Survivor(BLUE ENCOUNT)

登録日:2016/01/12 Tue 12:38:58
更新日:2020/09/05 Sat 09:21:23
所要時間:約 4 分で読めます







廻り回って さぁ 今
空に放った 願い

け て た ま る か !!



楽曲情報

Survivor」は、TVアニメ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の第2クール(第14話~)主題歌。


歌唱は、『オルフェンズ』放送開始一年前の2014年にメジャーデビューした新鋭ロックバンド、BLUE ENCOUNT
作曲及び作詞は、BLUE ENCOUNTのボーカル兼ギターの田邊駿一
アニオタ的には『銀魂』オープニングの「DAY×DAY」で聞いたことがあるバンドだろう。


鉄と血にまみれた火星でも声の限り叫んで、夢を見続け彷徨う少年兵達を鼓舞する「Raise your flag」から変わり、
運命に振り回されつつも、共に戦う仲間と共に生き残ろうとする戦士達自身が歌ったような爽やかな曲である。



オープニングムービー

淀んだ血ではなく、澄んだ塩湖を踏みしめる足。
朝焼けの地平線へ歩み出す鉄華団の主要メンバーと対照的に、青空の下で1人塩湖に立つクーデリア・藍那・バーンスタイン。
クーデリアは祈るように手を組み、振り返る。表情こそ不安げだが、視線は確かに真正面を向いている。
そして彼女の背後には、満身創痍となったガンダム・バルバトスが前のめりに倒れ伏しているのであった。
ガンダムシリーズでは前代未聞の、主役機が壊れた状態のタイトルバックである。


コクピットの中で、イサリビのキャプテンシートで。一人考える三日月・オーガスとオルガ・イツカ。
2人を皮切りにイサリビの艦内で忙しく働く鉄華団の姿が挿入される。ある者は指揮を執り、ある者は仲間と集い、ある者は一人横になり、ある者は語りあう。
誰もいない寝台の前で、カメラに背を向けて寂しく立つフミタン・アドモスは何を思うのか。

パイロットスーツを着込み、バルバトスに搭乗する三日月。カタパルトへ降ろされるバルバトス、解放されるハッチ。
フミタンの管制に三日月がハンドサインで答えた後、太刀を背負ったバルバトスが宇宙へ撃ちだされる!


イサリビの前に立ちはだかるのは、ギャラルホルンの「セブンスターズ」ボードウィン家のお抱え部隊。
各々の機を駆るガエリオ、アイン、そしてカルタ・イシュー。彼らを見送り、不敵に笑うマクギリス・ファリドが見る未来とは何か。

再び1人で佇むクーデリアのビジョンが挿入された後、激戦を予感させるカットが次々と切り替わる。
オセアニア圏上宙を漂う流星号グシオンリベイク、霧の中で横一文字に並び弾幕を張るTK-53隊、橋の下でレンチメイスを振るうバルバトス。
タービンズ側も負けてはいない。「我も」と言わんばかりに立ち上がる名瀬・タービンとアミダ・アルカ。
コクピット越しにアイコンタクトを交わしたラフタとアジーが、百鎌地上仕様の漏影で突撃する。

そして不敵な仮面の男モンターク、更に不気味にアイカメラを輝かす真紅の機体・グリムゲルデが浮かび上がる。
その不吉な影を跳ね返すように、オルガが叫ぶ、ビスケットとユージンが叫ぶ、昭弘とシノが叫ぶ、アトラが悲鳴を上げる!
怒涛の「負けてたまるか」ラッシュのトリを飾るのは三日月! しかし彼だけはいつものポーカーフェイスで先を見つめたまま、フェードアウトしていく……。


雲を裂いて降下していくカメラは、地球の大地と海、そして渡り鳥を映し出す。
ラストカットは三度、塩湖。何かを見つけ、初めて笑みを浮かべたクーデリアが走り去った後には、一枚の鳥の羽根が水紋を立てていた。





なお、OPムービーは物語の進行に合わせて細部が差し替えられている。



やたら出てくる塩湖、スーツを着る三日月、イサリビ艦橋のオルガから一気に引いて艦正面を映すカメラと、どこか『ALDNOAH.ZERO』テイストを感じたロボオタも多いのではなかろうか。
それもそのはず、絵コンテ・演出が『アルドノア』監督のTROYCA取締役・あおきえいである。あんた本当にウユニ塩湖好きだね!!


曲調と共にOPムービーの演出も大きく変わった。長回しが少なくなり、画面が次々と切り替わる。
1stOPで多用されていた傷やノイズがさっぱり無くなり、非常にクリアな画面になった。
爽やかな空気と澄んだ水は、少年兵達が掴みかけている新たな希望を暗示しているのだろうか。
第14話でクーデリアとアトラが「アンタ達臭い。もっと綺麗にしろ(意訳)」と発言していたのもこれの影響か


設定だけは開示されていた、そしてそれまで公開されていなかった新情報も盛りだくさんである。
遂に日の目を見た「流星号」と、生まれ変わったガンダム・グシオンの姿が期待を誘う。
また、地上でメイスを振るうバルバトスの腕にも装備が追加されていることがわかる。

そして敵方の描写も濃い。キャラスタンドプレートでばらされていたガエリオのガンダム・キマリス搭乗、そのお下がりのシュヴァルベに乗るアインはともかく、
ぱっと見ドーベン・ウルフ的な機体グレイズ・リッターと、麻呂眉が特徴的なカルタ・イシューが視聴者の目をくぎ付けにした。
満を持して登場する仮面の男ことモンタークと、どこか禍々しいグリムゲルデにも注目である。







やがて叶った 夢を
守り続けるから

We are 最後の Survivor !!



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最終更新:2020年09月05日 09:21