御雷零(ケンガンアシュラ)

登録日:2021/08/14 (土曜日) 12:02:47
更新日:2023/11/07 Tue 16:18:40
所要時間:約 7 分で読めます





「夢」はいつか醒める。だが、「愛」は不滅だ。



御雷零(みかづちれい)とは『ケンガンアシュラ』の登場人物。



●目次

【プロフィール】

異名:「雷神」
所属:ゴールドプレジャーグループ(企業序列第25位)
身長:179cm
体重:77kg
拳願仕合戦績:2勝0敗
企業獲得資産:12億1140万円
年齢:26歳
誕生日:9月7日
特技:我慢
理乃の好きな所:全部好き


【概要】

暗殺拳「雷心流」の若き当主。
ゴールドプレジャーグループ正闘技者だった『暴君』森政志(もりまさし)を難なく倒し、正闘技者の座を手に入れた。
雇用者である倉吉理乃とは恋人の関係。
過去に父親を黒木玄斎に殺害されているが、これに関しては「暗殺稼業なら逆に殺されることだってある」と復讐する気はない。
とはいえ父に勝利した男ということから黒木には一目置いており、対戦する前からトーナメントに優勝する上で最大の障害になるだろうと実力を高く評価していた。

【人物】

ほとんど表情を変えないクールな性格。
元は暗殺者で、倉吉理乃と出会う前は人間を「血と糞の詰まった肉袋」と考えて殺しをためらいなく行っており、機械的な印象を感じさせていた。
しかしとある暗殺依頼を受けた際に標的だった倉吉理乃に一目ぼれし、暗殺者を引退してゴールドプレジャーグループの闘技者となる

恋人である理乃と過ごすうちに「愛」を知った零は、彼女の前では笑顔を見せたり、他の男に絡んでるとむくれたりと人間味を感じさせる一面も見せるようになった。
また理乃との約束で不殺を誓っており、拳願絶命トーナメントに参加したのも暗殺拳ではなく武術としての「雷心流」の強さを証明するため。


【戦闘スタイル】

若くして当主を務めるだけあり高い技量を持ち、若槻武士関林ジュンなど、他の強豪闘技者と比較してもなお力の底が見えない」とまで評される実力を秘め、初見泉でさえも存在を気取ることができなかった。

流派は一子相伝の暗殺拳「雷心流」
雷神流は1200年の歴史を持ち、日本神話の雷神・建御雷神が創始したとされ、1588年の刀狩令で武士以外の帯刀が禁じられてからは素手での暗殺が主力となっている。
「政争ニ関スル案件、是ニ関ワラズ。」という信条を持ち、過去に歴史の表舞台に現れたのは文永の役と第四次川中島合戦のわずか2回のみとされる。

その極意はに成る」ことにあり、「雷神が宿る」という自己暗示による脳のリミッター解放と、物心ついた時からの厳しい荒行の中で身につけた走りに特化した骨格となった足を使うことで、0からトップスピードまで一瞬で加速することが可能となり、短距離走ならば呉一族をも凌駕する速度を発揮する
スピードを活かした戦闘スタイルはまさに「雷」そのもので、スピードに関しては間違いなく作中でも最速

ただし雷心流の技術は得物を使った「最小の手数を最速で当てる」ことを主眼に置かれていたため、一撃で勝負を決められないほど頑丈な相手には不向きとなる。
更に速さを重視するあまりに突進系の技法は全て最短経路を辿るため、軌道が直線的になる欠点もある。
ただし直線的とはいえ一流武術家の動体視力ですら追えない速度なので、読み切って対応するというのは机上の空論でしかないが、それを実現してしまう猛者があの世界には存在するようだ。

  • 雷閃(ライセン)
雷心流最速とされる伝統的な型で、急加速を利用して相手とのすれ違いざまに突きを加える技。
雷心流独自の鍛錬の末に完成するが、身体にかかる負担が甚大で短時間しか最高速度は維持できない欠点がある。靴を履いた状態で放った場合には裸足の時よりも速度は遅い。ケンガンアシュラ時の零の雷閃は黒木によると零の父親の雷閃よりも遅いとのこと。
理乃の能力*1で暗示を強化することで限界を超えた脅威的なスピードを発揮できるが、その代償として短時間の交戦でも重度の脱水を始めとした肉体的消耗を強いられるという欠点がある。
ケンガンオメガでは脊髄を狙って攻撃することで、脊髄の感覚を一時的に遮断して身体に麻痺を起こさせれるようになっている。

  • 夢幻歩法
第65代当主・御雷静(みかづちせい)が考案した「雷閃」を放つための型。
緩急を付けた不規則な歩法。

  • 陽炎
時代と共に形を変える「常時最新の型」。
顔面の経穴である晴明・四白・神庭・迎香・下関・承漿へと部位に応じて打つ型を変え、より深くダメージを浸透させるという突き技。

  • 慘雷(サンライ)
発勁・鎧通し・裏当て・徹しなどと同様、外装を透過して内部に直接衝撃を与える技。
体を固定し威力を逃がさないようにして、拳打や頭突きで相手の顎に全衝撃を返すという技。この技だけで仕留めることができなかった場合には、「陽炎」などを併用して小刻みに頭部へ打撃を与え続けて継続的に脳を揺らし、徐々にダメージを蓄積させて相手を倒す。

  • 練氣(れんき)
雷心流の型の一つ。
元は中国から伝わった氣のバランスを整えて伝達をスムーズにする技術とされる。
零は氣のなんたるかを完全には理解していないが、不安や焦燥感を打ち消すために戦闘前のルーティンとして欠かさず取り組んでいる。

  • 迅雷(ジンライ)
雷閃からの派生技。
雷閃の勢いから流れるように放つ高速のハイキック。雷閃の一撃を防がれた場合の対策にもなる。


【劇中での活躍】

ケンガンアシュラ


あ!?あれ!!?

ちょ!ちょっとまだ紹介前ですよォっ!!!

身長179センチ!体重77キロ!
拳願仕合戦績1勝0敗!企業獲得資産12億1140万円!ゴールドプレジャーグループ所属!!!


“雷神”御雷零ッッッ!!!


トーナメントの1ヶ月前にデビュー戦を行い、岩美重工闘技者の『四川の人食い虎』洪 小虎(ホン シャオフー)と仕合を行うが、圧倒的な力の違いを見せつけて完勝。

トーナメント1回戦では「拳願仕合」「煉獄」に次いで国内第3位の規模を誇る裏格闘技団体「毘沙門」絶対王者の根津と対決。
文字通り瞬殺して勝利した。


文字通り瞬殺して勝利した。


大事なことなので2回言いました。
これによりハサドの持つ拳願仕合最短決着記録を更新した。
また仕合直後に呉雷庵とひと悶着起こすも、呉恵利央のとりなしもあってひとまず矛を収めた。

2回戦では鎧塚サーパインと対戦。
序盤から執拗に頭部へ攻撃を集中させたものの、相性の悪い異常に頑丈な相手なこともあり、思うように打撃の効果を与えられず苦戦を強いられる。
しかし大技の隙を見逃さずカウンターを放ち、さらに脳へのダメージを狙って攻撃を繰り出し、手足の骨に大ダメージを負いながらも勝利。
相手を殺さず倒せたことに達成感を覚える。
東洋電力のクーデター中は複数の守護者を相手取り、理乃を庇いつつ悠々と制圧した。

3回戦では「雷神流」先代当主である父親を殺した黒木玄斎と対戦するが、直前に暴走しつつある桐生刹那による襲撃を受け真意を掴めぬまま仕合に臨むことになる。が黒木の言葉で心の迷いを振り切り、黒木を倒す事で暗殺拳で無く拳法としての強さを証明しようとする。
理乃の「命令」で暗示を強化することで自身の限界以上の速度を発揮し、相手の動体視力を超えたものの「先読み」で完璧に対応されてしまい、その速度が仇となって痛烈なカウンターを受けてしまう。
極限状態の中で全ての縛りを忘れ手数で押す作戦に移行したが、渾身の下突きを心房の位置に打ち込まれ意識を失い敗北した。


ケンガンオメガ

トーナメント後も一応闘技者としての籍は残っているが、二度と零を政争の道具として利用したくないという理乃の意向で対抗戦への参加は見送られた。
実は中国の呉氏宗家で修行をしており、後からやって来た初見泉と共に、呉氏と技術交換をしていた。
対抗戦にも初見と共に訪れており、終了後は夏忌の腹心たちを瞬殺している。


【余談】

トーナメント1回戦では文字通り根津を瞬殺したが、根津は自身の所属企業である栃木ディスティニーランドが東洋電力の傘下に入る裏取引をしていることを知ってしまい、夢の国だった栃木ディスティニーランドを夢のまま終わらせようとしていたが、内心では葛藤が残っていたために、実力が出し切れる精神状態ではなかった。
さらにプロフィールによれば、スピード重視の御雷とぶつけると、相性の問題からどうしてもいい勝負とならなかったとのこと。








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最終更新:2023年11月07日 16:18

*1 「性本能(種族保存本能)」で「雄」の「自我本能」を抑圧し、強制的に傅かせる「命令」を発することができる。