鶴喰梟

登録日:2020/06/19(金) 16:56:00
更新日:2023/08/29 Tue 11:30:22
所要時間:約 4 分で読めます






おいおいいきなり襲いかかってくるなよびっくりするなあ

何を怒ってるんだ?まったく親の顔が見たいよ

ひょっとしてそれも俺かなあっはっはぁ!!


それにしても気をつけろよ?我が息子

お前の命は鴻毛より軽いが 俺の命は地球より重いんだぞ いやマジでマジで



鶴喰(つるばみ)(ふくろう)とは『めだかボックス』の登場人物である。

所属:黒神家分家 鶴喰家元当主
役職:箱庭病院元院長
備考:死人


概要

……なるほど私の父親だ クズだね

──鶴喰梟について、鶴喰鴎

黒神家の数ある分家の一つ「鶴喰家」の元当主にして、黒神めだかの「もうひとりの父親」。
彼女の実父にして黒神家当主の黒神舵樹とも親友であった。
一家の生業は医業で、彼もフラスコ計画の拠点「箱庭病院」の院長を勤め上げた。

言葉(スタイル)使い」編で登場した「スタイル」の開発者にして創始者でもある。

かつて様々な策謀の末、黒神めだかの婚約者を決める(=黒神家に加わる)大会「漆黒宴」に優勝、「黒神めだかの婚約者」となった。
しかし、親子ほどにも年齢差があることも手伝って実質的には父親代わりのような関わり方であった。
これは黒神家の政略結婚を司る「月氷会」にとって許せないものであったため、彼らの手で3年前に心臓を貫かれた。
このとき過去に遡って鶴喰家の記録が根こそぎ抹消されているため、彼やその周辺を探る手段は少ない。

実の姉・鶴喰鳩は黒神舵樹の妻の一人で、黒神めだかの実母。
彼女も箱庭病院にてナースとして勤務していた。



グッド!詳しいね

さてはお前俺のファンだな?

ファンじゃないです仕事です
それに正直言うと調べられたのはそんな紋切り型のプロフィールくらいでしてね…

それは大変だったね だけど袖ちゃん それにしても大事な情報が1つ抜けているぞ

俺の鳩姉に対する重度の 愛情(コンプレックス)は調べなかったのかい?

彼は実姉である鶴喰鳩を溺愛していた。
「黒神めだかの婚約者」になったのも、その実母である鶴喰鳩の面影を求めてのもの。
しかし鳩の「正しすぎる」苛烈な人格に耐えかねた博士は、愛に溢れた親友である舵樹と鳩を結婚させて掛け合わせ「優しい鳩姉を作る」ことにした。
そうして生まれためだかは、しかし優しさも苛烈さも親以上になってしまったため、結局のところ梟がついていくことはできなかった。
また、めだかの「保険」として、遺伝的には鳩に近い自分も子を為してみたのだが、娘でなく息子が生まれてしまったため即座に育児放棄した

なお、人吉善吉とめだかの出会いを演出したのも彼自身の策略だったようだが、詳細は不明である。

活躍

作中で本格的に登場したのは「言葉(スタイル)使い」編。
獅子目言彦への対抗手段としてスタイルを習得せんとするめだか達は、スタイルの創始者である彼の足跡をたどることになった。

一方、「黒神めだかの影武者」の任を終えた不知火半袖には、「鶴喰梟の影武者」の仕事が入る。
死人の影武者とはどういうことかと訝しみながら箱庭病院跡・院長室に向かった不知火を待ち構えていたのは…


俺が鶴喰梟だ

俺はお前を 心から檻迎(・・)する。

…………これはこれは 随分とダンディで 血色の良い死人ですこと…

生き生きとした姿の梟であった。おまけに出会い頭に不知火を檻に叩き込む始末。
彼は心臓を貫かれた後も「スタイル」の振動によって血液を循環させ、「死にながらにして活動していた」。
そして「影武者」というのは不知火半袖を呼びつけるための口実で、その真意は不知火に求婚することであった。
「鶴喰鳩」にも、その品種改良版である「黒神めだか」にもついていけなかった彼は、さらにその代替として「黒神めだかの元影武者・不知火半袖」に求婚することにしたのだった。


それでいいんだ 俺はもう高望みはしない 高嶺の花の影を眺めて満足することに決めた
俺は大人だからな 平気でこういうことが言えるんだ

人生は妥協だ。

袖ちゃん
俺はお前を我慢して愛す。




やっべぇ… モノホンの変態だ…

彼が「スタイル」を開発したのも、不知火半袖の身柄を求める獅子目言彦への対抗策としてのもの。
安心院さんですら勝てない言彦を、正面から打倒する技術を必要に駆られた程度で開発できるって…


しかし、代替品で妥協し続け困難と向き合わないライフスタイルを送ってきた彼は「怒り」という概念が心底分からず、「逆上した人間には言葉(スタイル)が通じない」ことについに気づかなかったため、ブチギレ言彦に瞬殺された。

その後

死後にスタイル「遺言使い」が発動。
このスタイル、死ぬと月が落ちてくるという意味不明豪快なもの。月には言葉(スタイル)が通じるのか?
「俺の命は地球より重い」は割とマジだったらしい。

最終的にはめだかちゃんが単身特攻して月を破壊したことで事なきを得た。

戦闘力

異常(アブノーマル)過負荷(マイナス)言葉(スタイル)を組み合わせた箱庭学園屈指の実力者であるダークヒーロー・鶴喰鴎を椅子に座ったまま瞬殺できる程度には強い…らしい。
まともな戦闘描写は全カット、言彦戦は戦いにもなってないレベルの瞬殺だったため、設定上の戦闘力以上のことは今ひとつわからない。
ただ、この鴎戦では「逆接(説)使い」で「相手が強い、『だからこそ』勝てる」という能力によって勝ったらしいため、素の殴り合いに置いては鴎以下だろうと推測される。

その他

「女性は靴下から好きになるタイプ」
ちなみに息子は「女性を上靴から好きになるタイプ」で、「女子の上靴が好きなくらい普通だって靴下ならまだしも!との発言もある。
「さてはお前(俺/私)のファンだな?」といい、発言内容の節々に血の繋がりが感じられる。




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最終更新:2023年08月29日 11:30