ガピヤ星人サデス

登録日:2018/11/23 Fri 21:42:09
更新日:2023/12/14 Thu 19:21:29
所要時間:約 5 分で読めます










※本項目は『劇場版 ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!』のネタバレを多く含みます。ご了承ください。




よう!ガイ君!久しぶりだなぁ~。何千年ぶりだっけ?


お前は…サデス……

そう!死んだはずのガピヤ星人サデスだよぉ~!

いやぁ、君に倒されて、こんな半分機械の体になっちゃったけどねぇ。


ガピヤ星人サデスとは、『ウルトラマンオーブ』の劇場映画作品『劇場版 ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!』の登場キャラクターである。

別名:奇機械宇宙人
身長:190cm~50m
体重:190kg~3万t
CV:山寺宏一


【概要】

数千年前にクレナイ ガイと戦った宇宙人であり、そこでガイとの激闘の末敗北(ウルトラマンオーブクロニクル第2章)。
後に宇宙魔女賊 ムルナウにその身を拾われ、サイボーグとして復活し、彼女の用心棒となった。

言動こそふざけているが、劇中では真っ向勝負でウルトラマンオーブと渡り合い、あのサンダーブレスターすら打ち破った中々の強豪。


【人物】

一人称「僕」
常にハイテンションな上に呆れるほど前向きであり、勝ち負けにこだわらず、本気の熱い戦いを好む性格。
「復讐する気か」とガイに問われた際にも「昔のことなんてどーでもいい!」と返答しており、純粋にガイと戦いたいだけである。
また、ハリケーンスラッシュがウルトラ幽体離脱をした際には「ほらほらまだイケるぅ! もっとイケるよぉ~っ!!ほら、大丈夫?」気付けるかのようにビンタをして立ち直らせてやっていた(その勢いでオーブも思わず頷いてしまっている)。
これを見ていたムルナウは「あいつ、底知れないバカね…!」と不快感を露わにしていた他、
怪獣カードで召喚された宇宙人の1人、ガッツ星人ドッペルからも「暑苦しいんですよ、アナタ」とキャラに苦言を呈されている。

もっとも、底抜けに明るい言動に隠れがちではあるものの、ムルナウの悪事には平然と加担しており、
自分が攻撃を防いだ結果、流れ弾がムルナウに誤爆してしまった際には、「あっ!そっち行っちゃった!?」という軽い反応ですませるといった、コメディチックではあるがある種の危険性が垣間見えている。


奇機械怪獣 デアボリック


別名:奇機械怪獣
身長:60m
体重:6万t

ムルナウによってダークリングから召喚されたサイボーグ怪獣。

左腕に大型マシンガンを、両肩に追尾レーザー砲や数多のビーム砲を搭載し、膨大な弾幕で周囲一帯を爆撃する全身武器の塊。
強力な装甲による高い防御力も備えており、から生物無生物問わず対象を宝石化してしまう「ジュエリックブレーズ」を放つ。

コンセプトは「図体の大きいNo.2の用心棒」
詳細は個別項目を参照。


【活躍】

ムルナウの下で用心棒として雇われており、ブルトンの怪獣カードの力で次元を歪められ、庭に送り込まれたガイと再会。
この初登場シーンからしてラジオでノリのよい音楽を流しながら体操をしており、サデスというキャラがどういう奴なのかを観客に瞬く間に分からせた。

巨大化してからの戦闘では、バーンマイトの変身直後のとび蹴りを頭にもらってファイヤーヘッド状態になりながらも格闘戦で互角に渡り合い、
ハリケーンスラッシュとの得物対決ではオーブスラッガーランスを弾き飛ばすなどして圧倒する実力の高さを見せる。
しかし、しびれを切らしたムルナウが宇宙人トリオを召喚してオーブを不意打ち。
「勝ち負けなんか問題じゃないんだよ!わかってないな~!どれだけ本気になれるかなんだよっ!!」と激怒するサデスを尻目に、宇宙人トリオはそのままオーブを館へ連れ去ってしまったため勝負は水入りとなる。

その後、SSPジャグラス ジャグラーの活躍で屋敷から脱出したガイと大空大地はフュージョンアップとユナイトでウルトラマンになると
ムルナウに召喚され、暴れているデアボリックとの戦闘に入り、それぞれザナディウム光線スペリオン光線でとどめを刺そうとしたところへ、「2対1なんてずるいよ~!僕も楽しませてくれよぉ~!」*1とサデスが乱入。

ウルトラマンエックスVSデアボリック、オーブVSサデスへと状況が変わり、サンダーブレスターにやや押されていたが、
デアボリックがジュエリックブレーズで横槍を入れようとしたことでエックスがオーブをかばい、宝石となってしまう。
そして宝石化したエックスに気づいて愕然としているオーブに、サデスは必殺パンチ「ギャラクティカ・サデスファクション」を放ち、変身が解除されるほどのダメージを負わせる。

しかし、SSPメンバーの諦めない心によってウルトラマンギンガウルトラマンビクトリー、エックスのの力が顕現し、
オーブを究極形態・オーブトリニティへとパワーアップさせた。
そしてオーブスラッシャーが繰り出す熱い一撃・トリニティウムブレイクを受けてバラバラになり、倒されたのだった……。



ス・テ・キぃぃぃぃぃ~っ!!




追記・修正お願いします。











まだイケる、まだイケるよぉ!

こんなアツい展開に、死んでるヒマなんかなぁーーーい!!


紆余曲折あってギンガ、ビクトリー、エックスが復活し、4人のウルトラマンと宇宙人達との戦いが行われる最中、バラバラになっていた状態から再生し復活。
デアボリックとの連携技・デアボリックキャノンによりオーブトリニティを大きく吹き飛ばし、絶体絶命のピンチへと追い込む。

しかしそこへオーブの加勢に現われたのは、風来坊……モロボシ・ダンことウルトラセブン
アイスラッガーでデアボリックキャノンを相殺されたばかりか連結していた手首まで切られ、
これを即座に再生し「さっすが生涯現役!そうこなくっちゃ面白くないぜ~っ!」と熱く格闘戦を挑むも、圧倒されてしまう。
「セブンのキック、効っく~!」

なおも引き下がらず、「ピンチこそ最大のチャーンス!」と三度、全砲門をリミッター解除したファイナルブーストチャージとして最大出力のデアボリックキャノンを放つが、
オーブトリニティ最大の大技・トリニティウム光輪の前には敵わずデアボリックごと一刀両断。
両手でサムズアップをしながら、熱く激しい戦いができたことに満足して散っていった。



燃え尽きるぅ~!でも、サイコー!



しかし、これで倒されたと思えないのが彼の底知れない恐ろしさ。
もしかすると気合と根性で復活し、ガイさんに何度も熱い真剣勝負を挑んでくることであろう……。


【主な武器・技】

ガピヤ・スネイク
右腕に装備された二連式突撃銃。
連射性が高く、接近戦で多用される。

サデステイン
ノコギリのような刃を持つ長剣。オーブスラッガーランスとの得物対決を制した。

ギャラクティカ・サデスファクション
跳躍しながら繰り出す必殺パンチ。
その威力は伊達ではなく、本編では無敗を誇っていたサンダーブレスターに(不意打ちとはいえ)黒星をつけるという快挙を成し遂げている。

デアボリックキャノン
サデスがデアボリックの背中のソケットに自分の手を連結させ、エネルギーをチャージする事でデアボリックの口から突き出た砲搭から放たれる強力なビーム。
発動準備の際には「デアボリックキャノン、スタンバーイ!」と叫ぶ。
威力は絶大でオーブトリニティのバリアを打ち破り、そのまま大きく吹っ飛ばした。
劇中では3発撃ったが、2発目はアイスラッガー、そして3発目はトリニティウム光輪で自分やデアボリック諸共かき消されてしまった。


【余談】

  • スーツの胴部分はダークゴーネの改造。

  • CVを担当する山寺宏一氏は、これまでウルトラシリーズ及び関連作品では『ウルトラマンG』の吹き替え版でロイド・ワイルダー隊員、日本アニメーター見本市で公開された『ザ・ウルトラマン』で声の出演*2をしている。

  • 先述の通り暑苦しいキャラクターのため、「某元テニス選手を彷彿とさせる」との声が多い……というか山寺氏も劇場パンフレットに寄せたコメントで松岡修造さんみたいな~」とぶっちゃけている。

  • 元々は気障な性格のキャラとして構想されていたが、それだとジャグラーと被るという理由で差別化を図った結果、テンションが高くなったとのこと。

  • 『ウルトラマンオーブ THE CHRONICLE』第7話では第2章でのガイとの戦いを再現したシーンが新規撮影パートにて登場した。スーツはそのまま流用しているためサイボーグ状態ではあるが、機械部分は極力目立たないような立ち回りをしていた。

  • デアボリックは『ウルトラマンタイガ』第4話「群狼の挽歌」にも登場。また、同作の第6話「円盤が来ない」では弟の宇宙ヒットマンガピヤ星人アベルが登場。
    アベルの詳細は個別項目を参照してもらいたいが、1話限りのゲストキャラでありながら、兄のサデスに負けず劣らずの個性を発揮していた。

  • アプリゲーム『ウルトラ怪獣バトルブリーダーズ』にも、2020年1月に参戦。防御とHPが高いタンク型のパラメータ傾向やテンションが上がって攻撃力が強化される必殺技の「ギャラクティカ・サデスファクション」、固有スキル「死んでる暇なんかなーい!」の効果で、倒されても低確率で復活できるなど本編におけるしぶとさが性能に反映されたキャラになっている。
    また、直後にデアボリックも実装されており、同じチームに入れると必殺技が高威力広範囲の「デアボリックキャノン」にパワーアップする。ボイスは当初代役の声優によるものだったが、2020年4月のアップデートで山寺氏のボイスに変更された。


なかなか立たなかったなんてど~でもいい!

それより、この記事をどう追記するか!どう修正するかだよぉ!



この項目が暑苦しかったなら……\スタンバーイ!/

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最終更新:2023年12月14日 19:21

*1 彼の性格を考えると卑怯というわけではなく、「自分も戦いに混ぜろ」というニュアンスに近いと思われる。

*2 本企画でのアニメの出演声優は山寺宏一氏と林原めぐみ氏で固定のため、山寺氏がゾフィーやメロス、ジャッカル大魔王など複数のキャラを兼役で演じている。