呪術使い(千年戦争アイギス)

登録日: 2019/07/30 Tue 10:54:00
更新日:2023/06/25 Sun 11:06:18
所要時間:約 5 分で読めます




呪術使いとは、千年戦争アイギスに登場するクラスの一つ。

呪術使い→呪術師(CC)→大呪術師長(第一覚醒)→大呪術師祖or妖厄神(第二覚醒)

CC後の名称である「呪術師」を称号に冠しているユニットが多い。
アイギスにはままある、登場時から変遷を経て別物となったクラスの一つ。

クラスの特徴

なんといっても「射程内の敵ユニットに攻撃力低下のデバフをかけ、また呪殺(HPが5%以下の場合に攻撃をヒットさせれば即死)の効果をもたらす」クラス性能が最大の特徴。
というか、登場時はこれがこのクラス唯一のウリだった。現在も全ユニットがスキルとして「クラス特性の強化」を持っていることを考えると、現在でもセールスポイントなのは変わっていない。
しかしながら当時は射程も短い(200~240)うえに単体攻撃しかできず、魔法攻撃職としては火力、速度共にウィッチに見劣りするため、デバフが必要でなければまず採用されないクラスであった。そして攻撃力デバフに出撃枠を1つ割くぐらいならバフを積むか回復を足すかした方が大抵の場合早かった。
ただ同時期に凄まじい単発攻撃力を持つ上位ゴーレムが登場しており、壁役のユニットが一撃を耐えられるか否かが問われる場面が増えたため、時間無制限で敵攻撃力を下げられる呪術師が大いに活躍したことは付記しておく。

やがて時が経つにつれユニット全体の性能が底上げされていき、呪術師なしでも大型の敵を受けられるユニットが増えるとともに、呪術使いにも大幅なテコ入れが行われた。

結果として「それなりの火力」「尋常でない長射程」「マルチロック」という特性を低コスト&デバフ能力に加えて持つようになった。
単体で敵を殲滅していけるほどではないが、雑魚散らし程度なら十分以上に機能するようになり、「低コストの補助火力+デバフ」という中々使い勝手のいいクラスとして仕上がったと言える。

マルチロックについては初期で2体、覚醒で3体を攻撃できるようになる。また、第一覚醒までのデバフ能力は攻撃力-10%。
第二覚醒は大呪術師祖と妖厄神に分岐。
大呪術師祖は火力型。攻撃力と射程が上がり、マルチロック数が更に増えて4体となる。また、デバフ能力もー12%とわずかながら上昇。
妖厄神はデバフ特化型。HPと守備力が上がり居座り能力が上昇。また、デバフ能力は-15%まで強化される。

前述の通りスキルは全てクラス特性(攻撃力デバフと呪殺のHP閾値)を強化するものとなっている。後はそこにおまけがつく形。

ユニット一覧

ゴールド

呪術師ミトラ

褐色の肌にペインティングや装飾ということで、ネイティブアメリカンのシャーマンがイメージモチーフだろうか。
乳が頭よりでかいため、インパクトが凄い。

スキルは「カースボイス」。初期の方で実装されたユニットで共通の初期スキルで、効果はクラス特性を倍加させるというシンプルなもの。
デバフを主眼として使うならばきっちり育てておきたい。

覚醒アビリティは「体力アップ」。これによって最終的なHPはプラチナどころか全呪術師中最大になる。
防御力では多少見劣りするが、それでも金とは思えない生存性は優れている部分と言えるだろう。
クラス特性はレアリティで差がないことから、とりあえず育成コストの低いミトラを育てておけばデバフ目的には十分以上。

第二覚醒がデバフ特化の妖厄神なのもその面を後押しする。

スキル覚醒は「秘術・破術増命」。初動再動の時間こそ悪化するが、持続時間が30秒と1.5倍になった上HPと魔法耐性までアップする。
スキル中はHP6000越え、魔法耐性50(好感度150が条件)というちょっと意味の分からないことに。
強敵相手でもとりあえず生き残れる、というのはやはり強い。

ちびオロチヒメ


プラチナ

呪術師エヴァ

ミトラや後述のレヴィと違い射程特化のユニットとなっている。
好感度150ボーナスが射程に入ることもそれを後押ししている。
スキルは「カースボイス」のため省略。

覚醒アビリティは「射程アップI」。これと好感度ボーナスを合わせると覚醒後は素で380を超える射程を持つようになる。

第二覚醒はやはり妖厄神。

スキル覚醒は「カースソング」。射程がさらに1.2倍になり、クラス特性は2.5倍になる。持続時間が60秒と長いのもありがたい。
ほんのわずか回転は悪化するが、さしたる問題ではないだろう。
しかし、デメリットとしては攻撃力が0.7倍になってしまう。*1
火力としてそれなりにアテになるようになった結果、逆にこの欠点は目立つ。
デバフ要員と開き直って割り切るか、カースボイスのまま運用してもいいかも知れない。

忘我の呪術師レヴィ

現在はデイリー復刻で手に入るので一番手に入れやすい呪術使いだろう。
イベント中はやけに子供っぽい様子であったが、それはゴブリンクィーンの洗脳のせいで、本来は割とさばさばした性格のようだ。
性能面は耐久特化のミトラ、射程特化のエヴァと来て、この子は火力特化型。スキルはやっぱり「カースボイス」。

覚醒アビリティは「攻撃速度アップ」。登場時点では今一つありがたみがないアビリティだったが、クラスの特性変化、そして好感度150ボーナスの攻撃速度上昇とかみ合い、メイジを上回る攻撃速度を出せるようになった。間違いなく攻撃系呪術師の極北である。

第二覚醒は当然のごとく大呪術師祖。4体マルチロックはユニットの特性とかみ合っている。

スキル覚醒は「カースオブデス」。クラス特性強化に加え、攻撃力上昇が乗る。
レヴィを活用する以上攻撃面でもそれなりに期待するはずなので、可能なら是非ともスキル覚醒はしておきたいところ。

呪術師カタラ

イベント「終末の戦士たち」で報酬として登場した。
初期スキルが「呪界」で、これはスキルの効果中は射程内の敵にスリップダメージを与え続けるというもの。またクラス特性も1.5倍になる。くわえて最初から「攻撃力アップ」のアビリティ持ち。このため素の攻撃力はレヴィも上回る。(好感度ボーナスに差があるのと第二覚醒が違うため、最終的な攻撃力はほぼ一緒)
もちろん、限定的とはいえスリップダメージをばらまけるのは有用。

覚醒アビリティは「守り人の呪力」。攻撃力アップにくわえてコストが-1される。元々コストが低い呪術使いの中でも頭一つ抜けた低コストを実現できる。

第二覚醒は妖厄神。ここはちょっとスキルを考えるとちぐはぐかも知れない。

スキル覚醒は「絶呪界」。クラス特性に対する補正が2.5倍と強力になるが、持続時間が25秒とやや短くなる上、1回しか使えなくなる。
とは言え元々のスキル自体のリチャージの長さも考えると、ピンポイントの運用に限るならば選択肢としては十分にあり。いずれにせよ他のプラチナ以下呪術使いとは大分特性の異なる運用が求められる。

ブラック

蛇霊の呪術師オロチヒメ

レアリティはブラック。プラチナとブラックの間には明確な壁があるが、こと呪術使いでもそれは変わらず、一線を画する性能を持つユニットとなっている。

最初からアビリティ「蛇視の呪」を持つ。これは編成にいるだけで全ての敵の攻撃力を-7%するというもの。いきなりエグい。
覚醒すれば「蛇霊の呪毒」になり、効果が-10%に強化される。
もちろん呪術使いのクラス特性とは重複するため、敵の攻撃力を大きく落とすことができる。

スキルは「蛇神の供儀」。倍率は「カースボイス」に比べて低いが、攻撃力とクラス特性を増加させるもの。しかも効果は永続。
ただし、デメリットとしてHPが半減する。プラチナ組にも劣るHPになるため、配置場所はよく考えたい。

第二覚醒はブラックの特権として選択できる。

攻撃に回すなら大呪術師祖、デバフ重視なら妖厄神となる。スキルを見てもらえば分かる通り両対応なため、どちらでも使っていけるだろう。
強いていうなら攻撃面ではレヴィに一歩譲るため、妖厄神がより個性を生かせるだろうか。

スキル覚醒は「大蛇の三毒」。永続ではなく25秒持続となった代わりに倍率が3倍に上昇、しかもHPへのデメリットがなくなっている。しかしながら「三毒」とあるように三回しか使えない。
ここぞという場面で強力な効果を発揮したいなら覚醒、安定して継続的に影響を及ぼしたいならノーマルだろう。
幸いスキルは覚醒させても切り替えられるようになったため、マップによってフレキシブルに切り替えてもいい。

迎春の呪姫オロチヒメ


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最終更新:2023年06月25日 11:06

*1 なおこれも調整の結果であり、以前は持続時間が半分だが「攻撃しなくなる」スキルだった。