ヒプノック

登録日:2015/07/29(水) 01:49:32
更新日:2023/08/31 Thu 20:17:47
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モンスターハンター』シリーズに登場するモンスターの一種。


概要

樹海を住処とする鳥竜種の一族。
原種に加えて亜種に相当する「ヒプノック繁殖期」、「ヒプノック希少種」の派生もおり、
それぞれ別名は鳥」「眠鳥」「眠鳥」

鳥竜種の中ではイャンクックゲリョス等よりもよっぽど鳥らしい外見をしている。
(MHFでは後にフォロクルルトリドクレスという更に鳥らしい鳥竜種モンスターが実装されたが)


別名が表すように、主食とするネムリ草の睡眠成分を含んだブレスを武器としている。
(なお食性はかなりの雑食)
ただしヒプノック自身は本来臆病な性格であり、ハンターのようなガチの敵対者でもない限りは積極的に戦うことはあまりない。

普段はオレンジ色の鮮やかな羽毛が生えており、繁殖期になると紅色に蒼色が少々加わった派手な色彩となる。
希少種は蒼白く銀色の羽毛に包まれ、寒冷期のごく限られた期間にしか姿を見せず、樹海にそびえ立つ巨木のてっぺんを住処にしている。



MHFのオリジナルモンスターでは最も歴史が古く、「G」が付く前のシーズン1.0(2007年7月!)というサービス開始時点で原種が実装された、ヴォルガノスと並ぶ超古参モンスターでもある。
それ故に運営も大層お気に入りらしく、何らかのイベントでヒプノックを前面に押し出す率がかなり高い。
G級固有モンスターである近縁種のファルノックが実装された経緯からして、「ヒプノックをインスパイアしたモンスターを出したい」というトンデモない理由なのだから。


下は下位から、上はG級まで幅広く分布している。
繁殖期は上位から、希少種は現状まだ上位にしか存在しない。


原種のみ、かつてヴォルガノスともどもMHP2Gにも参戦した。
その時はモデルが一から作り直された為、微妙にデザインが違う。
ヴォルさんがG級限定なのに対し、ヒプは上位から登場する。
…ただ、本家的にはMHP2Gがなぜかヒプノックとヴォルガノスの初登場作品ということになってしまっている。
MHFでもこれに合わせてか、「MHFにしか登場しないモンスター」という定義のもと、エスピナスをMHF初のオリジナルモンスターとしている。
後に語られた話によると、ヒプノックとヴォルガノスはMHP2GとMHFの共同開発で産み出されたモンスターであるらしく、
あくまでも仮説だが「もとよりMHP2Gにも登場させる予定であり、MHFの方が先に実装の目処がついた」といった所だろうか。
だが、当時は大人の事情を感じさせる物であり、メインシリーズスタッフとの不仲説なども噂された。
MHFがサービス終了した後は不仲説は半ば否定されており、エスピナスがメインシリーズデビューした際にはMHFのモンスターであることが黒歴史にされなかった。


戦闘概要

G級での原種、繁殖期はそれぞれ難易度★1として扱われるため、防御減算は発生しない。
そのためG級上がりたてから気軽に挑むことができる。
クエストをHC化すると難易度変更が出来なくなるのだが、こいつらに関しては全く意味が無い。
一方で希少種は★5であり、マイナス600の防御減算が発生する。


当たり前だが、どのヒプノックも睡眠ブレスを吐き出すため、睡眠対策は必須となる。
命中しても眠りに落ちるまでフラフラと歩く猶予が生まれるため、その間に元気ドリンコを飲むか味方に殴られれば起きることが可能。


下位・上位個体は鳥竜種の中ではかつて体力が多い傾向にあり、弱点部位と属性を狙っていかないと結構長引かされれていた。
今はリファインに伴うパラメータ調整で並のモンスター程度に落ち着いている。


また、意外なことに睡眠使いでありながら睡眠耐性はかなり低い。
睡眠属性の武器で数発殴るとそれだけでグースカ眠りこけてしまうほど。
G級では耐性値が爆裂的に上昇しているため、同じようにはいかない。


原種(変種)

HR1ではギルド指定クエストに登場するため、必ず戦うことになる。

大体の感覚としては、イャンクックを睡眠属性に置き換えたようなものに近い。
そのため、パニック走りでは睡眠ブレスを撒き散らしながらハンターに突進してくる。迷惑である。
バックジャンプでも睡眠ブレスを放射しながら後ろに下がる。やっぱり迷惑である。
しかしながら睡眠を無効化してしまえば、ブレスの性質上、当たってもこかされるだけで吹っ飛ばないのが幸いか。
これらの特徴は繁殖期と希少種にも共通するので、覚えておくといい。

上位からは睡眠ブレスを頭上に打ち上げ、周囲に落とす攻撃が加わる。

G級では新モーションとしてその場で小さく2回跳ねた後、サマーソルトを行って着地時に睡眠ガスを撒き散らしてくる。
リオレイアの使うそれと違い、空中で一回転したらすぐに落ちてくるので注意。

亜種もそうだがこのサマーソルト、なぜかG級ヒプノックの中では滅茶苦茶ダメージが大きく、怒り状態のサマソは生半可な防具だと一撃でピンチに追い込まれてしまう。
小さく跳ね始めたら警戒すべし。


P2Gではパニック走りや打ち上げ行動が無くなった代わりに、対象のハンターめがけて跳び蹴りを浴びせてくる。
当たるとなかなか痛い。
1~4回連続で行い、3回以上やると確定で威嚇を行う。


弱点属性は火、雷。


繁殖期(奇種)

特に原種と変わった所は無いが、驚くほど体力が多い。
凄腕の奇種(亜種モンスターの凄腕ランクにおける名称)は同じ凄腕のヒプノック変種よりも圧倒的にタフである。

上位からの登場だが、G10以前は素材的にはHR31~の個体が下位、HR51~の個体が上位相当だった。

G級では一部の行動に特異個体(後述)が発するフェロモンが付随しており、原種のサマーソルトやパニック走りの時に発生する。
また、新モーションとして両翼を広げながらフェロモンを周囲に撒き散らし、気絶したハンター達を蹴散らすように踊る攻撃を繰り出す。
誰も気絶しなければぐったりして隙だらけになる。


弱点属性は雷。
G級では一転して全属性が効くようになっており、特に雷属性がますます弱くなっている。



希少種

HR4(旧HR71~)で解禁され、樹海頂部という決戦場フィールドで戦う。ギルド指定クエストにも登場するのでHR5昇級の際には必ず戦う。
G級個体はG9から実装された。


他のヒプノックと違い、(特にG級では)攻撃力がかなり高い。
そのアグレッシブさはステータスだけに留まらず、睡眠ブレスに加えて広範囲に震動を発生させて追撃する2種類の技を有している。
一つは上空からの急降下アタックで、拘束されると連続浴びせ蹴りで強烈なダメージを受けてしまう。
もう一つはその場で地団駄を行い、身動きが取れないハンターをぐるぐる回る猛ダッシュで蹴散らすというもの。
いずれも耐震スキルがあれば追撃が発生しないので全く脅威にならないが、逆につけていないと非常に鬱陶しい。

軸合わせの代わりに、度々前後左右へのステップ移動を行う。
機動力の低い武器種にとってはイラッ★とさせられること間違いなし。

G級ではゆったりと体を横に向ける軸合わせを行った場合、その場で飛び立ち急降下キックを浴びせてくる。
原種、繁殖期のサマソ同様にかなり痛いので注意。半端な体力では即死も有りうる。


弱点は氷属性。
また、全体的に肉質が原種・繁殖期と比べて硬い。



特異個体

原種、繁殖期、希少種すべてに存在する。
前2体は妙にハイテンションな仕上がりとなっている。



原種は扇状に睡眠ブレスを飛ばすようになった他、P2Gの個体みたいにキックを仕掛けてくる。
ただ、モーション自体を直接輸入できなかったのかP2Gのそれと比べてやや不自然な動きである。

生態を反映してか、その場でピョンピョン跳ね回る求愛ダンスも行う。
このダンスは足元にいるとこかす程度の小ダメージが連続で発生するため、スーパーアーマーが付与されたモーションで張り付いているとガリガリ削られる。
ランクによってはこれだけで瀕死に持ち込まれることも。


繁殖期は原種特異個体の行動に加え、アイススケートのジャンプのようなスピンアタックも行う。
更に求愛ダンスではピンク色のフェロモンを撒き散らすようになり、当たると膝をついて倒れる特殊な気絶状態にさせられてしまう。
この特殊気絶はかなり長い間動けなくなる上に、レバガチャしない限り立ち直っても通常のピヨった状態にさせられる厄介な状態異常。
気絶無効スキルでも防げないが、音爆弾かオトモのホルクの「サポート重視」行動で飛ばす羽根によって回復できる。

また、バタつきながら一回で軸合わせを行う。


希少種は飛び上がった後に背面から急降下し、睡眠ガスを爆発させながらジタバタもがく技を使う。
もがいている最中は強震動が発生しっ放しになる。耐震+2が無いとかなりうざい。
また、睡眠ブレスを打ち上げた後に自らそれに突っ込んで拡散させ、体に睡眠ガスをまとうことがある。
体の各部位にまとった後は時間経過で炸裂するが、その前に部位へ一定の攻撃を加えるとガスを剥がせる。

辿異種

MHF-Zより登場した新種。
辿異種の特徴である「発達部位」は嘴で不釣り合いなほど肥大化し湾曲、さらに睡眠属性の影響か青みがかっている。

特異個体をベースに行動を削除・追加しているが、最大の特徴は睡眠状態の強化版である熟睡状態を使いこなす点。
睡眠ブレスに被弾すると通常の睡眠と違い回復する猶予なく昏睡してしまう。
これだけならただの動き封じ程度なのだが、ヒプノック辿異種はこの時確定で怪音波の様なものを発するモーションを取り、それと同時に熟睡状態のハンターが悶え苦しみ、画面にはエフェクトがかかり、高速スリップダメージが発生し続けあっという間に体力を空にされてしまう。ダークホール→ナイトメアの様な真似をしてくるとは誰が予想したか。

解除方法自体は眠ってしまった後の睡眠状態同様で、他のメンバーがキックなどすることで解除できる。
ホルクやパートナーなどのNPCは熟睡状態を解除するように動いてくれるためソロでもこれらを連れて行きさえすれば確定で即死といったことにはならない。間に合わないこともあるので過信は禁物だが。

辿異種を倒して「耐睡眠強化」の付いた辿異防具を作成し、睡眠無効を強化すれば熟睡状態を睡眠状態に格下げしてくれるおかげで上記の厄介な行動を封じることができる。

辿異種の中でも、厄介な行動こそ持てど専用の属性耐性特化の装備を作る必要もなく、危険な行動である熟眠→怪音波スリップダメージ以外の根性貫通コンボも持たず、熟眠状態自体もNPCによる救助が期待できるといった点から辿異種入門といった立ち位置となっており事実として課金装備の辿異派生にはコイツの素材が要求されている。

武具

武器は高い睡眠属性値を持つが、数多くの武器が投入された現在の環境では今ひとつパッとしない。
P2Gでも何故か属性値が低くされるなど酷い扱いを受けている。
強いて実用的なものを挙げるなら、イベント武器の片手剣「超カラクリヒプノック」系統や、雷+氷の複合属性(更に睡眠を加えて双属性)である風属性を持ち強化で空色ゲージを発現する繁殖期のG級武器、雷+睡眠の双属性を持つ希少種G級武器ぐらいのものか。


防具はどこか民族衣装チックで露出多め。あまり攻撃系のスキルは見かけない。
G級防具だと鼓舞、支援、劇物取扱皆伝などの有力な補助スキルを初めから有しており、GX段階まで強化すると他の強力なG級スキルのポイントも追加される。
装飾品として精錬したり、ラスタ(ざっくばらんに言えばオトモの一種)の防具に使ったりすれば輝く。


ちなみに課金系の防具の中には、ヒプノックをモチーフにしたヒプノルータシリーズ、ヒプノリアシリーズという防具が存在するのだが、
この防具、なんと乳揺れするのである。
HENTAI運営め…
露出もいい具合に高めであり、過去にはいわゆるエロ装備の一つとして人気を博したこともある。



実装当初のヒプノック

今と違い、実装したてのヒプノックは重大な問題を抱えていた。


戦えるランク帯のモンスターでは非常に体力が多く、どうしても長期戦になってしまうことに加えて
睡眠ブレスの頻度が異常なまでに高い上にダメージ付きであるため、一度眠らされるとほぼ確実にハメられてしまったのだ。
それこそ養子が泣くまで殴るのを止めない某坊ちゃんの如く、執拗なまでに。
しかもブレス一辺倒かと思ったらそうでもなく、むしろこちらを煽るかのように威嚇することの方が多かった。
キョエエエエエwwwwカァアアッカwwwwwwピェエエエエエエwwwww
当時の睡眠は当たったらすぐに眠らされてしまう上に、睡眠無効スキルが簡単につけられる環境ではなかったことも重なりヒプノックの評判は最悪の極み
完全に糞モンス呼ばわりされても仕方ないほど欠陥だらけだったのである。


無駄にタフで、やたら眠らされ、それでいてウザイ
その結果つけられた蔑称が「糞鳥」「アホ鳥」という実に不名誉な称号であった。
2011年の4周年企画で行われたオリジナルモンスター人気投票でも、3種揃って16位(原種)、17位(希少種)、19位(繁殖期)というほぼ下位独占の惨たらしい結果を残している辺りに、いかに圧倒的な不人気を確立していたのかうかがい知れる。
挟まれてしまった18位が気になるところ


現在はAIの改善や体力・肉質の修正によって昔ほどのウザさは無く、かなり戦いやすくなったのだが、
それでも当時の状況をネタにされることは現在まで続いており、時には間違った方向に神格化されることもある。



余談

ごく一部のイベントクエストには「ヒプノックキショウシュ」という、最大金冠なんてもんじゃない

超巨大なヒプノック原種

が登場する。
それはもう目を疑うレベルの巨体である。
しかし、あまりにでかすぎて殆どの攻撃が足元のハンターに届かないというネタっぷりも併せ持つ。
というか存在自体がネタ。


ちなみにヒプの名前は、運営スタッフの一人である関野氏のあだ名「セキノック」の元ネタでもある。



追記・修正は求愛ダンスをしながらお願いします。

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最終更新:2023年08月31日 20:17