マチカネタンホイザ(ウマ娘 プリティーダービー)

登録日:2022/03/28 Mon 16:30:00
更新日:2024/04/22 Mon 16:17:02
所要時間:約 29 分で読めちゃうような予感がするっ!


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816-n BoC’z Hat on your Head! Matikanetannhauser TAIL WIND うっすめー♪おっおめー♪れもーんとっぴんぐー♪ えい、えい、むん! おマチちゃん お前のような没個性がいるか ごろりん!?パワードライブ どんっ、パッ、むん ばばんば〜 ぱんぱかティルトット ぶえぇっへぇぇぇ! ウマ娘 ウマ娘 プリティーダービー カノープス ゴーイングマイウェイ ジュニア期ファン稼ぎ勢 ステイヤー タンタンターンのホッホッホーイ トレセン学園中等部 ドラえむん ハナモゲラ ブルー・タービュランス ポジティブスマイル マチカネの変な声の方 マチカネタンホイザ マチタン マンボ~マンボ~お祭りマンボ~ ムードメーカー モールス信号 ユメヲカケル! レグルス レディー、どんっ! 中学生 努力家 名脇役 頂へ這い上る 大どんでんがえし 大器晩成 大型新人 太り気味モデル実装組 差しウマ 平凡で目立たず、どこにでもいる一般ウマ娘 栗東寮 没個性 神父マチタン 自称・一般ウマ娘 遠野ひかる 鋼メンタル 鼻血




なんだか今度こそ上手くいきそうな予感がするっ!



マチカネタンホイザ(Matikanetannhauser)とは、『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクター。
CV:遠野ひかる

モチーフ元である競走馬『マチカネタンホイザ』は当該項目を参照。


◆プロフィール

キャッチコピー:愛され未完の大器。今日こそ大勝利っ!
誕生日:5月7日
身長:155cm
体重:微増(食べすぎちゃった)
スリーサイズ:B80・W55・H80
靴のサイズ:左:24.5cm 右:25.5cm
学年:中等部
所属寮:栗東寮
得意なこと:綱引き、恋のアドバイス(本人談)
苦手なこと:本物のクモ、トマトジュース
耳のこと:周りが騒がしくても聞き流せる
尻尾のこと:自分でカットすると斜めにパッツンになる
家族のこと:帰省すると実家の定食屋に横断幕がかかる
ヒミツ:①今の帽子は3代目/②ネーミングセンスが独特
自己紹介:やっほー、マチカネタンホイザだよ。みんなに負けないよう、張り切って練習しちゃ…え、今日はお休み!?

キャラクターソング:TAIL WIND

待ちかねたままの勝利があった 名家出身の三枚目
週刊100名バ「マチカネタンホイザ」表紙より

◆概要

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「GENERATIONS」第1弾「己が勝利を求めた時代」篇
© Cygames・JRA

名脇役

頂へ這い上る

【ウマ娘 プリティーダービー】CM
「GENERATIONS」第1弾「己が勝利を求めた時代」篇より

「ノーザンテースト産駒最後の大物」と呼ばれながらもG1勝利には恵まれなかったが、
多くのレースに挑む姿が多くのファンに愛された「善戦マン」・マチカネタンホイザがモチーフのウマ娘
通称「マチタン」「おマチ」あるいは単に「タンホイザ」など。

ゆるふわ系の性格で、ホーム台詞では朝に「マチタン体操だいいち~!」と独特のテンポで体操を始めたりする他、
ストーリーで縁日に行った際には(父親から教わったらしい)「お祭りマンボ」を踊ったりと、色んな意味で個性的なウマ娘。どこが没個性じゃい!

デザイン的には右耳に引っ掛けた模様入りの帽子と、その下から少し覗く流星が特徴。
帽子の模様と流星を合わせて、実馬にあった右曲がりの大流星の形になっている。
この帽子だがヒト用の帽子にわざわざハサミで穴を空けて被っていることが判明しているほか、今の帽子は3代目とのこと。
初代はどうやら幼少期に迷子になってたところ、風に吹っ飛ばされて追いかけたら元の場所に戻れたが帽子が行方不明になってしまったそうな。
アプリ版の私服ではキャスケット帽子の代わりに赤いベレー帽を左耳にひっかけて被っている。これが2代目なのか、それとも5代目なのだろうか?
帽子に隠れてやや分かりにくいが、耳飾りは青緑と赤の丸型のピアスみたいなものをつけている。

一癖も二癖もあるようなイロモノ揃いのトレセン学園の中で自分は没個性、普通のウマ娘だと自認しており、
何か特徴になりそうな振る舞いはないかと探しているが、全く参考にならない奇行を取り入れてしまうこともしばしば。
また彼女の「普通」の基準は一般のそれとは大きくかけ離れており、他のウマ娘がドン引きするレベルのトレーニング内容をビッシリとメモ帳に書き込み、かつそれを「普通の量」と宣っている。
断っておくがトレセン所属の時点で軒並み一流アスリートと言ってよく、つまり過酷なトレーニングが当たり前な環境目線でさらに量を盛ってるのがマチタン。
実際、際立ってハードなトレーニングを積むミホノブルボンライスシャワーのトレーニングに食らいつくなど、「普通」という言葉の意味を調べてこいと言わんばかりに個性の強いウマ娘である。
これらはマチタン登場以降、ことあるごとに周りに総ツッコミされているが本人は欠片も信じていない。マチタンクオリティ。

彼女の自認のズレを示すかのように、彼女の好きなものの一つにトラウマレベルで苦手なはずのクモのぬいぐるみがある。
本物のクモはまだ苦手なようだが、いつかは慣れたいと思い段階を刻みつつトレーニング中。ただ中々進展は難しいようだ。
ちなみにルックスに関しても非凡寄り。その証拠に、アニメでは何の気なしに笑顔で手を振っただけで周囲を見惚れさせ、あたかも魅了してしまったかのような一幕が描かれた。

明るくも頑張り屋な性格は周りに浸透しており、周りからとても愛される子。
特に子供たちに人気らしく、また本人も子供好きなこともあってアプリのイベント「Brand-new Friend」では困惑するネイチャをよそにすっごい慣れた感じで子供たちと一緒に遊んでた様子。
言葉の無邪気パンチには流石に撃沈してしまったが
はぐわぁっ!?……はぐわぁ……はぐわぁ…………がくり。

確かにテイオーやブルボン、ライスといった輝かしい面々に比べればいささか控えめかもしれないが、
押しも押されもせぬトレセン学園においても決して無視できない強豪の一人
それを感じさせない上記の言動もあり親しまれているが、ことメンタリティはアスリートとして天才のそれ
勝たなくちゃ、なんの意味もないでしょ?」「私だって1番以外いらない!」とさらっと言ってのける芯がブレることはなく。

最高峰へ至るための最大限のトレーニング、心の迷い、現実との壁……
しかしおマチさんはそんなものはどこへやら当たり前のように大きな夢を掲げて追い続ける姿勢をずっと崩さない。それも擦れたり殺気立つこともなく、自然体のまま。
喜怒哀楽がわかりやすく、人一倍賑やかなマチタンはしかし落ち込んでも引きずることがない
どんな負け方をしても、どれだけ力の差を痛感しようとも次の瞬間にはころっと持ち直し、すぐさまリラックスや次へ向けての準備に取り組めてしまう。
ネイチャをはじめ周りの友人たちはこの非凡さをよく知っていて、「これがマチタンのすごいところ」と頷くばかり。
……もっとも、彼女には例によってまったく自覚がなく、「君だからこそ導けるウマ娘は数多ッ!」と理事長に期待をかけられた際も意味が分からず長く悩むことになった。


謎の掛け声を多用する彼女の代名詞は「えい、えい、むん!」
この掛け声は初登場したのはアプリリリースからすぐの期間限定イベント「Brand-new Friend」のミッション画面である。

イベントミッションはここだよ♪
クリアするぞ~。
えい、えい、むん!

「えい、えい、むん!」というそれ以上でもそれ以下でもない掛け声にも関わらず、一度聴いたら耳から離れない3拍子と中毒性からかマチタンの代名詞として広く浸透している。
しかしイベント終了に伴い、「えい、えい、むん!」が聴けなくなってしまい、虜にされた多くのトレーナーが悲しみに暮れることになった。巷では難民が発生するレベルだったとか
このインパクトもあり、以後のイベントでもミッション確認画面を担当したウマ娘に「えいえいむんしろ」と無茶振りをするトレーナーがちらほら見られた。
ちなみにこの後に「ばばんば~」なるマチタン製の新たな掛け声が生まれたのは別の話。
なお、トレーナーノートの仕様で、育成ウマ娘になっていないウマ娘のボイスは再生できないというものがあり、
育成実装されるまでに「えい、えい、むん!」を聞くためにはサークルのスタンプ機能か公式ホームページのサンプルボイスに頼らざるを得なかった。


◆アニメ版での活躍

Season2


今年もいいことありますよう……
ぶえぇっへぇぇぇ!?

ヴェエエエエ~ン!!!

第3話「出会い」で初登場。
所属するのはナイスネイチャと同じ「カノープス」。
正月の縁日の片隅でツインターボとナイスネイチャが「大型新人」(Byツインターボ)としてトウカイテイオーに紹介。
その際、御賽銭で願掛けする際に勢い余ったのか鈴が勢いよく落下しマチタンの顔に直撃し、鼻血を出すほど大泣きする羽目になった。冒頭の奇声はこの瞬間のものにしてアニメ第一声*1
テイオー「また濃いメンバーが入ったね……」
チームメンバーはツインターボやイクノディクタスがおり、ターボに次いでノリがよく、ボケもツッコミもこなせる万能さもある。
第4話「TM対決!」におけるチームメイトに呼ばれてほんわかした笑みで手を振る場面も必見。

オープニングでも姿を見せている*2ほか、ミホノブルボンに圧倒された皐月賞や菊花賞、
メジロパーマーの超ハイペースからメジロマックイーンライスシャワーの死闘にイクノと共に食らいついた天皇賞(春)、
トウカイテイオー奇跡の復活となった有馬記念にネイチャと共に出走するなど、レースシーンにもよく登場している。

マチタンに加えツインターボやイクノディクタスなどは2020年12月のアニメSeason2放送開始に伴って発表された比較的新しいウマ娘である。

うまゆる

  • 第2話「静かなる漆黒」
「うっすめー♪おっおめー♪れもーんとっぴんぐー♪」とはちみつドリンクを買って上機嫌なところに頭上からクモが降ってきた事に驚いてドリンクを盛大にぶちまけてしまい、シンボリクリスエスの制服を汚してしまう。
すぐに拭こうとポケットからハンカチを探すが、どこかの猫型ロボットのように関係ないガラクタしか出てこず(ただしよく見ると1回目で既にハンカチらしきものを出してる)クリスエスが自分のハンカチを出すと、それを取って「大変だぁ~」と言いながらドリンクを拭き取った。
クリスエスには食べかけのハンバーグを渡したスペちゃん、壊れた自販機から飛び出したおでんを渡したドトウと共に「優しいな…」と評された。

  • 第22話「スペとオグリのうまうまキッチン」
料理番組のアシスタント役で登場。
スペちゃんとオグリと一緒にお題であるニンジンハンバーグを調理するも味見の段階で全て平らげてしまう。
「ど、どうしよ!?」
「ご安心を!やぁぁ!!」
焦るマチタンだったがスペちゃんはハンバーグとニンジンの切れ端を使ってミニサイズのニンジンハンバーグを完成させる。
「一応完成ということで。さようならー!」
「来週は、マーボーが食べたいな…」

◆アプリ版での活躍

性能

バ場 芝:A ダート:G
距離 短距離:G マイル:D 中距離:A 長距離:A
脚質 逃げ:F 先行:A 差し:A 追込:E

2022年2月24日…アプリリリースからちょうど1周年の節目にキタサンブラックと共に☆2「ぱんぱかティルトット」が、2023年4月28日からのイベント『神算鬼謀!?春祭!熱闘鬼ドッジ』と同時に☆3「ブルー・タービュランス」が実装。
通常版である「ぱんぱかティルエット」は史実での経歴が経歴だけに☆3として実装されないとも言われていたが、☆2以下の育成ウマ娘がこれまで1度も追加で実装されていないことに加え、
メジロアルダンのようにモチーフ元がG1未勝利のウマ娘が☆3で実装された例もあるだけにレアリティ予想は混迷を極めていた。
脚質は先行・差しで距離帯は中長距離と、この点は「よくある」中長距離型と言っていい。

『ぱんぱかティルトット』

私だけの特別な勝負服…これで、ばばんっと1着を狙うぞ~!

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[ぱんぱかティルトット]マチカネタンホイザ」勝負服
© Cygames・JRA

名前の由来がドイツにゆかりがある*3からか、ドイツの民族衣装風。
同じくドイツの民族衣装が勝負服のエイシンフラッシュとは違い露出は少ない。それでも肩はガッツリ出ているが。
史実の「マチカネ」冠名の馬主であった細川益男氏の勝負服の配色である「青二本輪青袖赤二本輪」を反映して、青のスカートに赤のコルセットとソックスという出で立ち。赤二本輪はヘアピンとフリルソックスのゴムで表現されている。
雰囲気が雰囲気なためか、ガストの代表作「アトリエシリーズ」にいてもおかしくなさそうと評判。通称ホイザのアトリエ
また、正面からだと体に隠れて分かりにくいがノースリーブのフード付きコートのような物を羽織っており、背中から見ると本物の馬の背中のように真茶色になる。
CGモデルだと容赦無く尻尾が貫通しているのはご愛嬌

成長率補正はスタミナに+20%、根性に+10%と、ステイヤーとしての素質が非常に高い。
覚醒スキルでは「どこ吹く風(「ウマ込み冷静」上位スキル)」と「怒涛の追い上げ(「追い上げ」上位スキル)」のレアスキルを習得可能。
脚質についてはここまで説明した通りで、固有や補正率、スキルを考慮すると差しでの育成が基本となる。
進化スキルでは「どこ吹く風」が「ゴーイングマイウェイ」に、「怒涛の追い上げ」がなんとまさかの「えい!えい!むん!」に進化する。予想こそできなかったが実にマチタンらしいネーミングセンスである
どちらも正当に進化し、それぞれ速度と持久力がわずかに上がり、長距離ではより頼りになるスキルとなる。






ほわっちゃちゃ~っと、なんのっ!

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[ぱんぱかティルトット]マチカネタンホイザ 固有スキル発動」
© Cygames・JRA

固有スキルは「レディー、どんっ!(☆2)」→「どんっ、パッ、むん(☆3以上)」。
発動条件と効果は「レース中間付近で中団にいるとき気合を入れ直して持久力を(少し)回復しさらに速度を(わずかに)少し上げる」というもの。
覚醒スキルと合わせるとかなりのスタミナ量を確保できるため、長距離チームレースでの採用も十分見込める。

演出ではこちらに走ってきたかと思うと顔面を強打して目を回す。その後なんとか決めてみせようとするも、鼻血が出ていてイマイチしまりのない感じに…。
鼻血が出るダメージ負ってるのに回復効果ありとはこれ如何に

やーったやった、やったったー♪へへっ。


『ブルー・タービュランス』

マチタン、ブルーバージョンです!青い炎ですよ、メラメラ~!


画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[ブルー・タービュランス]マチカネタンホイザ」勝負服
© Cygames・JRA

こちらは『神算鬼謀!?春祭!熱闘鬼ドッジ』で実装された鬼ドッジでの衣装となっている。
通常版と比べると鮮やかな青にライトグリーンを基調とした動きやすいものになっている。ブルーバージョンとは言ったが元の衣装も青が多めなのは言ってはいけない
同時に実装されたサクラバクシンオーとちょうど対になるデザインになっている。…というより、ローレルブルボン、イクノの衣装も同じデザインの色違いなため、どちらかというとバラエティ番組などのスポーツアクティビティの衣装といった方が伝わりやすいか。

成長率はスピード+10%、パワー+20%になっており、根性育成がしやすくなっている。
そのほか、覚醒スキルもガラリと変わっており、「進出開始」「中距離コーナー〇」に加え、
覚醒lv3で「潜伏体勢(「静かな呼吸」上位スキル)」、lv5で「起死回生(「ワンチャンス」上位スキル)」を獲得する。
総じて通常版と比べると差し・中距離での運用がメインになる。
進化スキルは「潜伏体勢」が効果をすごくに強化した「ポジティブスマイル」に、「起死回生」が効果時間を延長した「大どんでんがえし」に進化する。




みんなの声援に、

応えるんだああ~~~!?



…ふへっ。

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[ブルー・タービュランス]マチカネタンホイザ 固有スキル発動」
© Cygames・JRA

固有スキルは「ごろりん!?パワードライブ」。発動条件と効果は「レース後半のコーナーで中団だと残り、持久力に応じた時間速度を少し上げる。中距離では加速力もちょっと上げる」となっている。
レース後半の中団の意味が「レース全体の約50%、バ群全体の40%~80%」ということであり、差しで問題なく発動できる。
スタミナの残量に応じた分だけ効果時間が長くなり、最大で約6秒も速度を上げ続けることができる。さらに中距離では加速力も上がるので、なお後方からの追い上げに一役買っている。
最大限に効果を生かすなら、日本ダービー、もしくはジャパンカップが理想となる。

演出ではどうやら障害物ありの借り物競走の真っ最中の様で、懸命にネットをくぐって走りだそうとしたマチタンが案の定ネットに足を引っかけ、そのネットを巻き込んで大玉状になりながら転がり、借り物の「ルームメイト」ことフクちゃん先輩を巻きこみながら*4も1着を勝ち取って笑顔になる、というもの。
鼻血こそ出ないが演出のシュールさはさらにパワーアップ

えへへ…、いいトコ見せられたかなっ?

固有要素

固有二つ名は「大器晩成」。
取得条件は「G1に12回以上出走し、菊花賞、有馬記念(シニア級)を含む2500m以上の重賞で4回以上勝利する」。
史実でもG1に12回出走*5していたほか、通算重賞勝利4勝が要求されているので半分は史実再現系二つ名。
しかしながら、菊花賞や有馬記念など、史実では勝つことができなかったG1勝利も条件に入っていることから、史実再現をした上でそれを超えるというif系二つ名でもある。
ただしG1に12回出走というのが非常に曲者で、目標レースを含め目標外の中長距離G1ほぼ全てに出走しなければならなくなる。
もっとも「出走」でいいため、回数が足りなければ惨敗承知で適性外のマイルや短距離に出てもカウントは進む。

固有のイベントとしては「マチタンのむんむんデー」があり、パワーと根性が上がるのに加え、やる気が上がるか下がるかのギャンブルイベントが発生する。

隠しイベントにはクラシック級マイルCS・有馬記念への出走、シニア級安田記念・オールカマーへの出走の計4つ。
それぞれダイタクヘリオス、ナイスネイチャ、イクノディクタス、ツインターボとのレースになる。
この対戦相手4人の共通項は「アニメ二期で出番多かった組」である。
マイルCSと安田記念は素のマイル適性がDとそのままでは満足に走れないため魔改造が求められるが、出走した先でも非常に強力なステータスとスキルを持つ彼女らが立ちはだかる。
  • ダイタクヘリオスに勝利→パワー+20と「マイルコーナー〇」のヒント
  • ナイスネイチャに勝利→スタミナ+20と「内弁慶」のヒント
  • イクノディクタスに勝利→根性+20と「上昇気流」のヒント
  • ツインターボに勝利→スピード+20と「ありったけ」のヒント

特殊実況は金鯱賞にて設定されている。
元となったのは実馬の現役当時G2で距離2000mだった高松宮杯での実況だが、アプリ版は2021年の番組表なので高松宮は中京1200mとなっており、
同じ中京かつ2000mの金鯱賞が代打起用されたと思われる。


サポートカード

サポートカードはRのほか、期間限定イベント「Brand-new Friend」の報酬SSR【Just keep going.】が実装され、2022年6月30日にはSSR【マチタン☆アドベンチャー】が追加実装。

SSR【Just keep going.】

得意練習は根性。
イベントでの配布カード、しかもアプリリリース初期ということもあり性能は控えめ、また配布系の共通事項として固有ボーナスもレベル40からとなっている。
完凸すれば得意率65とそれなりに高いサポートを受けられ、初期根性+55と非常に高いが、初期絆ゲージが0なのが弱点。
イベントを進めると、確率でレアスキル「どこ吹く風」のヒントを入手可能。
イベントの1回目は選択肢次第で大きく体力を回復できるため、編成外で発生するとちょっとラッキーな気分になれる。

SSR【マチタン☆アドベンチャー】

得意練習は賢さ。
固有ボーナスは「絆ゲージが100以上の時、賢さ友情回復量アップ」で、条件を満たした時の回復量は+5。
レベルアップによる体力回復も備えているため、完凸時には体力+15と、だいたいトレーニング1回分の体力を回復できる。
連続イベントを完走すると「アガってきた!(「ペースアップ」上位スキル)」のヒントレベル+1~+3を入手可能。
連続イベント2回の成否によってヒントレベルが変動する。
ただしレースボーナスが5%と最低限あるものの、3凸以降からの解放になる点が少々向かい風か。
とはいえ、グランドライブシナリオではレースボーナスの優先度が低いが故に1凸でもそれなりに活躍が期待できる。



育成シナリオ

どこにでもいる「普通」のウマ娘、マチカネタンホイザ。
ある日目にしたウマ娘のレースに惹かれたマチタンはクラブに入りトレーニングを積み、試験を受けたら合格したのでトレセン学園に入学。

普通でしょ? 憧れたきっかけも、とってもウマ娘あるある。

しかしトレセン学園は国内屈指の超高倍率校、「普通」のウマ娘では活躍は愚か在学すら到底不可能なレベルである*6

そんな彼女との出会いは商店街。たい焼きや肉まんを半分こした縁から知り合っていき、すれ違えば小話をするようになっていた。
そんなある日。ミホノブルボンを中心に、坂路トレーニング中のグループの中にマチタンを見かける。
ハードなトレーニングに他のウマ娘が脱落していく中、遅めながらもブルボンのトレーニングに食らいつき、
また別の日にはライスシャワーとの2時間以上に及ぶインターバル走のトレーニングをしていた。

どちらも及ばなかったものの、その地力の高さが垣間見えたのだった。

そんな彼女からトレーニングへの助言を求められ、トレーニング表を見せてもらうと、そこそこハードなトレーニング計画がびっしりと書き込まれていた。

私ってトップと戦うにはまだまだ実力が足りてなくって、だからって無茶なトレーニングができるタイプでもないんですよね。
だから、できることからコツコツと~、って気持ちでやってるんです。
そしたら絶対、いつか勝てるようになると思うので!

驚くほど前向きで努力家、それに地力も高い。
目立つタイプではないものの、今後の成長次第では大きく化ける可能性もある。
トレーナーは専属契約を申し込み、マチタンも即決で承諾。

半分こ友だちのあなたなら、ウェルカムカムですよ! これからどうぞよろしくお願いします!

専属契約を結びトレーニングを積んでいたある日、理事長提案でドロケイをすることになる。
マチタンと一緒に来ていたネイチャ、ターボは泥棒チーム、イクノは警察チームに分かれることになったが、イクノの的確な戦術により、泥棒チームはマチタンだけになってしまう。

どうやってネイチャらを助けるか、そうこう思案しているとイクノに見つかってしまい、追い回されてしまう。
しかしその足は20分経っても衰えることなく逃げおおせている。
一瞬の隙をついて追手を撒き、ネイチャらの待つ牢屋へ飛び込む──。

が、木にぶつかってしまい、転倒。マチタンは御用となり、警察チームの勝利でドロケイ対決は幕を下ろしたが、粘り強く走り続けた姿はその場にいたウマ娘たちの胸を打ったようだった。

あとちょっとだったんですけど。……やっぱいつも勝ち切れないんだなあ。

クラブ時代でもここ1番で体調を崩してしまったり、出走前に鼻血を出してしまうなど「締まらない」ウマ娘だった。
そこに現れたのは理事長。

君の変わらぬ向上心、そして平常心は一見地味だが誰もが持ち続けられるものではないっ!
つまり、君の未来は眩しいっ! これからの活躍、少なくとも私は大変楽しみにしている! 以上っ!

そう言って去ってしまったが、マチタンへの期待が膨らんだ1日となった。

ある日の模擬レースに出走したマチタン。条件は芝1800m、相手にはミホノブルボンにライスシャワー。
ドロケイの話が広まったのかマチタンには大きな期待が寄せられていたものの直線で伸びきれず、4着。
これにはマチタンも堪えたのではないか…と思いきや本人は平常運転、昼食のことを考えていた。

もちろん負けてがっかりはしたんですけど……でもそれって、今力が足りてないだけなので。
だから…うん、もう悩んではいないですねぇ。

どうしてここまで「普通」なのか、というトレーナーの思考を読んだように、ネイチャとイクノが会話に加わる。
曰く、他の子がピリついたりプレッシャーに気圧されそうな中でも平常心、期待した結果が出ずとも常に前向き。
そんな彼女のことをよろしくお願いします、と託される。

ブルボンも出走するという芝1600mの種目別競技大会への練習を積み、レース当日。注目を集めていたのはやはりブルボン。
レースはブルボンが逃げ、マチタンは5番手に控える。
こうして最終コーナー、ブルボンが加速をかけ、後続を引き離しにかかる。

(私だって1番以外はいらない!)

猛追するも届かず、4着。しかし切れ味が評価されたのか注目は少しずつ集まってきている。

レース後、再び商店街を訪れたトレーナーとマチタン。
トレーナーがかけてくれた期待のおかげで、あのレースができたことを感謝する。

……トレーナーと出会えたのって、思ってた以上にラッキーなことだったのかもですね。……ひひ。
これからもよろしくお願いしますね。 ってわけで……はい、半分こ!

半分に分けられたたい焼きがトレーナーに差し出されたのだった。


育成シナリオはクラシック三冠から春天、宝塚記念を経てジャパンカップ、有馬記念の王道路線。
史実を考慮すると1992~93年がメインとなり、またクラシック級有馬記念では別衣装のテイオーが、
シニア期宝塚記念では別衣装のマックイーンがそれぞれ出走していることから、アニメをマチタン視点から描いたifという側面もある。
……そしては最終目標有馬記念で1着
育成シナリオでは最後に1着を求められる関係上やむを得ないのだが、前述の隠しイベントも含め「アニメ2期の物語を破壊する」シナリオでもある。

目標自体はシニア有馬記念で必ず1着を取ること以外、3着以内に入れば良いため、特にネイチャ辺りを育てていた人にとっては割と簡単。
最大の問題は2つ目の育成目標「G1で1回5着以内に入る 期限:ジュニア級12月後半」という嫌な予感しかしない目標。
当然ジュニア級のG1は朝日杯FS or 阪神JFとホープフルSの2つだけであり、しかもマチタンの素のマイル適性はDと掲示板も見込めないことから実質ホープフル1本勝負
しかも目標レースではないためコンティニュー不可である。

ここまで言ったならもうお分かりだろう。マチカネタンホEザが非常に起こりやすいということである。


◆関連キャラクター

アニメにおけるカノープスのチームメイト繋がりがアプリにも反映、というか一番関わってくるのがこの3人。
「普通」の基準が大きくズレた彼女を見守っている。
史実でもカノープスのコンセプトである「G1未勝利」という括りに加え、活躍時期がかなり近くG1などで対戦経験がある。

同期であり、中長距離に適性を持つこともありクラシック級を中心に対戦数が多くなる。
ブルボンはクラシック級までだが、ライスとは天皇賞(春)などシニア級での対戦も多くなる。
また両者とも並のウマ娘であれば音を上げるハードなトレーニングで知られており、それに食らいつけるマチタンの能力の高さを窺わせるものとなっている。

説明不要のバカ逃げコンビ。
マチタンと同じくアニメSeason2で初公開されたウマ娘で、史実での活躍時期も近かったため有馬記念や天皇賞(春)などの目標レースに登場。
またこの2人の勝負服モデルもここで初公開となった。

寮のルームメイト。通称「マチカネ部屋」。
マチタンの方が後輩のため、「フクちゃん先輩」と呼んでおり、向こうからは「おマチさん」とあだ名されている。「いや君もおマチさんでは?」とツッコんだら負け
仲の良い先輩・後輩関係を構築しているようで、毎朝占いをしてもらうのがルーティンになっているが、いつも大吉とのこと。
この2人の部屋だが非常にやかましいらしく、「びっくりルーム」なる不名誉な名前がつけられている。そして今日も廊下にエアシャカールの怒鳴り声が響く。

史実でも「マチカネ」の冠名が示す通り同じ馬主の競走馬で、共に晩年を小須田牧場で過ごしていたという点がある。
なお、『ウマ娘』ではマチタンの方が後輩という設定だが、モチーフ馬の方はタンホイザの方がフクキタルより年上。
見学者などからは、「タンホイザはフクキタルがちょっかいかけてきても特に気にしてなかった」とのこと。食事の時は流石に怒ったらしい
こちらの世界でも「根本的なところで自信がなく、『幸運に護られている』と思い込めないと実力が発揮できない」フクキタルに対し、
「『普通』を自称しつつもメンタルは強く、どんな負け方をしてもすぐに切り替えられる」マチタンを比べると、精神面はマチタンの方が間違いなく上と言えるだろう。

  • 秋川やよい
我らがトレセン学園の幼女理事長。
同期で素質が話題になっていたブルボンやライスを差し置いて、「普通」のウマ娘であるマチタンに大きな期待を寄せており、凹んでいた時に声をかけてくれたこともあるようだ。
しかし、これまで登場したウマ娘で、これほどまでに理事長がシナリオに登場し、トレーナー(プレイヤー)に関係なくウマ娘個人に大きな期待を寄せているのは異例。
マチタンと理事長の間に運命的な何かがあるのではないかという推測がある。


  • 両親
地元で人気の食堂を夫婦で経営。マチタンはその看板娘として働いてきた関係でお客さんとの交流も深く、マチタンが帰ってきた時には店に横断幕がかかるらしい。
賞味してみたトレーナーからすれば普通だなんてとんでもない!と感嘆するほどに味がよく、
おそらくオーソドックスな味付けでクオリティが高いという正攻法だからこそ難しい方向性で成功していると目される。
なお、マチタン的には大衆食堂から逸脱するほど豪盛になろうと普通がいいの!と彼女には珍しく強く抗議するほど愛着があり、
自身が普通脱却を目指すのとはまた別で「大切な普通の味」なようだ。
また育成シナリオでのやる気に関わってくる「むんむんデー」は実家が起源。ミートボールやから揚げの無料サービスがある日のことで、体が勝手に張り切るとのこと。
またグッドエンディングでは……。ここから先は自分の目で確かめてもらいたい。


◆余談

えい、えい、むん!

このセリフは外の世界にも影響したのか、2021年のNHKマイルカップが迫る中でNHK公式がどっかで見たことあるようなサムネイルを描いていた。
広報曰く「ご意見は皆さんにお任せします」とのことだがその一文と一緒に乗せられていたのが「えい、えい、むん!」
これには周りも「絶対ウマ娘やってるスタッフいる」「隠す気ゼロ」と反応をみせていた。
これが理由……かは分からないが、この後音楽番組「シブヤノオト」でウマ娘が出てきたり、特番が放送されたりしている。

音MAD界隈的には耳に残りやすい3拍子ということでイギリスのバンド・QUEENの楽曲「We will rock you」のリズムに合わせたMADが数多く製作され、
「ナリタブライアンメイ」だの「メジロマッQueen」といったタグがつけられている。

またそのえいえいむんだが、CVを務める遠野ひかる氏によると
収録時
「むん、ですか?」
ディレクターさん「むんです」

(遠野ひかる氏のTwitterより)
とのことらしい。

そんな遠野氏だが素の声や喋り方、見た目もまんまマチタンとしてプレイヤー諸君からは非常に好評である。

マチタン追記修正~!
キーを叩いて、タタタンターンッ、
文面整え、ホホホイホーイ♪

この項目が面白かったなら……\えい、えい、むん!/

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最終更新:2024年04月22日 16:17

*1 アプリ版でも再現されており、文字表記はアプリ版のツインターボ育成シナリオで判明したもの。

*2 おそらく1995年高松宮杯

*3 「タンホイザー」が中世ドイツの同名の騎士、それを基にしたオペラ「タンホイザーとワルトブルクの歌合戦」から取られている。

*4 何気に固有スキル演出に本人以外のウマ娘が出る珍しいケース。一応3Dモデルと言う条件にこだわらなければ背走サンタ…もといクリスマス衣装のビワハヤヒデも該当するし、グッズとしてではあるがアグネスデジタルのキョンシー衣装では3Dモデルで出演している。

*5 出走取消となった1994年ジャパンカップと有馬記念は除外

*6 実力以外で入学が認められたのは作中の描写で判明している中では、現状ハルウララのみ。