キタサンブラック(ウマ娘 プリティーダービー)

登録日:2022/3/10 Thu 03:04:00
更新日:2024/04/23 Tue 17:35:20
所要時間:だいたい 41 分でわっしょーい!

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Kitasan Black Season3主人公 \ハリキッテイコー!/ あっぱれ!臥竜勇往 お助けキタちゃん お祭り娘 このおっぱいで中等部は無理でしょ そして、みんなの愛バになった。 ウマ娘 ウマ娘 プリティーダービー キタちゃん キタサンブラック クラシック三冠チャレンジ コブシ回しに定評のあるキタちゃん サブちゃん「我が愛バ」 ステイヤー スピカ ソシテミンナノ タフ デカ尻 トレセン学園中等部 ハァ~ン! バクシンステイヤー マジカルブラック ミンナノアタシヘ! ユメヲカケル! ロストシャイン 万里飛び越えソイヤッ! 中学生 主人公 人情家 勝ち鬨ワッショイ! 北島三郎 北村宏司 去年までランドセル 所要時間30分以上の項目 栗東寮 武豊 漆黒の王者 演歌 看板ウマ娘 矢野妃菜喜 神輿に夢載せて 結願のしまい華 親の顔より見た谷間 誕生日に建った項目 貧乳→巨乳 迫る熱に押されて 逃げウマ 錦上・大判神輿


画像出典:【ウマ娘 プリティーダービー】CM「Become a Legend 祝祭」篇
© Cygames・JRA

まずやってみよう!
やってみなきゃ何も始まらないもん!



キタサンブラック(Kitasan Black)とは、『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクター。
CV:矢野妃菜喜

モチーフ元である競走馬『キタサンブラック』は当該項目を参照。

+ 目次

◆プロフィール

キャッチコピー:みんなの心を照らす!明朗快活お祭り娘!
生年月日:3月10日
身長:162cm/140cm(幼少期)
体重:もりもり成長中!
スリーサイズ:B85・W56・H88
学年:中等部
靴のサイズ:左右ともに23.0cm
所属寮:栗東寮
得意なこと:マッサージ
苦手なこと:見て見ぬふり
耳のこと:音感に優れている
尻尾のこと:尻尾でも重たいものが持てる
家族のこと:父の弟子たちも同居の30人家族
ヒミツ:①好きなものはたいていひと目惚れ/②砂糖菓子を食べだすと止まらなくなってしまう
自己紹介:あたしはキタサンブラック!お祭りみたいにみんなが盛り上がる最高のレースを目指して、全力で駆けるよ!

「宴が始まる」

止まらぬ威勢 陰ることない迅疾
漆黒の槍の一突きに 我らもはや成すすべなし

競りかけ挑む者たちが ことごとく力尽きていく

やがて宴が始まる
君を称える歌声が討たれ敗れた我らの心に
羨望と諦観を刻みつける

2022年URA「名ウマ娘の肖像」キタサンブラックより

◆概要

画像出典:【ウマ娘 プリティーダービー】CM「GENERATIONS 次の光、次の時代」篇
© Cygames・JRA

神輿に夢載せて

漆黒の王者

(【ウマ娘 プリティーダービー】CM「GENERATIONS 次の光、次の時代」篇より)


国民的演歌歌手、北島三郎氏所有*1の競走馬であり、菊花賞や天皇賞を3勝、有馬記念などG1を通算7勝。
獲得賞金18億7684万3000円はJRA通算3位*2、世界ランキング8位の記録を持つ競走馬・キタサンブラックがモチーフのウマ娘
通称は「キタちゃん」もしくは「キタさん」。

お祭り大好き、明朗快活という言葉がピッタリのウマ娘。
どんなことにも積極的に挑み続ける強い好奇心と行動力が非常に高く、同じくチャレンジ精神の持ち主であり大の仲良しでもある「ダイヤちゃん」ことサトノダイヤモンドとの相性は抜群。
困っている人は助け、悩みがあれば相談に乗る人情派。苦手なことも「見て見ぬふり」となっており、「おせっかいかもしれないし、できることはそれくらい」と謙遜している。

トウカイテイオーに強く憧れており、その構図はシンボリルドルフに憧れたテイオーと重なっている。

私服は黄色と赤のラインが入った黒いジャージを着ている場合が多い。*3


◆アニメ版での活躍

Season2


私、トウカイテイオーさんの大大大ファンなんです!

トウカイテイオーに憧れる年少のウマ娘として登場。この時点ではまだトレセン学園の生徒ではないが、この時点でダイヤちゃんとは行動を共にしている。
第1話ではダイヤちゃんとトレセン学園のオープンキャンパスに訪れ、テイオーとマックイーンに学園を案内してもらった。
2話以降も基本的にはテイオーとマックイーンのレースを観戦し、テイオーが勝つと大喜び、負けると凹むのが一連の流れ。

そしてアニメ2期はテイオーを主軸に波乱万丈の物語を描いていく。当然テイオーファンのキタちゃんにもその波は直撃するわけであり……
+ アニメ10-13話のネタバレ折り畳み
テイオー、3度目の骨折。
世間にも引退ムードが漂っていたなか、レースへの復帰を信じる彼女は手作りのお守りを渡そうとするも、当のテイオーの心は折れてしまっていた。

……あ、あのっ、あたし、テイオーさんみたいになりたくって!夢なんです!

ごめんね。それ諦めて、他の娘を目標にした方がいいよ

お守りを受け取ることなくその場を去るテイオー。その場には願いも憧れも否定され、涙を流すキタちゃんが佇んでいた。

その後のファン感謝祭。テイオーのラストライブとして引退を表明しようとするも、言葉に詰まる。

テイオーさん!私、待ってます!
ずっと待ってます!また走ってくれる日を!

躊躇うテイオーに声をかけたのは最前列に座るキタちゃん。
キタちゃんの一声を皮切りに観客からも現役続行を望む声が続々と上がり、困惑を隠せないなかで、一押しとばかりにとある集団の計画が発動。
結果テイオーは引退宣言を撤回、再びターフへ戻ることを決意するのだった。
エンディングの一枚絵では拒絶されたお守りを受け取ってもらえている。

13話の有馬記念では1年ぶりの復帰を果たしたテイオーをサトノダイヤモンドたちと共に応援。
レース終盤、先頭を行くビワハヤヒデに追い縋るテイオーに必死の声援を送る。
トウカイテイオー奇跡の復活を目の当たりにした際には歓喜のあまり若干首を絞めかける形でサトノダイヤモンドに抱きついていた。
そしてウイニングライブを見届けたキタサンブラックは、決意を新たに誓いを立てる。

「いつか、私も…」

SPECIAL ANIMATION

ウマ娘のアプリ1周年を記念して製作されたショートアニメでは主人公に抜擢された。
あの日の誓いを果たすべくサトノダイヤモンドと共にトレセン学園に入学。
憧れのテイオーが所属するチームスピカに仮入部した。

その後、EDではゴルシ特製のトカゲの丸焼きを美味そうに平らげていた。なおダイヤちゃんはドン引きしていた模様

Season3

そして2023年2月22日。
TVアニメ版『ウマ娘』公式Twitterにて、Season3の放送決定が告知された。
チームスピカに正式入部したキタサンブラックと、サトノ家で構成された「チームカペラ」に入ったサトノダイヤモンドを中心に物語が展開される。
いつも一緒だったふたりは、次の夢の舞台へどう駆け出すのか……。

なお、今作の放送スタートを直前に控えた9月28日の『ぱかライブTV』にて、なんとあの北島三郎ご本人からのメッセージが紹介された。
愛馬がターフを去ってから長い時を経ても未だに親しまれていることへの感謝とアニメキャスト・スタッフへの激励が伝えられたコメントに、キタサンブラック役の矢野妃菜喜が思わず感涙する、その前に放映された武豊とクリストフ・ルメールという競馬界の大物からの応援メッセージが完全に前座扱いになってしまうという光景がみられた。

そしていよいよ放送開始されたアニメ第3期。初手からまさかのドゥラメンテがサプライズ出演というインパクトと共に、アニメ第1話から皐月賞と日本ダービーにおける敗北が描かれるなど色々な意味でフルスロットル。
憧れのトウカイテイオーのようなクラシック戦線で華々しく活躍するスターになりたいという夢が打ち砕かれ、誰もがスターになれるわけじゃないという辛い現実にぶつかることになるも、その姿を目にしたナイスネイチャからの励ましを受けることにより復活。
ドゥラメンテも故障で本命不在と言われようが自分らしく走ることを決意し、最後の一冠である菊花賞の栄光を見事手にして見せた。

誰も注目してくれなくていい…
誰からも褒めてもらえなくて構わない…
がむしゃらに…自分らしく…あたしらしく…!

その後は同じチームスピカの先輩であるゴールドシップのトゥインクルシリーズ引退、惜敗続きからのミホノブルボン&ライスシャワーをコーチにした猛特訓、ドゥラメンテとの宝塚記念におけるリベンジマッチ、ライバルであるサトノダイヤモンドの活躍を見届けるなど様々な出来事や激闘に身を投じていくことに。

そして第7話では有馬記念において、幼馴染にして最も身近なライバルでもあったサトノダイヤモンドと遂にぶつかることになったが、絶対に勝利するという闘志を胸に秘めたダイヤに敗北。
第8話において自身も有馬記念では最高の走りができたはずなのに、その更に上を行ったダイヤになぜ勝てなかったのか、今の自分が走る本当の目的は何なのかと迷いを抱えてしまい、再びスランプに陥ってしまうも、
今でも憧れであるテイオーとの語らいや、自分を支えてくれた商店街の人たちの優しさに触れたことで感涙。
スターでも天才でもない、キラキラ輝けないとしても、お祭りみたいにみんなが笑顔でいる景色が大好き。
その最高の景色として刻まれているのが、いつか見たトウカイテイオーの有馬記念の走り。
あの景色を今度は自分が…と、夜のレース場をがむしゃらに駆けながらキタサンは吠えていた。

わかってる…わかってるんだ…でもやっぱり諦めたくない!
もう一度、追いかけたい、拾い直して夢にしたい!
あたしがあの景色を作りたい! 作ってやるんだ!

そして続く第9話、挑むことになったのが二度目となる天皇賞(春)
新たな目標を見出して闘志も十分だったキタサンは今まで以上の気迫あふれる圧倒的なレースを展開、ライバルであるシュヴァルやダイヤを突き放し、レコードタイムを叩き出して天皇賞二連覇を達成。
自身に迫ってきたダイヤの健闘も称えつつ、自分たちのレースで周りの人たちをもっともっと夢中にさせるんだと充足感に満ち溢れていた。


なお、最終話直前となった12月27日の『ぱかライブTV』では北島三郎御大ご本人からのビデオレターが届けられたほか、直後の12月31日に放映されたアプリのキャンペーン宣伝CMにも再び武とルメールという他出演者のインパクトを上回る形でサブちゃんが顔出しで登場している。


◆アプリ版での活躍

性能

バ場 芝:A ダート:G
距離 短距離:E マイル:C 中距離:A 長距離:A
脚質 逃げ:A 先行:B 差し:C 追込:G
2022年2月24日……アプリ版リリースからちょうど1年の節目に☆3「錦上・大判神輿」として実装され、その年の最終ガチャ更新にあたる12月29日に新衣装の☆3「真打・慶鶴ノ志」が実装。
そして翌年、同じくその年最後の締めくくりとなる2023年12月28日に第3の衣装である「結願のしまい華」が実装された。

2022年の育成実装の際は初のアニバーサリーで、公式側も様々なイベントや記念ミッションを発表するなど、ユーザーを盛り上げていたこともあり、
情報解禁前は特大級のウマ娘の実装が予想され、前々から実装を望む声が多かったキタサンブラックとサトノダイヤモンドだけでなく、
三冠馬ミスターシービーや直前に登場した新ウマ娘ナリタトップロードなども挙げられ、仲良し二人組のキタサトダブルピックアップという大胆予想もあったが、
結果としてはキタサンブラックの単体ピックアップとなり、サトノダイヤモンドはその次にピックアップガチャが開催されている。
なお同時期に、久方ぶりの新☆2ウマ娘として「ぱんぱかティルトット」マチカネタンホイザも追加された。実質ダブルピックアップ
ちなみにピックアップ期間はアニバーサリー記念の一日一回10連ガチャ無料の大盤振る舞いのキャンペーンも開催されており、
SNSではキタちゃん・マチタンが引けた喜び、あるいは引けなかった哀しみの声が溢れることとなった。

中長距離の逃げを得意としており、実馬が逃げ戦法を取る前の作戦だった先行適性もB、差し適性もCと高いが、所持スキル的には逃げ特化でフレーバーの側面が強い。

[錦上(きんじょう)大判神輿(おおばんみこし)]

動きやすくてお気に入りですっ! このままお神輿も担げそう♪

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[錦上・大判御輿]キタサンブラック」勝負服
© Cygames・JRA

馬主の大野商事(「キタサン」冠名で知られる)の勝負服「茶三本輪」を基調に、縁起のいい紅白を組み込んだ法被がモチーフ。法被の裾に茶色の横縞が三本あり、再現度も抜群。前足にのみ着けていた黄色のバンテージも袖に隠れているがアームガードとして表現されている。
袖の青海波模様や、裾の梅や桜の模様は地元の応援団のおじさんおばさんの発案らしい。

成長率はスピードに+20%、スタミナに+10%。狙ったのかは不明だが通常衣装版のテイオーと成長率が同じである。
覚醒スキルでは「先手必勝(「先駆け」上位スキル)」と新スキル「烈風一閃(「長距離直線◎」上位スキル)」を取得可能。
進化スキルでは先手必勝がスタート時に加速力がすごく上がる効果になった「祭りだワッショイ!」に、烈風一閃の効果が同じくすごくにとなった「爆風一閃!」に進化する。

「弧線のプロフェッサー」は覚えないがイベントで「コーナー巧者」のヒントが入手できる
現在ではSSR賢さトウカイテイオーやSSRスピードエルコンドルパサーなどのサポカイベントを完走することで、キタサンブラック自身にも弧線のプロフェッサーを付けることが可能になった。

最も注意すべきなのは中~長距離レースしか育成目標レースにないような状態にも関わらず初期どころか最大覚醒はおろか進化させても所持スキルに一切回復がない上にスタミナ成長率も+10%とステイヤーとしては低い事。あのツインターボですら、勢い任せを自前で持っているのに…。
回復スキルを取れるサポートカードは必須に近い上に逃げ専用の中長距離で使える回復スキルが「じゃじゃウマ娘」ぐらいしかない為脚質が関係しない回復スキルを持つサポートカードを編成する必要がある。
「逃げ」と言うのも大きな問題であり、通常勝負服のアグネスタキオンスーパークリークの固有スキルは継承しても強力な回復スキルとして機能するのだが、どちらも逃げていると発動しない
固有継承で回復を狙う場合バレンタイン版のミホノブルボンやウエイトレス版のアイネスフウジンが選択肢となる。



サアサお待たせ、お祭り娘っ!


先駆けごめんだ、ワッショイワッショイ!!


画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[錦上・大判神輿]キタサンブラック 固有スキル発動」
© Cygames・JRA

固有スキルは「勝ち鬨ワッショイ!」。
発動条件は「前方にいるとき、レース後半の第3コーナーで速度を少し上げる、または終盤の向正面で力強く前に踏み込む」というもの。
2つの発動条件があるが、出走レースのコースと距離に依存して効果が変わるようになっており、
主に中距離では前者、長距離では後者の条件で発動する*5ため、固有スキルがほとんどの場面で有効に作用するのが強み。
なお演出にもどうやら元ネタがある様子。

感謝を込めて歌います!
…って、それは後か!

[真打・慶鶴(けいかく)ノ志]

常識を打ち破る、新時代のウマ巫女です!

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[真打・慶鶴ノ志]キタサンブラック」勝負服
© Cygames・JRA

こちらは全身白い巫女装束のような和装にチェンジ。通称キタサンホワイト
成長率はスピード、パワー、賢さにそれぞれ+10%。
覚醒スキルでは「先手必勝」が続投、「脱出術(「急ぎ足」上位スキル)」に変更されており、「地固め」も自前習得できる。
こちらの進化スキルとしては、先手必勝が祭りだワッショイ!と同じく、スタート時に加速力がすごく上がる「必勝の前口上!」に、脱出術がしばらくの間速度が上がる「未来へ飛び立ちましょう!」に進化する。



サア、みんなの幸せを祈って~!


無病、息災! 新春、万福!


おめでとうございます!


画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[真打・慶鶴之志]キタサンブラック 固有スキル発動」
© Cygames・JRA

固有スキルは「あっぱれ大盤振る舞い!」。
発動条件と効果は「終盤のコーナーで前の方にいる時、ゴールまでが遠いと少しの間前に出てさらに加速力がちょっと上がる」というもの。
通常衣装が長距離に特化しているのに対し、こちらは通常版がやや苦手としていた中距離以下向けの性能となっている。
「前に出る」はその時出ているスピードに上乗せしてスピードを上げる効果(発動タイミングで出せる最高速を上げる「速度が上がる」効果とは微妙に異なる)であるため、終盤突入時に発動すると加速力の上げるものに近しい効果を得られる上に、短い距離帯以外なら本物の加速力アップ効果も得られる。
逃げの加速スキルは層が薄い中、終盤がコーナー開始でさえあれば最速発動で順位条件も厳しくないという、中距離においては極めて強力な性能。

これらのことから、継承固有として「アングリング×スキーミング」に近い使い方をすることも可能。ただし、こちらのスキルはアンスキと比べて順位条件が緩いが、加速力自体の効果量は微小でどちらかと言うと前に出る効果が中心で、あちらほど広いコースには対応しない。
間違いなく有用な方ではあるものの、有効な条件でこれを活かせる逃げウマを使うなら初めから本人を出した方がいい(同じ土俵において他の逃げで戦うのは厳しい)という問題も。

固有演出はマイクに準えた杵を片手にキタサンが餅つきを行い、完成した鏡餅片手に謹賀新年の札と共に決めポーズとお正月らしさ満載のもの。

あたしの灯で、みんなを照らします!

[結願(けちがん)のしまい(ばな)]

応援してくれるみんなの想い…
あたしが背負います!

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[結願のしまい華]キタサンブラック」勝負服
© Cygames・JRA

2023年12月28日に放映されたアニメ第3期の最終回にてお披露目となった衣装であり、同日放映終了後に配信されたぱかライブTVにおいて翌日のガチャ更新において実装が発表された。
引退レースとなる有馬記念において悔いの残らない最後の花道を飾るためにと、チームスピカのメンバーがデザインを考案、キタサンにプレゼントされた物。
ベースとなっているのはキタサンの憧れであるトウカイテイオーの勝負服ということもあり、和のテイストが基本であった今までの衣装とは大きく異なる赤色ベースの西洋騎士のような意匠が特徴的で、肩にかけたマントやタスキ、右耳のクラウンや腰元のコンパスといったアクセサリー類などもポイント。
因みに同時にスペシャルウィークから考案された人参プリントのクソダサTシャツ勝負服は却下された模様。

元となったトウカイテイオーの通常勝負服=[トップ・オブ・ジョイフル]の他、同じく第3衣装として西洋の騎士を彷彿とさせるサトノダイヤモンドの[シュヴァリエ・ブル]が青色ベースなことから、赤色ベースの本衣装とは対照的な部分が見られる他、
やはり第3衣装を持つスペシャルウィークの[日之本一の総大将]とも全体的なデザインが似通っていることに加え、同じ赤色の有馬記念特化型衣装という共通点がある等々、
キタサンとの関りが深い他ウマ娘との繋がりを強く意識させる衣装とも言える。


こちらの成長率はスピードに+10%、根性に+20%。

覚醒スキルは下位スキル含めて新規となっており、共に作戦逃げ且つ長距離レース限定のスキルとして、レース終盤始めの方で余力十分なら前に出る「画竜点睛」と、ラストスパートの直線で前の方だと加速力が上がる「万里一空」を修得可能。
進化スキルは画竜点睛と万里一空のそれぞれに共通して、最終直線でわずかに前に出る効果の追加された「 あっぱれ!臥竜勇往」「万里飛び越えソイヤッ!」に進化する。
通常スキルとして右回り○も修得できることも踏まえ、アニメと同じ有馬記念を意識したスキルラインナップになっていると言える。



みんなを照らすために、


勝ちたい…勝つんだ!


これが! スターの輝きだぁぁーーーーッ!


画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[結願のしまい華]キタサンブラック」固有スキル発動」
© Cygames・JRA

固有スキルは「ミンナノアタシヘ!」。
発動条件と効果は「序・中盤に前の方で追い抜かれるか競り合ったとき短い間速度を上げる、その後長距離レースならレース後半に2番手以内だと速度を少し上げ続ける」というもの。
通常だと短時間の速度アップ効果のみという控えめなものだが、こちらも長距離レース限定で追加効果として終盤に持続的な速度上昇効果が第2効果として発動するようになる。
固有スキルと進化スキル2つの重ね合わせで、アニメ3期最終回のように圧倒的なラストスパートによる快勝を再現するのも一興だろう。

固有演出においてはキタサンが眼前に降り立ったコンパスを掴むと同時に眩い光が放たれ、多数の灯篭飾りに照らされた花道が登場。
キタサンが勢い良く駆けて行った先でマイク片手に決めポーズというもの。
また、スキル発動と同時にアニメ3期主題歌である「ソシテミンナノ」がレース中に流れ続ける特殊演出も。

あたしがお祭りにしてみせます。
…何度だって!

固有二つ名は共通して「お祭り娘」。
取得条件は「菊花賞、天皇賞(春)、宝塚記念、天皇賞(秋)(シニア級)、有馬記念(シニア級)を含むGIを7勝以上し、ファン数が480000人以上になる」。
指定されたレースは全て育成目標レースになっているため出走し忘れはないが、慣れないうちはファン数集めが難関。
シニア級からは春秋シニア三冠のレース全てが目標に入っているため他のウマ娘よりファン数は稼ぎやすいものの、ファン数ボーナスの高いサポートカードを編成して挑みたい。
目標レースを全勝してもファン数が足りない場合は、史実同様皐月賞と日本ダービーへの出走がオススメ。詳しくは後述するが、これらのレースには隠しイベントが存在しており、場合によっては大幅なステータスアップやスキルのヒント獲得が可能である。
クライマックスシナリオならば大量にレースに出る必要が生まれる為、マイル適性を上げながらどんどん出走していけばファン数達成がしやすい。

サポートカード

汎用RのほかアニメSeason2最終話の最速放送日である2021年3月30日にSSR【迫る熱に押されて】、2023年8月31日にSR【お助け大将と小さな魔女】が実装されている。
また、2023年12月28日には期間限定イベント「ワタシモミンナノ」の報酬SSRとしてSSRグループ【この先も!】刻み続ける者たちが実装され、2024年1月31日には「ウマ箱3」の購入特典としてSSR【2人のバウンス・シャッセ】が実装された。

SSR【迫る熱に押されて】

得意トレーニングはスピード。
リリースから1ヵ月のものとは思えないほどの圧倒的な性能を誇り、2周年段階でもなおスピードTier1サポートカードに名を連ねる。
完凸すると固有ボーナスと合わせてトレーニング効果15%、スピードカードでありながらパワーボーナスを所持し、初期絆ゲージも非常に高く早い段階から友情トレーニングを発生させられる。
また得意率も固有ボーナスと合わせて116相当という破格極まる数値で、比肩するサポカは3周年も近づいた頃に登場した【血脈の胎動】ドゥラメンテでようやくである。
レースボーナス(5%)やファン数ボーナス(15%)もあり、所持するスキルも汎用的かつ実用的なものが揃っているためほぼ腐らない。

さらに連続イベントでもやる気アップ(1回目)、体力回復+やる気アップor「直線巧者」のヒント(2回目)、
そしてレアスキル「弧線のプロフェッサー(「コーナー巧者」上位スキル)」のヒントレベル+1or3を確定で入手可能で、
どのイベントでも友情トレーニング発生に必要な絆ゲージが上がるため、やはり早い段階から友情トレーニングを起こせるのである。

その圧倒的な性能から即時Tier1のトップサポートカード入りを果たし、リセマラ終了の基準になるなど長らく環境の王として君臨してきた。
圧倒的得意率と相まって飽きるほど聴く友情トレ時の\はりきっていこー!/はトレーナーの脳裏に刻まれ続けることであろう。
アオハル杯シナリオでもそれは変わらなかったが、クライマックスシナリオの実装やレースシステムの刷新によって根性の価値が急上昇。
特にマイル以下の育成ではスピードとパワーの両方を一度に上げられる根性主軸の育成も出てきたのだが、根性極振り育成以外では相変わらず採用圏内で、グランドマスターズシナリオL'Arcシナリオにおける最重要ステータスが得意率だった事から再評価。

現在は【大望は飛んでいく】エルコンドルパサーや、【血脈の胎動】ドゥラメンテといった強力な汎用スピードサポカが次々に実装されたため、トップクラスとは呼べなくなってきたものの、それでもこのサポカが高いトレーニング性能と並外れた得意率を持っているという根本自体に変わりはないため、実装からもうすぐ3年が経とうという時期においてさえ、一線級に迫る性能を持っていると言える。
また、こんな感じで汎用スピサポがインフレしてきたからなのか3rdアニバ以降の新要素であるトレーニングパスによって入手できるSSRサポカ交換チケットの対象としても選ばれているため、ウマ娘を始めたばかりの人やサポカ資産に乏しい人でも、今までに比べて遥かに完凸が容易になったというプラス要素もある。*6

このイラストでは逃げるキタちゃんとそれを追うダイヤちゃんが描かれており、元ネタは2017年天皇賞(春)ではないかと言われている*7

余談だが、育成ウマ娘と同じサポートカードが編成できないという仕様の関係で、特にキタちゃん実装前は、
このサポートカードの唯一の欠点として「キタちゃんの育成に使えない」ことが冗談めかして挙げられ、仕様と理解しながら「バグ」とネタにするトレーナーもいたが、
満を持してキタちゃんが育成ウマ娘として実装されたことにより、この欠点が(キタちゃん育成時限定で)トレーナーに現実問題としてのしかかることとなった。寧ろ、キタちゃんはキタちゃんのサポカが使えないが故に許された性能とでも言うべきか(特に正月版)。
現在は上述したSSRエルコンドルパサーやSSRドゥラメンテなど、代用となるSSRサポートカードは数多く登場したため、(個人のサポカ資産にはよるものの)過去の話ではあるが。

なお、一周年記念としてキービジュアルが一新され、キタサンブラックとサトノダイヤモンドが2人揃ってセンターに堂々と描かれている。

SR【お助け大将と小さな魔女】

得意トレーニングはスタミナ。
名称でわかる通り、登場時点でかなり浸透したスイープトウショウとの史実カップリングのサポートカード。
SSRにこそ劣るものの得意率が65と高く、練習性能はトレーニング効果アップが5%だが友情ボーナス25%、やる気効果アップ50%、スタミナボーナスと、絶好調かつ友情トレーニング時はそれなりに高め。初期絆ゲージも高め。
また、固有ボーナスと合わせて根性が+40された状態で育成を開始できる。
SSRがSSRなだけに、どうしても見劣りしてしまうが、絶望的なまでに低い性能というわけではないので逃げ育成のスタミナ枠としての起用は考えられる出力は出る。比較対象が悪すぎるとも言える。対象(大将)だけに…フフッ…。「エアグルーヴのやる気が下がった」

SSR【この先も!】刻み続ける者たち

キタサンブラックとトウカイテイオー、スペシャルウィークのグループサポートカードで、ゲーム的にはキタサンブラックのサポートカード扱い。
おでかけ可能になった状態で一緒にトレーニングすると、確定でコンディション「情熱ゾーン:刻み続ける者たち」になり、配置されたトレーニングで友情トレーニングができるようになるほか、「夜ふかし気味」「なまけ癖」にならないメリットもあるのは他のグループサポカと同じである。
3人とのおでかけイベントを完了し、その後解放される2回のおでかけを完了すると、確定でレアスキル「全身全霊(「末脚」上位スキル)」のヒントを入手可能。
しかしながら、実装された当時のシナリオであるL'Arcシナリオでは佐岳メイの友人サポートが専ら使用されるのに加え、ターン数の少なさからお出かけする暇がないという欠点も存在するために活躍の機会は殆ど与えられていない。
今後のシナリオでの活躍を期待しよう。

SSR【2人のバウンス・シャッセ】

得意トレーニングは根性。
購入特典なので性能はガチャ産やイベント配布サポカよりも控えめだが、最初から完凸の状態で入手できる。
イベントを完走すると「切り開く者(「前途洋々」上位スキル)」のヒントを入手可能。 

育成シナリオ

クラス対抗の団体競技にて、敗戦寸前だったチームを見事に統率し大逆転へと導いた「お助け大将」キタサンブラック。
その目つきと顔つき、そして統率力に一目惚れしたトレーナー*8は、スカウトを申し込む。

いいところなく負けたウマ娘をどうして、と恐縮しスカウトを断るも、走りに悩んでいたキタちゃんの相談に乗るという形で関わりを持つことになり、後日相談の時間を設けることに。
しかし相談の当日、キタちゃんは大遅刻をかましてしまう。
なんでも力士をおぶって歩き逃げた犬を捕まえ動かなくなったトラックに乗っていた物資を20km往復して運ぶという仕事をやってきたらしく、それを大したことはないと言ってのけている。
律儀以上に人情派、困っている人は放っておけない。キタサンブラックとは、そういうウマ娘なのだ。

相談の本題は、いかにレースで上手く走れるかどうか。
これまでは勢い任せで何も考えずに突っ走っていたが、自分だけの武器を探すことに。
強力なライバルとのレースから自分に何があるかを知るべく、サトノダイヤモンドやメジロマックイーンとの併走を申し込む。

結果――成す術なく敗北。
マックイーンには無尽蔵のスタミナが、ダイヤちゃんには切れ味のある末脚があるのに、自分には何もない。
これでは、自分の目指す「誰かに勇気や元気をあげられるウマ娘」には到底及ばない。

しかし、遅刻してきた時に話していた人助けの精神を、なんとか活かせないものかと思案するトレーナー。
ちょうどその時、たまたま悩みを抱えていたマックイーンと出会う。
事情を聞くと、山頂にあるメジロ家の別荘の発電機の調子が悪く、新しいものと取り換えようにも雪のせいで運びに行けないという。
そこでトレーナーは、キタちゃんの武器を見出すべくその任を引き受けることにした。

重荷を担いでの雪山登攀。
いくらウマ娘といえども過酷な事である。マックイーン曰く「並のウマ娘ならば三合目が限界。今のキタさんの実力ならば五合目が限界」と。
天候は悪化の一途を辿るなか、キタちゃんはマックイーンの読み通り、半分のところまで来ていた。

トレーナーさんが……あたしのためにお願いして用意してくれたのに。マックイーンさんも待ってる。
ここで……諦めていいの?

(ううん、よくない。もらった恩を返さない……。)
(父さんも父さんのお弟子さんたちも、そんなことだけは死んでもしない)
(ひとつでも恩返しを。1歩でも前へ。)
(最後の最後まで、それをやり続けなきゃ、あたしはあたしじゃない!)

そして、陽が落ちかけてなお到着していないことから、マックイーンはキタサンブラックが自身の読み通り途中でダウンしたと考え、
後輩の身が心配という事もあって痺れを切らし、見張っていたスタッフに救助するよう連絡を入れようとするが……

やっぱり……思った通りだ

その時、ドアがバタンと開く。入ってきたのは……

マックイーンさん、遅れてすみません!!
発電機……お持ちしましたぁ!!

キタサンブラックの長所。
それは、悪環境の中を進む「体の頑丈さ」、少し休めば動ける「回復力」、困難な状況でもあきらめない「根性」――即ち「ケタ外れのタフさ」である。
そのタフさを以て、ミホノブルボンもかくやという厳しいトレーニングを課し、その中で武器を見つけていこうというのである。

これから鍛えて鍛えまくって、ちゃんとした武器を身につけて、試してみたいです。本当にあたしの力が1番の憧れにも通じるのか。
一緒に走ってみたいです。あの――トウカイテイオーさんと!!

テイオーも模擬レースを快諾。
それからというもの、他のウマ娘の何倍というトレーニングを自らに課していく。

たった1度のチャンスをものにして、すごいものを見たって、みんなを笑顔に!
ううん、まだみんなは見てくれないかもしれない……。
でも……それでも……笑顔にしたい人が1人――

あたしのために、ここまで色々してくれたトレーナーさん!!
とんでもなくお世話になった人! そのたった1人を、せめて笑顔に!

全てを賭けて挑むキタサンブラック。その思いにトレーナーも応える。
思いつく限りのトレーニングを、考えうる最高の強度で、昼夜を徹したトレーニングを積み重ねる。

迎えた本番。
普段はドーンと構えるのではなく、いきなり抜け出しての「ぶちかまし先行」。
そのまま最後まで粘り切り押し切るか……と思われたがそこは歴戦のテイオー。最終直線で差は広がるどころか一気に詰められ、交わされてしまう。

君はまだやれる!! 君のタフさは伊達じゃない!!
キタサンブラック……!!

確信と檄が声になった。
その想いに応えないまま終わることなんてできない。期待に報いることなく終わってしまうなんて。
そんなことをしたら、自分は自分ではなくなってしまう。

観戦していたマックイーンですら驚愕するほどの差し返し。
キタサンブラックの武器は「タフさ」だと思っていた。
しかしもしかすると、本当の武器は「誰かのために頑張れる力」なのかもしれない。

レースの結果――惜しくもテイオーに交わされ惜敗。
トレーナーを笑顔にできなかったと人目も憚らず大泣きするキタサンブラック。
諦めたくない、次こそはと意気込むキタサンブラックに、トレーナーも応える。

これからもずっと、ずっとずっとずっと!!
正式なトレーナーとして、この先どこまでも!!

人を巻き込んで変えていく熱量とともに、キタサンブラックはトゥインクル・シリーズへ踏み入れることになる。



育成目標はファン集めからセントライト記念を経て菊花賞・有馬記念と続く余裕のあるレース目標となっているが、
シニア級からは大阪杯から天皇賞(春)・宝塚記念の春シニア三冠と、天皇賞(秋)からジャパンC・有馬記念の秋シニア三冠という超過密ローテ(菊花賞以降は目標レースがG1のみ)となり、
最初の菊花賞からカウントすると実にG1を8連戦することになる。
また菊花賞や有馬記念、天皇賞(春)といった難関レースが待ち受けるなど難易度は高い。なお天皇賞(秋)だが、天候は2017年の史実再現となる雨、バ場状態不良で固定となる。

隠しイベントには皐月賞と日本ダービーへの出走があるが、ブリュスクマンとの戦いになるため苦戦は必至。
それを乗り越えてクラシック三冠を達成すると、やる気アップ+全ステータス大幅上昇+「リードキープ」のヒントレベル+2を入手可能。
そして三冠を達成した上で育成最終目標のシニア級有馬記念に出走すると、トウカイテイオーが電撃参戦。衣装はアニメ版の「ビヨンド・ザ・ホライズン」の方で、かなり高いステータスとなっている。

また春シニア三冠を達成すると、テイオーがお祝いに駆けつけてくれるイベントが発生。「春ウマ娘〇」「軽やかステップ」のヒントレベル+2を入手できる。

特殊実況は有馬記念に設定されており、クラシック・シニアの両方で発生する。

+ 特殊実況 ※ネタバレ注意
この拍手! この大歓声をお聞きください!

今年最後のキタサン祭り!

堂々と逃げ切って有馬記念を制しました!

元ネタ:2017年有馬記念 ラジオNIKKEI 小林雅巳アナ

またキタサンブラックといえば2015年菊花賞の実況も有名。

◆関連キャラクター

実装時点では史実でのライバルが不足していたこともあり*9、アニメやシナリオイベント"Brand-new Friend"でできた先輩達との縁が多い。
そしてダイヤちゃんですら暴走枠だったせいでかなり振り回される事に

寮の同室にして友達以上、仲間でライバル。箱入りお嬢様ということもあり、世間知らずな面もあるダイヤちゃんの姉貴分として小さい頃から先導してきたようだ。
アニメでももちろん、アプリ版でも2人そろって登場することが多く、育成シナリオでも最終目標であるシニア級有馬記念で対決することになる。
史実では同期……と思われがちだがダイヤの方が1つ年下。実は対戦経験も2016年有馬記念と2017年天皇賞(春)の2回だけと少ない。
そのため、「同じサトノでも同期クラウンの方が対戦8回*10もしてるしライバルなのでは?」といった意見も結構多く語り草になるポイントである。
まあテイオーとマックイーンなんて盛り上げられたとはいえ1回しか対戦してないし、というようにウマ娘ではしばしばあるケースではあるが。
なおアニメに登場し親交ができた男2人組*11はシナリオ中には登場しないものの、間もなく実装されたサトノダイヤモンドの育成シナリオなどで姿を見せていたり。

憧れの大先輩で、テイオーがルドルフに向けていた感情が今度はテイオーに向けられる形になっている。
史実では時代はもちろん、血統的にも何のつながりもない。
強いて言えばキタサンブラック号の放牧地はかつてトウカイテイオー号が使っていた事くらいか。
テイオーより後輩なのだが、どことは言わないが発育が良い。しかもこれでいて「もりもり成長中!」なのだから恐ろしいものである

これといった武器を見いだせず悩んでいたころの相談相手の先輩として登場するも、テイオーやマックイーンを含め、「生まれ持った華」のようなものを持っていないことを気にしていたため引け目を感じている。
史実では実績を積み上げるまで期待馬としては全く扱われてこなかった馬であり、初めて一番人気を取ったのが菊花賞と春天を制した後、4歳秋の京都大賞典であったのが象徴的。

こちらはスペシャルウィークらとは一転、気兼ねなく話しかけられる様子。2人の持つアウトローな気質がキタちゃんの雰囲気とマッチしているらしい。
ちなみに史実ではゴールドシップ号とゴルシの引退レースな2015年有馬記念にて対戦しており、ウマ娘関連ではゴールドシップ8着、キタサンブラック3着、そしてサウンズオブアース2着と言う結果だった(勝者はグラスワンダー号の孫ゴールドアクター)。
そしてその有馬を題材にしたアニメ第3期3話では、有馬を最後にドリームトロフィーリーグ移籍を決定。有馬後の打ち上げ会でキタちゃんにルービックキューブをプレゼントし、彼女にキューブと自分では無理だった六面の先に行く事を託した。
余談だがこの回の少し後、キタちゃんの史実息子の陣営は六面揃えて満足しちゃったのは別の話。

アニメにも登場したバカ逃げウマ娘たち。
ヘリオス・パーマーコンビだったところにツインターボが加入したことで爆逃げトリオを結成、同じ逃げであるキタちゃんを勧誘しようとしている。

先輩。バクシン的な何かと運命的な何かを感じており、クラシック級の時期は彼女に弟子入りすることになった。
なおこの世界でも1200m×3の長距離を駆け抜けている。長距離……?
バクシンオー側からも気に掛けられており、落ち込んでいるといつも声を掛けてくれ、元気を取り戻すまで夕日ダッシュ(ランニング?)に付き合ってくれるとか。
ただし走行距離の基準はステイヤーのキタちゃんであるため、スプリンターのバクシンオーはキタちゃんが立ち直る頃にはバッテバテになる模様

史実では母方の祖父にあたり、育成シナリオ中に「あのサクラバクシンオーの弟子」と不安視されていたが、史実でもサクラバクシンオーの血統ということもあってクラシックの距離適性がかなり不安視されていた。

育成イベントやクライマックスシナリオのシナリオイベントの1つで登場。
「魔法少女・マジカルブラック」として勧誘されており、また彼女も口上の練習を繰り返しているなどかなり乗り気なようだ。
互いに個人としてもかなり好感を以って接しているらしく、「嫌われたくないから」と彼女のワガママに付き合うキタサンに対し、あのスイープが「嫌う訳がない」と返す(要約)など関係は良好な模様。*12

史実では交配相手で父キタサンブラック・母スイープトウショウの牝馬「ピエドラデルーナ」が実在している。
ピエドラデルーナの意味は、スペイン語で「月長石」。
スイープの口上に入った「ムーンストーン」や、イベントに登場する「月の石」なども合わせて産駒ネタである。

リッキーの育成イベントにて登場。
ダイヤちゃんより前からの幼馴染と言う情報が明らかにされ、ダイヤちゃんがヤキモチらしきものを妬くシーンすらある。
なお最終的にはむしろダイヤちゃんとリッキーが意気投合してキタサンの方が妬く

史実では両馬が同じヤナガワ牧場の生産馬と言う繋がりがある事からのネタと思われる。
ちなみにリッキーの方が2歳程年上。

  • ブリュスクマン
クラシック三冠最有力候補の一人で、エアグルーヴの指導を受ける超実力者。レースでのCGモデルは鹿毛に褐色肌、青い勝負服のモブウマ娘となっている。
「Yes,sir.」や「Yes,ma'am.」と英語で返すのがほとんどでマトモに喋らない。
育成シナリオで登場し、皐月賞と日本ダービー、シニア級宝塚記念で対決することになるが、モブウマ娘とは思えないほどステータス・スキルが充実しているため勝つには骨の折れる強敵*13。作戦は「差し」。
なお、皐月賞と日本ダービーは育成目標ではないため、トレーナーの選択あるいは出走登録し忘れによって出走回避することも可能だが、
この際にはトレーナー、キタちゃん、バクちゃんの三人でブリュスクマンの走りを見る固有イベントが発生する。
元ネタ準拠の実況(音声無し)や後方母親面のエアグルーヴがゴールより遥か前に勝利を確信する*14などの小ネタが満載なので、史実を知るファンにはそちらの方が楽しいかもしれない。

「ブリュスクマン」とはフランス語で「荒々しく、はっきりと」という意味の音楽用語*15
元ネタはリンク先にもある通り、キタサンブラック号と同期の二冠馬で間違いないと思われる。エアグルーヴの指導を受けているのも、元ネタの馬がエアグルーヴを祖母に持つ*16ことが一因だろう。
台詞が英語なのも、そのキャリアの殆どでイタリア人なのに日本人・納豆とか呼ばれる外国人騎手が騎乗していた*17のが一因かと思われる。

なお史実でのキタサンとテイオーは繋がりが薄いと先述したが、では何故『ウマ娘』においてその二人が強く結び付けられているのかと言うと、この「ブリュスクマンの元ネタ」がまさにテイオーの如く「二冠を達成しつつ怪我で菊花賞を回避」した競走馬だったのが理由ではないか、と一部のファンからは推測されている。
つまり、テイオーにかつてのライバルの影を重ねていたのではないか、という訳である。
シナリオにおいてモブながら異例の大プッシュを受けたのも「キタサンブラックの物語を描くならかの馬についても語らざるをえない」という意図が推測でき、公式でその二頭の関係が強く意識されている事は想像に難く無い。
そういった目線で見ると、アニメやアプリの物語にもまた新たな発見があるかもしれない。

そして…

アニメ第3期第1話でサプライズ登場した、エアグルーヴと縁があるキタサンブラックの同期。
無敗3連勝と絶好調で皐月賞に挑んだキタサン(とサトノクラウン)を曇り空の中撃破し、続く日本ダービーでも一蹴した。
その後、両足の橈骨遠位端骨折で休養を余儀なくされるが、9か月後の中山記念で復帰。ドバイでは2着を取るが、宝塚記念でキタサンと接戦を繰り広げる中ノーマークだったリバーライト(2016年JRA賞最優秀4歳牝馬マリアライト/鞍上、蛯名正義)に1着を取られてしまう。試合後、再び骨折の危機に見舞われるが不屈の精神で立ち上がり、ここまで走らせたキタサンを評価。キタサンもまた、ドゥラメンテをひとりの友人兼ライバルとして「ドゥラちゃん」と呼ぶようになった。
ちなみに初登場時は圧倒的覇者な佇まいでキタサンにトラウマを刻み付けたが、アニメ第3期第5話でひょんなことからキタサンと共に雨宿りする際、凱旋門賞の勝利のためひたすら己を磨くストイックさとそれ故か彼女を素で知らなかったというド天然ぶりを見せていた。
ちなみに、史実では同期なのと同時にキタサンブラックの半弟の父親でもあった(2021年生まれ「シュガークン」の父)。

アニメ第3期2話でドゥラメンテへのリベンジを果たせず切り株で慟哭するキタサンの前に現れ、かつて『生まれながらのスター』ことテイオーに憧れていた自身の姿を重ね合わせる。アニメ第1期でスズカに憧れてたことは忘れようぜ☆
そして、『「テイオーが出ていたら」なんて絶対言わせない!!』という一心で菊花賞を駆け抜けた話をして「自分らしく駆け抜ければいい」とアドバイス。彼女の言葉はキタサンの新たなスタートラインとなり、ドゥラメンテ不在の菊花賞を走り抜けた。

史実で度々競り合った同期仲間。アニメ本編では打ち上げの度に顔合わせしては生ビール(ノンアルコール)でお祝いする場面が多く、「どうして僕まで……」とシュヴァルもうんざりする描写もあるが、なんだかんだで関係は良好。
そんな二人もターフに出ればライバル同士となり、互いにクラスメートといえども手加減しない気概を見せている。
特に、シュヴァルグランは明朗快活なキタサンに対し嫉妬と羨望が入り混じった複雑な感情を見せていた。

  • 白黒リボンのウマ娘
シュヴァルグランのグッドエンディングで登場したウマ娘。
キタサンブラック曰くすごい切れ味を持っており、キタサンブラックから教わった事を胸に世界最強の座へと登り詰めることを夢に見ている。

モチーフは史実におけるキタサンブラックの代表産駒「イクイノックス」でほぼ間違いないだろう。
持ち前の末脚と多才な戦術を駆使してドバイシーマクラシックと天皇賞秋のレースレコードを含む、G1を6連勝したまさに「 天才 」と称される強豪馬である。
イクイノックスと思われるウマ娘はツインターボのグッドエンディングでも登場しており、 超大逃げを戦術とするウマ娘をツインターボが応援し、差しで勝負するウマ娘をキタサンブラックが応援する という2022年の天皇賞秋を彷彿とさせるエンディングとなっている。
また、シュヴァルグランのグッドエンドではドゥラメンテ、サトノクラウンから指南を受けるウマ娘が登場するのだが、それぞれ「トリプルティアラを夢見る赤黄の髪飾りのウマ娘」に「『日本ダービー』制覇を目指す音符の耳飾りのウマ娘」と史実における代表産駒を匂わせるウマ娘が登場する。

  • 父親
彼女の父親はとある有名な演歌歌手一体何島三郎なんだ……
多くの弟子を抱える彼はただ人気というだけではなく、人の痛みを知り手を差し伸べる人格者。
それを見て育った彼女もまた、自分のレースで誰かに勇気や元気を届けたいと考えている。
父親の影響は人格面だけでなく歌の方にも如実に表れており、こぶしの利きまくったGIRLS' LEGEND Uを練習している様子。

◆余談

デザイン変更?

アニメ第1期・第13話でも、WDT後のウイニングライブの会場で、キラキラ目を輝かさながら見入るモブウマ娘が登場していた(CV:五十嵐裕美)。
このウマ娘、髪の毛の色や「流星」、勝負服やバンテージの色が一致している事などから、ファンの間では「キタサンブラックじゃね?」と推測されていた。
後にキタサンブラックが別デザインで正式実装されてしまったため、この娘は「キタサンブラックをモチーフにした、未来のスターウマ娘の象徴」といったところだろうか。

CMでは

2022年4月10日から公開のCM「武豊!たけーー大ジャンプ」篇では、実際の勝負服を着用した武豊(本物)がはちみー販売ワゴンに並びながらキタサンブラックを育成、「ウマ娘、最高!」と言い残し空へとぶっ飛んでいくというインパクトのある演出が入れられている。
何かと飛ぶことに縁のあるレジェンドである。
なおその直後に開発元の親会社社長所有馬が初重賞を鞍上武豊で制覇した際に冗談とは言えギャラアップ交渉を始めた


追記・修正も張り切っていこう!

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最終更新:2024年04月23日 17:35

*1 登録名義は個人マネージメント事務所である有限会社大野商事。

*2 1位はイクイノックス、2位はアーモンドアイ。なお国内戦に限定すると1位

*3 配色的にブラック繋がりで特撮番組『仮面ライダーBLACK』を連想したプレイヤーも多かったようだが、関係があるかは不明。

*4 元ネタはこの時のフジテレビ青嶋達也アナの実況「これが男の引き際だ」。大変有名なので引用されるだろうという見方は強かったが、そのままにはできないのでどう変更するかは見所であった。一方でNHK大坂敏久局員(当時、NHKの関連団体NHK G-Mediaに出向)、ラジオNIKKEI小林雅巳アナと、他局のネタを使うのではないかという意見もあった。

*5 芝GIレースが定期的に開催されるコースはこの認識で間違いないが、新潟2400m(中距離)/阪神2600m(長距離)/東京2500m(長距離)は逆側の効果が発動する例外ケースのため注意。

*6 プレミアムパスを購入すれば合計1600円相当の微課金と2ヶ月という短さで完凸分のサポカを交換することができる。…20人ほどウマ娘の育成を完了させポイントを稼ぐことが前提になるが

*7 イラスト左下の端っこのラチに「KYOTO」とうっすら書かれている。京都競馬場で2頭が争ったのはこの1回だけ

*8 史実の項にもあるがバッチリ史実ネタである

*9 その後2022年に同期からサトノクラウン・シュヴァルグラン、2023年にはアニメ第3期に合わせ一年上のサウンズオブアース、アニメ第1話でドゥラメンテと史実対戦相手の登場が決まっている。

*10 クラシックの皐月賞・日本ダービー、2016年宝塚、2017年は天皇賞・春以外の春・秋古馬三冠で5回対決している

*11 早口で捲し立てるメガネの男性「みなみ」と、「どうした急に」で返すパーカーの男性「ますお」

*12 ちなみにこのイベントのもう一つの選択肢では帽子で顔を隠して照れてしまう。顔を隠すときに一瞬だけ表情が見えるので頑張ってスクリーンショットしてみよう。

*13 クラシック級のうちからシニア級1月重賞のネームドウマ娘と大差ないステータス。シニア級宝塚記念に至っては賢さ以外のステータスがURAファイナルズ決勝のハッピーミークよりも高い。

*14 史実のレースで、モチーフ馬と思われる馬の騎手がゴールの割と前に勝利を確信してガッツポーズし、後で関係者各位に怒られたのが元ネタと思われる。

*15 厳密にはbrusquement、発音的にはブリュスクメンの方が近い

*16 史実のエアグルーヴ号の代表産駒・アドマイヤグルーヴ号(2003・2004年エリザベス女王杯連覇)の産駒。ちなみにモチーフ馬はアドマイヤグルーヴ号の最後の産駒である

*17 かの御仁に限らず、元ネタは全9戦のうち7戦で外国人騎手を鞍上に迎えていた。