メカ・デル・ディネロ(デュエル・マスターズ)

登録日:2022/10/26 Wed 18:02:53
更新日:2023/04/29 Sat 01:43:45
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速さを手にするためにお金を集める……それがメカ・デル・ディネロたちのやり方だ。




メカ・デル・ディネロとは、デュエル・マスターズ種族

概要

DM22-RP1「ゴッド・オブ・アビス 第1弾 伝説の邪神」から登場。
前シリーズからの世代交代が起きたDM22-RP1における新種族の一つであり、ゴッド・オブ・アビスにおける光文明の顔となる種族…のはず。
一応立ち位置的にはゴッド・オブ・アビスからの主役種族であるアビスロイヤルと対する立ち位置に置かれていると考えられる。

種族名にある「ディネロ」はスペイン語でお金を意味する単語。
命名ルールは自動車ネタ。自動車メーカーや高級車を元ネタにした名前が基本であり、自動車の知識がある人ならどこかで聞いたことのあるような名前を持つ。
名前に数字が付けられているカードもあるが、どうやらこれはクリーチャーが持つ車輪の数を示しているようだ。

クリーチャーのイラストは車のようなデザインとなっており、黄金の眩しさを感じるような派手な雰囲気で描かれている。
歴代の光文明にも機械寄りな種族はいるとは言え、歴代の光種族の中では割と浮いているというか異色的な雰囲気となっている。
例えるならば一般的な光文明の種族のイラストが「神聖さ」や「無感情・静か」というノリなのに対し、メカ・デル・ディネロは「豪華さ」「高級さ」「躍動感」というノリ。

種族の戦略の特徴を挙げるなら、ゴッド・オブ・アビスにおける新能力・シビルカウントを所持しているカードがあったり、タマシードに関連する能力が多い。
しかし、登場時のDM22-RP1では種族のサポートカードが一切登場していない。いきなり「アビス」というカテゴリを得てサポートを与えられているアビスロイヤルとは対照的な扱いと言える。
メイン種族ながらも登場時点で種族デッキを組むことが難しいという課題をいきなり抱えた種族なので、DM22-RP1発売時点では種族デッキが組まれる事は少なく、グッドスタッフ性の高いカードが【鬼羅スター】等既存デッキに出張している事が多い。
今後種族的な発展がどうなるかある意味注目ではある。

種族名がよく似ている光文明のメカ・デル・ソルとの設定上の関係性はフレーバーテキストでは読み取れないが、デュエチューブによると背景ストーリーでは「メカ・デル」の名前を持つ種族に関しては《サファイア・ウィズダム》が初期に光文明に与えた「機械生物」の技術で作られたクリーチャーがメカ・デルの名前の種族を与えられていると語られているため、一応ルーツの繋がりはある模様。
DM22-RP1時点では「メカ・デル」が種族カテゴリ化していないため、これといったゲーム上での関係性は持っていなかった。
名前が似ている点や上述したように登場時点での種族サポートが貧弱という事情から、「下手に似た名前にするなら明確にメカ・デル・ソルから派生した種族にして種族カテゴリ化させとけばよかったのではないか」という批判も出ていた。
ちなみに、太陽の名前を持つメカ・デル・ソルは太陽で動くという背景ストーリー上の設定があるため、つまり「ディネロ=金」なこちらは金の力で動く…?

アビス・レボリューションではメカというキーワードが種族カテゴリ化を果たし、メカ・デル・ソルやメカ・デル・ステラともゲーム上で連携できるようになった。
一方で何故かメカ・デル・ディネロからは同種族やメカのサポートではなく、メカ・デル・ステラだけをサポートするようなカードも出てきている。

背景ストーリー

ゴッド・オブ・アビスの超獣世界における光文明における主要種族。
メカ・デル・ディネロは「速度」が絶対の指標という価値観があり、その速度を手に入れるために金を集めているとされている。
何故なら車である以上は速度を上げていくためには高価で優れたパーツが必要となり、結果としてパーツを購入するための資産が絶対的な力になるため。
ゴッド・オブ・アビスの光文明は金の力が重視されており、正に高級車なメカ・デル・ディネロはそんな文明事情を反映させた分かりやすい例とも言える。

光文明内で一番巨大な派閥を築き、盟主とされる《ドラン・ゴルギーニ》がこの種族に属しており、彼が支配する街「ゴルギーニ・タウン」は大金を費やしてサーキット仕様となっている。
フレーバーテキストから察するにメカ・デル・ディネロ達はドラン・ゴルギーニに強い忠誠心を抱いているようだ。
アビスロイヤルが復活した際にはドラン・ゴルギーニによって率いられた《ブルトゥーラ-D1》を初めとする護衛部隊が命令によって攻撃に出るが、伝説の存在であるアビスロイヤルの発する瘴気の前に近寄ることが出来なかった。

主なカード

ドラン・ゴルギーニ OR 光文明 (4)
タマシード/クリーチャー:メカ・デル・ディネロ/スーパーカー・ドラゴン/ACE 11500
このタマシードが出た時、相手のクリーチャーを2体まで選んでタップする。次の相手のターンのはじめに、それらはアンタップしない。
自分の光のクリーチャーまたは光のタマシードが合計4つ以上なければ、バトルゾーンにあるこのタマシードはクリーチャーとして扱わない。
W・ブレイカー
このクリーチャーが攻撃する時、コスト5以下のクリーチャーを1体、自分の手札から出してもよい。その後、自分クリーチャーの数が相手のより多ければ、次の自分のターンのはじめまで、自分のクリーチャーは破壊されない。

DM22-RP1において《アビスベル=ジャシン帝》と並ぶオーバーレアとして収録された、光文明内最大派閥を率いる「富豪龍」。ちなみに、《轟炎の竜皇 ボルシャック・カイザー》とはお互い幼竜時代の頃からの親友同士であるという設定がある。
そうなるとゴルギーニの幼竜時代の姿が気になるが……恐らくこいつらに近い姿だったかも…。
タマシード/クリーチャーであり、4マナという設定に反した破格のパワーとcipによる複数のフリーズ効果を持ち、しかもアタックトリガーでの踏み倒しと特定条件下での自軍の破壊耐性を得る
その恵まれた破格の性能の代償として場のクリーチャーの数の条件を満たせないとクリーチャーとして動かすことは出来ず、場に実質3体以上の味方を揃えることが必要となる。

デメリットこそあるがクリーチャーとして使わずに単純にタマシードとして見てもcipで2体もフリーズできる時点で十分に強力。
何ならアタックトリガーのことを考えれば相手のターンを耐え切るという点で考えれば、比較的除去されにくいタマシードという状態も有利に働くこともある。
ドラゴンなのでサポートも受けやすく、光の入るデッキならばなかなか幅広く運用の可能性が探れる1枚。

詳しくは個別項目を参照。

ブルトゥーラ-D1 R 光文明 (3)
クリーチャー:メカ・デル・ディネロ 3500
自分の他のクリーチャーは、破壊以外の方法で離れない。

自分の他のクリーチャーは破壊以外の除去耐性を得るという変わった能力を持つクリーチャー。
ターン終了時に手札に戻るクリーチャーが帰れなくなったり、S-MAX進化のバウンス効果を無視して複数体並べるというまさかの光景を作れたりする。
ドラン・ゴルギーニと組めば自分のクリーチャーがあらゆる方法でバトルゾーンを離れない強固な耐性を得られるが、難点で言えばブルトゥーラ-D1自身は耐性を得られないので真っ先に狙われることだろう。しかし、複数体並べさえ出来れば互いに効果を発揮してカバー可能。
因みに、ドラン・ゴルギーニとのコンボは『デュエル・マスターズ WIN』原作漫画において覚知山ボウイが実際に行ったが、敗北回避能力でしのがれている。

アストマープル-T3 UC 光文明 (3)
クリーチャー:メカ・デル・ディネロ 3000
このクリーチャーが出た時、コスト3以下のクリーチャー1体またはコスト3以下のタマシードを1枚、自分の手札から出してもよい。

cipで手札からコスト3以下のクリーチャーかタマシードを任意で踏み倒せるメカ・デル・ディネロ。
踏み倒しの条件に実は種族どころか文明の制限が無いので色んなカードを展開できるという汎用性の高さがポイント。
手札からの踏み倒しなので手札消耗が激しいかつ手札を揃える必要性はあるため、手札から積極的にクリーチャーを展開していくデッキと相性が良いか。





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最終更新:2023年04月29日 01:43