熱血龍 GENJI・XXX

登録日:2015/05/26 Tue 21:17:18
更新日:2024/03/18 Mon 16:16:51
所要時間:約 3 分で読めます









トリプルクロスは伊達じゃねぇ!



攻撃を邪魔するやつはすべて排除するぜ!


───熱血龍 GENJI・XXX





《熱血龍 GENJI・XXX》とは、TCGデュエル・マスターズ』のクリーチャー。
DMR-16極「ドラゴン・サーガ 第4章 超戦ガイネクスト×極」に収録された。レアリティはベリーレア。

あのブロッカーキラーで有名な《爆竜 GENJI・XX》が、ガイアール・コマンド・ドラゴンになった姿。


スペック

熱血龍 GENJI(ゲンジ)・XXX(トリプルクロス) VR 火文明 (7)
クリーチャー:ガイアール・コマンド・ドラゴン 7000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手の「ブロッカー」を持つクリーチャーをすべて破壊する。
スピードアタッカー
W・ブレイカー

ブロッカーを徹底的に殺戮したいとでも言いたいような性能になっている。

cipで相手のブロッカーを全て除去。
そして本家同様、スピードアタッカー持ち。
パワーも7000で攻撃力はW・ブレイカーと一定の保証はあり、種族もコマンド・ドラゴン。

これだけで、このクリーチャーがかなり高いスペックを持っていることが分かる。

本家とは異なり、cip能力となっているので毎ターンのブロッカー除去はできない。
しかし、cipで相手のブロッカーを即刻焼き払うことができ、アンタッチャブルも焼けるしタップインも問題としない。
さらに、歴代の有名なブロッカー全体除去とは異なり、味方のブロッカーを巻き込まないという部分もある。

ブロッカー除去を抜いて見てみても、アタッカーとしては十分なレベル。

スピードアタッカーとW・ブレイカーがあるため、相手にすぐに打撃を与えられる。
仮に相手のデッキにブロッカーが入っていなかったとしても、一定の働きは期待できるだろう。
種族もガイアール・コマンド・ドラゴンなので、サポートなどにも恵まれている。

遂に生まれてしまったクリムゾン・ワイバーンの上位互換の肩書は伊達では無く、かなり高性能なカードと言える。


相性の良いカード

蒼黒の知将ディアブロスト SR 闇文明 (5)
クリーチャー:デーモン・コマンド 6000
バトルゾーンにある相手のクリーチャーはすべて「ブロッカー」を得る。
W・ブレイカー

相手にブロッカーを与えるという異色的な能力で有名なカード。

歴代のブロッカー除去カード同様、GENJI・XXXと組み合わせれば相手の場を壊滅させられる。
さらに、両者ともに種族にコマンド持ちであることから、コスト軽減などを生かせる。

百鬼ヤコウ》などのコマンド/ドラゴンのコスト軽減→ディアブロスト→GENJI・XXX という綺麗な流れを行えたりする。


GENJI・XXXによって苦しくなったカード

さて、このGENJI・XXXはブロッカーの全体除去としてもトップレベルの性能を持つ。

その結果、過去の一部のブロッカー除去のカードは立場が苦しくなることとなった。
それらのカードの一例を紹介しよう。

クリムゾン・ワイバーン SR 火文明 (8)
クリーチャー:アーマード・ワイバーン 3000
このクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、バトルゾーンにある「ブロッカー」を持つクリーチャーをすべて、持ち主の墓地に置く。

元祖ブロッカー全体除去のアーマード・ワイバーン

インフレの波に苦しみながらも、実は完全な上位互換が生まれていなかった。
しかし、GENJI・XXXの存在によってついにクリムゾン・ワイバーンの目の前にインフレという現実がやってきた。
この出来事に、初期からのDMに関わってきた一部の人々は悲しむことに。

クリムゾン・ワイバーン『俺はまだ十分に生きちゃいないんだ!

しかし、DMというTCGには種族の概念がある。
コマンドでもなければ、ドラゴンでもないワイバーンであるこのクリーチャーはまだ完全に死んではいない……!!

という訳で、今後は【ターボバーレスク】などのデッキで活躍していくことになるかと思われる。

クリムゾン・メガ・ドラグーン VR 闇/火文明 (7)
クリーチャー:ティラノ・ドレイク 5000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、「ブロッカー」を持つクリーチャーをすべて破壊する。

クリムゾン・ワイバーンが苦しくなったんだから、転生版のコイツも苦しくなる。

GENJI・XXXは単色であるにもかかわらず、多色のカードであるコイツのカードパワーを上回ってしまう。
このクリーチャーも急速なインフレが起きる極神編時期のクリーチャーなのに……
時代の流れって本当に恐ろしいもんですね。

だが、まだ多色である点やティラノ・ドレイクである面で差別化は可能だと思われる。

吠えろ魂!鬼ビルダー「轟」 P 火文明 (8)
クリーチャー:レッド・コマンド・ドラゴン/ハンター/エイリアン 8000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手は自身の「ブロッカー」を持つクリーチャーを3体選び、破壊する。
W・ブレイカー

もうこのクリーチャーはどうすれば良いんだ。

元々登場当時から、重いコストや中途半端なブロッカー除去(相手が選ぶためアンタッチャブルを倒せるが)だったことで使われていなかった
そこに、GENJI・XXXが登場したことで完全に出番が消える。

上記で記載した二枚のように、完全に差別化できる面が無いのも痛かったところ。


補足

このクリーチャーの名前は、XXX(トリプルクロス)でありXX(ダブルクロス)では無い。

つまり、XX(ダブルクロス)に関するサポートを受けることが不可能。
意外と気が付きにくいかもしれない点ではあるので、念のために注意はしておこう。

ちなみに、似た名前でXXサポートを受けられないカードは《デビルベッカムXXX》が存在する。
このデビルベッカムは『トリプルエックス』なので、GENJI・XXXとはこれまた異なるのだが。




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最終更新:2024年03月18日 16:16