用語(SCP Foundation)

登録日:2019/02/26 Tue 01:19:28
更新日:2024/03/02 Sat 12:44:09
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ここではシェアード・ワールドSCP Foundation作品世界観内外で登場する語句の解説を行う。


概要

早いもので財団アニヲタ支部が2014/05/27 (火) 20:08:58に創設されてから9年を超えている(2023/07/04時点)*1
しかしながら、アニヲタ支部における解説はほとんどが、「ある一定の知識を持っている人前提」の記事になっている。
無論そのほうがネタも入れやすく、結果的に面白く仕上げやすいからではあるが、
一方で新人アニヲタ支部研究員・エージェントにとっては学習の困難さを押し上げる要因になっていることであろう。

そこで、頻出する用語・フレーズについてある程度の解説を加えることを目的として本ページが生まれた。
なお一部語句はリンクがついているが、詳しい解説はそのリンクを参照すること。

なお注意点として、本項目はSCP-EN及びそれと世界観を共有する各支部の表現と、それに関する海外/日本のコミュニティスラングにフォーカスしており、
SCP-CN及びSCP-JPに関してはカバーしていない。CNについてはこちらを参照のこと。


前提

Foundation/財団

世に存在する数多くの異常存在・概念を「確保・収容・保護」することを目的とする団体。
基本的にこれら異常存在の調査を各国政府に委任された秘密組織であり、イメージはメン・イン・ブラック。
基本的に作中では「SCP Foundation/SCP財団」と自称することはないが、他称されることは時々ある。

Anomaly/異常存在・アノマリー

異常な存在、現象などを指す非常に大雑把な言葉。
一般市民にこれらの存在を認知されることでパニックの発生が起きたり、様々な争いの火種になりかねないという理由から、
財団はこれらを確保し、人々の目に触れないよう隠匿することを目的としている。
一方でその異常の判定基準は現代科学の知見に基づいているため、人類の発展を妨げているという指摘もある。
基本的に財団にとってはアノマリー=収容対象なので、下記の「オブジェクト」と同じく「収容した異常存在」を指して使われる事もある。

Object/オブジェクト

アノマリーのうち、財団が収容したもの、あるいは認定して番号を割り振ったもの。「Item/アイテム」とも。
基本的に報告書内ではオブジェクト、ないしSCPオブジェクトと呼称する。
『SCP』と呼称することは、以前は存在していたが、現在では財団世界では使われないことになっている。ただしSCP創作の例によって執筆者のヘッドカノンにもよる。

SCiP, skip/スキップ

財団世界内でオブジェクトを呼称する際の職員の俗語表現。由来は不明だが、いちいちSCPオブジェクトと呼ぶのはまどろっこしく、
かといってオブジェクトという言葉はアノマリーを指す以外でも頻出する語句のため、このような俗語が生まれたのであろう。


財団内役職

O5 Council/O5評議会

O5は「Overseer/Observer Level 5」を意味する。
財団の方針を決める12〜13人の偉い人たち。基本数字でO5-1からO5-13と呼ばれる。
基本直接オブジェクトに触れ合うことはない。

Field Agents/フィールドエージェント

単にエージェントとも。財団が擁する秘密工作員であり、メン・イン・ブラック。

Containment Specialist/収容スペシャリスト

収容チームの人員。現地で収容作業を行う。エージェントが収容チームにいる場合もあるが、
収容スペシャリストはエージェントとは異なる役職として設定されることが多い。

Mobile Task Force/機動部隊

特定の危機に対応するために結成されたチーム。経験豊富なフィールドエージェントから軍人、
果てはダエーバイトの尖兵だった不死のセム人中年男性にいたるまで様々なアイデンティティーを持つ人員が所属している。

Resercher/研究員

オブジェクトの異常性を調べる人たち。財団でもトップクラスに変人率が高い。
というか偶にどっちがSCPだかわかりゃしない人外もいる。

Doctor/博士

財団では博士号を持つからと言って必ずしもドクターと呼ばれるわけではなく、上位職員を示す役職として扱われる。
ベテラン研究員がそう呼ばれることが多いがヘイワード博士のように、フィールドエージェントなのに博士と呼ばれたり
財団に入って日が浅い下位研究員(Junior Resercher)でも博士と名乗る者がいる。

D-Class Personnel/Dクラス職員

財団がオブジェクトの異常性を調べる上で、実際にオブジェクトに触れ合っていただく人たち。モルモット兼捨て駒兼人質。
断じてブライトの残機ではない。
基本は死刑囚や自殺志願者が採用されるが、子供のDクラスがいたりするなど謎も多い。


RAISA

記録情報セキュリティ管理室(Records and Information Security Administration)のこと。
財団における記録が正しいセキュリティクリアランスレベルを持つ人に見られているかを確認する部署。

Ethics Committee/倫理委員会

財団にそんなものがあったのかとしばしば言われてしまうかわいそうな人たち。
要はオブジェクトや職員に対して非人道的な扱いをしていないかをチェックする委員会。

Department of Miscommunications(DoMC)/誤伝達部門

異常性によりまともな報告書を作れないオブジェクトに対し、真実を推測可能な報告書を作るための部門。
この部門が関わるオブジェクトの記事は、とても難解なものになる。


基本語句

Object Class/オブジェクトクラス

オブジェクトの収容難度をあらわす表現。
基本的には「S/E/K分類」とされるSafe・Euclid・Keterと、Neutralized・Thaumielの5つを用いる。
ExplainedとDecommissionedは報告書そのものが特殊な扱いを受ける(ナンバリング自体が-EX、-Dと区分される)。
通常ナンバーで上記5個以外のクラスを採用する場合はEsoteric/Narrative Classes(旧称Unclassed)と呼ばれる。

Special Containment Procedures/特別収容プロトコル

オブジェクトの収容方法・収容手順。「SCP」という表現自体、これの略称であり、
だから財団世界内ではオブジェクトを指してSCPと呼ばないのである。
つまり「SCP-173」は「収容手順173番で管理されるオブジェクト」という意味合い。
誤解されがちだが、 番号は発見順ではない
メタ的には基本的に記事が作成された順だが、「SCP財団の世界」では必ずしもそうではない。
例えば上記SCP-173も、番号が173番だからといって173番目に発見されたオブジェクトという訳ではない。
SCP-3000などは数字こそかなり大きいが、「記憶処理」という財団の根底に関わっている性質上、かなり初期に発見された可能性もある。

基本的に一切の検閲が許されない。これは「収容手順である以上、実行できるようにしていなければならない」のは当然だからである。
…が、タブーがあれば破りたくなるのが人間であり、検閲されているパターンもないわけじゃない。

なぜ「特別収容手順」と訳さなかったというと
当時の訳者たちが「Secure, Contain, Protect」にも引っ掛けている事を伝えるために3番目の語はPで始まるようにしたかったというのと
「プロセデュア」は日本では「やり方、手順」 のみ 記述すると取られがちで
手順に加えてそれを決めるに至った背景や過去の実態記録まで含めたPで始まる文書の訳として「プロトコル」が選ばれたそうな。

Amnestic/記憶処理

財団が持つ、記憶を消去あるいは改竄する技術・物品。
薬剤を注射するものや画像を見せるもの、気体を散布するものや専用の機械に入れるもの、
はては後頭部を思いっきりげんこつで殴打するものなど方法は多種多様。

K-Class Scenarios/K-クラスシナリオ

世界の終わりの類型。財団はこうならないように頑張っている組織である。
でも割としょちゅう起こってる

Cover Story/カバーストーリー

欺瞞情報とも。オブジェクトによって引き起こされた事件を誤魔化すために財団が流布するニセ情報。
例えば「交通事故を誘発する異常をもつ信号機」があったとしたら、非異常性の信号機に取り替えるとともに、
「信号機のシステム異常による交通事故が多発した」ともっともらしい理由付けをするのである。

Security Clearance/セキュリティクリアランス

財団が情報を取り扱う上で、職員ごとに決められた「ここまで知ってもいいですよ」という範囲。
それを知る必要のない(というより、知ってほしくない)職員には低いクリアランスが与えられる。
レベルは1から5まで設定されている。

重要なのは、職員のセキュリティクリアランスレベルがオブジェクトに定められたセキュリティクリアランスレベルを超えていたとしても、
それを全部見ることが出来るというわけではない、ということである。
これは「Need-to-Know」と呼ばれ、仮に上位の職員であっても担当していないオブジェクトであれば
その詳細をいちいち知る必要もない、という考えからくるものである。

記事によっては、通常のクリアランスレベルとは別にそのオブジェクト限定のクリアランスが設定されている事もある。
そういう場合は大抵、その内容を知る事自体に何らかの不利益を被る可能性があるか、倫理委員会が仕事をしていない事に定評のある財団をしても人倫的にヤバいのであまり知られたくないかのどちらか。

Terminate/終了

対象の断続性を断ち切ること。すごくざっくり言えば、「殺す」こと。
「Dクラスは命令違反を理由に終了されました」といえば「従わないので殺しました」ということである。
…だがヘッドカノンによっては「記憶処理する」場合を指すことも。
いずれにせよ、「断続性を断ち切る」ことに関しては共通理解となっている。
あくまでも財団が意図して「断続性を断ち切る」場合に使われるので、事故などで死んだ場合は普通に「死亡」と書かれる。

Hume/ヒューム値

現実性の強度。…うん、意味わからんと思う。
簡単に言えば、「そこにある『現実』が、どれだけ他の『現実』に勝てるか」を示す値。
通常の状態ではヒューム値は「1」。
現実改変能力や機能は、周囲のヒューム値を下げ自身のヒューム値を上げる事で「自分の現実性の方が上」とする事で現実を捻じ曲げる。

Scranton Reality Anchor/スクラントン現実錨

ヒューム値を一定の数字に固定するための技術。要するに現実改変に対抗する装置。
現実改変オブジェクトの収容に用いられる。サイズ等の設定は様々。

カント計数機

ヒューム値を計測する装置。

[EXPUNGED]/[削除済]
[REDUCTED]/[編集済]

財団の二大検閲表現。
一応、[削除済]は「情報が何らかの異常性を齎すため恒久的に削除しましたよ」というニュアンスであり、
[編集済]は「読み手のセキュリティクリアランスレベルが足りないので明かしませんよ」というニュアンスである。
偶に[罵倒][卑猥な表現]などのような「報告するほどのことでもないから隠したよ」みたいなパターンも。

Person of Interests/要注意人物

PoIとも。決してソロモンの悪夢のことではない。
アノマリーやそれを扱う団体と何らかの関係を持っていたりなど、財団の調査対象となっている人物。

Group of Interests/要注意団体

GoIとも。アノマリーを作ったり売ったり使ったり壊したり自分たちがアノマリーだったりする連中のこと。
総じて財団にとっては敵であるが、中には限定的に協力している場合もある。

MEMETIC KILL AGENT/ミーム殺害エージェント

見たら死ぬ画像。下記のミーム災害の応用であり、対抗するミームのない人が見たら死ぬ。
クリアランスレベル一定以下の人に絶対に見られたくない報告書などに用いられる。(見ていい人は対抗ミーム持ち)
ここでのエージェントとは、エージェント・〇〇のようなフィールドエージェントを指す言葉でなく、「代理」や「作用をもたらすもの」等の意味である。


頻出異常

Reality Bending/現実改変

現実を思うがままに変えてしまう能力。シガーロスちゃんが代表例。
そこにないはずのものを出現させたり、物を別のものに変えたり、物理法則ごと弄ったりと好き放題やらかしてしまう。
基本的にすべてをひっくり返すような厄介な異常性なので、「ただの現実改変者」は財団でも本来のモットーである「確保・収容・保護」を捨ててでも破壊する事が多い。

Cognitohazard/認識災害

見る、聞く、読むなど、認識する事がトリガーとなる災害、及びそれを齎すオブジェクト。シャイガイ湖カムバック提案おじさんが代表。
しばしば誤解されるが、『マッケンジー博士の用語集』で「知覚する、あるいは気付くことが危険に繋がる」と表現されているように、あくまでも被害の主体は「観測する側」。
そのため、少々ややこしいが「オブジェクトがこちらを認識する」事がトリガーになる異常性や、「こちらの記憶や認識が改変される」ような異常影響は認識災害とは呼ばれない事が多い。*2
特に、その両方の性質を併せ持つ親愛なるザカリーなどは、しばしば認識災害的オブジェクトであると誤解されやすい。*3

Infohazard/情報災害

情報伝達に異常をきたすもの。かつて図書館だったSCP-2602が代表例。
SCP-2602は図書館に見られない多くの不審な点が見られるが、それを認識した上で見た人は
「これはかつて図書館だった建物である」と他者に伝える特性を持つ。

Memetic Hazard/ミーム災害

読んで字のごとく、異常なミームを引き起こす災害である。ミームについてはここを参照のこと。
財団においてはミームについて言及されたら9割9分9厘、異常なミームである。

Anti-Memetic/反ミーム

自分の情報を隠匿する異常性。代表例はSCP-055
SCP-055を見た人はそれを他者に伝える前に忘却してしまうし、写真を撮っても失くすかそもそも写らないし、
データを取得してもそのデータが何を意味するかを解釈できない。


コミュニティ用語

Foundation Universe/財団世界

SCP Foundationというウェブサイト内外で扱われる作品世界の呼称。オブジェクトを指して「SCP」と呼ばない世界。
基本的に外宇宙と似たような歴史を辿っているが、その裏で財団をはじめとした様々な人・団体・バケモノどもが策謀を繰り広げていたりする。
なお、魔法・呪術などがある程度「実際に存在するもの」という扱いで語られており、
『異常』を抜きにしても完全にはこちらの世界とは同じとは言い難い。

Outer Space/外宇宙

我々のいるこの世界。オブジェクトを指して「SCP」と呼ぶ世界。
財団世界の「外側」に存在していると考えるためこのような呼称になる。

Foundation Tales/財団Tale

単にTaleとも。SCP各Wikiにおける、SCPや財団世界を取り扱った掌編(ショートショート)群。
かつては「TaleはTaleであり、それがSCPについて記述していても二次創作だから関係無い」とされてきたが、
昨今では「SCP報告書において記述していない背後設定をTaleで明かす」構成も増えてきている。
例えばSCP-1000-JPは、その報告書がカバーストーリーとなっており、
Tale『オルメイヤー計画の記憶』『ノストロモ計画の最後』を含めた3記事構成ではじめてその背後設定が浮かび上がるようになっている。
またSCP記事そのものもそもそも「カノンではない」ので、ぶっちゃけTaleを正史と見做しても一向に問題はない。

Series/シリーズ

オブジェクトをその数字ごとに括ったグループ。
シリーズIは001から999までの3桁ナンバー、シリーズIIは1000番台、シリーズIIIは2000番台という形である。

Hub/ハブ

シリーズや特定の共有カノンに基づいた記事をまとめるページ。

Flavor Text/フレーバーテキスト

よく解説記事の冒頭にある短文のアレ。 本家ページ において「書かれたSCPに好きなフレーバーテキストをつけよう」という企画が行われており、大抵はそこの引用である。

コミュニティスラング

Format Screw/フォーマットスクリュー

通常のフォーマットを大幅に逸脱している記事。代表的なものにはDi Molte VociSCP-2763SCP-3043など。
初見のフックを掴みやすい一方で、一度読むと満足されやすいため、よほど優れた記事でないと残りづらい。
Screwには「ねじ」といった意味の他に、「歪曲」「性交」などの意味があり、恐らくは「フォーマットが乱れた記事」という意味合いであろう。

UV

Upvote。+評価を入れること。決して紫外線のことではない。

NV

No Vote。評価を入れないこと。「高評価することもないが低評価ってわけでもない」ということ。
決してナヴァホ語の言語コードのことではない。

DV

Downvote。−評価を入れること。決して家庭内暴力のことではない。
これが一定数マイナスになり、その上で規定期間内に改稿などで挽回できなかった場合、価値がない記事とされ削除される。
初期の本部では「Decommisioned」という括りで晒される反面教師として記事が残される場合もあったが、現在ではDecommisioned制度は撤廃されている。

Magic Item/魔法のアイテム

ただそこにあるだけの異常性がある物品のこと。物品系オブジェクトを書くときに陥りがちなやつ。
そのオブジェクトがあることでどういう物語が引き起こされるのか、というところが重要なのであり、
そこを忘れて記事を書いてもDVされるのが目に見えている。
「そうか、便利なアイテムじゃダメなんだな」と勘違いして面倒なデメリットを加えただけのものは、「Cursed Magic Items/呪われたマジックアイテム」と呼ばれる。

Generic Monster/そこらの怪物

理由もなく危険で、バックボーンもない怪物のこと。大抵はクソトカゲの牙城を崩せずに終わる。

Containment Porn/収容ポルノ
Lock Porn/施錠ポルノ

やたら無駄に細かい収容手順や収容コンテナの情報などが書かれた特別収容プロトコルのこと。
確かに隠すなとは言ったが常識的に分かるところやそもそも基本的な処置が普通に決まってそうなものまでいちいち書く必要性はまったくない。

Kaktus Format/カクタスフォーマット

djkaktus氏が導入した独自フォーマット。
通常のSCPWikiのフォーマットよりもシャープであり、上部にオブジェクトに関する情報をまとめたタブが付いている。
「BY ORDER OF THE OVERSEER COUNCIL」「LEVEL X/XXXX CLASSIFIED」などが特徴。
現在の表記はアノマリー分類システムが一般的。



よく言われるやつ

カノンは存在しない

カノンとは「一次設定」のこと。
実際、財団創作において、「絶対に守られている」公式設定は本当に存在してはいない。
…ものの、本当になんもないと逆に読みづらいので、前提として「共有された二次設定」が暗黙の了解とされることが多い。
「終了」が必ずしも対象の殺害とは限らないし、SCP財団は政府を強請って資金源を確保しているのかもしれない、
しかし理解しやすくするために、「終了=対象の抹殺」、「SCP財団はフロント企業を資金源・隠れ蓑にしている」という認識が広まっている、という訳。

財団は冷酷だが残酷ではない

財団は必要であればそこに慈悲はかけないが、不用意に意思を持つ人やアノマリーを殺したりイジメたりしないよ、ということ。
…だが末端に至るまで守られているとは限らず、場合によっては暴走する財団職員の屑もいる。

X-MENは帰れ

人型実体オブジェクトでよく言われるやつ。
「ただ異常性を持つだけの人型実体」はお呼びではない。「その異常性を持つことでどんなストーリーが生まれるのか」が重要なのである。
勘違いされがちだが「X-MENっぽい能力の話を作るな」とか「異能力者を出すな」とかいう意味ではない。

確保、収容、保護

「Secure, Contain, Protect」のこと。財団の使命をあらわした標語であり、SCPという言葉に対するバクロニムである。
よく誤解されるがSCPオブジェクトのSCPとは特別収容プロトコル(Special Containment Procedures)が必要な物品のことで、確保、収容、保護の略ではない。


よく使われる略語・別称など

略語

  • 要注意団体
GOC 世界オカルト連合
MCF マナによる慈善財団
MC&D マーシャル・カーター&ダーク株式会社
CI カオス・インサージェンシー
AWCY? Are We Cool Yet?
GAW ゲーマーズ・アゲインスト・ウィード
GRU ロシア連邦軍参謀本部情報総局“P”部局
ORIA イスラム・アーティファクト開発事務局
UIU 連邦捜査局(FBI)異常事件課
IJAMEA 大日本帝国異常事例調査局

  • 財団用語
SRA スクラントン現実錨
OC オブジェクトクラス
GoI 要注意団体
PoI 要注意人物
MTF 機動部隊

別称

「カイン」「シャイガイ」など項目名と一致するものは除外。
別名が付くだけあって、下記の「著名な番号」と共通するものも多い。
クソトカゲ SCP-682 - Hard-to-Destroy Reptile(不死身の爬虫類)
キチクマ SCP-1048 - Builder Bear(ビルダー・ベア)
トマト SCP-504 - Critical Tomatoes(批判的なトマト)
ケーキ SCP-871 - Self-Replacing cake(景気のいいケーキ)
丸くないやつ SCP-055 - [Unknown]([正体不明])

著名な番号

以下のオブジェクトは数字だけで言及されるケースがあまりに多い。
055 SCP-055 - [Unknown]([正体不明])
073 SCP-073 - "Cain"("カイン")
076 SCP-076 - "Able"("アベル")
096 SCP-096 - The "Shy Guy"("シャイガイ")
173 SCP-173 - The Sculpture - The Original(彫刻 - オリジナル)
231 SCP-231 - Special Personnel Requirements(特別職員要件)
239 SCP-239 - The Witch Child(ちいさな魔女)
343 SCP-343 - ”God”("神")
426 SCP-426 - I am a Toaster(私はトースター)
500 SCP-500 - Panacea(万能薬)
682 SCP-682 - Hard-to-Destroy Reptile(不死身の爬虫類)
999 SCP-999 - The Tickle Monster(くすぐりオバケ)
1000 SCP-1000 - Bigfoot(ビッグフット)
1048 SCP-1048 - Builder Bear(ビルダー・ベア)
2000 SCP-2000 - Deus Ex Machina(機械仕掛けの神)
2317 SCP-2317 - A Door to Another World(異世界への扉)
3000 SCP-3000 - Anantashesha(アナンタシェーシャ)
4000 Taboo/禁忌


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最終更新:2024年03月02日 12:44

*1 SCP Foundationの記事が書かれた日

*2 前者には特に分類や別称は無いが、後者は主に「記憶影響(memory-affecting)」や「精神影響(mind-affecting)」などと呼ばれる。それら自体は別に相反するものという訳でもなく、こちらがトリガーとなる何某かを認識する事でそのような影響が出るのなら、認識災害と記憶影響、精神影響自体は並存しうる。

*3 実際SCP-2316やSCP-096の報告書には「認識災害(Cognitohazard)」タグがあるが、SCP-1500の報告書には無い。