドギラゴン》どころか他の進化すら当たらない。
やけにリアルだなおい。

出せば勝ち確扱いなのか、デュエマウスだけではなく前作ライバルのコジローやギョウにも勝っているが、
新ライバルのバサラには《轟く侵略 レッドゾーン》のませにされており、主人が一時期侵略カードに憧れるようになってしまった。
ぜひとも《燃える革命 ドギラゴン》で主人を見返すときが来ることを期待しているぞ。


藤異秀明版


いったい、おれはD・Mとプリキュアの

どっちのアニメを観たら

いいんだァァァァァァ!!?

※本当に言いました

藤異秀明先生の「Duel Masters Saga」ではビフォア革命編としてドギラゴンが登場したが…
侵略者が来ているというのに「デュエル・マスターズ」と「プリキュア」の放送時間帯が被っていることで
どっちを見るか悩んでいるというダメダメな「火の国の王」。なお当該作品ではメラッチの姿の時点でドギラゴン王と呼ばれている。
というか読者層が男児の漫画でよくまあプリキュアとか言い出せたなおい…。

結局のところ侵略されてカジノにされてしまう*1
…が、そこにアイラちゃんと共にモルトが旅行にやってくる。リア充爆発しろ
ドギラゴンはベガスとの戦いを挑むためにカジノに挑んでいたが100連敗。どこまでもダメダメだなこの王様…。
なんだかんだでモルトにベットしてもらうなどモルトに世話になりまくる。王様大丈夫か。

なんとかベガスとの決闘に辿り着くも命が惜しいとヘタレっぷりを発揮。
しかしモルトがベガスダラーと対戦しようとすると、さすがに腹を括ったか彼を静止して革命モードと化して、
ベガスダラーの侵略モードに勝利する。これでベガスダラーがベットしていた火の国を取り戻すのだが…

侵略者がまだいるというのに「とりあえず寝る」。大丈夫か本当にこの王様。
というか王様なのに革命ってこれもうわかんねぇな

ちなみに冒頭の台詞は「Duel Masters Saga」のワンシーンの原文ママであり、「プ○キュア」といった伏字や「裏番の魔法少女もの」*2「女児に人気なあのアニメ」的なぼかしは一切されていない
商標や著作権的に大丈夫か?と思っていたら、アニメ本編で「プリンキュア」なるプリキュアのパロディをやってしまった。そして作中のヒロイン道場に出てきたヒロイン達には明らかにプリキュアを意識したキャラクターが登場*3

恐るべしデュエマアニメ。


蛇足

裏番、いわばライバルであるプリキュアを名指しするという、ある意味では他作品にケンカを売る暴挙に出ているが、そのプリキュアを担当した声優は何人かデュエマにも出演している。

プリキュア役

妖精役
  • 岡 霊子⇔チョッピ(松来未祐(´;ω;`)
  • 角古 れく太⇔アイちゃん(今井由香)
  • 天地 龍牙⇔メップル(関智一
  • 《囚われのパコネコ》(フラッシュ)⇔フラッピ(山口勝平
  • 《ルナー・クロロ》(劇場版)⇔ハミィ(三石琴乃
  • 《奇跡の予言者ラッキー・クルト》⇔ポップ(阪口大助
  • 井戸中 カエル⇔タルト(松野太紀
  • 左近⇔シプレ(川田妙子)
  • ワラマキ⇔コロン(石田彰

デュエマ側のメイン人物


青キュア多いね。
ちなみにこれでも一部であり、実際にはもっと多くの共通出演者がいる。
勿論中にはデュエマ出演→プリキュア抜擢な人もいるし、デュエマのアニメがプリキュアの裏番枠になる前の人もいる。

そして、驚くなかれ。


此方に関しては物凄い偶然である…。
よりによってドギラゴン一族の中の人がかつてプリキュアだった人になるなんて誰が想像できたのか。
勿論声色はキュアミューズのそれとは全く違う。声優の力ってスゲー!





その追記と修正が無敵の項目をもたらす。

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最終更新:2024年04月18日 17:15

*1 侵略した理由はベガスダラー曰く「カジノに温泉ランドが欲しい」という発想であり、火の国はいい温泉が出るらしい。さすがに理由がしょぼすぎると作中でも突っ込まれた

*2 厳密には魔法少女とは違うが

*3 ついでに「アイカツ!」の「ソレイユ」に似たキャラまでいた