ゼノブレイド3

登録日:2022/08/19 Fri 13:56:00
更新日:2024/02/07 Wed 10:55:50
所要時間:約 23 分で読めます




生きるために戦い、戦うために生きる。

過去と未来をつなぐ、命の物語。



『ゼノブレイド3』とは2022年7月29日に発売されたNintendo Switch専用RPGである。




<概要>


ゼノブレイド』『ゼノブレイド2』に続くゼノブレイドシリーズの3作目であり、ストーリー性、ゲームシステム共に前2作を統括する集大成を目指した作品(外伝の『ゼノブレイドクロス』を除く)。
キャラクターデザインは『2』の齋藤将嗣氏が続投しているが、ウロボロスは『ゼノサーガ』の麦谷興一氏がデザインを担当している。
音楽は光田康典氏らが『2』から続投しており、今作のキーアイテムである篠笛が音楽面でも活用されている。

最終盤になってようやく『1』との繋がりが明かされた『2』と違い、今作は発売前の段階で二つの世界が繋がっていることが示されており、キャラクターや設定にも前2作と繋がっている要素が多数見られる。
とはいっても、ストーリーは今作からの新規キャラクターで展開されているため、前2作を知らないとついていけないという程ではない。
今作もゼノシリーズの根底のテーマである「異質なもの同士の関わり合い」をベースに物語が展開していく。



<ストーリー>(※一部公式サイトより引用)

「アイオニオン」と呼ばれる世界。
機械技術に長ける国家「ケヴェス」とエーテル技術に長ける国家「アグヌス」の終わりなき戦争が続いていた。

この世界の人間の寿命は10年。
戦場を生き抜き、その寿命を全うし、女王の御前で「成人の儀」を受けることが最大の栄誉。
だが、多くの者は戦場で命を落とし、その魂は粒子となって空の彼方へと旅立つ。
「おくりびと」の奏でる調べにのって。

ケヴェス軍の兵士ノアは仲間と共に、強力なエネルギーを放つ謎の物体を破壊する任に就く。
目標直前まで迫るも、同じく破壊を目論むアグヌス兵のミオたちと対峙してしまう。

両者が剣を交える最中、突如謎の巨人が姿を現し、ノアやミオたち6人を蹂躙していく。
その時、謎の物体の持ち主と思しき男が物体の封を解き、エネルギーを解き放つ。
そのエネルギーを受けたノアとミオは融合し、巨人の姿に。
手に入れた力を駆使し、なんとか謎の巨人を撃退することに成功する。

男はノアやミオたちに対して、6人はもう敵同士ではないこと、本当の敵は他にいること、
その敵を倒すために大剣の突き立つ大地「シティー」を目指すことを伝え、息絶える。
男のその言葉を信じて、敵対する2国の兵士たちは共に手を取る。
“本当の敵”、そして自らの生きる世界の真相を確かめるべく、
「大剣の突き立つ大地」を目指して旅立つのであった。


<世界観・用語>

  • アイオニオン
本作の舞台となる世界。
大陸の真ん中をくり抜いたような形状をしており、平原や荒野、海、砂漠、雪原など様々なロケーションがある。
中央大海には、大海の渦と呼ばれる強烈な竜巻が吹き荒れているため、船でも航空機でも通る事ができない。

  • ケヴェス/アグヌス
アイオニオンに存在する国家で、常に戦争状態にある。
機械技術に優れ、黒い服や武装を使うのがケヴェスで、エーテル技術に優れ、白い服や武装を使うのがアグヌス。
いずれの国も女王が統治する君主制であり、キャッスルと呼ばれる女王の居城を中枢とする。
それ以外には明確な国土はないらしく、軍の駐留や防衛等に適した場所にコロニーを展開し戦線を張っている。
国民皆兵制であり、全国民は兵士として何らかの形で常に戦争に参加しなければならない。
そのため、上記の通りこの世界の人間の寿命は10年と極めて短いながらも、それを全うできる者は極めて稀である。

  • コロニー
ケヴェス/アグヌスが展開する部隊。
各コロニーの識別には、ケヴェスはローマ数字、アグヌスはギリシャ文字を使っている。これだとアグヌスは24個までしかコロニーを作れないんじゃ…
『新たなる未来』の劇中で壊滅したコロニー5とコロニーガンマが本編にも登場するため、コロニーが滅んでからある程度の時が経てば、同じ名を持ったコロニーが再建される模様。
鉄巨神と呼ばれる巨大兵器を各一機ずつ所有し、それを中心としてキャンプを展開している。
鉄巨神には命の火時計と呼ばれる機構が備わっており、ブレイドによって殺害された生物の命を吸収し蓄える機能を持っている。
このストックが費えると鉄巨神に所属する兵士が死亡してしまうため、常に他者の生命を奪い続ける事を強いられる。
また、各コロニーには戦績等に応じてランク付けがされており、
最下位の土塊(つちくれ)から始まり、青銅(せいどう)赤銅(しゃくどう)黒鉄(くろがね)(はがね)白銀(しろがね)黄金(おうごん)と上がっていく。
ランクが高いほど箔が付く上にキャッスルからの補給物資も質・量ともに良くなっていき、
最高ランクの黄金ともなると戦闘義務が免除されるため、大半のコロニーはランクアップに躍起になる。

+ 真相
コロニーをランク制にしたのは「その方がモチベ上がるから」らしいが、黄金ランクまで上がりきったらもう上がりようがないからとメビウス直々に滅ぼされる。

各コロニーには所属兵士のリーダーである軍務長やそれを補佐する副官等がおり、各国の高官である執政官の指示の元で戦う。
それ以外の運営に関して厳密な決まりはなく、各執政官や軍務長の裁量に委ねられるようで、
何をするにも各部署への通達が必要な程厳格なルールを敷いているコロニーもあれば、
当番制のようなゆるい運営をしているコロニーもある。
住民や彼らとのコミュニケーション、イベント、売買ができる店等もあり、ゲーム的には「町」の役割も持っている。

  • おくりびと
篠笛を使って戦死者を弔う役割を持った特殊な兵士。

  • ブレイド
アイオニオンの人間の大半が使用する武器。
必要に応じて出現させたり消したりできるので、普段は持ち運ぶ必要がない。
他の生物を殺す際はブレイドを使わなければ火時計に命を貯められないため、ブレイド以外の武器での殺害は軍規違反となる場合も。

刀剣や鈍器、銃など様々な種類があり、各々自分が扱いやすい武器をチョイスして運用する。
武器種は一生固定というわけではなく、作中ではブレイドの変更を考える人物も登場する。
とはいえ生死がかかる戦場において不慣れな武器を使うメリットも薄いので、
複数種類のブレイドを使い分ける事はせず、最も練度の高い武器を使い続けるのが一般的。


<登場人物>

(※ケヴェスのキャラ=▲、アグヌスのキャラ=◆、そのどちらでもないキャラ=●、で表す)

<6人の主人公>

▲ノア(CV:新井良平)
クラス:ソードファイター
武器:ヒドゥンソード→ソードオブトゥルース
年齢:18歳

コロニー9の特務兵であり、おくりびと。
多くの仲間の死に触れてきた経験から、生きるために相手の命を奪うしかないこの世界に疑問を持ちながら戦っている。
穏やかで純朴なお人好しな性格であり、訓練時代は人を傷つける事を恐れて「わざと」ブレイドを出せないフリをしていた事もあった。
敵であるアグヌス兵はもちろんメビウスの執政官ですら「おくり」をしようとする程である。
一方でこれと決めた事はやり通そうとする頑固な一面もあり、ウロボロスとなってからはこの世界の在り方や自分達の行き方に考えを巡らすようになる。
6人の中ではタイオンに次いで落ち着いてメンバーを取りまとめるリーダー役。
ついでに雄っぱいの主張が激しい

初期クラスのソードファイターは扱いやすいスタンダードなアタッカー。
アタッカーとしての基本も抑えつつ「今作のアタッカーはヘイトを不意に取ってしまい割と脆い」という特徴を学びやすい構成。
たまったヘイトを半減する技も持つのでヘイトコントロールの練習にもぴったり。
ブレイク技もあるのでコンボの起点にもなると、とにかく今作の戦闘における基本を押さえた堅実なクラス。


◆ミオ(CV:津田美波
クラス:疾風士
武器:双月輪→奏日輪
年齢:19歳

コロニーガンマの特務兵であり、おくりびと。
生真面目で優しい性格で、仲間からの信頼も厚いが、自分の悩みは抱え込んでしまうタイプ。
物語開始時点では一番年上で、「成人」まで残り3ヶ月の猶予しか残されていない。
かつて在籍していたコロニーで友人のミヤビを命を救われる形で失い、その事が心のしこりとなっている。
6人の中ではお姉さん役といったところ。ノアとは性格が合うのか合流してからすぐに息が合っていた。誰が呼んだか熟年夫婦
なお獣耳、白い髪、胸のどこかで見たようなクリスタル、ツインリング型のブレイドとどこかの誰かに色々とそっくりである。

初期クラスの疾風士は『1』のダンバンさんや『2』のメレフのような避けタンクと言うべきディフェンダー。
ヘイトコントロールが重要だがあくまで回避型であることに注意。
技自体もヘイト上昇や回避など必要なものは一通り揃い、複雑な動作も不要で扱いやすいクラスだが、
初期状態では単体技しか持っておらず、大勢のヘイトを一手に担う動作はあまり得意ではない。

なおシリーズのメインヒロインの例に漏れず、途中で姿が変わる*1


▲ユーニ(CV:潘めぐみ
クラス:メディックガンナー
武器:ガンロッド→ガンロッドフルリカバー
年齢:18歳

コロニー9の特務兵。
口が悪くガサツな性格だが、仲間への責任感は人一倍強い。
ノアのことを尊敬していて、ランツとは好き放題モノを言える良い関係を築いている。
マイペースに見えて周りの事をよく見ており、ガサツ一辺倒というわけでもない。ただし詳細は省くが恐らく「鈍感」ではある。
頭に羽がついており、この特徴はどう見ても『1』のハイエンター。ケヴェスの女王やゼオンもそうなのだが、本人は「同じ羽がある」程度にしか認識していない。
タイオンとはデコボココンビとも言える関係だが、なんだかんだで「タイオンが合わせるんだろ」と彼女なりに信頼を深めるようになる。
以前メビウスに襲われたかのような記憶がフラッシュバックする事があるようだが……?

初期クラスのメディックガンナーはバフと回復が得意なヒーラー。
ダメージを稼ぐ能力は低いがスタンを取れる技も持ち、
回復手段の多さと合わせてパーティの生存能力や安定性を底上げする。
杖のような見た目だが銃としても扱える。ついでに『1』のメリアの武器と少し似ている。


◆タイオン(CV:木村良平
クラス:戦術士
武器:術札・主水(モンド)→術札・森羅万象
年齢:18歳

コロニーガンマの特務兵。
仲間からは高い洞察力と戦術の判断に信頼を寄せられている。
思慮深い性格の一方、慎重すぎることもあり、焦った時に不愛想になってしまうことも。

と、この公式紹介文や物語初期だと嫌味で無愛想なメガネといまいちな印象の多く、実際当初はケヴェス4名を警戒していたのだが
共に冒険を続ける内に、ミオの寿命を気にして強行軍を考えたり、ユーニの不調にいち早く気づきハーブティーを淹れたりと
性根の優しく周囲への気配りが出来る性格が見えるようになってくる。
メンバーと打ち解けた頃には「煽り耐性がランツ並」「割と甘党でスイーツのトッピング選びに夢中になる」「料理が下手」「マフラーがダサい」と
おもしれー男愉快な一面を見せてくれるようになる。一方で軍師としては確かな能力を持ち、メンバーの旅において重要な役割を担う。

初期クラスの戦術士はユーニと逆にデバフと回復が得意なヒーラー。
なおタイオンはTPが高いため実はチェインアタックに貢献しやすいアタッカーの方が人によっては扱いやすかったりする。
攻撃時には式神のような紙の群れである「モンド」を操る。これがムービー上では非常に有能で、支援はもちろん防御・攻撃と八面六臂の活躍を見せる。


▲ランツ(CV:田邊幸輔)
クラス:ヘヴィガード
武器:シールドブレード→ダマントシェル
年齢:18歳

コロニー9の特務兵。
メンバーの中で一番大柄で筋骨隆々、
放置モーションや休憩時の風景でしょっちゅう筋トレしている。セナとはその点もあって気が合う様子。
訓練時代にコロニーに襲撃を受けた際、崩落する建物からヨランに彼自身の命と引き換えに命を救われる。
この事がトラウマとなり目の前で仲間のことは命に代えても守ると決意し自分の命を顧みない無謀な行動も多い。
一見悩みが少なそうに見えて、案外繊細なタイプでありこの点でもセナと共通している。
なお灰色の肌にラインの入った身体は『1』の「機神界人(マシーナ)」と酷似しているが*2、本人は「生まれつきこうだった」と特に気にしていない。
強い敵と戦いたがることをやたらとユーニにチクられる

初期クラスのヘヴィガードはスタンダードな受けタンクのディフェンダー。
過去作で言えばライン、もしくはトラの役割。
ミオとは異なり複数の敵からヘイトを取る手段も最初から持っているが、
とにかく攻撃を「受ける」事に特化しているので、注目を集めすぎてはさすがに体力が持たない事もある。
ヒーラーによる補助も大切にしよう。
なおブレイドの大剣は柄の部分を変形させて銃器として使う事もしばしば。


◆セナ(CV:佐藤みゆ希)
クラス:破砕士
武器:大彗槌→流星崩落
年齢:18歳

コロニーガンマの特務兵。
昔から共に過ごす1期上のミオを姉のように慕っている。
趣味は筋トレで、力自慢の明るく元気な性格だが、人見知りで、あまり自分に自信を持っていない。
そのためかミオに憧れともコンプレックスとも似た複雑な感情を抱いている。そして似たような境遇の女子に注目されがち
ちなみにミオとユーニがランニングフォームなのに対し彼女だけ走りのモーションが女の子走り。
髪の色だけでなく燃えるようなエフェクト、おまけにエーテルラインに胸のクリスタルとどこかの誰かのブレイドによく似た特徴を持つ。

初期クラスの破砕士は『2』のジークのようなモーションの遅い重量級アタッカー。
敵をのけぞらせてスキを作るなど強引な攻めを得意とするパワーファイターだが、
火力の高さゆえヘイトをもらいやすく、攻撃以外の搦め手にも乏しいので注意。
ちなみにこのハンマーも色々変形し、ボール状にして投げたりウェイトリフティングで自分にバフをかけたりする。
ミオ「セナ、本当に強い!」


<主要人物>

▲リク(CV:千本木彩花)
クラス:ヤムスミス
武器:ヴァリアブルアームズ
通称:『技巧のリク&マナナ』
年齢:????

ノア達に同行するノポン族。メカニックであり、ジェムクラフトも彼の担当。
どこか達観したところがあり、どのような状況にあっても冷静で表情を崩さない。
ノアに魔剣ラッキーセブンを託す、ノア達が迷いを見せた時に静かに真理をついた一言を呟くなど、シリーズのノポン特有の有能さとノポンらしくない一面を併せ持つ。
なおメカニックのため、というかそもそも今作のノポンは本来戦わないらしく途中まではゲスト枠であったが、ストーリーを進めていくとマナナ共々ヒーローとして一緒に戦ってくれるようになる。

◆マナナ(CV:洲崎綾
クラス:ヤムスミス
武器:ヴァリアブルアームズ
通称:『技巧のリク&マナナ』
年齢:????

ミオ達に同行するノポン族。大食漢であるが料理の腕前もかなりのもの。
楽天家ではあるが、時折核心をついた物言いをする。リクが落ち着いている分、こちらの方がノポンらしいノポンとは言える。
こちらもリク同様、当初はゲスト枠だが、リクと共にヒーローとして戦ってくれるようになる。
得物は盾に見えるが、実は料理に用いる鍋。

戦闘ではリク&マナナ名義で二人一組で戦ってくれる。ケヴェスのクラスとして扱われるため、アーツリキャストは時間回復。
『1』のリキに似た、相手にデバフを与えたり、スリップダメージ効果を持つフィールドを設置したりなどの搦め手を得意とするアタッカー。

ヤムスミスをセットすると右手にリクの銃剣、左手にマナナの鍋を盾のように装備する。
ケヴェス勢はリク準拠の衣装になる…のだが頭にリクの異様なツンツンアフロを被るとんでもない姿になるため、イベントシーンが凄まじくシュールな事になってしまう。
アグヌス勢はマナナ準拠のコック風衣装になる。こちらはケヴェス勢と違ってなかなか可愛い。タイオンが微妙に似合ってないけど


▲エセル(CV:種﨑敦美) 
クラス:フラッシュフェンサー
武器:ダブルレイピア
通称:『白銀のエセル』
年齢:19

コロニー4の軍務長。
コロニーを準最上級である「白銀級」に押し上げた実力から『白銀のエセル』の異名を頂戴した。
しかし現在ではとある事情から最下級の「土塊級」になってしまっている。
ノア達も以前に命を助けられたことがあり、彼女もそのことを覚えているはずなのだが……。

和解したのちに最初のヒーローとしてノアたちに一時的に協力するようになる。
しかし、軍務長としてケヴェスキャッスルに赴いた際にノアたちに協力した事を咎められ…

イラストレーターがメインメンバーで抑えた性癖を解き放っていると言われるほどおっぱいが目立つ
ちなみにフラッシュフェンサーの衣装を着ると男でさえおっぱいが強調されるようになる


▲ボレアリス(CV:森田成一
年齢:18

コロニー4の副官。
エセルを唯一無二の軍務長として敬愛している。
彼女が不在の時も軍務長代理としてコロニー4を切り盛りする。
ノアたちにも友好的で、危険を知らせに命がけでノアたちの前に現れる事も。


▲ムンバ(CV:井口祐一)
クラス:シャープシューター
年齢:19

コロニー9の特務兵。
特務小隊のメンバーであり、ノア達を兄貴分として支えている。
成人の儀を1ヶ月後に控えていたが、メビウス・ディーの手にかかりノア達の眼前で命を落とす。

物語最序盤は4人目の仲間としてパーティ入り。
シャープシューターという固有クラスを持ち、システム上はヒーローの扱い。


▲クリス(CV:岸尾だいすけ
ケヴェスのおくりびとだった青年。
教官としてノアにおくりびとの心構えを説いた。
4年前、成人まであとわずかという所で戦場で命を落とした。
ノアに多大な影響を与えた人物であり、ノアの回想シーンに度々登場する。


▲ヨラン(CV:天希かのん)
訓練兵時代のノア達の友人である小太りの少年。
気が弱く、いつもお荷物として扱われる事を気にしていた。
アグヌス軍の襲撃の際、ランツを庇って命を落とした。


▲ゲッセル(CV:梶原岳人)
ノア達と同期の兵士。
訓練兵時代、気の弱いヨランや優しさゆえに戦いを嫌うノアを「お荷物」と呼んで馬鹿にしていた。


◆カムナビ(CV:楠大典)
クラス:武翔士
武器:陽炎戟
通称:『紅蓮のカムナビ』
年齢:19

コロニーデルタの軍務長。
アグヌスきっての戦人で、エセルの好敵手。
鉄巨神の整備不良が原因でエセルに敗北し、以降はアグヌスキャッスルに懲罰として囚われている。


◆イスルギ(CV:前野智昭
クラス:戦略士
武器:盤銃
通称:『暁勇のイスルギ』
年齢:19

コロニーラムダの軍務長。又の名をブラボーお兄さん
実直な性格で、嘗て在籍していたタイオンにとっては戦略家としての師でもある。

メビウスに襲撃された所をノア達が助けたことで協力的な姿勢を見せ、
その後に発生するクエストをクリアする事でヒーローの一人としてノアたちの仲間となる。


◆ナミ(CV:藤井ゆきよ)
コロニーラムダの作戦課長だった人物。
タイオンにとってはブレイドの扱い方を教わったもうひとりの師でもある。
かつてコロニー13による襲撃の際、タイオンら若い兵士を逃がすための囮となって命を落とした。


◆ミヤビ(CV:福圓美里
クラス:雅楽士
武器:真流・葛
通称:『神樂のミヤビ』

アグヌスのおくりびとだった少女。
かつてコロニーオメガで起きた事故の際、ミオとセナを庇って命を落とした。


●ゲルニカ・ヴァンダム(CV:玄田哲章
ケヴェス、アグヌス両国が破壊を試みたエネルギー物体の持ち主。
ノアやミオ達が暮らすアイオニオンの秘密を知っている様子で、彼らに大剣の突き立つ大地を目指すように促す。
今作のヴァンダム枠。なお前作『2』に登場した「ユウ」と「ズオ」も彼の仲間として登場する。


●モニカ(CV:渡辺明乃
クラス:ロストヴァンガード
武器:ディフェンスメイス
通称:『鉄傑のモニカ』
年齢:33

ケヴェス、アグヌスどちらにも属さない女性。
ゲルニカが身に着けていたものと同じ眼帯をしている。


●トラビス(CV:平井啓二)
年齢:45

ケヴェス、アグヌスどちらにも属さない男性。
モニカを補佐している。


●ゴンドウ(CV:明坂聡美
クラス:マーシャルアーティスト
武器:ラピッドセスタス
通称:『兇拳のゴンドウ』
年齢:18

ケヴェス、アグヌスどちらにも属さない少女。
アギョウとウンギョウという二人の護衛を連れている。


●シャナイア(CV:照井春佳)
年齢:18

ケヴェス、アグヌスどちらにも属さない少女。
ノア達を尾行している。


▲ケヴェスの女王
◆アグヌスの女王
それぞれケヴェスとアグヌスを治める女王。どちらも見覚えがあるような…


<ヒーロー>

ノアやミオたち6人と出会い、協力してくれる7人目の仲間達。
いわゆる寄り道要素であり、彼らがメインストーリーに関与することは殆どない。

▲ルディ(CV:小林ゆう
クラス:ウォーメディック
武器:ヒーリングライフル
通称:『機匠のルディ』
年齢:15

コロニー30の軍務長。
機械への愛が人一倍強く、メカニックとしての腕で右に出る者はいない。
その愛は純粋無垢と言ってよく、機械を友だちとして人間同然に愛している。
一方で面倒を見たレウニス(機械)たちが戦場で凄惨な戦いを繰り広げている事をあまり意識していなかった。
どんな手酷い仕打ちを受けても誰をも恨む事がなく、作中随一の聖人と言われる。詳しくは彼が味方となった後に始まるドルークの建造を手伝おう。

クラス『ウォーメディック』はアーツのほとんどが回復アーツという回復特化のクラス。
ヒーローチェインや攻撃アーツが機械特攻を持つため、レウニスといった機械系相手に有利。

ストーリー上必ず仲間となるヒーローの一人であり、ウォールクライム(ツタの登攀)を教えてくれる。


▲ゼオン(CV:逢坂良太
クラス:ガーディアンコマンダー
武器:ガッツグラディウス
通称:『義勇のゼオン』
年齢:19

コロニー9の軍務長。
質実剛健を体現するような性格。金髪の混血ハイエンターっぽい姿をしている。
ノア達とは旧知の間柄だが、最初はウロボロスとして反逆した彼らに怒りを抱いていた。
回想シーンに出て来ないのにいきなり旧知として出てくるせいでプレイヤーをよく混乱させている
コロニーが解放されてからは食料問題を解決するため農業に打ち込む。
妙に天然な所があり、仲間にして各地に連れて行くと土ばっかり見てると評判。


◆シドウ(CV:高橋広樹)
クラス:錬世士
武器:双節棍
通称:『幽玄のシドウ』
年齢:19

コロニーガンマの軍務長でミオたちの上官。
教導の厳しさで兵達から恐れられており、それはミオたちも例外ではない。
物腰柔らかな人物だが、以前はそうでもなかったらしい。


●グレイ(CV:千葉繁
クラス:フルメタルジャガー
武器:ガンフラップ
通称:『灰狼のグレイ』
年齢:60

眼帯とマスクで顔を覆った寡黙な男。
謎の欠片を拾ったノア達に突如として襲いかかる。
その後、事情を聞くべく追いかけると「監視」という名目で仲間になるなど謎が多い。

フルメタルジャガーは『ゼノブレイドクロス』出身のクラスで、あちらでは二刀流も併用して戦っていたが、
今作では銃とビットで戦うクラスになっている。


◆ユズリハ(CV:釘宮理恵
クラス:幻弓士
武器:光燐弓
通称:『儚弦のユズリハ』
年齢:16

コロニータウの軍務長。
森の中で孤立して生きてきたコロニーの人間であるため、動きは俊敏。
中性的な顔立ちかつ、一人称は『私』の女性っぽいしゃべり方だが、性別はなんと『不明』。

ルディ同様、ストーリー進行上必ず仲間となるヒーローで、ロープスライドやアーツキャンセルを教えてくれる。


▲アシェラ(CV:M・A・O
クラス:ローンエグザイル
武器:ツインセイバー
通称:『凌剣のアシェラ』
年齢:18

コロニー11の軍務長。
大の戦闘狂にして死にたがり。率いるコロニーの兵士達もほとんど全員が揃って戦闘狂というとんでもないコロニー。*3
出会ってまもなく、執政官に逆らうためとはいえ、軍務長自らコロニーを襲撃するというとんでもない行動をする。

クラス『ローンエグザイル』は高い火力でダイレクトにヘイトを稼ぐというダンバンやハナJDによく似た回避ディフェンダー。
タレントアーツはもちろん……「桜花ぁ゛!!!乱舞ぅ゛!!!」


◆ニイナ(CV:小清水亜美
クラス:攻騎士
武器:無限刃
通称『怜媛のニイナ』
年齢:15

コロニーイオタの軍務長。
一見穏やかそうに見えるが、コレペディアカードを発案してコロニーを急成長させたやり手。
大人びた雰囲気の尻とおっぱいの持ち主だが6期
つまりノア達よりも年下で15歳相応ということになる。前作主人公やルディと同じくらいなのだ。
体つきは完全に自前だが、濃いめの化粧と大人びた立ち振る舞いで意図的に年齢をごまかしているとのこと。
副官以外の部下には伏せており、これは軍務長が「成人」する時期を周囲に悟らせないためらしい。
ちなみにその正体を知る副官には「すっぴんだと凄く地味」「割と隙がある」だの散々イジられており、素の性格は割とか弱い女の子である。


◆マシロ(CV:悠木碧
クラス:星輝士
武器:戦援旗
通称:『健旗のマシロ』
年齢:14

コロニーミューの軍務長。
穏やかで友達思いだが、兵士としては優しすぎる程。
親しい知人・友人にあだ名をつける癖がある。

コロニー自体が学芸会と言われるほどにまるで中学生の集まりのような雰囲気であるためか、星輝士の衣装は学生用セーラー服風になっている。
そしてよりによって初期継承キャラがパーティ一番の大男であるランツなため、暫くセーラー服を着せられる羽目になってしまいがち*4


▲トライデン(CV:土師孝也)
クラス:ソウルハッカー
武器:ミミックナックル
通称:『叛賊のトライデン』
年齢:????

コロニー15の執政官にして軍務長。実はメビウスの一員であり、「ティー」の名は貰っているようだが、もっぱら「キャプテン・トライデン」を自称する。
メビウスの中では異例の善人で、コロニーの住人との関係も非常に良好。
豪放磊落を絵にかいたような性格をしているが他人の奢りで飯を食うのが好きというセコい一面も。逆に言えばメビウスでありながら懐にあまり金がない=富を独占していない、ということなのだろう。
本人は「海の男」を気取っているが比較的近隣のコロニーミューの住人たちからは「海賊」扱いされている*5


●ナギリ(CV:茅野愛衣
クラス:マシンアサシン
武器:ドゥームアックス
通称:『七号のナギリ』
年齢:12

コロニー0の軍務長。
無機質な少女であり、自分を「七号」というナンバーでしか呼んでいなかったが、セナからナギリと名付けられる。
由来は七の「ナ」と彼女が美味しそうに食べたオニギリの「ギリ」から。
愛らしい容姿をしているがフィールドで同行する際には常に鉄騎兵に乗っているためその姿を拝めるのは休憩時や自身のコロニーにいるときだけという悲しい仕様がある。
生まれつき隠密任務に特化したコロニー0の住民だからこそこの人格が形成された……と思いきや、彼女以外の住民は割と普通の性格だったりする。

加入時に表示される所属アイコンはメビウスのものだが、ダイセンニンの大魔境にはケヴェス所属として参戦する。


●イノ(CV:古賀葵)
クラス:ノポニックブレイブ
武器:イノセイバー
通称:『人工ブレイドのイノ』
年齢:????

有料DLCの第二弾で追加されたニューヒーロー。
ノポン・キャラバンに所属する、メカのような見た目をした少女。
その正体は「マスター・ゴセンゾー」なるノポンが、『ノポンが安心して暮らせる世界を造る』ために作成した、最強にして最後の人工ブレイド
「ノポンの守護者」を自称し、各地でノポンを助けて回っていた。
人工ブレイドではあるものの、割と天然な性格をしており、ノポン同様、語尾に「~も」と付ける。
ウロボロスの力でイノの武器を扱うノアを一目見て、自身のドライバーと認識。以降『ご主人殿』と呼び慕うようになる。

クラス『ノポニックブレイブ』はミオ同様、手数で相手のヘイトを稼ぎつつ、攻撃を回避するディフェンダークラス。
しかし、最大の特徴は「戦闘不能になる度にアーツやスキルが強化されていく」という点。
正にヒーローは何度でも立ち上がるを体現したクラスだが、戦闘不能が前提となっているため、使い勝手が少々悪い上級者向け。
また、フィールド上にあるハイエーテルを摂取することで更なる強化が可能となる。

デザインはイラストレーターのPALOW.氏が担当している。
なお、『つながる未来』のラスボスも同氏が担当。


●マティア(CV:田中理恵
クラス:ジュエルマイスター
武器:ブリリアントリング
通称:『煌球のマティア』
年齢:27

有料DLC第3弾で追加されたヒーロー。
ケヴェス・アグヌスどちらにも属さない、想いを形にするアクセサリー職人の女性。
モニカとは古い知人であり、実はそれなりの権力者。

クラス『ジュエルマイスター』は味方のクリティカル率を上昇させるスキルを持った攻撃型ヒーラー。

デザインはイラストレーターの米山舞氏。


<メビウス>

執政官としてケヴェス、アグヌス両国の各コロニーを統治している、敵対するはずの2国を統べる謎の存在。
数人を除き、一様に赤い仮面を身に着けている。
戦闘時には異形の巨人に変貌し、組み合わせによってはインタリンクして更なるパワーアップをも遂げる。
名前は「ビイ」「ディー」「エイチ」など、我々の世界でいうアルファベットに由来している。
一部の執政官は本名も明かされ、そのイニシャルが名前になっている事が分かる。

+ メンバー
●ディー(CV:上田燿司)
ノア達の前に最初に現れたメビウス。
好戦的で残虐な性格。
ユーニはかつて彼に襲われた記憶があるようだが……?


●ケイ(CV:岩田光央
コロニー4の執政官。
オカマ口調で喋る。キラボシダイコン
アイオニオンでは珍しい芸術を愛する人物であり、お抱えの画家がいた。


●キュー
コロニー30の執政官。
落ち着いた話し方のように見えるが、都合が悪くなるとキレる。


●ビイ
コロニー9の執政官。
使えない人間に対して当たりは厳しいが、自分から戦おうとはしない。


●ジー
コロニーガンマの執政官。
武人肌で、メビウスの中では比較的話の通じる人物。


●ジェイ(CV:???)
コロニーラムダの執政官。
意識を持った泥人形を作り出す能力を持つ。
ノア達の事を知っているようだが……?


●オー(CV:西村太佑)
コロニーゼータの執政官。
「〜なんだな」という口調で喋る。


●ピー(CV:大原さやか
オーの相方。
ミオにグーパンで殴り飛ばされた人


●アール(CV:木下紗華)
コロニー11の執政官。
戦術家を気取っているが、コロニー11は戦闘狂の問題児たちが最後に行き着く場所のため……
CVが明かされているメビウスの中では唯一、決着がヒーロークエスト内となっている。


●イー
コロニーイオタの執政官。
戦いを演劇に例える癖がある。


●アイ
コロニーミューの執政官。
何故かその姿を見たものは少ない。


●エル
エックスに下僕扱いされているメビウス。
いきなり巨人形態で現れてそのまま戦い、消滅してしまった。
イベントやムービーでの台詞もなく、人物像もよく明かされないまま消滅と、ぶっちぎりで不遇な扱いのメビウス。
戦闘会話自体は存在し、それを聞く限りでは比較的物腰の柔らかい語り口調をしている。


●エイチ(CV:平野文
ワイが廃棄しようとした火時計を利用している。
ストーリーでは序盤から度々出てきたが、戦うのはランツのサイドストーリー。


●ティー(CV:土師孝也)
コロニー15の執政官。
詳細は上記のトライデンの項目を参照。


●ユー
コロニータウの執政官。
老婆のような口調で喋るが、人間を時間をかけて苦しめるのが好きなタイプ。
ユズリハのことを特に気に入っているらしいのだが、そんな彼女が傷つく様を見たいがために執政官の立場を利用して回りくどい嫌がらせを強いており、
「儚げな少女にヤンデレムーブをかます仮面の老婆」という誰得奇怪な光景を拝める。

●エス(CV:???)
メビウスの中でも一番の新参。
周りのものを「カンバスに描いた絵のように」静止させる能力を持つ。


●ブイ(CV:多田野曜平
チェスの駒のような仮面を被ったメビウス。
ストーリー中盤に悪趣味な賭けをしていたのは彼とアール。
頭が悪いらしく、考えなしに敵陣に攻め込んだり割と単純な陽動に引っ掛かったりしている。
タイオンのサイドストーリーで戦う。
同じ仮面をかぶった執政官がアシェラやクリスの回想内で登場するが、『新たなる未来』の描写からみるに、仮面が同じだからといって名前も同じとは限らない模様。


●エフ
コロニー0の執政官。
メビウスにしては珍しく穏やかな口調だが、部下に向けた愛情は歪なもの。


●シー*6 (CV:???)
エヌがケヴェスキャッスルを去って以降、キャッスルを治めている執政官。
周りの人間を眠らせる能力を持つ。
どうやらノアに会うためにメビウスになったようだが……?


●ダブリュー
死んだ人間を「屍兵」として操る能力を持ったメビウス。
多分ヘルメットの形状からメビウスの中でもトップクラスに名前を見抜きやすい奴

『新たなる未来』では別の時代のダブリューの称号を持っていたメビウスが登場。
アグヌスキャッスル所属の執政官なのだが、ケヴェスとアグヌスの2体の鉄巨神を引き連れており、異形化の際にはなんとその二体の鉄巨神と融合するという恐るべき戦法で戦う。
命の火時計二台分の出力と火時計を二つとも破壊しないといけないという超耐久力を兼ね備えた難敵で、3本編に出たとしても間違いなく脅威となり、
インタリンクも存在しない時代には相当の強敵だったと思われるが……相手が悪かった。


●エム(CV:???)
アグヌスの執政官を統べる、白銀色の執政官。
作中で説明はなかったが、恐らくアグヌスキャッスルの担当。


●エヌ(CV:???)
ケヴェスの執政官を統べる、黄金色の執政官。
ミオは彼の姿に見覚えがあるようだが…?


●エックス(CV:高野麻里佳)
エムやエヌとはまた違う高位の執政官。
中身は高圧的な性格のメスガキ小柄な少女で、ゼットにすらあっけらかんとした態度で接する。
コロニーのランク分け制度は彼女が考案したものらしい。


●ワイ(CV:稲田徹
コロニーオメガの執政官。作中の扱いから察するにエックスとは同格と思われる。
中身は屈強な体躯の中年男性で、メビウス形態になると更なる巨体となる。
命の日時計は彼の作品らしい。
その外見とは裏腹に丁寧かつねちっこい口調と変態臭い言い回しが嫌でも耳に残る上に、よりによってCVが前作のビャッコと同じなので「こいつアグヌス女王に欲情してそう」等とネタにされる。


●ゼット(CV:大塚明夫
メビウスを統べるメビウス。仮面を着けておらず、老年の紳士のような素顔を常に晒している。


ちなみにアイによるとメビウスは全アルファベット分と同じ26人存在するらしい。しかし、本編中には執政官エイのみ未登場のまま終わったが……

<戦闘システム>

基本的には前2作を踏襲しているが、今作ではメイン6人にヒーロー1人が加わる7人での戦いとなる。

  • クラス
ヒーロー達から受け継がれる、いわゆるジョブのようなもの。クラスを変えればキャラの衣装も変わる。
当初はLV10が限界だが、それぞれのヒーロークエストをこなすことでLV20まで限界が上がる。
なおそれぞれのクラスには、
敵の注意を引きつけ、他の仲間を守る事を得意とする「ディフェンダー」
攻撃を得意とし、敵の側面や背後からの攻撃で性能が上がる技なども持ち味とする「アタッカー」
回復や補助を得意とし、戦闘不能に陥ったり転倒した仲間を助け起こす事もできる「ヒーラー」
のいずれかのロールが設定されている。

  • アーツ
ケヴェス側のクラスのアーツは時間で、アグヌス側のクラスのアーツは攻撃回数でリキャストするという特徴がある。
また、二つのアーツを組み合わせて融合アーツとすることもできる。

  • コンボルート
『1』のようなブレイク→ダウン→スタン→バーストの追加効果重視のコンボと、
『2』のようなブレイク→ダウン→ライジング→スマッシュのダメージ重視のコンボの両方が採用されている。

  • ウロボロス
「ノアとミオ」「ユーニとタイオン」「ランツとセナ」それぞれの組み合わせがインタリンク(融合)し、ウロボロスという巨人の姿に変身する。
(どちらを主とするかで姿が変わり、インタリンク中もスイッチ可能)
非常に強力なアーツを使うことができるが、使い続けると負荷がかかり、時間になると強制解除され、クールダウンが終わるまで不可能になる。

  • チェインアタック
属性玉とフルバーストといった『2』の要素は廃されている。
また、チェインゲージはキャラの復帰とは関係なくなったので、復帰に使うとすぐにチェインアタックできないというジレンマからは解放されている。

まず3人のキャラがオーダーを出すのでその中から選択する。
オーダー達成時にチェインゲージを1/3消費するので、チェインアタックは通常3回までとなる。
オーダーにはそれぞれ特殊効果があり、ヒーローのオーダーは選択されてもチェインゲージが消費されないというメリットがある。

そして7人のキャラそれぞれにTPという数値が設定されており、オーダーの度に選択して100%を超えたらその数値分の倍率を上乗せしてオーダーしたキャラが攻撃する。
一度選択されたキャラはそのオーダー中は選択できなくなるが、TPが100%を超えた際の大きさ(100~149の時は1人、150~199の時は2人、200以上の時は3人)に応じて復帰する。
アタッカーは初手に選ぶとTP増加が大きくなり、ディフェンダーは選択したときにオーダー達成するとその時点で1番TPが大きいキャラをTPを上乗せして復帰させ、ヒーラーはTP増加を99%までで止める、
…とロール別に役割があり、またキャラによってオーダー効果の差もあるので編成時のロールバランスが重要。
ヒーローを選択した場合は、選択時か達成時において特殊効果が発生する。
ただヒーローはロール毎の役割をもたないので、例えばヒーラーのヒーローであってもTPを99%で止める効果はないので要注意。

さらに、インタリンクのペアのオーダーを両方達成しておくと、最後にキャラが全員復帰した状態でできる「ウロボロスオーダー」が発生する。
これはチェインゲージが0になった段階でも発生するので、インタリンクのペアを選ぶ順番が大事。
片方を選んだら、ヒーローを除く3回目のオーダー選択時に相方を選べば自動的に使える。

つまり、うまくやれば1度に5回までチェインアタックが撃てる計算になる。

<フィールド>

アエティア地方

アイオニオン北西部の諸地域。
大部分は『1』の「巨神脚」と『2』の「グーラ領」から構成されている。

  • 不治ヶ原
数々の会戦の舞台となった、荒れた土地。
この地で起こったコロニー9とコロニーシグマの戦いから物語が始まる。
モチーフは恐らく『2』のテンペランティアの「不治ヶ原」。

  • イザナ平原
草食性のモンスターの多い平原。
ノアたちが所属するコロニー9が駐屯している。

  • アルフェト渓谷
赤い草が一面に生えている入り組んだ渓谷地帯。
主人公パーティの出会いの地でもある。

  • メルナス高地
狭い道が続く高地。
ミオたちが所属するコロニーガンマが駐屯している。
モチーフはメルナスの名や巨大な木々から『2』のグーラ・メルナス左肩区だろう。紅葉は『DE』の巨神肩・森閑の禁足地から来たのだろうか。
後述のカプトコルヌ山嶺からは『2』『黄金の国イーラ』お馴染みの「クーレル湖」に辿り着ける。

  • ミリク平原
広大な平原で、過去作のガウル平原やグーラ領のポジション。
もちろん縄張りバルバロッサもいるよ!名前は変わっているが
『1』の巨神脚下層のガムトの道標が崩れているが名前はそのままで残っている他、グーラの巨神獣の造形も見られる。

  • カプトコルヌ山嶺
アエティア地方上層部の、雪が積もる寒冷な地域。
アイオニオンを西回りに一周した末、ストーリー終盤に訪れる。
メビウスが支配するコロニーオメガやコロニー0といった特殊組織がここに隠れている。
『2』のグーラの巨大な木々に雪が積もっている感じ。

フォーニス地方

アイオニオン南西部の諸地域。
『1』の「落ちた腕」や『2』の「古王国イーラ」に見られた地形や地名があるが、元となった土地が不明なエリアが他の地方に比べて多い。

  • イーグス荒野
フォーニス地方北部に広がる一面の荒野。
エセルが率いるコロニー4が駐屯している。
『1』のマシーナの隠れ里の跡がある。

  • ダナ砂漠
フォーニス地方東部の広い砂漠地帯。流砂が多く、全域の探索には技術が必須。
『黄金の国イーラ』に同名の土地が登場したが、造形は大きく変化している。

  • エレス大道
フォーニス地方の西部地域で、フォーニス地方内でも特に強いモンスターが生息する。
ニイナが率いるコロニーイオタが駐屯している。
『1』の落ちた腕があり、腕の上に登れるのも『1』通り。

  • リビ平原
荒野や砂漠の先に広がる平原。
アルマとアルドンが多く生息しているのどかな地域。
ルディが率いるコロニー30が駐屯している。

  • レーベ高原
フォーニス地方南部の高原地域。
崖をのぼるのに使えるツタが多い。
一部に、『2』のインヴィディア烈王国の「サフロージュの樹」が咲いている。

ペンテラス地方

アイオニオン南部の諸地域。
西部には『2』の「インヴィディア烈王国」の巨神獣が山脈として鎮座し、
東部は『1』の「マクナ原生林」と『2』の「モルスの地」が融合したような様相をしている。

  • インヴィディア坑道
ペンテラス地方西部の、インヴィディア山脈を通る坑道。
現在は殆どが廃坑となっている。
『2』のインヴィディア烈王国の「セーヴィント宮殿広場」がセーヴの遺跡に、「フレース・ヴェルグの村」がフレヴェル搬出道になっていたり。

  • コンティ大瀑布
ペンテラス地方に広がる巨大な大瀑布。
イスルギが率いるコロニーラムダが駐屯している。
『1』のマクナ大瀑布ほぼそのもの。当時滝の上には登れなかった(ただの背景扱い)が今作ではきちんと作り込まれて登れるようになった。

  • モルクナ大森林
一面の大森林の中に朽ちた遺跡が乱立している場所。
ユズリハが率いるコロニータウが駐屯している。
『1』のマクナ原生林の植物が、『2』のモルスの地に巻き付いているような造形。高速道路なども一応形を残している。
下層にある「忘却の大洞穴」にノポンに関連するアクセサリーが置いてあること、円形の空洞であることから、『1』のサイハテ村の成れの果てだろう。

  • インヴィディア山道
ケヴェスとアグヌスの衝突が多い地域。
エセルの盟友、ウルスラが率いるコロニー5が駐屯している。
ロスカやベルザの名を持つ場所があることから、『2』のインヴィディア烈王国の首都フォンスマイムに至る道付近か。

ケヴェスキャッスル地方

アイオニオン南東部の地域。広義ではペンテラス地方に含まれる模様。
東部の浮遊岩床地帯は『1』の「エルト海」に浮かぶ島々と似ているほか、
実際に訪れることはできないが、西部は『2』の「スペルビア帝国」の巨神獣の腕から成っている。遥か昔の『新たなる未来』ではスペルビアの巨神獣は顔面などが残っていたのだが、『3』本編では完全に無くなってしまっていた。

  • シウェラ浮遊岩礁地帯
ケヴェスキャッスルを守る自然の要塞。
西にはアシェラが率いるコロニー11、東にはガーディン防衛基地が位置する。
徒歩での移動にはロープスライドの技術が必須。
赤い荒野の大地が足場となっているため、モチーフは当然ながら『2』のスペルビア帝国だろう。スペルビアの大地が砕け散って浮遊岩礁となっているのは『1』のエルト海の浮遊岩礁を意識していると思われる。

  • ケヴェスキャッスル
ケヴェスの本拠地。
シウェラ浮遊岩礁地帯の中心に浮かぶ。
実は移動可能な機動要塞。
モチーフは当然ながら『1』の皇都アカモートのはず。内部には同様の聖天翔の間などがある。

カデンシア地方

アイオニオン東部の諸地域。
南部の湿地帯には『1』の機神の大剣が突き刺さっているほか、
北部の海には『1』の「エルト海」や『2』の「リベラリタス島嶼群」および「エルピス霊洞」の名残が見られる。

  • 大剣の麓
旅の目的地「シティー」があると言われる地。
湿地が広がっている。
『2』のリベラリタス島嶼群・遺構の眠る島の巨神獣と同じ造形やヒレがある他、『1』のエルト海に生えていた植物などが見られる。

  • エルティア海
カデンシア地方の大部分を占める海。
海戦の少なさから、澄んだ海原が広がる。
マップがめちゃくちゃに広く、自力で埋めるのは至難の業。
トライデンが率いるコロニー15や、マシロが率いるコロニーミューが駐屯している。
ディダーラ島は『2』のリベラリタス島嶼群・神渡しの島だが、『1』のセンターゲートが放棄されている。
英霊の遺跡は『2』のエルピス霊洞・英霊の間であり、エルティア海各所にある第1~5石柱遺跡は同じくエルピス霊洞の最下層大列柱室の残骸。


  • リ・ガート収容所
アグヌスキャッスルのお膝元にある収容所。
ヒーロークエストを進めるととある人物らの拠点になる。
拠点になった後に作れる臭い飯料理はエネミードロップ率40%アップと超優秀。

  • アグヌスキャッスル
アグヌスの本拠地。
エルティア海の上空に浮かぶ。
ケヴェスキャッスルと同様に移動可能であり、『新たなる未来』の時代にはフォーニス地方のあたりに浮かんでいた。

セントムニア地方

『新たなる未来』の舞台であり、アイオニオン中央部に位置している。
大部分は『1』の「コロニー9」「巨神脚」「ヴァラク雪山」「監獄島」と『2』の「ルクスリア王国」から構成されているが、
『1』および『DE』の「燐光の地ザトール」「マクナ原生林」「巨神肩」や『2』の「モルスの断崖」の遺跡も見られる。

  • 紅い森
紅葉で生い茂る森。
モチーフは『DE』の巨神肩・森閑の禁足地か。

  • アマネセル高原
グランデル城塞の成れの果てがあるなど、『DE』の巨神肩がモチーフか。
ガウルの名を冠したブリッジ、ラグリナを冠した場所もあり、『1』の巨神脚も取り込まれている。
『2』のインヴィディア烈王国の「サフロージュの樹」も咲いている。
洞窟内は『2』のルクスリア下層のザルモアクレバス、デクレス祭壇の丘が取り込まれている模様。

  • 望郷の山懐
当然ながら『1』のコロニー9の成れの果て。
また、『2』にてシンとの対決の中でプネウマが覚醒した重要な場所であるモルスの断崖・ゲトリクス神託地跡も。サーペントくんは特に徘徊はしていない。

  • ラグナリア遺跡群
その名の通り、『1』の巨神脚下層・ラグエル大橋と、『2』のルクスリア下層・ルミナリア支柱が融合した場所。
テフラ大空洞は当然ながら『1』のテフラ洞窟。『2』のルクスリアの旧ゲルゲイムの正門跡はケヴェス軍の駐屯地になりました。

  • 黒い山
『1』のヴァラク雪山と『2』のルクスリア・上層&下層が融合。
ベルガザス大雪原の名は『1』のユニークモンスター・豪雪のベルガザスから、レクシール溶岩洞は同作のユニーク・炎獄のレクシールからだろう。
バネロ旧市街遺跡群は『2』のルクスリア上層・バネロ小遺跡、大神殿アーゲン遺跡は同作のルクスリア下層・氷華アーゲン丘陵地か。
監獄塔はほぼ『1』まんま。


その他

  • 挑戦の地
有料DLC第二弾で追加。
ノポン・ダイセンニン(CV:大塚明夫)によるチャレンジバトルが受けられる。
水着もあるよ!(マジだぜ!)

+ ネタバレ地域
  • 大剣の鍔
その名の通り、大地に突き刺さる大剣の鍔部分。アイオニオンを一望できる。

  • シティー
ケヴェス・アグヌスどちらにも属さない人物達の拠点。
最初にウロボロスとなった、六氏族と呼ばれる人物らの末裔の集まり。
かつてエヌに滅ぼされた事があるらしい。

  • 滅光の虚
大剣の鍔が色々あった後の姿。
前作のスペルビア廃工場のごとく、レベル80を超えた強いモンスター達が集まっている。

  • オリジン
メビウスの拠点。
かつては2つの世界の未来のために作り出された場所だったが、ゼットにより掌握された。
開発にはあのノポンも関わっている。





追記・修正は命をおくってからお願いします。


この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • RPG
  • Switch
  • NS
  • ゼノ
  • ゼノシリーズ
  • ゼノブレイド
  • ゼノブレイド3
  • 任天堂
  • モノリスソフト
  • Nintendo Switch
  • ゲーム
  • 齋藤将嗣
  • 光田康典

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年02月07日 10:55

*1 正確にはミオは主人公でありヒロインではない

*2 ルディやナギリなど、同様の特徴を持った人物は多数いる

*3 これはコロニー11という場所が、いざこざを起こし、各コロニーをたらい回しにされた問題児達が最後に行き着く場所であるが故である

*4 パーティ全体にバフを盛りまくって戦線を維持し続ける星輝士のスタイルが高体力なランツと中々の相性なので、クリア後はセーラー服に固定させられることも……

*5 もちろん彼自身は略奪行為などは一切していない

*6 作中で「シー」と呼称されることはないが、『Collector’s Edition』付属のオリジナルアートブックでは「C」と記載されている。