ガピヤ星人アベル

登録日:2019/09/06 Fri 00:16:06
更新日:2023/12/14 Thu 19:23:46
所要時間:約 5 分で読めます






兄貴に似せて作らせたこの特注ボディにかかれば、

どんな奴でもイチコロよ♡



ガピヤ星人アベルとは、円谷プロダクション制作の特撮テレビドラマ『ウルトラマンタイガ』に登場した宇宙人である。

CV:真木駿一



【データ】

別名:宇宙ヒットマン
身長:190cm~50m
体重:190kg~3万t


【概要】

第6話「円盤が来ない」に登場。
かつて『劇場版 ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!』にて、その強烈なキャラクター性を発揮したガピヤ星人サデス実の弟。

彼と同じく肉体を機械化しているが、本項目冒頭の台詞の通りわざわざ兄に似せて作らせたため。
そのため見た目は兄と瓜二つだが、カラーリングは青を基調としており、目は赤い。

宇宙を股にかけて活動する「宇宙ヒットマン」であり、今回はウルトラマントレギアこと霧崎に雇われ、トライスクワッドに挑んだ。

なお、機械化による影響なのか体は油でコーティングされているらしく、彼と握手したトレギアは掌をハンカチで拭いていた(しかし結構頑固だったらしく、拭きながら「取れない…」とぼやいていた)。


【人物像】

一人称は「私」
一挙一動がオーバーリアクションのハイテンションな性格で、普段は「あらやだ!」が口癖のオネエ口調で話すが、激怒するとドスの効いた男口調になる。ガピヤ星人てこんなんばっかり……

一方で兄を倒したウルトラマンを目にしても特にその事について言及せずにターゲットの登場に興奮したり、「ヒットマンの鉄則」として依頼人以外で自分に接触した人物は躊躇なく殺そうとするなど、根は兄譲りの戦闘狂かつ冷酷。

また、霧崎の本来の姿がヒューマノイド型ではない事を初見で見抜くなど、洞察力にも優れる。


【戦闘能力】

その姿故に武装や戦闘手段は兄とほぼ同じ。
右腕にガピヤスネイクに似た機関銃を装着し、サデステインに似た長剣を持つ。

ただし、一撃の強さを重視しているのか一度に発射されるビーム弾の数は兄に比べて少なく、一発一発は矢のような形状となっている。
また、兄の「ギャラクティカサデスファクション」に相当するパンチ技「ファンタスティックアベルフィクション」も使用する。


【劇中での動向】

本編冒頭にて地球に降り立つが、その直後に「星に帰りたがっている男」に自分を迎えに来た同胞と勘違いされた。
ひとまずその場はその男の話を聞いたものの、「行き先は私が決める」として男を口封じに殺そうとしたところ、そこを偶然通りかかった佐々木カナに妨害され、取り逃がした。

その後は彼らを執拗に狙うが、その最中に工藤ヒロユキと宗谷ホマレと遭遇し、戦闘に突入。
ホマレの電磁トンファーで尻を攻撃されると、「調子に乗るんじゃねえっつーのー!」と激怒し、巨大化。

彼を踏みつぶそうとするが、そこにウルトラマンタイガが出現。
ターゲットの方から来てくれた事に歓喜しつつ、そのまま銃撃戦に突入。
途中でビルを引っこ抜いて投げつけ、それを受け止めて動けない隙を突いての銃撃で翻弄するが、体勢を立て直したタイガにかわされた挙句、
上空から放たれたセグメゲルリングの力による猛毒光線を受けて怯み、その隙にウルトラマンタイタスに変わられてしまう。


うおおおおおお!


タ!


イ!!


タス!!!

キレてるよ~!>


そのキレてる姿に「あらやだ、ゴリマッチョ!」と感嘆するも、鍛え上げられた肉体に銃撃は通用せず、光の銃弾もケツで防がれてしまい、逆に接近戦で圧倒されてしまう。
苦し紛れに


な~によ、ダッサい星つけちゃって!


とスターシンボルを馬鹿にするが、この発言で彼の怒りを買ってしまい、「ワイズマンフィスト」に対抗して「ファンタスティックアベルフィクション」を繰り出すも、押し負けて吹き飛ばされた。

その先にいたカナと男に対し、


あんた達に出会ってからどうもケチが付いたのよ!


と逆恨みのいちゃもんをつけて撃ち殺そうとするが、今度はウルトラマンフーマに妨害される結果に。「邪魔よ!細マッチョ!」

スピード戦士のフーマに銃撃を全てかわされると今度は長剣を取り出し、一瞬の隙を突いてフーマを刺殺した。




……と思いきや……




残像だ。


何じゃそりゃあ!?



背後から現れたフーマの本体に剣を奪われて体を斬りつけられ、最期はビクトリーレットで発動した「鋭星光波手裏剣」で一刀両断され、敗北。


あらやだ…。こんなやられ方、兄貴に面目が……


と言い残して爆死。
皮肉にも兄と同じく、惑星O-50出身のウルトラマンに身体を真っ二つに切り裂かれるという最期を迎えたのだった(流石に兄のように再生したりはしなかったが)。


【余談】

  • スーツはサデスのリペイント。
    「兄貴に似せて作らせた」という発言だが、これは「本来ガピヤ星人はサイボーグではないが、にもかかわらずサイボーグ化したサデスと同じ姿をしている」という一種の矛盾に対するものであり、ある意味大人の事情をそのまま設定に落とし込んだものと思われる。

  • 尺の都合もあってサデスを超える強さやしぶとさを見せる事はできなかったものの、「短時間でコミカルな言動を連発する」という形でそのキャラクター性を発揮したという意味では、兄に負けず劣らずの活躍ができたと言えるかもしれない。

  • 残念ながら兄と違い、ソフビ人形は未発売。欲しかったら自分でサデスのソフビをリペイントしよう!




あらやだ…。こんな追記・修正、兄貴に面目が……



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最終更新:2023年12月14日 19:23