上運天美羅

登録日:2022/04/08 Fri 18:56:28
更新日:2024/04/27 Sat 23:12:37
所要時間:約 5 分で読めます






あくまで人命第一!

それが魔防隊魂だ 分かったかコラ

上運天(かみうんてん) 美羅(みら)は、漫画『魔都精兵のスレイブ』の登場人物。

●目次

【プロフィール】

役職:魔防隊二番組組長
身長:170cm
誕生日:8月21日
年齢:成人済み
血液型:B型
好きな歌:ロックなもの
好きなお酒:泡盛、焼酎(顔はすぐ赤くなるがお酒には強い)
バスト:85cm(E)
人気投票3位(第2回)

【概要】

胸にさらしをまいた女性。ヤンキーのような態度であり、一人称は「俺」
沖縄県出身。

敵にはファックサインをするなど荒っぽいが、非常に面倒見が良く部下達からも慕われている。

七番組の担当区域と同じく醜鬼頻出の激戦区である二番組を担当している。
羽前京香とは魔防隊入隊時からのよきライバル関係。
危険さから寮管理人がいないので、家事は二番組隊員が交代で行っている。

【人物】

総組長を目指していることを公言している。
血気盛んで、卑怯なやり方を嫌う性格。

両親は若く、酒造で泡盛を作っている。また、学生の妹が一人おり仲は良い。

元々は沖縄でのヤンキーのとあるチームのリーダーであり、地元では負け知らずで能力なしでも最強を自負していた腕っ節の持ち主。
魔防隊にスカウトされ、チームの一部メンバーと共に入隊。入隊後に羽前京香と出会い、お互い能力抜きで決闘してみたところ京香に敗北したことがある。
その後、京香とほぼ同時期に組長になるなど、共に切磋琢磨してきた彼女とは良きライバル関係。出会うとお互いメンチを切り合って近づき胸を押しつけあいつつ「総組長になるのは自分」と言い合うのがお約束。
よく勝負の名目で京香と遊んでいる。

犬好きでもあり、犬の動画を見つけると同じく犬好きの総組長山城恋と共有している。
柴犬ステッカーを恋にプレゼントしており、恋もそれを自身のノートパソコンに貼っている。

その見た目やヤンキーじみた態度に反し、この世界の若い女性には珍しく男性を見下すことはなく靴紐が緩んでいた和倉優希にその気の緩みを注意しつつ直している。
羽前京香の味の好みを把握し彼女が喜ぶであろう店で食事を取ったり、食事では優希の頬についたご飯粒を取りつつ水を注いだりするなど非常に気が利いており面倒見がよい。組長焼き肉会では、ひたすら皆の肉を焼いて配っている。
他者の細かい機微にも気がついており、京香と出雲天花が何か(人型醜鬼と陰陽寮)のことについて隠しているのを察したり、京香との任務に際して優希の気負いを見て気負いすぎないよう注意したりした。

魔防隊隊員としての責任感も強く、総組長になる手柄のために働くのではなく「魔防隊魂とは人命第一」と自戒して部下達にも言っており、総組長山城恋の指揮にもきちんと従う。そうした責任感・面倒見の良さと彼女自身の強さもあり、隊員達からは強く慕われている。
自分の身も省みず、人々のために戦う姿は、敵である八雷神の空折からも「美しい」と認められた。

一方男性経験はないようで、男女のお付き合いは交換日記からと考える昔ながらの硬派。
男女のお付き合いのプロセス抜きでああいう事をやっている京香と優希のスレイブ関係には困惑しきっていた。
優希に偶然裸を見られた時は、激しく照れつつもできる限り平素に振る舞っていた。
空折との戦いを経た後は、自分の実力をあげる必要を痛感し、「ご褒美」の過激な内容を知りながらも、一つでも戦法を増やすため「貸出」を行うことを決めた。
しっかり覚悟を決めて臨んだはいいが殺傷力の高い形態が現れてしまい、ご褒美は大変踏み込んだものに。
結果として嫌悪はないし拒むつもりもないが死ぬほど恥ずかしいという(読者的に)とても美味しい事になった。
結果、「責任とらねぇと!」と思った様子。


【戦闘能力】


俺なら一人で余裕にぶっ潰しッス

桃の能力は、本体と同じ性能の多重分身を行う『緋色の連隊(オールキリング)』。
「己を強化して分身」「数を強化して分身」など、数か強化具合を自在に選択して、分身を生みだせる。
分身は一定のダメージを受けたり破壊されたりした場合・能力解除した場合は煙のように消える。

ヤンキー時代から喧嘩慣れしていることもあり、元々の身体能力も高い。
元は自分のヤンキーチームのメンバーにして今は自分の組の隊員である座覇(ざは)めぐみのサポート能力『緋色の旗持ち(レッドソウル)』によって戦闘時は分身も含めて大きく身体能力が強化されており、八雷神と殴り合えるほどとなる。
基本的な戦法は、増やした分身と強化された身体能力で敵をタコ殴り。単なる数で押す戦力として使うだけでなく、本体に見せかけた囮や陽動・盾・空中での足場といった様々な応用を見せる。
空中にて出現させた分身達を使い捨ての足場にすることでジャンプを繰り返し、擬似的な飛行・空中戦を行うことも可能。

こうしたこともあり、自分の強さについて「出れば“確殺”」と強い自負を持つ。
座覇めぐみのサポートも合わさって強力な身体能力を得た分身達で行動する。座覇のサポートもあって数を最大まで重視した場合でも、分身達は通常醜鬼を撃破できる程度には強い。
能力の規模や攻撃力の高さでは他にも強力な組長は多々いるが、様々な活動が同時に出来るという点で彼女の右に出るものはおらず、多数の一般人の救助・戦闘などを同じタイミングでそれぞれこなせる
視野が広く面倒見の良い彼女らしい能力であり、美羅自身も「チーム皆の面倒を見るのに身体一つじゃ足りないと思っていた」ためこの能力になったのだろうと思っている。
ただし分身を限界まで大量に出した場合、本体は大きく体力を消耗してしまう。

【活躍】

◆組長会議


お前 仇を討ったそうだな

おめでとうだコラ

八雷神出現後の組長会議での招集は、本部玄関で羽前京香を待ち、仇である醜鬼「一本角」を討ち取った京香に祝いの言葉を述べる。
初対面の優希に対しても、靴紐がしっかりしていないことに気づいて直してあげつつ「わずかな隙が魔都では危ない」と注意するなど面倒見のよさを見せた。

組長会議中、海外のテロリスト達が大量の醜鬼を用いて本部に襲撃してきた際には総組長山城恋の命令で、東風舞希蝦夷夜雲多々良木乃実と共に迎撃。
醜鬼達を難なく殲滅した。

◆横浜決戦

「東の晩餐」で東風舞希が東家の新当主となった頃、横浜にて女性の誘拐事件が多発。
監視カメラで八雷神が関わっていることが判明したため、横浜にクナド(門)がある美羅が女性達の救出と八雷神討伐を担当することに。敵が未知数だが同時に魔都防衛も手薄に出来ないため、山城恋の指示で組長である羽前京香も連れて現世に向かう。

警察の協力で見つけ出した、戦いを避けるべく空折がすでに姿を隠したアジトから女性達を救出した後、待機していた優希を狙って空折が襲撃してきたためこれを迎撃。
戦いを禁じられている空折は、特殊なカードを使って横浜一帯に醜鬼達をばらまくが、それに対し美羅は限界まで分身を生み出して一人も犠牲者を出すことなく醜鬼達と応戦・撃破していく。
大量の分身を出し尽くしたことで限界が近づきながらも、空折の発言から彼女が「美しさ」にこだわることを見抜いて、撤退しようとする空折を「美しくねー奴」と挑発して引き留めさせることに成功し臨港パークで決闘。
しかし空折にダメージを与えたことで、慢心を辞めて冷静さを取り戻した空折が全力形態となってしまい、すでに限界まで分身して力をほぼ使い切っていた美羅はあと一歩のところで及ばなかった。
それでも闘志を失わなかった美羅を見て、空折は彼女の“心の美しさ”を認めつつも勝利し、美羅を丸呑みに。

美羅の分身能力を空折に奪われてしまい、醜鬼達を倒した後かけつけた京香に空折は「私を足止めした美羅の判断は失敗だった」と言うが、京香はとりこんだ人間の能力を得る無限の成長性を持つ空折のあまりの厄介さを見て「美羅の判断は正しい。お前を逃がすと後が危険すぎる」と肯定。


私達は魔防“隊”  勝負はこれからだ

美羅の能力を得て魔防隊を叩き潰そうとする空折だったが、緊急事態で山城恋の指揮の元で横浜に可能な限り招集された元総組長も含む魔防隊の全戦力によって分身達を撃破されていき、更には土壇場でまだ完全に取り込まれていなかった美羅自身が空折の内部で抵抗して、元々まだ不完全な取り込みだった分身能力が使えなくなってしまう。
美羅を含む魔防隊の総戦力で空折を追い詰め、京香と和倉優希のスレイブ『天進』による合体技で撃破。
優希の手で、美羅も空折の体内から救出され勝利した。

戦いを終えて2日ほどして意識を取り戻した優希のもとに天花の能力で訪れ、優希に礼を言う。
その場で京香による優希への「ご褒美」がはじまり、天花もその「ご褒美」に自主参加。
美羅も「ご褒美」を手伝おうと思うが、まさかのご褒美内容が「裸で優希と一緒に風呂」と知って、恥ずかしさで崩れ落ちて完敗するのだった。

民間人にも大きな不安を残した横浜決戦での出来事を踏まえて山城恋総組長指揮の下、八雷神との戦いに向けて「魔都緊急宣言」が発令され、美羅は空折との戦いの時のような不覚がもうないように特訓に励む。
京香と戦いの反省会をしていた所、一つでも戦う手段を増やしておくため、「ご褒美」も覚悟の上で京香に頼んでスレイブの「貸出」をしてもらい、優希は『無窮の鎖(スレイブ)爆音(ばくおん) 』に変化。

二番組の受け持ち地区内を『爆音』で走り回って醜鬼達を倒し、二番組寮内駐車場の車にて「ご褒美」を実施した。


こっここまでしたら
ここまでしたらよ…

責任とらねぇと!


【余談】

2021年12月18日から2022年1月29日まで開催された第二回人気投票では、本編では主に八雷神の空折と美羅が戦った75~77話の期間であり、美羅の活躍も相まって羽前京香東日万凛を超えて3位という高順位を記録した。


追記修正は分身してからお願いします。


この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 魔都精兵のスレイブ
  • 魔防隊
  • 二番組
  • 分身
  • ヤンキー
  • さらし
  • 純情
  • オレ
  • オレっ娘
  • 上運天美羅
  • 沖縄県
  • タイタニック
  • 交際の向こう側
  • 長身美女
  • 巨乳

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年04月27日 23:12