ドンモモタロウ/桃井タロウ

登録日:2022/03/20 Sun 00:00:15
更新日:2024/04/29 Mon 22:36:41
所要時間:約 20 分で読めるというお話


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俺を信じろ。縁にも色々あるが、俺との縁は超良縁だ!


桃井タロウとは、スーパー戦隊シリーズ第46作『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』の登場人物である。

演:樋口幸平
キャラクターソング:「永縁フェスティバル」



概要

本作の主人公で21歳。ドンモモタロウに変身する戦隊のリーダー格。
まだ生まれたばかりの頃、桃のカプセルに入れられて時空の裂け目から人間界に漂着。
それを偶然見つけた桃井陣に拾われ、とある団地で彼に育てられてきたが、現在は彼の元を離れて「シロクマ宅配便」の配達員として働いている。

人物像

あまり感情が顔に出る方ではないが、性格そのものは明るく社交的な熱血漢。
何よりも「縁」を大切にし、1人でも多くの人々と縁を結ぼうとする人懐っこさも持つ。
……のだが、如何せんその認定の条件は信じられない程低い。
彼にとっては、仕事の一環でサインを受け取るために面と向かうことはおろか、名前を尋ねられる、肩がぶつかって謝られる等の日常の何気ない動作は勿論、
果てには「自分を見た」というだけでも「縁ができた」と認定してしまう。

そのあまりに唐突且つ相手の調子を考えない一方的過ぎる縁結びのやり方のせいで関わった人物から不気味に思われて邪険にされることもあるが、
本人は「どんな小さな縁でも、縁は縁」 「この世では、無数の縁が絡み合い、結び合い、奇跡が生まれる……!」と力説しており、
相手からそのような対応・態度を取られてもほとんど気にしない。
また、縁に対する思いも並大抵ではなく、一度縁を結んだ人物には親身に寄り添い、背中を押したり怪我を治す等、
その場でできる限りの手伝いやサポートを惜しまず、決して口だけであったりその場限りの自己満足では無いこともうかがえる。
「俺が運ぶのは荷物だけじゃない。幸福を運ぶ」とは、本人の弁。

そうしたモットーもあって配達員としての自覚と誇りは強く、いついかなる時でも「お客さまの大切な荷物」を雑に扱うことは決してなく、
逆に快盗鬼に変貌したクロクマなど配達員の立場を利用して悪さをする人物には怒りを露わにする。
但し、縁や繋がりを無条件に認めているのではなく、「悪縁は断ち切るに限るぜ」とも言っている他、
例え面と向かってもろくにやり取りができなかった際には「縁がなかったようだ」と諦めることもある。

また、変身時には後述する程の高い戦闘能力を持ちながらも「人は殴らない」と心に決めており、チンピラに絡まれても反撃しないが、
その場にあったピーナッツを指で弾いてこめかみに当てて気絶させる等、直接手を上げない範囲で対処することはある。

加えて、育ての父親である陣から「決して嘘をつかない者」と称される程の正直者。
しかし、厳密には「つかない」というよりは「つけない」と言うのが相応しいレベルであり、
じゃんけんの直前にすら何を出すか聞かれて律義に答え、それを実行して案の定負けている。*1

また、この「嘘」にはお世辞や社交辞令も含まれており、そのせいで相手の意図を汲み取れずショックを与えてしまったり、
無遠慮にデリケートな部分を攻撃してしまうこともある。
但し、それも決して嫌味ではなく、タロウ自身が良いと思った部分があったからこその返答であり、
ある意味では質問者よりもしっかりとした芯を持っているとも言える。

後に例え些細な嘘であろうと、意図的に嘘をつくと唐突にぶっ倒れて死ぬというとんでもない特異体質の持ち主であることが判明。
嘘をつくことが文字通り生死に直結するという極めて難儀な人物になってしまった。*2
この体質は最初こそ仲間たちを盛大に困惑させたものの、すぐに生き返ることが周知されたこともあり、
終盤では一応脈を取られて死亡を確認されるものの、誰も心配しなくなった*3

他人との関わり合いとなるととてつもない利他主義に走りやすく、ひたすら相手のためになる行為に尽くそうとする。
これは決して独り善がりなどではなく、論理や道筋、着眼点共に真っ当なもので、本人の提案する解決方法もしっかりそれに沿ったものである……のだが、
そこには「皆最上・最良を求めている」という前提に立っているため、肝心の相手のモチベーション等は一切考慮していない故に、
相手を全否定するようなキツイ言い方になってしまったり、個人で完結させるべき問題にも介入して「お節介」「余計なお世話」と相手に捉えられる行動に走ることも少なくない。

タロウ自身が完璧に何でもこなせる超人であるため、時には助言の内容を実践してみせることもあるが、
逆にそれが自分との差を見せつけられた相手の心を折ってしまったり、反感を買ってしまうこともある。
作中でも言われた相手が過剰に自分の殻に閉じこもって欲望を爆発させた結果、ヒトツ鬼になるケースも複数回存在している程

そんな人となりは幼少期の頃からのものであり、良かれと思って同じ団地の住民の欠点を指摘してきたが、
タロウ自身に協調性がなく、思いやりに欠けていたせいで、住民達から追放デモを起こされた挙句、最終的に団地から住民達が逃げるように引っ越してしまう悲劇に繋がってしまった。
当初は「賑やかなお祭り」と認識していたが、この時に初めて自分の行為が過剰だったと実感した。
タロウは皆のために尽くしたが、その皆は自分のために行動してくれることはなかったのだ。

尤も、タロウに問題がなかったかといえば上述のようにそんなことはなく、
相手の心情を無視して相手に尽くすというエゴを繰り返した結果孤独になったともいえるので、
確かに気の毒ではあるが、自業自得という側面も含んでいる辺りが複雑である。
縁にやたら拘るのは、その時に孤独となってしまったことへのトラウマから来ているのだろうか?

また、幼少期から友達と呼べる存在がいなかったようで、自分の誕生会に同級生を誘うも誰一人として来ることはなく、陣と二人で過ごす
特命鬼との戦いでは割とポピュラーな遊びである『だるまさんがころんだ』のルールがわからずオニシスターに尋ねるという、幼少期の孤独な人間関係を匂わせる描写がされている。

この様に良くも悪くも極端なほどに純粋で無邪気な人物だが、その真っ直ぐさ故に人々を引き付けるものもあり、
職場でも同僚と談笑したり、年上から可愛がられている等、周囲とは割と良好な人間関係を築いている。
とはいえ、本人の強い要望があったとはいえ、未成年を勝手に宅配助手として連れ回し、さらに制服まで貸し与えるなど、コンプライアンス的に危うい言動も散見される*4
加えて、利他的な振る舞いを繰り返す一方で「幸せという物が分からない」とも言っており、
上記のモットーは他者を幸せにすることで、それを学ぼうとする意味も持っている。
しかし、大人になってからも性格における欠点、問題点が治っていない上、治すにしても一筋縄ではいかない辺り、前途多難である。

散らかり果てた部屋を一瞬で片づける、脱臼を力づくで治療する等、不思議な特技が多い。
というか、技術や技能を要する場面では大抵のことをそつなくこなせてしまう「完璧超人」そのものである。
…ただし「嘘がつけない」という体質のせいで演技だけはからっきし
一応本人も自覚はあるらしく、劇場版で映画に出演することになった際は「別の誰かになりきる」という方法でクリアしようとした*5が、
その姿は完全にフォし切時雨ぺこぱの松陰寺大勇氏であった。


先述の通り彼は人間界の出身ではないため、見た目は兎も角本質は普通の人間ではないことが考えられる。
実際、どこか恐ろしいまでに人の正体に敏感な部分があり、ヒトツ鬼の能力で見た目も年齢も完全に変わった同僚を認識してその年齢まで言い当てる等、
その性格も相俟ってどこか常軌を逸した部分も少なくない。

さらにドン9話では、普段の超パワーの代償として、
数年に一度重い風邪をひいたような無力な状態になり、臼と杵でついて作った黍団子300個を食べなければ治らないという、謎の体質が明かされている。



ドンモモタロウ



アバターチェンジ!


よぉ~!

ドン!ドン!ドン!ドンブラコ!

アバタロォ~!

ドンブラコ!ドンブラコ!


ドン・モモタロォ~!

よっ、日本一!



やあやあやあ、祭りだ祭りだ~!



袖振り合うも多生の縁。躓く石も縁の端くれ。

共に踊れば繋がる縁…

この世は楽園!


悩みなんざ吹っ飛ばせ!


さぁ楽しもうぜ!勝負勝負!



画像出典:暴太郎戦隊ドンブラザーズ ドン1話『あばたろう』より、(2022年3月6日放送)
©テレビ朝日・東映・東映AG

スーツアクター:浅井宏輔


桃井タロウがドンブラスターと「アバタロウギア ドンモモタロウ」で変身した姿。
変身の際に現れる波のエフェクトは、他のメンバーが青色なのに対し、彼のみ金色になっている。
赤い体の侍のような姿をしており、頭部は桃の葉を模した吊り目のサングラスをかけ、額に大きな桃のレリーフがあしらわれた鉢巻きのような意匠がある。
桃の意匠や吊り目のサングラス自体は他のメンバーにもあるが、彼のみ桃が非常に大きいのが特徴である。
そして、後頭部からは先端が赤いギアのようになった丁髷ならぬ「ドンまげ」が生えている。

変身が完了する度に、3人の天女が紙吹雪を巻き羽衣を振って踊り狂う中、エンヤライドンと共に半裸の男達が抱える神輿に乗って現れる。
因みにこの派手な登場演出は本人の意向次第で省略することもできる……のだが、基本的には隙を見つけて是が非でもやろうとする。*6
その時、戦隊のエンブレムが描かれた扇を扇ぐこともある。
また天女や神輿は変身完了時以外でも呼び出せるらしく、劇中ではバイト先のタイムサービスを盛り上げるために利用された事も。

また、この姿になるとその性格の熱さに拍車がかかるだけではなく、人格も非常に大胆な言動の自信家へと変貌し、
仲間達のことも「お供」と呼び、彼らと協力するのではなく彼らに協力させて戦うのが基本。
傍若無人な暴れん坊ぶりにも拍車がかかってしまうため、高らかに笑いながら戦う上、戦いが終われば気分次第で仲間達にも平気で襲い掛かる*7等、
時には敵味方関係なく大暴れする危険人物と化してしまうこともある。
というかこの彼の行動だけが「暴太郎戦隊」の「暴」要素であると言って良い。
単なる行動部隊長・まとめ役的な意味での「リーダー」ではなく、他のメンバーよりも明確に上の立場の主君として振る舞う、という意味では結構希少なタイプのリーダー。
これ以前だと、侍戦隊シンケンジャーぐらいか。

戦闘スタイルはメインウェポンであるザングラソードを使っての豪快な剣術で、その性格故にアグレッシブな身のこなしで相手に連撃を見舞う。
一方で、後述するアルター体になった際には、その体格や脳人レイヤーのギミックを利用したトリッキーな戦法も難なくとる。
戦闘能力は他のメンバーと比較してもかなり高く、アノーニやヒトツ鬼は勿論、ソノイとソノザを同時に相手にしてほぼ互角に渡り合う程。
その強さは、陣からも「誰よりも強い」と評されるほどだが、それだけに彼の暴れん坊ぶりが悪い方に作用すると誰も手が付けられなくなる。


必殺技

  • ザングラソード・快桃乱麻
ヘイ!ヘイ!ヘイ!ヘイ!カモン!
アーバタロ斬♪アバタロ斬♪アーバタロ斬♪アバタロ斬♪

サングラソード・快桃乱麻!

必殺奥義!アバタロ斬!!

色とりどりの光を放つザングラソードで敵を斬り裂く。


  • 桃代無敵・アバター乱舞
お供達!必殺奥義だ!

ドン!ドン!ドン!ドンブラコ!
モーモタロ斬♪モモタロ斬♪モーモタロ斬♪モモタロ斬♪

桃代無敵…アバター乱舞!

必殺奥義!モモタロ斬!!

「「「「ドン!ドン!ドンブラザーズ!!」」」」

他のメンバーと共に放つ合体技。
その場に現れたハンドルを仲間達が回すことでドンモモタロウの足元から櫓のような巨大な舞台がせり上がり、仲間達がドンブラスターで敵を射撃。
それと同時にドンモモタロウが櫓から飛び出して急接近し、そのまま目にも止まらぬ連続斬りで相手を細切れにする。
なお、ハンドルの位置は仲間達の身長を考慮していない作りのため、イヌブラザー・キジブラザーは回すために姿勢で辛い思いをする羽目になった。

技が決まると、全員で「ドン!ドン!ドンブラザーズ!」と叫ぶのがお約束。

ちなみに参加するのがフルメンバーでない場合も、その場にいるメンバーだけで舞台を上げることは可能。

また、直前に自身のドンブラスターで強化してから放つ場合(スピンオフ)や、
他のメンバーの技と同時に単独で放つ場合(スピンオフ→オニシスター、本編→ドンドラゴクウ)もある。
演出省略版もある。

6人同時変身を果たしたドン44話ではドンドラゴクウも加わった「桃代無敵・真アバター乱舞」を披露している。


ドンモモタロウアルター



よぉ~!

ドンブ~ラコ!


アルターチェンジ!


ドン・モモタロォ~!

よっ、天下一!


画像出典:暴太郎戦隊ドンブラザーズ ドン2話『おおもも、こもも』より、(2022年3月13日放送)
©テレビ朝日・東映・東映AG


全高:14.0cm
肩上:15.5cm
全幅:12.0cm
胸厚:3.5cm
重量:2.5kg
スピード:100km/h
出力:650万馬力

ドンモモタロウが「アバタロウギア ドンモモタロウアルター」でフォームチェンジした「ロボタロウアルター」。

フォームチェンジ前から一変、手のひらサイズの超小型となり、その姿はドンモモタロウに、タロウが乗ってきた桃のカプセルの意匠を組み込んだようなもの。

小柄を活かした身軽且つトリッキーな動きで敵を翻弄し、ザングラソードや脳人レイヤーのギミックを駆使した奇襲を得意とする。
加えて、手足を折りたたんだ「桃モード」になれば、ソノイのバロンソードを受け止めきる程の強固な防御力を発揮する。
動きが速い上に当たり判定が小さく、防御力も高いため、ドンモモタロウと互角の実力を持つソノイもドンモモタロウアルターには手こずっている。

尚、フォームチェンジと書いたが、厳密には意識だけが本体から分離してロボタロウアルターとしての体に移るというものである為、
この形態になっている間ドンモモタロウの体は気絶したかのようにピクリとも動かなくなる。
その為、この姿で戦っている間は、本体を守ってくれる仲間の存在が必要不可欠という中々リスキーな難点を抱えている。


ドントッキュウモモタロウアルター



よぉ~!

ドン!ドン!ドン!ドンブラコ!

トッキュウジャー!


よっと!


ドン・トッキュウ、モモタロォ~!


いくいくぜ!


画像出典:暴太郎戦隊ドンブラザーズ ドン3話『あかりどろぼう』より、(2022年3月20日放送)
©テレビ朝日・東映・東映AG


全高:9.7cm
全幅:9.7cm
胸厚:15.0cm
重量:4.2kg
スピード:150km/h
出力:1100万馬力

ドンモモタロウアルターが「アバタロウギア トッキュウジャーアルター」で召喚したトッキュウジャーアルターと合体した姿。
両脚部が分割されたトッキュウジャーアルターに置き換わり、両腕には踏切の意匠が入った鋏・「フミキリアーム」を装備している。

空中を浮遊して移動し、汽笛を鳴らしながら相手に接近してプレッシャーを与えつつ、フミキリアームで対象を切り裂くことが可能。
その威力は走行中の車のタイヤをいとも簡単にパンクさせられる程。


ドンジュウオウモモタロウアルター



よぉ~!

ドン!ドン!ドン!ドンブラコ!

ジュウオウジャー!


ドン・ジュウオウ、モモタロォ~!


画像出典:暴太郎戦隊ドンブラザーズ ドン6話『キジみっかてんか』より、(2022年4月3日放送)
©テレビ朝日・東映・東映AG


全高:14.0cm
翼上:19.0cm
全幅:29.3cm
胸厚:15.0cm
重量:3.8kg
スピード:200km/h
出力:1000万馬力

ドンモモタロウアルターが「アバタロウギア ジュウオウジャーアルター」で召喚したジュウオウジャーアルターと合体した姿。
展開した青と黄色のキューブを両腕に翼として装着しており、まるでハーピーのような姿をしている。
赤いキューブは展開して尻尾にしており、胸部にはキューブイーグルの頭部に似た「イーグルヘッド」が付けられている。

ドントッキュウモモタロウアルターを上回る速度で飛行可能な他、イーグルヘッドには10.0にもなる視力が搭載されている。


ドンリュウソウモモタロウアルター



よぉ~!

ドン!ドン!ドン!ドンブラコ!

リュウソウジャー!


ドン・リュウソウ、モモタロォ~!


画像出典:暴太郎戦隊ドンブラザーズ ドン8話『ろんげのとりこ』より、(2022年4月24日放送)
©テレビ朝日・東映・東映AG


全高:15.0cm
全幅:12.0cm
胸厚:17.9cm
重量:5.2kg
スピード:120km/h
出力:1350万馬力

ドンモモタロウアルターが「アバタロウギア リュウソウジャーアルター」で召喚したリュウソウジャーアルターと合体した姿。
ケンタウロスにも似た四足歩行形態で、胸部には騎士竜ティラミーゴにも似た「ティラミーゴヘッド」が施されており、そこからメラメラ燃える火炎を吐き攻撃する。

右手に「ナイトソード」という長剣、左手に盾を装備しており、騎士の如く駆け抜けて斬り伏せる戦法が得意。


ドンロボタロウ



よぉ~!

ドンブラコ!

アバターチェンジ!

ロボタロウ!!

ドン・ロボタロォ~!

よっ、世界一!

ドン!ロボタロウ!!


画像出典:暴太郎戦隊ドンブラザーズ ドン10話『オニがみたにじ』より、(2022年5月8日放送)
©テレビ朝日・東映・東映AG



全高:200cm
全幅:130cm
全長:72cm
重量:200㎏
スピード:180㎞/h
出力:2300万馬力

初登場はドン9話。
キビ団子を300個食べて気力が戻ったドンモモタロウが、ドンロボタロウギアを使い更にアバターチェンジした姿。
鎧武者にも似た鈍重な姿とは裏腹に、背中のバーニアで素早く移動する。
ドンモモタロウが得意とする荒々しいスタンドプレーも強化。竜巻のような荒々しい衝撃をドンドン起こしてひときわ派手に戦闘する。
一号ロボことドンオニタイジンに合体した際、その中心となる。


必殺技(ロボタロウ版)

  • 心桃滅却・アバター光刃
居合抜きの応用でザングラソードをいったん収め、猛スピードで敵を一閃する。
イアイ斬としてドンモモタロウが使用したこともある。

  • 前人未桃・打ち上げロボタロウ
ロボタロウ化したドンブラザーズ全員との合体技。
サルブラザーロボタロウが地面を打ち付けることで発生する衝撃波で相手を浮かせ、
続けてオニシスターロボタロウが小型ミサイル弾幕「トゲトゲ花火」を全身から発射。
トゲトゲ花火をイヌとキジが誘導して相手に命中させ、最後はドンロボタロウがサングラソードで斬り捨てることでトドメを刺す。
トドメを刺された相手は宙に打ち上げられ、花火となって爆砕してしまう。

また、他のメンバーが戦っている間に単独で放つ場合もある。


ゴールドンモモタロウ



(口笛)

オミコシフェニックス!

来たか。

ん……?
金の鳥?

パーリィタイム!
オミコシフェニックス!

あ、ゴールドアバターチェンジ!

フェスティバルタ~イム!!

ワッショイワッショ~イ!ワッショイワッショ~イ!!

ハッハッハ~!見せてやる!
俺の真の力だ!!

ハァ~!セイヤ!セイヤ!セイヤセイヤセイヤセイヤセイヤァ!!

完全無欠の鬼退治~!!


ゴールドン!モモタロォ~!!


よっ!天下無双!!


何?新展開!?漫画にできるかも!!


画像出典:暴太郎戦隊ドンブラザーズ ドン33話『ワッショイなとり』より、(2022年10月16日放送)
©テレビ朝日・東映・東映AG


ドンモモタロウが「オミコシフェニックス」を使ってゴールドアバターチェンジしたオンリーワンのアバター戦士。
天下無双の超スピードショットで煌びやかに戦闘する。手で桃をかたどってロックオンし、桃型バリアに敵を完全に封じ込める裏ワザが得意。
またこの形態では、ゴールドンのアーマーを装備した状態で他のレジェンド戦隊への変身が可能という特徴を持つ。
更にドン46話では黄金のオーラで獣人の折り紙を悉く燃やし尽くした他、獣人に対してゴールドン演説説教し、自身に畏れを抱かせることで、獣人を眠りの森に永久封印した。

必殺技(ゴールドン版)

  • 抱腹絶桃・フェスティバル縁弩
超フェスティバルタイム!!

ゴールドンブラこぉ!モモヤー!

手で桃をかたどってメディテイションロックオンし、桃型バリアに敵を完全に封じ込め、
オミコシフェニックスが装備されたドンブラスターからの一撃でヒトツ鬼を心地よく浄化して成敗する。
なお全体的にノリはプリキュアの必殺技のそれ。
特に最後の桃型のバリアが逆さになってハートマークになる場面は、ヒーローの必殺技とは思えない絵面である。

ちなみに「ゼンカイジャー」で先行出演した際に使った技もこれだが、この時はノーマルの状態だった。


その他・巨大戦力

エンヤライドン


画像出典:機界戦隊ゼンカイジャー 第42カイ!『新ヒーローにゃ!おコタの密会!!』より、(2022年1月9日放送)
©テレビ朝日・東映・東映AG

【全高】:2.0m(合体時・21.0m)
【全幅】:1.6m(合体時・16.5m)
【全長】:4.9m(合体時・51.5m)
【重量】:750kg(合体時・1300t)
【スピード】:400km/h
【出力】:3000馬力(合体時・500万馬力)

ドンモモタロウが愛用するスーパーバイク。
カウル部分が鳥の顔を模している他、前輪の左側には「センタイギア46 ドンブラザーズ」が取り付けられている。
カウルの後頭部に当たる部分には、クリアブルーの「アバターシールド」を搭載して敵の攻撃を防ぎつつ、カウルの両目から青いビームを放つ。
また、脳人レイヤーの上空に展開されるヒトツ鬼ング専用の空間に突入することもできる。
仮面ライダーより多くバイクに乗ってると評判。*8

ジュランティラノドン全界合体する時には、ドンゼンカイオーの右半身と頭部を担当する。

ドンゼンカイオー




ドン・全界合体!

ドン・ゼンカイオォ~!

よっ、全力全開!

【全高】48.0m
【全幅】34.0m
【胸厚】20.8m
【重量】2500t
【スピード】400km/h
【出力】1050万馬力

ゼンカイザーブラックが召喚したジュランティラノが左半身、巨大化したエンヤライドンが右半身として合体したゼンカイオーの派生形態。
詳細はこちらで。

余談

◆本編登場前から積極的に客演に駆り出されており、前作『機界戦隊ゼンカイジャー』への先行登場、同じ桃太郎モチーフの先輩である『仮面ライダー電王』とのコラボ動画等に出演していた。
そしてあのモモタロスを引かせた。
また、それらや新番組告知で既に見せていた見境なしに縁を結ぼうとする姿で視聴者に大きすぎるインパクトを与えており、本編と合わせて、
「妖怪縁結び」「見たらいけない系の怪異」「無害なシャイガイ認識災害とぶっ飛んだあだ名を与えられている。
さらには「目があっただけで縁結ぶようなやつが宅配業者とかいうフットワークの軽い職業なの一番組み合わせちゃいけないやつだろ」といった評価も。

◆更にそのネタがネットで弄り倒され、Twitterでは画像掲載時に中央部分が優先して表示されることを利用して、
その上と下の両端にドンモモタロウの写真を据えて強引かつ不意打ち気味に縁を結ばせようとするという奇妙な遊びも流行し、一部で「ドンクリック詐欺」と称されている。

◆その流れに乗ったのか、公式サイトのトップページにまで「このサイトを見たな!これでお前とも縁ができた!」という文が添えられていたりする。

◆真面目な話をすると、「目が合っただけでなんでもかんでも縁ができた認定する」という怪しすぎるキャラ付けは、
ヒーローショー等で握手をしなくても親近感を持ってもらうための措置……という可能性がある。
というのも、本作放送開始時期、新型コロナウイルス感染症という病気が流行していたため、衛生上のリスクの為ヒーローと子供たちが握手等で触れ合う、という従来の試みが行いにくかったのである。

スーパーヒーロータイムEDでは、30分前の『仮面ライダーリバイス』の主役である五十嵐一輝バイス、同じくその後番の『仮面ライダーギーツ』の主役である浮世英寿と共演。
一輝&バイスとは喫茶店どんぶらでコーヒーを差し出すだけにとどまったが、英寿に関してはキツネのお供はいらん!」とライバル心を燃やしていた。
英寿役の簡秀吉氏は今作のオーディションでタロウ役の最終選考にまで残ったことを踏まえたのか、嘘がつけないタロウと勝利と目的のために人を化かす英寿の対比なのかは不明。この人受かってたらウソつくと死んでたのか……





さあ追記・修正のお出ましだ!

荒らしなんざ吹っ飛ばせ!

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最終更新:2024年04月29日 22:36

*1 「バカ真面目で優しい性格の人間ほどカモになりやすい」ということであり、過去に井上敏樹が脚本を担当した『仮面ライダーOOO×仮面ライダーW feat.スカル MOVIE大戦CORE』のOOO編における火野映司もそうだった為、この点でも井上脚本らしいキャラといえる。もっとも、これに関しては現実でもあり得る話だが。因みに、仮面ライダーシリーズにはこんなキャラもいる。

*2 一応嘘をついたことが理由で死んでも極短時間で自己蘇生するため、長時間死んだままということにはならない。

*3 唯一顔を見せての加入が遅れに遅れた犬塚翼/イヌブラザーだけが困惑していたことも。またしても何も知らない犬塚翼さん(25)

*4 奇しくも同じ話で描写されている通り、宅配便の制服は相手の警戒心を容易に解いてしまうため、犯罪に利用されると極めて危険であり、大体どこの会社もその管理には神経質である。

*5 パンフレットにおける田崎竜太監督のインタビューより

*6 なお、先述の弱体化した状態になると天女は老け、男達はチンピラのようになり、神輿もボロくなる。

*7 本人としてはまだまだ未熟なお供達を鍛えてやっているつもりらしい。

*8 余談だが同期の仮面ライダーの1号は専用のバイクがなかったりする。相方やママチャリには乗るが。