メジロアルダン(ウマ娘 プリティーダービー)

登録日:2022/04/02 Sat 18:13:23
更新日:2024/04/01 Mon 18:12:52
所要時間:約 29 分…この項目の『今』をどうぞ刻んでください







歴史とは、後に好きに語られるもの──
ですが今この瞬間だけは……私の人生ですから


メジロアルダン(Mejiro Ardan)とは、『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクターである。
CV:会沢紗弥

モチーフ元である競走馬『メジロアルダン』は当該項目を参照。

+ 目次

◆プロフィール

キャッチコピー:儚くとも強く輝け。ガラスの脚を持つ令嬢
誕生日:3月28日
身長:162cm
体重:秘密♪
スリーサイズ:B87・W56・H85
靴のサイズ:左右ともに22.5cm
学年:高等部
所属寮:美浦寮
得意なこと:包帯を綺麗に巻くこと
苦手なこと:喧嘩、揉め事、さくらんぼ
耳のこと:ガラスの割れる音がすると耳を伏せてしまう
尻尾のこと:特注のオーガニックトリートメントを愛用
家族のこと:母が学園の友だちを家に招きたがっている
ヒミツ:①カラフルな大特価チラシを見るのが好き/②万華鏡は何時間でも眺めていられる
自己紹介:メジロアルダンと申します。この脚は儚くとも、誇り高く走りたい…一瞬でもいい。 私はレースで輝きたいのです

キャラクターソング:硝子のエトワール
          メジロ讃歌(メジロ家のウマ娘との合唱)

◆概要

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「GENERATIONS」第9弾「プライドを賭けた時代」篇
© Cygames・JRA

その硝子は

砕けない

【ウマ娘 プリティーダービー】CM
「GENERATIONS」第9弾「プライドを賭けた時代」篇より

オグリキャップらと共にターフを駆け抜けたガラスの脚の競走馬『メジロアルダン』がモチーフのウマ娘
他のメジロ家のメンバーと異なり、初登場は後述の漫画版「ウマ娘 シンデレラグレイ」で、後にアプリ版に登場したという経緯を辿っている。
アプリでは2021年7月11日のウマ箱2特典イベントの際に発表、翌日のアップデートでサポートカードで実装された。

儚く物静かで落ち着いた佇まいの、正に「深窓の令嬢」という言葉がピタリと似合うウマ娘。史実の競走馬の生まれ時期の順番もあってか、メジロ家のメンバーの中でもお姉さん的立場にある模様。姉のラモーヌ?彼女は色々とアレなんで…
生まれつき体が弱く、公式サイト紹介文でも「ガラスのように繊細な足」と称されている。
なので、本来ならとても過酷なレースに耐えうることのできる状態ではなく、トレセン学園に入学後も、デビュー前から故障と入退院を繰り返す日々を過ごしていた。
そんな状態からか、親しい友人除いた周囲の生徒やトレーナーたちからも、腫れ物を扱うかのように見られていた。
しかし、アルダン自身はそんな自分の評価や境遇を跳ね除けるかのように、初のトリプルティアラ達成を成した偉大な姉、メジロラモーヌのように自分もレースで輝きたい、
ガラスのようにいつ砕け散るかもわからぬ身であろうと『今』という一瞬の輝きを強く刻み付けたいと、他の多くのウマ娘たちと同様、あるいはそれ以上にレースに対して本気の情熱を注いでいる。
普段のトレーニングについても、常に携帯するタブレット内に『方法』『回数』『セット数』『負荷』『テンポ』などなど、ありとあらゆる情報を記録した上で臨んでおり、自身の繊細な肉体で最小の負荷の上で最高の効率を得るために、常に試行錯誤を繰り返している。
物腰静かな深窓の令嬢と思わせて、その心内にある勝利への渇望は只管に大きく熱いもの。
周囲から体の弱いお嬢様みたいに見られることに全く思う所が無いというわけでもないらしく、トレーニングでもプライベートでも、常に気を張って凛とした佇まいを無意識的に崩さぬようにしている節もある。

こうやって書くと、何だか近寄り難くお堅いイメージを抱いてしまうかもしれないが、単にレースが全てというわけでもなく、親しみ甲斐のある顔も併せ持つ。
病弱な体故に外であまり遊ぶことができず、自身が触れたことのない世俗の遊び、イベントなどに積極的に触れようとするなんて一面も。
また歴史史料にありがちな草書体も、趣味の一環として辞書があれば解読できる程度には読めるらしい。
季節イベントでは穏やかで思慮深い彼女は一行の知恵袋として活躍する事が多い。

ガラスをイメージしたものか、編み込んだスカイブルーの長髪が特徴的。
加えて病弱な令嬢というには少々無理のあるなかなかのナイスバディの持ち主でもある。

アプリ内のひみつによれば「カラフルな大特価チラシを眺めるのが大好き」で、「万華鏡は何時間でも眺めていられる」とのこと。意外と俗っぽくて可愛いと見るか、それとも病弱故に屋内でも見られる煌びやかなものに憧れているという儚い一面と見るか…

◆漫画版での活躍

シンデレラグレイ


素敵な娘……私を本気にさせてくれるかしら

10巻の表紙担当。
上述のようにウマ娘というコンテンツにおいてのメジロアルダンの初登場はこの作品からとなる。

第一章 中央編入篇から「名門メジロ家令嬢」という二つ名と共に登場。
サクラチヨノオーヤエノムテキディクタストライカ、ブラッキーエールらと同じクラス。
見た目通りのお嬢様気質だが、Twitterのおまけイラストではセグウェイを笑顔で運転する姿を見せており、年齢相応な活発さも持ち合わせている模様。
初登場時は上記のセリフと共に興味を抱きつつも、地方からやってきたオグリキャップの実力については「勝ったら奇跡」と懐疑的に見ている一面もあったが、中央での初戦で見事ブラッキーエールを下し初勝利を飾った後はその認識も改め、オグリの友人の一人となる。
3巻おまけ小話ではオグリを食事に誘ったりと、中央組の中でもオグリとは良好な関係を築いている。

同期の面子に比べてデビューは遅れたものの、NHK杯(G2)*1で2着を確保しダービーに出走。
先行するサクラチヨノオーをマークする形でレースを進め、直線では内を突く走りで先頭に立つ。
しかしチヨノオーの驚異的な粘りに屈し、2着という悔しい結果に終わった。

アプリ版程極端ではないにせよ、本作でも「ガラスの脚」を抱えた繊細な身体であり、日本ダービー以降は足のケガに悩まされている描写が要所で見られ、有馬記念でも同じく故障したチヨノオーや参戦しなかったヤエノムテキと共に観戦に回っていた。
9巻では春夏休養していたオグリキャップの復帰勝利後、学校で自身もその間にメイS(OP)と高松宮杯(G2)を制した事を語り、オグリと同じ毎日王冠→天皇賞(秋)のローテを行くことも判明。
毎日王冠前にはメジロ家別宅に一時帰宅し*2、勝利への意気込みを新たにした。
そして本番前スマホ時代なのに大量のVHSからのレース映像視聴で研究を重ねオグリ対策を積みレースに臨むも、オグリとイナリワンデータを超える潜在能力を前に3着に沈んだ。

◆アプリ版での活躍

性能

バ場 芝:A ダート:F
距離 短距離:E マイル:B 中距離:A 長距離:D
脚質 逃げ:C 先行:A 差し:D 追込:G
2022年02月08日に☆3「クリノクロア・ライン」として実装。
この少し前にサクラチヨノオーの実装がされたばかりであり、期間をそう置かずに更なるシングレ組であるアルダンの実装には多くのトレーナーが衝撃を受けると同時に歓喜の声を上げた。
そしてアニバーサリーを間近に控え貯蓄したいトレーナーと、チヨノオーで天井させられたシングレ作画の久住太陽先生の財布が悲鳴を上げた
また、2023年03月29日には新衣装の「Neige Émeraude」が実装されている。

個別ストーリーでも言及されるのだが、最も得意とするのは芝の中距離となる。
距離適性については上述の通りに中距離がAと最も高く、次いでマイルがBと因子での補正は容易。
残りの短距離・長距離についてもEとDと育成開始時の因子継承によってはAからスタートすることも可能で、トレーナーの育成方針によって幅広いレースに対応可能な才能を秘めている。
クライマックスシナリオでは特に重要な要素となるため、マイルや長距離の因子を補正して育成に取り組むのが効果的。
脚質適正は先行を得意としており、逃げと差しがそれぞれCとD、追込は最も低いGとなっている。

[クリノクロア・ライン]

このブローチが私に勇気をくれるのです。

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[クリノクロア・ライン]メジロアルダン」勝負服
© Cygames・JRA

「メジロ」冠名で知られる馬主、メジロ牧場の勝負服「袖緑縦縞*3がベースの勝負服。
お馴染みのメジロカラーであるミントグリーンが混ざるフリルの多いドレス。
マックイーン以来の黒を基調としたどこかダークな印象を感じさせる配色で、右手は黒、左手は白の手袋を着用し、袖が左腕にのみ存在したり、ブーツの長さも左右で異なるなどのアシンメトリーな構成も特徴的。

勝負服名の「クリノクロア」とは「斜緑泥石」の和名を持つ、実在する緑泥石グループに属する鉱物の一つ。
深い緑色に白や銀の薄片状の光沢を含んだ美しい鉱物で、その光沢を天使セラフィムに準えた「セラフィニウム」という名称で知られる。
一方で雲母のように剥がれ易い性質と2~2.5という低いモース硬度*4から非常に加工が難しく、近年まであまり宝石としては出回らなかったという鉱物でもある。
総じて高い素質を秘めつつも、脚の脆さも併せ持つアルダンを指し示す名称といえるだろう。

成長率はスピードに+10%、賢さに+20%。
初期スキルとして「左回り○」「好位追走」「ありったけ」を所持。
覚醒レベルを上げると「先行コーナー○」や「軽やかステップ」の他、作戦・先行の際にレース中盤で疲れにくくなるレアスキル「レースプランナー(「好位追走」上位スキル)」、中距離レースの際にラストスパートの直線で好位置にいると速度が上がるレアスキル「決死の覚悟(「ありったけ」上位スキル)」を取得可能となる。
取得スキルを見るにやはり、真価を発揮するのは芝中距離且つ作戦先行といったところだろう。
2周年のアップデートに全キャラに追加された進化スキルの一環として
アルダンには「レースプランナー」は速度アップ効果が増えた「永遠の輝き」に、「決死の覚悟」は「刹那への覚悟」に進化する事になった。
特に永遠の輝きは持久力を回復したうえで速度がわずかに上がるので後の固有への繋ぎの一助になるだろう。
またアルダンはスキルの進化条件が比較的容易なのも助かるところ。





儚きガラスの身よ……高く、大空へ




その身は……誰よりも輝くから……!


画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[クリノクロア・ライン]メジロアルダン 固有スキル発動」
© Cygames・JRA


固有スキルは「一期の夢、刹那の飛翔」。
効果は「最終直線で後ろのウマ娘と距離が近いとこの瞬間に懸け持久力をわずかに使い少しの間速度がすごく上がる」となっており、最終直線で距離の近いウマ娘がいればいいという発動条件の緩さを持つが、発動時にスタミナを消費する上に効果時間が短めという弱点も持つ。
ただそれらを置いても、緩い条件で速度がすごく上がる系のスキルのため使いやすい方。先頭で大差をつけて爆逃げorモブブロックに阻まれて最下位なんて状況でもない限りは安定して発動するため、先行以外の作戦でも無理なく発動を期待できる。
発動演出は湖の見える綺麗な高原に佇むアルダンの手からガラスの小鳥が飛翔し、太陽に照らされてキラキラと輝くという何とも神秘的なもの。

私の生きた証…ここに1つ刻みます。

[Neige Émeraude]

よろしければ、一曲お相手願えますか?

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[Neige_Émeraude]メジロアルダン」勝負服
© Cygames・JRA

ストーリーイベント「されば君、かなし」においてパートナーのサクラチヨノオーと共に披露された新衣装。
黒のドレスを纏った深窓の令嬢といった趣だった通常衣装からは180度真逆と言っていい白のタキシードにパンツスタイルにロングブーツ、クリアブルーの長髪を後ろで結い上げた男装の麗人といったイメージ。
普段の高貴な振る舞いはそのままに、男性的な勇ましさ、気高さを感じさせる装いとなっている。また、生地の裏地や胸元のスカーフにはメジロカラーであるミントグリーンの要素も見られる。
ただ、通常衣装から顕著だった女性らしい肢体はこの男装を以てしても隠し切れておらず、女性的な美しさも両立させた衣装と言える。

衣装名「Neige_Émeraude」はフランス語で、和訳すると「エメラルドの雪」といった意味合い。
通常衣装のクリノクロアと関連させた宝石モチーフの名称で、エメラルドはモース硬度こそ7.5-8*5だが、天然エメラルドは内部に大量の傷を抱えていることから硬度の割に衝撃に大変弱い鉱石である。
どれぐらい脆いかというと「加工時にオイルや樹脂で固めるのが当然という扱い」「アクセサリの台座にはめ込もうとしたエメラルドが割れることすらある『宝石職人泣かせの石』」といった具合。
身体の中に傷によって走ることにさえ支障が出かねないほど脆いアルダンの身体をよく表した衣装名となっている。

こちらの成長率は賢さに+14%、スピードとスタミナに+8%。
初期スキルとして「東京レース場○」「中距離直線○」「真っ向勝負」を所持。
覚醒レベルを上げると「ペースキープ」や「先行コーナー○」の他、レース中盤に追い抜かれると持久力が回復するレアスキル「不屈の心(「ペースキープ」上位スキル)」、中距離のレースにおいて直線で速度が上がるレアスキル「光芒一閃(「中距離直線○」上位スキル)」を取得可能となる。
進化スキルでは「不屈の心」は速度上昇効果が追加された「美しき燐光」に、「光芒一閃」は「中距離レースで作戦先行の時、ラストスパートの直線で持久力を少し使う代わりに速度がものすごく上がる」というほぼ別物スキルの「淡く儚い残照」に進化する。



たとえ…やがて散りゆく花だとしても、


限りある今を──ッ!咲き誇りましょう、


共に。


画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[Neige_Émeraude]メジロアルダン 固有スキル発動」
© Cygames・JRA

固有スキルは「Danser le présent
効果は「終盤の最終直線で好位置にいて後ろのウマ娘と近いと、持久力を使って速度を上げ、わずかに前に出る」というもの。
字面だけだと少しわかりにくいが「速度を上げる=最高速度の上限が上昇する」と「前に出る=現在速度が瞬時に増速する」の速度系2つの複合スキルとなっている。
また、通常衣装の固有と同様に持久力減少のデメリットもあるため、スタミナや回復スキルを気持ち多めにサポートしておきたい。

発動演出の際に力強いステップを披露するアルダンの姿は必見。

さあ、お手を。私のパートナーさん。


固有二つ名は「割れないガラス」。
取得条件は「日本ダービーを勝利し、天皇賞(秋)を二連覇し、全てのレースをやる気「絶好調」で出走し続け、トレーニングに1度も失敗しないで育成を終了する」。
ダービーも天皇賞(秋)もアルダンの得意とする中距離で、育成ウマ娘固有目標型の育成シナリオでは目標レースにも含まれている。
一応クラシック秋天は菊花賞との二択になっているが、長距離適性の低いアルダンなので大体秋天ルートに行くであろうことを考えるとレースを踏み忘れる確率は低いだろう。
クラシック級ではダービーではチヨノオー、秋天はタマモクロスがライバル補正のある強敵なので、油断すると負けかねず用心して臨む必要がある。
しかしながらレースは勝ちさえすればいいので、要点さえわかってしまえば十分に勝ちにいけるため壁にはなりづらい。

真の壁は後半の「常にやる気絶好調でレースに出走」「トレーニングに1度も失敗しない」の2つ。
やる気の方はアルダンに限らず発生する「頭痛で憂鬱」などのやる気ダウンのランダムイベントがとにかく厄介。
レース出走の直前にイベントが発生すればその時点で固有二つ名取得の可能性が潰えるため、運の要素が非常に強い。
トレーニングに1度も失敗しないの方も、失敗率が少しでもあれば運悪く失敗を引いてしまい条件未達成の危険が付き纏う。
かといってあまり警戒しすぎて練習回数が少なくなり、十分にステータスを上げられないと前半条件であるダービーなどの勝利に響くというのが悩ましいところ。
また、普段失敗によるデメリットがほぼないため気軽に踏みがちな「賢さ練習の失敗」もフラグに関係してくるため、こちらも普段と違い気にしてあげなければならない。

また、固有イベントとして育成ウマ娘固有目標型の育成シナリオではメイクデビュー後にバッドコンディション「ガラスの脚」が付与されるイベントが発生。
目標レースで通常よりも多くステータスが上昇する代わりに、目標レース後に連続出走すると確実に練習ベタになってしまうというデメリットがある。
育成シナリオ要素が排されたシナリオ固有目標型の育成シナリオではこのバッドコンディションが付与されないため、理論上休みなし63連闘も可能な超合金製の脚になる。

サポートカード

2021年7月12日にサポートカードとして共通のRと、SR【その心に吹きすさぶ】が実装されているほか、2022年10月28日には期間限定イベント「おもいより、おもいかけ」の報酬SSR【夜風に舞うは祈りの花】が実装されている。

SR【その心に吹きすさぶ】

得意練習は賢さ。
「先行コーナー○」「先行のコツ〇」「好位追走」といった、アルダン自身が得意とする先行向けのスキルが多く揃っている他、ヒントレベルボーナスやヒント発生率アップの効果も持つため、作戦・先行のウマ娘を育てる際には候補に挙がる。
しかしレースボーナス・ファン数ボーナスがどちらも0なのが少々痛いところ。

SSR【夜風に舞うは祈りの花】

得意練習はスピード。
固有ボーナスが「絆ゲージが80以上の時、パワーボーナス」というもので、発動した際の効果はパワーボーナス+2。
所持スキルは変わらずそのまま続投。
連続イベントでは確定で「レースプランナー」のヒントを入手可能。
初期絆ゲージとやる気効果がかなり高めで、スピードボーナスや固有ボーナスのパワーボーナスも所持していることなどを考慮すると、配布サポートカードとしてはかなり優秀な部類。
先行育成時の回復スキル枠としての採用も十分ある1枚となっている。
圧倒的イラスト性能

個別ストーリー

ストーリー冒頭から唐突に食あたりを起こして通院していたトレーナーがたまたま病院で目にした、名門メジロ家の令嬢ウマ娘の一人であるメジロアルダン。
ちょうど退院するところだった彼女と病院との物々しいやり取りに引っかかりを覚えたトレーナーは、たづなさんから彼女の身の上───体が本格化を迎えていながら入退院を繰り返しているため、誰のスカウトも受けられず、トレーナー間の評価も芳しくないこと、メジロの至宝とされるメジロラモーヌを姉に持つことから、必要以上に自身を追い込んでいるだろうことを聞き出す。
後日、興味を抱いたトレーナーはトレーニング直後にたまたま倒れ込むアルダンを助け起こすという形で彼女と出会い、その際にたまたま彼女のタブレットを目にして、そのあまりの緻密なトレーニングプランの濃さから、彼女の持つレースへの覚悟、本気を感じ取ることに。

そして更に数日後、メジロアルダンがたづなさんに対して選抜レースの出走登録を依頼している場面を目撃するのだが、その内容が何と「ダート短距離1200m」というもの。
本来の適性が芝中距離である彼女にはあまりに無謀な挑戦であるとトレーナーもたづなさんも即座に理解するが、アルダン自身は少しも引くつもりはない。
本格化を迎えたのに入退院を繰り返してばかりで多くの時間を空費している自分には、数ヶ月、数日の差は致命的なものであり、トゥインクルシリーズで宿願を果たす前に、自身の全盛期が過ぎてしまうようなことは看過できないのだと。

ならば自分が彼女をスカウトすれば無謀な挑戦に挑む必要もなくなると、後日改めてトレーナーはアルダンへスカウトを申し込むも、アルダンは実力を示さずにスカウトを受けるわけにはいかない。選抜レースで見極めてからにしてほしいとスカウトを断る。
それでも適正外のレースに挑むアルダンの無謀さにトレーナーは尚も食い下がるが、それに対してアルダンは静かに答える。
レースはいつでも自分の思い描いた状態で走れるわけではない。ローテーション、天候、体の不調、不得意とするコース取り、ありとあらゆる要因が存在する。
そういった事象だけを理由に、自分が引くわけにはいかないのだと。

退くことを一度でも覚えてしまった脚は、
勝負を決めるその一瞬においても、前進を躊躇うと。

自身の認識の甘さと彼女の覚悟の重さを思い知らされて何も言えなかったトレーナー。
そしてメジロアルダンはその覚悟を示すように数日後のダート短距離1200mの選抜レースで見事に勝利して見せる。
その上でトレーナーはしっかりと選抜レースで彼女の実力を見定めた上で、改めてアルダンをスカウト。アルダンもまた暫しの間、何かを考えこんだ後にそのスカウトを了承した。

後日、トレーナーはアルダンと共にメジロ家の「お車」に乗せられて、全て遺作の作品が展示されている『刹那展』という美術展を見に行くことに。
一通り見て回った後、最後に美術展裏の森の中に展示された「野外に限り展示が許可された」1枚の絵画を感慨深そうに見つめるアルダン……

そしてその日の夜、アルダンは自身の身の上をトレーナーへと語る。
自身の体の弱さ、至宝とされる姉、ラモーヌへの想い、死産となった双子の片割れ、レースに反対する両親……

いつ砕け散るとも知れぬ身です。
メジロの、あるいはウマ娘たちの紡ぐ輝かしき歴史の中に、
すぐ埋もれゆくこともあるでしょう。

すぐに色褪せ、忘れ去られる。
──それでも、『今』。

今、この瞬間を輝かせるため命を賭すことは、
私に許されたただ1つの権利なのです。
短くとも。儚くとも。ほんのかすかな光跡であろうとも。
私は私自身の生きた軌跡を、『今』にひと筋、残したいのです。
アルダン……
……ご協力、いただけるでしょうか、トレーナーさん。

それら全てを飲み込んだ上で尚、すぐに色褪せ忘れ去られるのだとしても、『今』、この瞬間を輝かせるために命を賭したいのだと。

決意のこもった真っ直ぐな瞳で語るアルダンに対しトレーナーは、

きっとあの絵は、綺麗だったんだろうな。
……!
俺もアルダンが綺麗に輝けるよう、頑張るよ。
トレーナー、さん…………。

既に何度もアルダンの覚悟をその目に刻んでいたトレーナーもまた、儚き身である彼女と共に『今』を歩む覚悟を示すかのように答える。
多少なりとも物怖じするだろうと思っていたトレーナーのあまりにも真っ直ぐな言葉に今度は自分が驚かされることになり、
その上で2人は正式なパートナー同士として『今』を輝かせるために共に進んでいくことになる。

貴方は……私が思っていたよりもずっと、覚悟を決めてくださっていたのですね。

……ここまでの話、個別ストーリーの第1~4話=メジロアルダンとの出会いまでを描いた範囲なのだが、最初からクライマックスと言わんばかりの密度の濃さを誇っている。
なので、メジロアルダンとアルダントレーナーは、他のウマ娘&トレーナーを遥かに超える覚悟ガンギマリ勢として見られることもしばしば。

育成シナリオ

育成目標では菊花賞と天皇賞(秋)への出走が選択可能で、菊花賞の場合は出走、天皇賞(秋)の場合は3着以内になる。
また勝利時に入手できるスキルヒントも変わってくるため、適性やステータス、スキルなどと要相談。

育成シナリオでもトレーナーはアルダン自身が実践していた最小の負担で最高の効率を上げるため、常に体の弱いアルダンが最高のトレーニングに臨めるように試行錯誤する姿が見られる。
デビューを迎えたアルダンは、トリプルティアラを達成した偉大な姉、メジロラモーヌの妹ではなく、メジロアルダンという自分自身の輝きを刻み付けるためにクラシック三冠、その中での一点突破、日本ダービーを当初の目標に据えることに。
その先でサクラチヨノオーやヤエノムテキといった同期のライバルたち、そして台頭するオグリキャップら永世三強との激闘に身を投じていくことになる中、ガラスのように脆く儚い自分自身……それが砕けた先の未知なる領域へと至ることに……

特殊実況は日本ダービーの最終直線上で設定されているのだが、詳細な条件は未だ解明されていない。内容的に最終直線で先頭に出るなどの条件が想定されている。

+ 特殊実況 ※ネタバレ注意
メジロアルダンがぐいっぐいっと先頭に立った!
メジロアルダンが先頭だ!


ライブでは1周年での歌唱曲追加によってマイル・スプリントG1の該当曲である「本能スピード」の歌唱が追加されている。
これは後述する史実での唯一の重賞勝鞍である高松宮杯が現在春のスプリントG1・高松宮記念につながることによるものであるが、当時の高松宮杯はG2・2000mという条件であった。
マイル適性はBであるため、育成時に歌声を聴くことそのものはそこまで難しいわけではない。
しかし短距離適性はEであること、高松宮記念がある3月後半はURA・アオハル両シナリオでは大阪杯が目標に設定されている*6ことから、高松宮記念を勝利してのライブは難易度が高いものとなっている*7


◆関連キャラクター

同じシングレ出身組で、良き友人でありライバルの一人。
アルダンより一足早く育成ウマ娘として実装されており、彼女のシナリオにもアルダンは登場する。
ちなみにアプリでは同じ寮のルームメイトではあるが史実と違い年下の親友。

史実では日本ダービーにおいて激闘を繰り広げ、惜しくも敗れた相手であるが、「ウマ娘」の世界線ではトレーナーの腕次第で彼女に勝つことももちろんできる。
デビュー前からの付き合いで病弱なアルダンの身の上も知っており、腫れ物を扱うような対応をする周囲に対し憤る場面があったり、日本ダービー後にアルダンやヤエノがメキメキと成長を続け、自身が置いて行かれていると感じて引退を決意した際には、アルダンの方が彼女を優しく諭し再起を促すなど、強い絆を感じられる関係性となっている。

「されば君、かなし」では共に主演を果たし、アルダンの口から発せられたチヨノオーに対する激重感情は必見の内容。アルダンの言い回しも非常に詩的で物悲しく切ない。

雪が桜と同じ場所にいられるのは一瞬。冬と春の狭間だけ。
春風が吹けば、雪はじきに溶け、桜のもとを去るでしょう。

……それでも雪は、桜のつぼみと同じ時間を過ごしたの。
桜吹雪の絢爛さに劣るとも、忘れがたい景色を2人で彩ったのよ。

チヨノオーと同じくシングレ組出身の友人兼ライバル。
史実ではシニア期の天皇賞(秋)でチヨノオーと同じく惜敗した相手。

育成シナリオにおいては菊花賞や大阪杯においてライバルとして立ちはだかる。

イベントの「おもいよりおもいかけ」では一緒に出演した。

オグリやアルダンより1世代上の白い稲妻。
史実とは異なり、ウマ娘においては彼女もまた強力なライバルの一人として立ちはだかる。

…が、それ以上に必見なのが育成イベントの一つ「前門の母、後門の姉」。
最新型の高級ガラガラを試したがっているスーパークリークから逃げ回っていたタマを匿い、膝枕で優しく諭して妹扱いするのだが、即座にタマからそんなに扱いが変わってないと鋭くツッコまれてしまうなんて一幕が。

この際にタマが発した「赤ちゃんにされたことがないからそんなことが言える」はかなりのパワーワード。
ある意味、公式が「ウチは今から赤ちゃんにされる」ネタを拾い上げたと言える。

ヤエノと同じくイベント「おもいよりおもいかけ」で共に出演。
チームのリーダー役として面々の行動を引っ張った。

チヨノオー、ヤエノらと共に挑むことになる永世三強の面々。史実では苦汁を舐めさせられた彼女たちにも、もちろん勝つことができる。
特にシナリオ最後の目標レースとなる、シニア天皇賞(秋)における彼女達との激闘は最高に熱く、燃えることになるだろう。

『ウマ娘シンデレラグレイ』3巻ではおまけマンガ「~オグリとアルダン嬢のランチ~」が描かれている。オグリをお昼に誘い、ラーメン屋さんでアルダンが見たものとは…?

またオグリキャップとイナリワンはイベント「おもいよりおもいかけ」に共に出演。
なおスーパークリークはちょい役として登場はしている。

  • ばあや
個別ストーリーや育成シナリオで度々登場する、メジロ家の使用人の1人。
幼少の頃からアルダンに仕えており、アルダンが何を望み心を痛めているかも十分理解している。
その上で、アルダンと共に進む覚悟を決めたトレーナーに、アルダンにとって最良の選択をしてほしいと思いを託している。

史実ではアルダンの半姉にして、中央競馬史上初となる三冠牝馬*8
先述までの通りウマ娘においてもアルダンの姉で、史実通りメイクデビューを約20バ身差で圧勝、かの「スーパーカー」マルゼンスキーに迫るタイムをジュニア級時点で記録し、そして史上初のトリプルティアラ*9を達成した「メジロの至宝」。
メジロドーベルやメジロブライトの育成シナリオで名前が挙げられており、アルダンのシナリオでも強い存在感を示している。
他、シニア級天皇賞(秋)において、上述のばあやと共にアルダンのレースを見守る謎の人物が姿を見せており、アルダンの勝利後には「……"次"は、ターフの上かしらね。」とも呟いている。

長らくその姿は謎に包まれていたが、2022年11月5日のイベントにおいて公式からキャラビジュアルが発表され、その後の2023年2月24日の2ndアニバーサリー後のアプリ内ストーリーやイベントで遂に本人が登場。

イベントストーリー「Leap into a New World!」においては、学園案内パンフレットの作成に関連したちびっこウマ娘たちのオープンキャンパス牽引を担当していたアルダン、ドーベルの下に飛び入り参加。その上で自分たちが走る姿を見せるためにアルダンに併走を申し出る。
「姉様の飛び抜けた実力は自身が1番理解している」「姉様が自分を侮っているだろうことから、虚を突き一気にリードを稼いで押し通す」と、アルダンは油断なくレースを展開しリードを広げようとしたのだが、そんなアルダンの考えをラモーヌは全てお見通しであり、気づいた時には逆にアルダンが虚を突かれる形でラモーヌが圧勝。
「侮っていたのは果たしてどちらだったか」「1番自分を理解しているというのならその逆も然り」と、厳しくも的確な言葉でアルダンを戒めていた。
翻せばアルダン自身の自己評価の低さを窘めてる形にもなっている。
そりゃこんな化け物が姉なのなら、アルダンも覚悟ガンギマリにもなろうものである。

ちなみにビワハヤヒデナリタブライアンの姉妹と同じく、ラモーヌとアルダンも姉妹にも関わらず見た目は全然似てないが瞳は同じである。

メジロ家出身のウマ娘の一人。
長らく二人の関連の話はあまり無かったが、2023年4月のイベント「されば君、かなし」では同じイベントに出演した。

他のメジロ家メンバーと同様に、マックイーンにとってもアルダンは姉のように慕っている相手であり、「体こそ脆いものの、紛れもないメジロ家の誇る俊傑の1人」「己に与えられた時間を1秒たりとも無駄にせず、自らの理想を叶えるためならどのような辛抱すらいとわない」と、高く評価している。
また、幼い頃より負けず嫌い(この時はちゃんと踊れない自分に腹を立ててた模様)だったマックイーンにダンスを教えていたこともあり、その点を指して優しいお方とも評している。

メジロ家出身のウマ娘の一人。
ドーベルやブライトから姉の様に慕われているライアンであるが、逆にライアンにとってはアルダンの方が自身にとって姉のような存在のようで、自分の話を聞いてもらうのがとても嬉しいと語っている。
アルダンもまた、ライアンは自分の知らない遊びや秘密のスポットを教えてくれるのが嬉しいと語っており、非常に仲良し。

メジロ家出身のウマ娘の一人。
彼女にとってはアルダンもライアンと同じように姉の様に頼れる存在として慕っている。

幼少期にはライアンも交えて庭でのレースごっこや夏祭りで花火などを楽しんでいたようで、アルダンはドーベルが打ち上げ花火の爆音に驚いてライアンにしがみついていたと、嬉しそうに語っていたりもする。

メジロ家出身のウマ娘の一人にして、爆逃げコンビの片割れ。
1コマ漫画にて、相方の影響でパリピ語を呟くパーマーと微妙にズレたやり取りを繰り広げている。
パリピ語じゃなくてもTKG=Tamago Kake Gohan=を、Throne Knight Gloryなどという物凄く高貴さ満載な言葉の略称だと勘違いしたりしている。

クライマックスシナリオのイベントでは、体調の悪いメジロパーマーが出かけようとしていることを見抜き止めようとする。
理由を聞いたアルダンはパーマーの代わりに用事をすること、休むときはしっかり休むことということを言い聞かせていた。

パーマーとは名コンビのパリピ爆逃げウマ娘。
クライマックスシナリオにおけるイベントでは、パーマーを通じてメジロ家開催のBBQパーティーにも参加しているなど、すっかり家族ぐるみの付き合いになっている模様。
ホーム画面の会話ではヘリオスに影響され、たどたどしくもお清楚さ全開のパリピ語を披露するアルダンに、新ジャンルの幕開けと称するレベルの可愛さを感じていた。

あんまり縁がなさそうに見えるが実は少女漫画好きでアルダンやライアンとよく話している。
アルダンは少女漫画好きというよりは書籍なら割と何でも見るタイプだが。
メジロの二人にお勧めの少女漫画を聞いている。そしてアルダンの丁寧な説明を聞いてるうちに気恥ずかしくなってきてライアンは逃走した

ご存知、トレセン学園にはお馴染みの理事長秘書、たづなさん。
個別ストーリー序盤において登場し、トレーナーに対してメジロアルダンの体のことについて語った他、アルダンが適正から外れた無謀な選抜レースへの出走を依頼してきた際には強い戸惑いを見せていた。

+ 故障と隣り合わせ故に…
トレーナーの間では、たづなさんは人間ではなく、故障により悲惨な末路を迎えた幻の馬、「トキノミノル」のウマ娘ではないかという噂がされており、故障と隣り合わせのメジロアルダンに普段以上の気遣い、戸惑いを見せていたのは、自分の半生と重ねていたからではないかと目されることもある。


『今』を刻むための追記・修正をお願いいたしますわ。

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最終更新:2024年04月01日 18:12

*1 史実では府中2000mのダービートライアル。現在のNHKマイルカップとなったのは1996年のことである。

*2 ちなみにこの時、本作には未登場な他のメジロ組5人の後ろ姿がメジロ家の説明と共に1カット挿入されており、公式イラストがまだ無かったラモーヌも毎日王冠時にアルダンの姉として名前が挙げられている。

*3 マックイーンやドーベルのメジロ「商事」は袖が緑一色なのに対し、アルダン・ライアン・パーマー・ブライトのメジロ「牧場」は白ベースに緑縦縞と、微妙に異なる。

*4 鉱物の硬さを示す硬さの尺度の一つ。地上で最も硬い鉱石のダイヤモンドを10、チョークの素材としてお馴染みの柔らかい鉱石である滑石を1など10段階の鉱物を指定し、その標準鉱物で試料を引っかいて計る相対的な数値。モース硬度2とは「ヒトの爪で何とか削れる」硬さであり、概ね爪と同じ硬さという意味になる。

*5 モース硬度8は「『ガラスや鋼鉄に傷をつけられる石英』に傷をつけられる鉱石」の意で非常に硬い。

*6 開催地は異なるが、当時の高松宮杯と距離が同じで、現在の高松宮記念と開催時期が同じことから選ばれたか。

*7 他に2000m時代の高松宮杯が主な勝鞍となっているウマ娘にはナイスネイチャマチカネタンホイザがいる。彼女たちは大阪杯を目標にしていないので出走はどのシナリオでも可能だが、短距離適性がGのため勝利はアルダン以上に苦行の道となる。なお、マチタンについてはまだ「本能スピード」の歌唱が用意されていないことに留意。

*8 牝馬三冠と称される3つの中央競馬GⅠレースを制した牝馬の競走馬を称する名称。2022年現在は桜花賞・優駿牝馬(オークス)・秋華賞の3レースがこれに該当する。なお三冠目に当たるレースは結構変更されており、1970年までは牡馬クラシック三冠と同じく「菊花賞」だったが、1970年に「ビクトリアカップ」が創設されてこちらに移った後、1976年にこれが「エリザベス女王杯」に名称を変更した。その後しばらくはエリザベス女王杯が三冠目だったが、1996年にエリザベス女王杯が古馬にも開放されたことを受けて、同年に秋華賞が創設されて三冠目がこちらに移り、以降現在に至っている。メジロラモーヌが三冠を達成したのは1986年のため、歴代の三冠牝馬の中では唯一エリザベス女王杯を三冠目としている。

*9 ウマ娘における「牝馬三冠」に当たる名称。