カイレン(Mass Effect)

登録日:2021/07/02 Fri 01:09:03
更新日:2024/01/09 Tue 00:17:41
所要時間:約 5 分で読めます







結末は1つしかない……




【概要】

種族:人間
性別:男性
英語版CV:Troy Baker

Mass Effectシリーズの登場人物で3に登場。
地球人至上主義を掲げる過激派組織サーベラスの幹部であり、シェパード達の前に度々現れて交戦することになるボスキャラ。
黒ずくめの戦闘服に仮面を常に付けて忍者を思わせるような装いをしている。

シェパードと同様に、かつては地球連合のN7に所属しており、アンダーソン提督にも名が知られていた。
そして紆余曲折あった後イルーシブマンの元に就き、サーベラスのエージェントとなったという。

以下ネタバレを含む。



【経歴】

2172年11月14日に偽の推薦状を用いて16歳で地球連合に入隊。
主にテルミナス宙域における偵察任務に就いていた。
その歳に敵将校の死体から勲章を盗んだとして懲戒処分を受ける*1
復職後、ジャッフェン星系におけるエンティオン攻撃作戦にて活躍し、連合勲功賞の受勲候補者となった。

2175年にはカイトの巣への戦略偵察のため、惑星間戦闘アカデミーに入学。
このアカデミーでN7の入隊試験をパスしたが、翌年に第一級殺人罪で起訴され、連合軍を不名誉除隊した。

除隊後は連合の監獄に収監されていたが、イルーシブマンの手引きで脱獄。
サーベラスの一員として様々な肉体強化を施され、イルーシブマンの元で潜入や暗殺の任務をこなすようになる。



【活躍】

  • シタデルのクーデター
サーベラスがシタデルにて引き起こしたクーデターにも参加し、サラリアンの評議員を襲撃する。
護衛を全員始末し、評議員も手に掛けようとしたところでシェパード達が現れて膠着状態になる。
3対1でも「ちょうどいい」と余裕を見せるが、突如乱入したセインと交戦を開始する。

互角の戦いを繰り広げ、少々押され気味になりながらもセインに重傷を負わせることに成功した。
しかし時間をかけすぎたと判断したのか、シェパード達の前から逃走を図り、部下の運転するスカイカーに飛び乗ってその場を離脱。
シェパード一行が他のスカイカーに乗って追跡してくるが、彼らのスカイカーに飛び乗って、刀を突き刺して機能を停止させる事で追跡を免れた。
その後はエレベーターに乗って姿を消し、シタデルから撤退していく宇宙船の中でイルーシブマンと何やら通信を通して会話していた。


  • セッシア
アサリの神殿にシェパード一行よりも一足先に到達し、科学者を始末していた。
そしてシェパードの前に姿を現し、イルーシブマンのホログラムを展開。2人の会話の仲介をした。
しかし2人の交渉は決裂し、イルーシブマンはシェパードの持つ情報を奪うように指示する。

シェパードの持つ情報を奪うために襲い掛かってくるが、バリア張って体力を回復させてる時間の方が長い
そして勝ち目が無いと踏んだのか、ガンシップに神殿の支柱を破壊して神殿を崩壊させるように指示。
シェパード達が足場を崩されて行動不能に陥った隙に神殿に隠された情報を奪取し、そのままガンシップに乗ってセッシアを脱出した。
さらにノルマンディーに帰還したシェパードに煽りメールまで送ってくるなど、これでもかとプレイヤーからのヘイトを稼ぐ。
ガンシップの援護が無かったら十中八九ここでシェパードに倒されていたのは内緒


  • ホライゾン
ここでは監視カメラの映像に映るのみ。
父親との因縁にケリをつけるためにホライゾンに来ていたミランダを襲撃し、手傷を負わせた*2
その後は目的のデータを回収してさっさと撤退したため、ここでシェパード達と直接対峙する事は無かった。


  • 決着
サーベラス本部に攻め込み、ついにイルーシブマンの玉座に辿り着いたシェパード。
そこは既にもぬけの殻となっていたが、セッシアで奪われたプロセアンの情報が保管されていた。
そしてホログラムでの通信をしてきたイルーシブマンに最後の説得を試みるシェパードであったが交渉は再び決裂。
イルーシブマンは長居をするなと忠告し、通信を切断する。

イルーシブマンの忠告を無視してプロセアンのVIからその場で情報を聞き出そうとする一行であったが、そこでカイレンが乱入してくる。
セッシアの戦いの後にリーパーの技術を使って更なる強化を施されたようで、手下も引き連れて全力でシェパード達を殺しに掛かる。
だが、今更付け焼刃の強化を施したところで、数多くの修羅場を生き延びてきたシェパードの敵ではなく、レスバでもフルボッコにされてシェパードの前に崩れ落ちた。
それでも尚諦めず、背を向けて端末を操作するシェパードの隙をうかがい刀で襲いかかる執念深さを見せるが、シェパードには完全に見切られており裏拳一撃で刀を砕かれ、続けざまに渾身の一撃で横腹を貫かれ、ついに力尽きたのであった。

「これはセインの分だ、クソ野郎」



【戦闘能力】

銃火器は使用せず、刀とバイオティックを併用した戦闘スタイルを持つ。
主にを矛、バイオティックを盾として使用する事が多い。
刀を交えた体術では不治の病の末期症状で大幅に弱体化していたセインと互角の実力を持ち、銃弾を無力化するほどの強度を持つバイオティックのバリアを展開できる。
イルーシブマンからも実力を高く評価されており、多分そこらの雑兵とは比べ物にならないほどの戦闘能力を有している。

しかしゲームのボスキャラとしては、「まわりのザコが鬱陶しいだけでボス本体は大した事無いタイプ」のボスなのではっきり言ってそんなに強くない。
刀で切り付けられると流石に痛いがボタン連打で切り抜けられる上に、距離を保って撃ちまくっていれば普通に倒せるのでそんなに手強い相手ではない。

劇中でやたらイキっているわりに多くの場面で部下に頼ってて本人の実力が大したことなさそうなこと、そして実際ゲームのボスキャラとしても大して強くないことから、最初から最後まで小物臭がすごい。
同じアサシンであるセインからも「病人一人に妨害されて任務失敗するのはアサシンとして無能すぎる(意訳)」とばっさり切り捨てられている。



【主な台詞】

「計画に狂いが生じた。シタデルは評議会から乗っ取れず、ウディナは死んだ。」


「長居はするなと忠告されたはずだ」


「セッシアのときより集中して戦えそうだ」


「脚が疲れてきたか?」
「いいや、まだお前の方が遅い」
「私は逃げる必要が無いからな。シタデルでもセッシアでもお前は逃げた」
「黙れ!」


「いずれにせよ、お前にこの流れは止められない!」
「そうかもな。だがお前は結末を見届けられない」


「進化しなければ死ぬ!必要な選択だ!」



【余談】

  • マルチプレイに登場するプレイヤーキャラの"N7スレイヤー"と似ている部分が多い。
    戦闘服のデザインや、刀とバイオティックを併用する戦闘スタイルなどが似通っており、もしかしたらN7に所属していた頃はこのスレイヤーの一員だったのかもしれない。

  • シェパードが最後にトドメを刺すシーンでは、今までの選択や行動によってセリフが変化する。
    セインが3で死亡・ミランダが最後まで生き延びた場合は「セインの分」になり、ミランダが3で死亡した場合は「ミランダの分」となる。
    またセインとミランダが2人とも2で死亡していた場合は「もうガンシップの援護は無いぞ、クソ野郎」となる。




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最終更新:2024年01月09日 00:17

*1 過去の模範的服務が考慮されて減刑された模様

*2 ホライゾンに来るまでに何度かミランダに協力を要請されるが、彼女にしっかり協力しておかないと、この手傷が致命傷となってミランダは死亡してしまう