イゾウ(ONE PIECE)

登録日:2020/12/24 Thu 19:41:29
更新日:2024/04/20 Sat 12:59:45
所要時間:約 5 分で読めます





イゾウは漫画ONE PIECE』の登場人物。

●目次

【プロフィール】

本名:イゾウ
年齢:43歳→享年45歳
身長:192cm
誕生日:10月13日
星座:天秤座
血液型:X型(現実だとA型)
所属:光月家家臣→白ひげ海賊団16番隊隊長
出身地:偉大なる航路・新世界・ワノ国・鈴後
悪魔の実:なし
懸賞金:5億1000万ベリー
覇気武装色見聞色
初登場:単行本57巻・第553話・『頂上決戦』
好きな食べ物:がんもどき
CV:織田優成

【概要】

白ひげ海賊団の16番隊隊長。
歌舞伎の女形のように化粧をし、和服を着ている。

新世界に在る世界政府非加盟国『ワノ国』の出身者。
同国の大名である光月おでん直属の家臣「赤鞘九人男」の一人『“残雪”の菊の丞』の兄。
弟の菊と同じく中々のイケメンであり、幼い頃の姿は(化粧はあるとはいえ)女の子と見まがうほどの美少年であった。
彼自身は後述の経緯と名前の由来から「赤鞘九人男」のとしては扱われていないが、若い頃から光月おでんに仕えており、「赤鞘九人男」のメンバーとは同格扱いされている。

943話では、若き日の赤鞘九人男の面々の中に菊の丞の代わりに彼らしき人物がおり、おでん自身も白ひげの船に乗って、その後ロジャーの元に移籍した経緯があるため、関係者の可能性が示唆されていた。
また、94巻SBSでも作者尾田栄一郎によってこのことが取り上げられ、「いずれ明らかになる」と述べていた。

【戦闘能力】

ワノ国にいた頃はを差しており、剣術もこなせるもののあまり得意ではなかった。
しかし射撃の腕は天才的であった為、花剣のビスタからも「得意技で守ろうぜ!!」と言われたことにより二丁拳銃を武器に戦うスタイルに落ち着いた。
世界最強の海賊団と謳われる白ひげ海賊団の隊長を務めていたことからかなりの実力者であり、当然、武装色の覇気も会得しているので弾丸に覇気を込め、四皇百獣のカイドウにダメージを与える事も可能で、負傷している状態でも仮面をつけたCP-0の特級のエージェントと渡り合える実力を持っている。


(一方、幼い頃の菊は銃を持ち歩いていたため、「武器を交換したのでは?」などと推測するファンもいる)

作者曰く「主君を守る侍が、なぜ苦手な刀にこだわるのか」「侍とは生き方」とのこと。

技一覧

  • 弾斬丸(だんぎりがん)
菊の「残雪鎌」と共に放たれた、弾丸が高速回転していると思しき射撃。
「銃を撃っただけで技名をつけるイタイやつ」とか言わないであげて

【来歴】

生まれは舞踊・花柳(はなやなぎ)流」家元の息子。
幼少期に父親が罪人となって家族が離散したため、弟の菊の丞と共に舞踊を披露することで日銭を稼いでいたところを後に主君となる光月おでんと出会い、仲間になった。

おでんが白ひげの船に乗ろうとした際には、彼を止めるべくおでんに半ば巻き込まれる形で白ひげ海賊団に同行。
当初は白ひげのおでんへの仕打ちから彼がおでんを認めた後も白ひげには良い感情を持っていなかったが、冒険の中で白ひげや仲間達と馴染んでいく。

おでんがロジャーに引き抜かれ、ロジャー海賊団に移籍した際には、あくまで「1年間だけ同行する」形だったことや白ひげ海賊団に馴染んでいたこともあり、おでんに同行せずに白ひげの下でおでんの帰りを待つことを選んだ。

しかし、ロジャー海賊団が解散した際には、奔放なロジャーですら「イゾウもワノ国に帰すか」と彼の身を案じていたが、当のおでんが「あいつは白ひげ海賊団に馴染んでたから」という理由で「白ひげを頼む」とロジャー経由で勝手に伝言を言付けられた。
白ひげにあまり恩を返せないまま(明らかな異常が起きていた)ワノ国に航海後すぐ帰還することになったおでんの代わりに“おでんの義兄”白ひげを守ることを頼まれた形となり、以降、隊長として白ひげを支えた。
仮におでんと共にワノ国に帰国できていた場合、オロチに狙われるのは確実なことから、イゾウを白ひげ海賊団に残すというおでんの選択が正しかったかどうかは誰にもわからない

なお、海外から鎖国国家のワノ国の情報を入手するのは困難であるため、おでんが処刑されたことを知ったのは大分後の事になってしまった模様。
マルコ曰くワノ国への進軍は何度も考えたそうだが、それに伴う犠牲を考慮した結果白ひげが生きている間にGOサインを出せる状況にはならなかった。

本編では仲間であるエースを救出すべく白ひげ海賊団の隊長として海軍との「マリンフォード頂上戦争」に参戦。
黒ひげ海賊団との「落とし前戦争」以降の消息は不明だったが、マルコは密かに居場所を掴んでおり、ルフィ錦えもん達の鬼ヶ島討ち入りの日に少し遅れる形でネコマムシ、マルコと共にワノ国に現れ、他の赤鞘のメンバー達と20数年ぶりに再会し、直前に敵側のスパイだった「裏切り者」と入れ替わる形で赤鞘九人男として戦線に加入する。

その後は赤鞘総出でカイドウに挑むも完膚なきまでに叩きのめされ全滅してしまい重傷を負ってしまう。遅れて到着した最悪の世代にカイドウの相手を託し、ローの能力により戦線離脱。
何者かの手当をうけ戦線に復帰するも、ニコ・ロビンを狙うCP-0に遭遇。
CP-0側は麦わらの一味を狙う為、イゾウをあえて見逃そうとするも当然イゾウは見逃すことはできず彼らと戦闘を決意。差し違える覚悟でCP-0の一人マハを撃破し自身もダウンしてしまう。前述のカイドウとの戦いで体力を消耗していた事もあり、マハとの戦いで負ったダメージが致命傷になってしまったのか残念ながら戦死してしまった。
しかしイゾウの命懸けの行動は身を結びルフィはカイドウを撃破することに成功した。その後、元同僚のマルコの承諾の下で英雄としてワノ国に祀られることになった。




【余談】

おでんの忠臣の中では最も早くから登場していたキャラクター。
端正な外見・いかにも(今後出てきそうな)ワノ国風の名前と装束、と「今後も重要なキャラ付けになるのではないか」と予想していたファンは多かったようで、
ほぼモブ同然であった頂上戦争時代から白ひげ海賊団の中でも人気が高かったキャラでもある。あと見た目が可愛いハルタとか
70巻のSBSでは白ひげ、マルコ、ジョズ、ビスタと共に幼少期の姿がリクエストされており、舞踊を学んでいた姿がこの時点で明かされている。

あと「乗るなエース!!!戻れ!!!」と叫んだのも彼なので、そちらのネットミームに伴う形でも知名度が上がったとか上がらないとか
イゾウが戻るよう言った相手は二人とも戻らなかった

名前の由来はおそらく幕末四大人斬りの一人「岡田以蔵」。
銃を用いる戦闘は以蔵の幼馴染である坂本龍馬がモデルではないか、と推測される。



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最終更新:2024年04月20日 12:59