四大幻獣(TOUGH 龍を継ぐ男)

登録日:2022/01/03 Mon 21:45:50
更新日:2024/04/10 Wed 12:53:41
所要時間:約 3 分で読めます





トランス・ヒューマニズムの手術により幻獣(モンスター)として甦った


四大幻獣(モンスター・フォー)とは、世界で893番目に人気の漫画タフ・シリーズに登場する四人のキャラクターである。


【概要】

元は、米国大統領を暗殺するため*1にスペンサー国務長官に編成された最強暗殺部隊。
表向きは10年間も死者として偽装していた宮沢鬼龍数年前にインストラクターとして四人に武術を教えていた事があるので、鬼龍のおっさんは四人の師匠に当たる。なんか矛盾してる?猿展開やと言うてくれや

いざ大統領暗殺をしようとした四人だが、鬼龍のおっさんに密告されたせいで暗殺は失敗、逃走用に乗り込んだバンごと爆発四散してミンチになった。

だが、天才を超えた天才のゴア博士の手術により、見掛けは完全に人間だが、体に内蔵武器を埋め込んだサイ・ボーグとして生まれ変わった。なお手術の後遺症に苦しんでいる様子は一切無い。大虎一号「なんか俺の人生全否定されてるみたいでムカつくんスけど」

その後はそれぞれ幻獣のコードネームを与えられてCIAの汚れ仕事を行うようになり、
本編においては、上司であるスペンサー長官の命令で、鬼龍のおっさんの始末とD-51&ガルシアの心臓を奪還するために宮沢一族と戦う事となる。


【人物】

『ミノタウロス』バッキー・ブライアント


「巨大な岩もスイカ(・・・)のように真っ二つに叩き割るこのトマホークにお前の武術って通用するのか?」

外見は普通の腕にしか見えないが戦闘になると三枚刃を展開、重なった廃車や分厚い壁を一刀両断する威力のトマホーク・アームを武器とする大男。
どう見ても腕内に刃が収まりきるサイズではない、まるで彼岸島の義手刀
龍星を「ルーセー」という独特の訛りで呼ぶ。

主人公である長岡龍星との戦いに入るが、ご自慢のトマホーク・アームは廃車を斬り付けるのみで終始当たらず、どれだけボコられても戦闘復帰するタフさのほうが目立った。
バトル作品において殺傷力高すぎる武器は当たらないのがお約束なんだ。悔しいだろうが仕方ないんだ。
戦いの最後はD-51に首筋を噛み付かれて大量出血するが、トマホーク・アームでカウンターを返し、D-51と両者共にKO。

続く5対5マッチ*2では、龍星にリベンジを仕掛けようとしたが、四大幻獣の殺処分を目論むスペンサー長官から派遣された手下のオーエン・スミスに倒される。

その後は、実は生きていたゴア博士と再会した後に、他の四大幻獣メンバーとスペンサー長官に反攻を目論んだ所で猿空間入りしたと思われたが、今度はスペンサーを襲撃してきた悪魔王子と戦う事になったがトマホーク・アームを前蹴りで破壊され幻魔拳で倒された。
「首がへし折られたから当分は安静にしていろ。」と言われた4コマ後に体を動かしてる辺り、タフという言葉はバッキーのためにある。


蛇神(ナーガ)』シャノン


「男でも女でもない、それを超越した存在よ」

濃度を調整する事により、象をも殺すや体の自由を奪う毒を使い分ける噛み付きを武器にする、見掛けは女性の男
ナーガは高い治癒能力を持っているとの説明があるのだが、何故か毒を主武装にしたりとこいつからコードネームとの乖離が起きるようになる。

ハイヒールを履いたままでも空中に跳びながらの足技を見せつつ宮沢静虎との戦いに入るが、老いてなお達人の静虎に攻撃を捌かれる。
毒の噛み付きをして一瞬の優位に立った所でも、静虎が灘神影流の解毒法により体から排出し、「心は女でも肉体が男であるならば、私は躊躇なく反撃できるのです」と反撃を顎にくらいダウン。な、なにっ。猿先生はLGBTに屈しないのかあっ

それでもなお立ち上がり、今度は袖からの仕込みワイヤーナーガ要素どこなんスかねにより縛り上げようとしたが、灘神影流の捕縛術により逆に縛り返されてKOされた。
続く5対5マッチでは、後述のジョニーをゴア博士の元に運び込んで治療。スペンサー長官に反攻を目論んだ所で悪魔王子に先を越され交戦。トマホーク・アームの誤爆で右足を切断されて猿空間入りした。


魔導鬼(ゴーレム)』ジョニー


「殺しはしない、我々が受けたものと同等の苦痛を与えるだけでいい」

絶対不快音*3を放ったり、メチルアミンを含んだ毒霧を口から吐き出す男。ゴーレム要素とは……
さらに膝関節も機械に魔改造されており、通常の関節技は通用しない。
他の奴らは五体満足なのに、何故かこいつだけ鼻から下が筋肉剥き出しの異形の姿である。これは爆発によるダメージが最もひどかったせいであり、声も失っている。
サイボーグに改造される前はチームの狙撃手を担当していた。

キー坊との戦いに入り、絶対不快音で動きを止めつつ機械で強化された破壊的な威力の前蹴りでハメに持ち込もうとするが鼓膜張筋だけを麻痺させて音を一時的に遮断する灘神影流の技を使われて音を無効化される。
しかしそれでも、毒霧を顔に浴びせて優位に立った所で機械で強化された前蹴りを入れようとするが、軌道を完全に読まれてヒール・ホールドに持ち込まれ改造された足のボルトを外される。
武術家の本気のハイ・キックを頭部に直撃されてKOされた。

続く5対5マッチでは、スペンサー長官の手下のビッグ・ピッグに腹部を抉られ殺処分されそうになりかけたが、内蔵を撒き散らしかけながら逃走。ゴア博士に助けられたあとはスペンサー長官に反攻を目論んだ所で悪魔王子に先を越され交戦するも、ローリングソバットで顔面を破壊され猿空間入りした。


『サラマンダー』チコ


「やっぱり悲鳴を聞きながらじっくり殺すほうが面白い」

高電圧発生装置が体に組み込まれ、近距離の相手を感電させて心臓を止まらせる事も可能な眼鏡をかけた小男。サラマンダー要素とは……
また2秒間に1000回連射して、あらゆるものを透過し命中すれば瞬時に炭化する高出力レーザー銃を愛車に搭載している。これって格闘漫画なんスよね?

レーザー銃の連射によりD-51の足を焼き切り行動不能にさせた後は、車から降りて龍星と戦いに入った。
一端は電撃により優位を取るが、ゴムは電気を通さない理論でゴム靴の横蹴りを胴体にくらい、装置そのものも破壊されてKOされる。
触れただけで心臓が止まるレベルの電撃をそんなんで防げるのかよえーーーっ

続く5対5マッチでは、シャノンやジョニーと一緒にスペンサー長官に反攻を目論んだ所で悪魔王子に先を越され、交戦中にトマホーク・アームの誤爆で腹を切られて猿空間入りした。


【末路】

自分らを使い潰そうとしたスペンサー長官に反撃を考えている四大幻獣だが、なんと次の5対5マッチが終わったら宮沢一族とスペンサー長官は和解をした。
話がまた猿滑りし、今度はガルシアの心臓を奪いにくるロシアなどからの大国の刺客編が始まったので彼等の出番は今後あるかどうか怪しいと考えられたのだが……。

「スペンサーが日本に居る間に決着をつける」と言っているも決着はおろか出番すら消えた四大幻獣に哀しき現在…

…と思われたがなんとガルシア11号こと悪魔王子がスペンサー長官を狙ったタイミングで再登場。
たまたまスペンサー長官を襲うタイミングが被っただけだが「犬以下の存在にかつて尊敬した上司がやられるのは許せない」というツンデレっぽいことを言いながら悪魔王子と交戦。
スペンサー長官が「お前たちを解雇したことを後悔している。また雇うから悪魔王子を倒してくれ」と頼むとこれまでの恨みはどこへやら悪魔王子にスペンサーの偉さをアピールしだすなどちょろい。
が、4人まとめて倒してやると宣言した悪魔王子の挑発に激怒したバッキーが狭い室内の中にもかかわらずトマホーク・アームを振り回し、それをこの頃はあった回避能力に秀でた悪魔王子が避けたところ他の3人に被弾し3人はダウン
更にバッキーは悪魔王子にアームを破壊されたうえで幻魔拳をくらいダウン。
なんと大体バッキーのせいで5秒で瞬殺されるというかませっぷりを披露することになった


なにが長官直属の特別工作員“四大幻獣(ビースト・フォー)”だ

ヒエラルキー最下層の人間にたった5秒で殲滅されるなんて実質は最低のポンコツチームだ


その後の消息は不明だったがゴア博士が再登場した際にスペンサー長官と和解したことでアメリカで療養中とのこと。他はまだしも内臓ぶち込めたチコは生きてるんスかね
復活フラグが出ているなど猿空間送りになりそうでなかなかならない。


【余談】

  • 本誌掲載時は「四大幻獣」に振られたルビが「モンスター」「よんだいモンスター」「モンスター・フォー」「ビースト・フォー」「よんだいげんじゅう」と場面ごとに異なり安定していなかった。
    285話以降及び単行本では「モンスター・フォー」に統一されている。



当然ながら命がけの追記・修正になるぞ
俺たちは四大幻獣だ!項目としてはとっくに死んでるわッ

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最終更新:2024年04月10日 12:53

*1 弱腰の大統領は米国に相応しくないという猿展開めいた理屈で。

*2 スペンサー長官の子飼いの暗殺者と、宮沢一族が戦う展開。

*3 25,000~55,000ヘルツの周波数で高い音圧を放ち、聞いたものを行動不能にさせる。