フォロクルル

登録日:2016/01/28(木) 00:10:38
更新日:2024/03/17 Sun 13:36:57
所要時間:約 7 分で読めます






『モンスターハンターフロンティアZZ』に登場するモンスター。


概要

真のG級と銘打たれた『GG』アップデートにて実装された鳥竜種の大型モンスター。
別名『華鳳鳥』。
剛種(HR5。旧HR100~)、G級、特異個体(G級のみ)のバリエーションが存在する。


ハチドリのように特徴的なクチバシを持ち、黄緑中心の色鮮やかな羽毛が生えている。
鳥竜種とは言うが、そのガタイといで立ちはむしろ飛竜種のベルキュロスドラギュロスに近く、彼らのような1対の副尾も確認できる。


花畑にだけ生息する固有の種であり、花の蜜が主食。
…蜜でよくあの巨体を動かすエネルギーが得られるものである。
現地の獣人種「ウルキー」達からは大事な花畑を荒らす害鳥とみなされているようで、お互い敵対関係にある。


GG当時はヒプノック一族以来となる、完全オリジナルの鳥竜種モンスターでもある。
公式では既存鳥竜種の★7イャンガルルガを差し置いて「G級最強クラスの鳥竜種」とも宣伝された。
…今ではトリドクレスの方が強いんじゃないかってツッコミは聞かなかった事にしよう*1
ともかく、本来はもっと注目されても良いはずのモンスターなのだが、肝心のGGパッケージに描かれたのは
事もあろうにフォロクルルではなくとある烈種の超電磁竜……
大型アップデートの大事な看板と言えるメインモンスターにもかかわらず、微妙な扱いを受けてしまうのだった…
ガッスン「俺の方がマシだな」
トリ「アプデ日から1週間ずらされた鳥の気持ち考えたことある?」



戦闘概要

G級では★7に位置するため、マイナス900の防御減算が発生する。


鳥竜種ではあるものの、動きはむしろベルドラに近い。
なので、鳥竜種特有の間抜けなパニック走りは行わないし、地上での連続ついばみもしない。
感覚的には殆ど飛竜種と戦っているようなものである。
行動パターンは勿論、既存の鳥竜種はおろかベルドラにも無い技が多いので油断しないように。
特に必殺技とも言える、きりもみ回転しながらの突撃はガード無効なほどの高威力。

その一方、尻尾回転を基本1回(半回転)だけで済ませる、無闇に突進を出さない、浮上後はすぐ着地する、ベルドラ

ブーーーーン三三三三三三⊂二二二( ^ω^)二⊃

飛行をしない等、彼らの不満点を改善した部分も見受けられる。


戦闘における最大の能力は、花から吸った蜜で属性を変化させること
蜜で属性変化って何のこっちゃと思うだろうが、花畑に咲く花は普通ではなく、大半が様々な状態異常を発症させる危険な性質を持った植物となっている。
蜜(花)の種類は以下の通り。

蜜の種類 備考
火傷 火傷やられの地形ダメージ。着弾でダメージエリア出現
他の蜜と違い、着弾後に液が長時間残る
暗闇 MHF独自の状態異常。視界が闇に覆われ、極めて見通しが悪くなる
麻痺
睡眠
悪臭
腐食やられ 着弾時に赤黒い雷を放つので火傷と区別可能
回復 被弾すると吹っ飛ぶが、なぜか回復する
攻撃力アップ 攻撃力が上がるが、蜜のダメージも他より上がる

蜜を吸った後は種類ごとに羽毛の一部が変色するだけでなく、それを様々な攻撃で撒き散らすようになる。
一度の戦闘で全ての属性パターンに巡り合える訳ではないが、いずれにせよ対策は必須。
特に暗闇は本当に視界が物凄く悪化する危険な状態異常なので、立ち回りそのものに影響が出てしまう。
幸いにもアイテムの漢方薬で治療可能なので、フォロクルル狩猟の際には持ち込んでおくべき。

蜜を吸う時は2パターンあり、木から吸う時はそのポイントに軸合わせ後突進で移動し、
地面の花から吸う時はその場で行う。
何気に妨害で中断させることも可能で、成功すると落し物を落とす。


戦闘中はウルキー達も援護してくれる。
ブルファンゴぐらいなら倒せる力を持つが、なにせ相手は屈強な大型モンスター。
本格的なダメージ貢献には期待しない方がいい。
その一方で、狩猟後はお礼なのかフォロクルルの剥ぎ取り素材を落し物として傍に置いていってくれる。
これを含めるとフォロクルルの剥ぎ取り回数は実質4回と言える*2




さて、戦闘面とは別にコイツは非常に厄介な特徴がある。
それは「部位破壊の難易度がかなり高い」ということ。
フォロクルルの破壊可能部位は頭部、翼、尻尾(切断)の3つなのだが、剛種はともかくG級では要求ダメージ値が妙に高く、更に翼は片方でも両方でも素材枠は1つの上に、怯み値は左右で全く共有していない
中途半端な狙い方だと1箇所も部位破壊できないまま討伐した、なんてことが(G級だと考えなしでは)普通に起こり得る。
だいたい怯み値上昇システムの影響である。
PTプレイでも無い限り、全破壊は困難といってもいい*3
G級特異個体に至ってはHC補正の体力減少&基礎怯み値アップでもはや罰ゲームレベルの鬼畜難易度。
部位素材が欲しければノーマル、HC素材が欲しいなら特異個体と分けて挑んだ方が無難である。


弱点は雷、氷。少しなら水も通る。
ただし部位によって効き具合が異なり、厄介視される翼は属性が一切通らないので翼目当てなら物理重視で。


蜜を使った技

  • 半回転飛ばし
その場で宙に浮いて180度回転しながら、蜜を左右の翼から落とす。
小技だが蜜を吸う前は何も落とさないため、何も知らない時は油断するかも。


  • 翼薙ぎ払い
ドラギュロスの鉤爪薙ぎ払いと似た攻撃。
薙ぎ払うと同時に蜜を3つ飛ばしてくる。
フォロクルルは鉤爪にあたる部位が無いため、代わりに翼を大きく振るってくる。


  • 染め上げ蜜飛ばし
蜜を吸引した後に確定使用する技。
吸った蜜で自分の毛を染めつつ、その蜜を左右に3個飛ばしながら回転して浮上する。
飛ばす蜜は(フォロクルルを後ろから見た時に)必ず「ハ」の字を描くように着弾するので分かりやすい。
ただし、攻撃後の着陸は動作が終わるまで大ダメージ判定が持続しているため、迂闊に接触しないように。
攻撃動作そのものは以後も一つの技として用いるようになる。


  • 前方蜜飛ばし
その場で滞空し、近→中→遠の順に蜜を大量に飛ばしたのち最後に3WAY蜜飛ばしを行う。
攻撃の出が早く厄介。


  • 空中蜜落とし
後退しつつ滞空し、2パターンの蜜爆撃を行う。
1:素直に前進→Uターンの往復で爆撃
2:最初の後退で回りこんでから前進して爆撃、最後に上昇しながら前後左右に蜜を飛ばす
似ているようで異なる技だが、蜜の内容次第ではかなり厄介なことになる。
(特に毒の場合、長時間残るので)


  • 地団駄蜜飛ばし
特異個体で使用。
地団駄を踏みながら前方、左側、右側の順に蜜を飛ばし、体勢を戻す際に不意打ちの如く翼から蜜を落とす。
接近時は最後の蜜に注意。


  • バックジャンプ滑空蜜飛ばし
特異個体で使用。
バックジャンプからの滑空で翼から蜜を落とし、最後に1回転しながら前方にも飛ばす。
動作自体は見ていて分かりやすい。



武具

剛種系統とG級の2種類が存在。


剛種武器系統は武器種ごとに属性が異なるという、モンスター武器ではかなり珍しい特性がある。
一部は始種武器への強化も可能。自動発動スキル「逆鱗(ブチギレ)」が付く。
G級武器も性能付けとしては剛種武器同様のコンセプトを持つ。


剛種防具系統は烈種防具まで強化することができる。始種防具化は未対応。
G級防具は初めて「劇物取扱皆伝」のスキルポイントがついた防具である。
このG級スキルは武器が持つ状態異常属性の値を3分の1に下げる代わりに、武器の攻撃力UP&攻撃時に必ず属性値が蓄積するという効果が発動する。
期待値から見ても強力なスキル故、高属性値の武器ほど光る。
ここに状態異常追撃スキルを組み合わせれば怖いもの無しであろう。
劇物取扱皆伝単体でも、ラスタ用の装備に組み込めばサポートNPCとして強力。
ただし、G級防具はGXまで強化してもスロ3にならない部位があるので注意(GXで全スロ3が当たり前になったG5以前の装備なので)


余談

珍しい名前を持つフォロクルルだが、最近になってMHXにも「ホロロホルル」という鳥竜種大型モンスターが登場している。
うん、名前よく似てるね
そのせいでフォロホル…じゃなくてホロロホルルの名前が判明した時には案の定名前でいじられる事になった。
ちなみにホロロホルルは梟モチーフだが前述のウルキーも梟モチーフである。




追記・修正は花の蜜を食う人にお願いします。
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最終更新:2024年03月17日 13:36

*1 ただし、体力はともかく単純な攻撃力では甲乙付け難いことを付け加えておく

*2 なお、ウルキーの援護と落し物は花畑で戦う他の大型モンスターにも共通する。といっても現状目にする機会が多いのはドスファンゴぐらいしかいないのだが…

*3 ラスタ等のNPC任せだと、的確に部位を狙うAIが搭載されていないのでいたずらに体力が減り続けてしまい、部位破壊がますますシビアになってしまう