ゼノ・ジーヴァ

登録日:2019/09/13 (金曜日) 11:27:24
更新日:2023/07/07 Fri 18:04:00
所要時間:約 6 分で読めます





※本項目は『モンスターハンター:ワールド』におけるネタバレを含みます。

























収束の地


達成目標:任務の達成

依頼者:大団長
現在、新大陸の地脈を、異常な量のエネルギーが流れている。
そのエネルギーが集中する場所を突き止めた。
そこに在るものを調査するぞ。
舟に乗り、星に導かれる心構えを忘れるな。

概要

種別:古龍種
別名:冥灯龍
BGM(前半戦):冥河の向こうで灯火掲げ
BGM(後半戦):それは生命の胎動たらん

モンスターハンター:ワールド』におけるDLCを除いたストーリーの最後(アイスボーンのストーリーに差し掛かる手前の山場)に待ち構える、シリーズ恒例のラスボス枠。

ネルギガンテ討伐後もの活動の活発化が収まらず、原因が別にあることが判明する。
新大陸古龍調査団の1期団メンバーの「大団長」と「竜人族のハンター」は独自に調査を行い、龍結晶の地の奥地にある地点に異常な量のエネルギーが集中している地点を発見。
プレイヤーの分身である5期団ハンターと共にその地点への調査へ赴く。

そこで発見したのは古龍の生体エネルギーによって作り出された巨大な結晶。
早速調査しようとする3人の前で突如として巨大結晶から光線が噴出。
これによって「竜人族のハンター」が負傷してしまった上、同時に結晶から謎の巨大モンスターが孵化
「大団長」に「竜人族のハンター」を救助させるべく5期団ハンターが殿を務め、必ず戻るという声を背に戦闘へと突入する。

上記の流れから分かる通り、この時点では全くの未知のモンスターとして扱われており、一貫して名称は伏せられている。
「ゼノ・ジーヴァ」という種名および別名の「冥灯龍」は、討伐に成功してギルドに報告した後、完全新種のモンスターとして認定・命名されたという経緯で初めて明かされる。

ゴグマジオス同様の超大型のマガラ骨格のモンスター。
半透明の青色の甲殻とヒレおよび赤く光る体内器官で構成された身体に、2本の角とオレンジ色の複眼にも見える発光器官を持つ頭が特徴。
マガラ骨格ではあるが、2本足で直立してブレスを放つ様はミラ系統のモンスターに通ずるものが在る。
なお、これほどの巨体を持ちながら冥灯龍の幽角の説明文には「発達途上のようにも見える。 」という恐ろしい記載があり、プレイヤーが遭遇した個体はまだ幼体である。

完全な新種であるため情報の開示が一切なされず、モンスター図鑑でも調査中の表記のままとなっている。
しかし、「古龍の生体エネルギーを集めて孵化するためにフェロモンか何かで老齢の古龍を呼び寄せていた」という考察をクエストクリア後に聞くことができ、
  • 「"老齢の古龍が行う死出の旅"である古龍渡りの周期短縮」
  • 「古龍達の活動の活発化」
  • 「古龍の生体エネルギーが集約する龍結晶の地の存在」
などといった謎には、この古龍が深く関わっていることは想像に難くない。

戦闘

専用エリアである「地脈の収束地」にて戦う。
下層と上層の2層構成となっており、最初は下層で戦うことになるが、体力が減少すると上層へと移動して後半戦へと突入する。

謎のエネルギーを帯びた火球や光線を使用した攻撃を多用する。
光線自体は地面を容易く赤熱させる熱量を秘めた謎のエネルギーで、耐性での軽減は不可。
ビームで赤熱した地面はスリップダメージ+火属性やられの効果と地味に厄介。
火耐性を高めれば火属性やられを防げるほか、熱ダメージ無効およびネコの長靴術でダメージ自体を無効にできる。

全体的に攻撃は予備動作が大きく動き自体も大振りだが、移動速度自体は結構な俊敏さを持つ。
欲張り過ぎなければ対処は難しくなく弱いと感じることも少なくないが、一撃の重さと体力の多さは巨体相応。

時間経過で部位に謎のエネルギーを集約させて「エネルギー強化状態」にする力を持っており、
その状態になった部位での攻撃が強化される。
頭部の場合はビームを使用するようになり、尻尾や前脚の場合はエネルギー噴出が攻撃に付随する。
その部位にダメージを与えて怯ませる事で、その部位の強化を解除することができる。

それとは別に、さらなる時間経過によってすべての部位を「エネルギー強化状態」にする「臨界状態」となり大技が解禁される。
一つはボディプレスから地面を押し込むような動きの後にゼノ・ジーヴァを中心とした大爆発を起こす攻撃。
もう一つは解除時に使ってくる、直立状態でビームを長時間に渡り薙ぎ払い続ける攻撃。
後者は、攻撃の最後に自重とビームの反動に耐えられなくなった地盤が沈下して大きな隙を晒すため攻撃の大チャンスとなる。

上層に移動した後は滞空しながらの攻撃も使ってくる。
閃光が通じないが、攻撃を受けるとポロポロ落とすスリンガーの弾で容易く怯むため頭を狙えば叩き落とすことが可能。

歴戦王

幼体でありながら歴戦というのもおかしな話だが、2018年11月に歴戦王が実装。
強引に解釈するならば、生まれながらにして歴戦王クラスの強力なエネルギーを持つ個体なのだろうか。
ガッチガチに防御を固めて5割以上消し飛ばされる火力に加え、以下のように強化が施されており、
≪歴戦王≫の称号に恥じない強敵へと変化を遂げている。

  • 下層がオミットされ開幕から上層+全部位エネルギー強化状態の全力状態から戦闘となる。それに伴い落石も使用不可。
  • クエストの制限時間が30分に短縮。
  • エネルギー強化・臨界状態への移行が高速化。
  • 赤熱した地面のスリップダメージが増加。熱ダメージ無効が必須級のレベルに。
  • スリンガーへの耐性アップ。
  • 強化状態でのエネルギー噴出の規模が拡大。強化状態になりやすいことも合わさり攻撃範囲がかなり拡大している。
  • 臨界状態解除時のビームは体力が減った時にしか使わず、それ以外の場合は隙の少ない専用モーションで解除してしまう。
  • 「後退しながら狙いを付けてのブレス攻撃。」、「翼を突き刺してエネルギー噴出を多数放つ。」、「ビームを薙ぎ払いながら旋回して滞空に移行。」などの厄介な新モーションの追加。

装備

武器はレベル3のスロットを2つ持っていることに加えて会心率も15%とまずまず、
更に近接武器は素で白ゲージまで出る、龍封力が大である、ボウガンに関しても扱える弾の数は多い。
一方で、攻撃力は下から数えたほうが早い低さで、属性値や斬れ味ゲージなどもお世辞にも優れているとは言い難い。
後に実装されたナナ・テスカトリの武器をゼノ・ジーヴァの素材で強化した派生がかなり優秀なので同じ素材を使うならそちらを使ったほうが良い。弓に限っては対応瓶や属性の都合でさらに微妙になっているのでオススメしないが。

防具はオーソドックスなゼノ素材を使った鎧と言った感じだが、女性版の頭のみヴェールのようなデザインとなっている。
スキルは共通してひるみ軽減、強化持続、属性やられ耐性が発動。スキルの多いαでは特殊射撃強化や超会心がつく。
また、3部位以上装備で業物/弾丸節約がシリーズスキルとして発動する。

歴戦王版のγはαとβをあわせて2より少ない数で割ったような性能で、
αのスキルのレベルを少し下げた代わりにβを超える装飾品スロットを持っており拡張性に優れる。

総じて攻守のバランスに優れているものの、上述したナナ武器のゼノ素材派生とは、武器スキルとシリーズスキルが被っているのもあり相性は良くない。

余談

名前の由来は未知・異質を表すXenoおよび、ジャイナ宇宙論においての霊魂、魂を意味するjīvaと考えられる。
また、成長途中という設定から完全に成体となった個体と戦いたいという声も少なくなかったが、これに関しては『アイスボーン』のアップデートで実現している


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最終更新:2023年07月07日 18:04