神業(ゲーム)

登録日:2022/03/07 (火曜日) 14:59:51
更新日:2024/04/08 Mon 09:56:16
所要時間:約 ? 分で読めます





華麗に隠れて素敵に盗む


2006年にアクワイアから発売されたゲーム。
2022年にHDリマスター版である、『神業 盗来』が発売された。

「敵に見つかってはいけない」という事をクローズアップした、いわゆるステルスアクションゲームで「泥棒」をテーマにしている。
キャラクターが「忍者」や「暗殺者」ではなく「泥棒」であり、しかも弱き者を助ける「義賊」であるため血生臭い殺人などは決して行わない。
せいぜい、自衛のために相手を蹴っ飛ばして転ばせたり、風呂敷包みをぶつけて気絶させる程度でそれもすぐに起き上がるため、敵を完全に倒すという事は出来ない。
そのため、ゲーム中で覚えられる「技」も、隠れたり侵入するためのものばかりで攻撃のための技などは存在しない。

あくまで目的は「盗み」であり、いかに見つからずに獲物を手に入れるかが勝負なのである。


◆ストーリー

江戸末期、文政九年正月。
東北地方を根城として活躍していた義賊集団『銀鴉衆(ぎんがらす)』の盗人見習い海老三は、兄貴分の藍之助と共に初めての仕事に入っていた。
初仕事にしては上々と上機嫌の海老三だったが、屋敷の幼い娘に見られてしまう。
家人を閉じ込めておいた部屋に娘を連れて行くと、何と義賊のはずの仲間が家人を皆殺しにしており、海老三は藍之助の指示で娘を連れて屋敷を逃げ出す。

それから十年後、天保七年。
海老三は盗みから足を洗い、大工というまっとうな職を手にし、「すずな」と名乗った娘も海老三を慕い、二人は本当の親子のように暮らしていた。
貧しいながらも平穏に暮らしていた二人だったが、ある日すずなが謎の病に倒れてしまう。
高価な薬を買うには金が必要……海老三は、すずなのために再び盗みを始める事を決断するのだった。


◆登場人物

●海老三
声:小野大輔

主人公。
かつて、義賊集団『銀鴉衆』の盗人見習いであったが仲間の裏切りをきっかけに盗人から足を洗い、三角地方の零村で大工としてすずなと共に平穏に暮らしていた。
しかし、病に倒れたすずなのために再び盗みを始め、さらに再会した藍之助と共に義賊としても活動する。

初仕事以来足を洗っていたとはいうもののその盗みの腕は高く、御庭番よりも上と評されるほど。
元々、身寄りも何もない捨て子であり、すずなと共に暮らし始めたのも同じ境遇になってしまったすずなを不幸にさせないと心に固く思ったため。
そのため、すずなの事は「すずなは俺の命」というほど大切に思っている。


●すずな
声:仙台エリ

元々は海老三が初めて盗みに入った「阿野屋敷」の娘だったが、銀鴉衆に家族を皆殺しにされてしまい、それから海老三と共に零村で暮らしていた。
海老三を実の父のように慕い、慎ましく暮らしていたが、ある日謎の病に倒れてしまう。

すずなに薬を与える事で体調が回復していくが、薬を与えなければ当然病状は悪化し、死亡させてしまうとゲームオーバーになる。
また、ストーリーを一定まで進めた時のすずなの病状によって、その後のストーリーが分岐する。
そのため、全てのエンディングを見るためにはあえて病状を悪化させる必要がある。

ゲームが開始してから、ゲーム内の時間で5日以内に体調を完全に回復させれば病を完治させる事ができる。
また、「お夏」というキャラとの戦闘が発生するとこのルートには入れなくなる。
ただし、この場合はストーリーが固定されてしまうので、他のエンディングを狙う場合は注意が必要。
すずなは体力・精神力のマスクパラメータが設定されており、1時間ごとに体力が減少しある程度下がると体調が悪化する。
精神力が低いと体力の減少量が多くなり、特定のお守りを所持していると減る。
体力は「万病の薬」を与えることで大きく回復するほか、まともな食べ物を与えると僅かだけ回復する。



●藍之助
声:藤原啓治

元銀鴉衆の盗人。
完璧な仕事を身上としており、人間には寛容な心を持つ。海老三からは兄貴分として敬愛されている。
阿野屋敷での惨事以来音信不通となっていたが、十年ぶりに海老三の前に現れる。
御上の目が届かぬ事をいい事に食い物にされている貧乏な者の境遇を憂い、海老三に義賊『藍三団』の結成を呼び掛け、共に義賊として活動を始める。
しかし、顔には常に天狗の面をつけ、「俺は俺でなくなった」と語るなど何らかの変化があった事を伺わせる。あと、財布の中身もなくなった模様。
以前、お妙という妻がいたが、死に目には会えなかったという。

突如として海老三を裏切り罠に嵌め、無限牢獄送りにしてしまう。


●百紋
声:甲斐田裕子

ピンク色の着物を着た、物腰柔らかな女義賊。普段は着物姿だが、仕事の時はピンク色の忍者服を着用する。
ストーリーが一定まで進んだ時に人気度が80以上だと出会う事ができる。
世直しのための大きな仕事を計画していると語り、海老三に協力を求めてくる。
彼女を出現させた上で、すずなの体調がやや悪化した状態だと専用ルートに入る。


●元締め
声:沢海陽子

三角一帯の盗人を取り仕切る「盗人の湯」のトップである謎の女性。
幕府の御庭番であったという過去を持ち、自分に稼ぎの中から貢ぐように要求してくる。


●天津拾蔵清定
声:楠見尚己

放火・窃盗・博打を取り締まる役人「火付盗賊改」を束ねる御頭。
さすが御頭だけあって一目で海老三を盗人と見抜く目を持ち、他の同心と違って捕まると逃げる事も出来ない最強の敵。
しかし、日記をつけているというマメな一面もある。

銀鴉衆(ぎんがらす)

かつて、海老三や藍之助が所属していた盗賊団。
以前は義賊として知られていたが阿野屋敷での惨事をきっかけに、今や殺しでも何でもやる悪質な盗賊団と化している。
海老三が所属していた頃は入れるのは男だけだったが、今は女子供に無宿者まで誰でも入る事ができる。
見習いが修行するための隠れ里を持つなど、かなり規模の大きい組織のようだ。

●お夏
声:谷育子

銀鴉衆所属の女盗賊。
女性だが、一見そうは見えないほどの筋骨粒々とした逞しい身体を持つ。
盗み方も見た目通りに錠前を力ずくで壊し、大きな獲物を軽々と抱えて運び出すという、豪快なやり方をする。
三角港で、同業者の海老三が自分達の仕事の邪魔になると見て襲いかかってくる。
盗賊に身を落としているものの人間は悪人ではなく、盗みをしているのは自分の子供を養うために仕方なくである。

戦闘では、まずお夏が遠くから投げてくる物を蹴り返し、三回お夏に当てると直接対決に移行する。
蹴り返しはタイミングと運によるものが多いため、うまくいかないと時間がかかる。
攻撃は連打と振りの大きいアッパーで、飛び道具は使わないのでそれほど強くはないが、移動中はこちらの攻撃をガードするので攻撃後の隙を確実に狙わなければならない。


●狛獅子
声:吉野貴宏、水間真紀

獅子舞のような姿をした、正体不明のカラクリ火付盗賊。
を操り火事場泥棒的な盗みを行い、三角城で姿が目撃されている。
無限牢獄に投獄された海老三を逃がさぬように指示を受け、無限牢獄下層と上層の間にある物置部屋で待ち伏せて戦闘になる。

花火のような爆弾を大量にばら蒔いたり、口からこちらを追尾する炎を吐いて攻撃してくる強敵で、距離を空けてしまうと苦戦は必至。
追尾してくる炎をうまく誘導してぶつけると、炎上してしばらく無防備になる。

実は、人が中に入って動かすパワードスーツのようなカラクリで、中に入っているのは子供。


●銀狐
声:納谷六朗

銀鴉衆の副総代。
すでに老人といっていい風貌であるが、非常に短気で好戦的な性格で阿野屋敷での惨事を主導していた人物。
ある目的のために海老三の腕を利用しようと企み、すずなを拉致する。

戦闘では、剣先が鉤針のようになっていて盗みと同時に攻撃できる「盗剣 釣包丁」を使い、老人とは思えぬ素早い動きで攻撃してくる。
連続突きやブレイクダンスのような回転斬りを使うが、さすがに体力が続かないのか攻撃の後に息を切らせて動きを止める事がある。


◆システム

●盗み技

獲物を入手するための技で、配置してある物を盗む「素盗り」と、通行人などから盗む「スリ盗り」がある。
素盗りはターゲットに当てるとゲージが出現し、削り切ることで奪うことができる。なお、このゲージはサイズなど盗みにくさに比例しており、盗むのが難しいからといって高価というわけではない。
海老三には「腕前レベル」というものがあり、最初は大きな物は何度も繰り返さないと盗めないがレベルが上がればすぐに盗めるようになる。
スリ盗りでターゲットが持っている持ち物を全て盗むと、そのターゲットは気絶するため敵に追われている時の防御手段としても有効である。ただし、正面から出ないと盗めない。
ちなみに、何故気絶するのかは海老三が最後には人の心をも盗み取る腕を持っているかららしい。
なお、気絶してもしばらくすると復活する。こうなるともうスリ盗りでは気絶させられないので注意が必要。


●隠れ技

相手から見つからないように忍び込んだり、目を欺くための技。
主に使用するのは「ジャストステルス」で、相手の視界に入った時にタイミングよくボタンを押す事で、見つからずに行動できる。
ジャストステルス成功時は盗みが「素敵スティール」となって全ての獲物を一発で盗めるようになり、獲物の価値が1.5倍ほどになったり新しい技の習得に必要な「素敵点」を得る事ができる。
また、後述の開錠などもあるため、わざと見つかってから盗むというのが常套手段

新しく覚えられる技の中では、狭い場所で壁を登れる「つっぱり棒」はクリアに必要なので必ず覚えなければならない。
また、低い隙間を通り抜ける「土竜もぐり」、閉じたふすまや引き戸を開けられる「引き籠もり」は一部の獲物の入手に必要である。


●解錠

一部の扉や蔵などには錠前がかかっており、開けるためには針金が必要になる。
錠前は「クロガネ」「アカガネ」「シロガネ」「コガネ」の四種類があり、それぞれに対応した針金を手に入れなければ開ける事は出来ない。
解錠は移動するカーソルをタイミングよく押していく事で開けられるが、素敵スティール状態なら自動で開けてくれる。


●手拭い

素顔のままで盗みに入ろうものならあっという間に怪しまれてしまうため、「手拭い」を使って変装する必要がある。ただし、見つからなければどうということはない。
手拭いには「強度」や「隠密性」があり、強度が高いほど攻撃を受けても外れにくくなり、「隠密性」が高ければ相手から認識されにくくなる。
顔を隠す結び方は盗人の湯で習得でき、敵の攻撃で外れて無くしてしまった場合も盗人の湯で買い直す事ができる。
なお、アイテムコンプには一度全ての手ぬぐいを失う必要があるので注意が必要。
なお、手ぬぐいを装着しているもしくはある程度ものが入った風呂敷を担いでいる状態だと住人に怪しまれるようになってしまう。


●風呂敷

盗んだ獲物を持ち帰るためには風呂敷が必要である。
風呂敷にも手拭いと同じく隠密性の他、「伸縮性」「操作性」「威力」「射程距離」「道具枠」が設定されている。
「伸縮性」が高ければより多くの獲物を盗む事ができ、「射程距離」が高ければ蹴った時に遠くまで飛ばす事ができると言った具合。
また、風呂敷には獲物の容量の他に回復などの道具を入れる枠があり、「道具枠」が高ければたくさん持ち運ぶ事ができる。
獲物をたくさん盗むと風呂敷が大きくなり、目立ちやすくなったり海老三の動きが遅くなってしまう。
その代わり、大きくなった風呂敷を下ろすと相手の目を引き付ける囮になったり、足場にして高い所に登る事もできる。
下ろした風呂敷はどこでもすぐに足下まで引き寄せる事ができるが、違うマップから引き寄せると中の獲物がいくつか壊れてしまう。
風呂敷を背負った状態で攻撃されても獲物が壊れてしまうので、たくさんの獲物を盗んで動きが遅くなった時はとりあえず風呂敷を下ろして、出入口など安全な場所まで逃げてから引き寄せるといい。
また、風呂敷なしの素顔状態なら警戒態勢でなければ大量に盗んでいても怪しまれないので、盗むだけ盗んだら風呂敷は置き去りにした方がいい。


●人気度

獲物を民に分け与えたり、民を助けるネタをこなしていくと人気度が上がっていく。
人気度が上がると覆面姿の海老三を見ても怪しまずに応援してくれたり、自宅の前に回復アイテムが置かれるようになる。
ちなみに、この置かれたアイテムを回収する姿を住人に見られると盗人扱いを食らう。美人局か。
……つまり、義賊の正体が海老三という事は、町民にはバレバレの事実である。

反対に人気度が下がると町民さえも攻撃してくるようになり、町中が敵だらけになってしまう。


●そっくり度

何度も盗みや怪しい行動を見られてしまうと人相書きのそっくり度が上がってすぐに追い回されるようになってしまうばかりか、そっくり度が最大の時に自宅に戻ると待ち伏せていた同心に捕まってゲームオーバーになる。
そっくり度を下げるには人相書きを盗んだり、民のためのネタをこなせば民が人相書きを荒らしてくれる。


●盗人之湯

表向きは「白波之湯」という湯屋だが、その実体は三角一帯の盗人を牛耳る秘密組織である。
盗みをサポートする様々な施設があり、ここを拠点に活動していく事になる。

  • 元締め
盗人之湯を取り仕切る謎の人物。
稼ぎの中から自分に貢ぐように要求し、貢いでいく事で新たな技や道具を購入できるようになる。
反対に、貢ぎが滞ると様々な妨害を仕掛けてくるため、定期的に貢ぐとよい。
貢ぎの上限は100000文で、上限まで貢ぐと妨害は発生しなくなるのでさっさと貢ぐのも手。
最大まで貢ぐと宿泊できるようになるが、何故か活力が減少する。理由は不明。

  • 換金楼
盗んだ獲物を換金してくれる。
離れた場所から風呂敷を蹴り込むと素敵点ももらえる。
なお、店内のものを盗んで蹴り込んでもノーリアクション
これを利用し、適当な座布団などを1個盗んでは蹴り込むことを繰り返して素敵点を稼げる。

  • ネタの市
盗みのネタを提供してもらえる。
ネタを得るには多少のお金が必要なので、無一文ではネタはもらえない。
新しいネタは午前10時と午後22時にラインナップされ、人気度が80以上だと目的地まで送ってもらえる。まあ、1時間経過するのでファストトラベルとは言えないかもしれないが。
ファストトラベルをするとネタを取得する直前の状態でオートセーブされるため、現在盗むことが可能なネタかどうかの判別が可能。簡易セーブにも使える。
無限牢獄脱獄後、午前5時から7時までに行ってみると……?

  • 盗人屋

いわゆる道具屋。盗みをサポートする様々な道具を売っている。
敵の攻撃で外れて手拭いを無くした場合、ここで買い直せる。

  • おやっさん

新しい技を覚えたり、免状情報を購入できる。購入には素敵点が必要。
免状は、まず免状情報を買い、それを持った状態でそれぞれに課された課題をクリアする事で能力を補助する免状を入手できる。
免状は持ち歩く必要はなく、一度入手すれば常に効果が発生する。また、免状を売却した場合は改めて情報を飼うことで再入手できる。
ちなみに、鳴州町のどこかにおやっさんの隠れ家がある。


●戦闘

追手から逃げる他にも、銀鴉衆や蔵の番をしている鎧武者とのイベント戦が存在する。
しかし、海老三は義賊なので相手を殺害したりはしない。
ではどうするのかというと、相手の持っている道具や武器を全て奪い取って戦闘不能にするのである。
海老三は接近してのスリ盗りしか出来ないので確実に隙を狙わねばならず、中々の難易度がある。


●コレクション

盗んだ獲物はコレクションとして登録され、全ての獲物をコンプリートすると目撃されても人相が一切ばれない「豚の面」を入手できる。
しかし、目につく物はほとんど盗む事ができるだけあって総数は500以上にもなり、特殊な条件でしか盗めない物も数多い。
例えば、

  • 一定期間限定で発生のネタのみ
  • ストーリーを一定まで進めると配置されなくなる
  • 限られた時間帯のみ配置
  • 人気度が一定値以上で配置
  • 人気度が一定値以下で発生するネタのみ
  • すずなを死亡確定状態にする

など。
ストーリーを進めると新たに獲物が配置されていく事もあって、攻略本や攻略サイトの情報がなしでの自力でのコンプリートははっきり言って無理である。
ちなみに、「コガネの錠前」を開けるための「大泥棒の針金」は二周目以降でないと手に入らないので、コンプリートには最低二周が必要。


◆地図

舞台は三角と呼ばれる港町。
チュートリアルの阿野屋敷を含めて全部で十のマップがあり、お金を稼いだり民を助けながらゲームを進めていく。
一つの地域でばかり盗みを行っていると、その地域でのお金の回りが悪くなって獲物が配置されなくなるのでできるだけ手広く盗んでいくとよい。
また、何度も見つかっていると改方の動員レベルが上がって次々に強敵が現れてしまう。
レベルが4になると御頭まで現れるので逃げた方が無難。ただし、一つの地域の動員レベルが上がると他の地域は手薄になる場合がある。


●阿野屋敷

オープニングでのチュートリアルマップで、見習い時代の若い海老三を操作できる。
阿野さんという商人の屋敷で、儲けている人を呼んでの宴席が行われている。
阿野さんは金儲けの事しか頭になく家族の仲は悪いらしく、まただらしない性格で庭に家財道具が散らばっているのはそのため。
かわいい姉妹がおり、おそらくその一人がすずなだと思われるが、もしかすると呼ばれた客の娘なのかは不明。
チュートリアルマップなので難しい事はないが、この時点でこのマップ限定の獲物ばかりなので油断ならない。


●零村

庶民が住む鳴州町からもこぼれおちた人が住む事からそう呼ばれる、特に貧しい者達が暮らす村。
海老三の自宅もここにあり、三角一帯を守って来た者の末裔とされる妙に元気な長老がいる。
さすが特に貧しい者達が住むだけの事はあって、村人もろくな獲物を持っておらず、見回る同心でさえ貧乏仕様になっている。
獲物を分け与えるための「民箱」があり、ここに盗んだ獲物を蹴り込むと人気度が上昇するが、零村で盗んだ物など一部のものは蹴り込むと人気度が下がる。


●盗人之湯

サポート施設の盗人之湯でも盗みは行える。
元締めなど、ここの人達は目の前で盗んでも何も言わないのでありがたく盗ませてもらおう。
ただし、表向きは湯屋のため一般人もおり、見つかって動員レベルが上がると盗人之湯の人達は姿を消してしまい、全ての施設が使用不能になってしまう。


●鳴州町

紅天ほどの富もなく、零村ほど貧乏でもない普通の人達が退屈な日々を過ごしている町。中洲に作られた町なのでそう呼ばれる。
盗人之湯の近くに大きな屋敷があるが、実は悪徳商人の相談の場。
民に安く米を提供している白玉屋という商人もいるが、実は地下通路で屋敷と繋がっている偽善者である。
しかし、表向きは善良な商人なのでここで盗んだ物を民箱に入れると人気度が急落してしまう。


●やしゃらぎ大社

商売繁盛の御利益があるという、大きな神社。御神木は落雷で燃えてしまったという。
どこかに悪徳商人が隠し財産を隠していたり、人の往来が多いのでスリの修行場になっているという物騒な面もあり、海老三の模倣犯が現れる事も。
「心の巣」という、何かやる気のない巫女が店番をしている売店があり、免状のように様々な効果のあるお守りを購入できる。
ただし、免状と違って持ち歩かないと効果がない。
人気や素敵点の獲得量アップやすずなの体調悪化を軽減するお守りがあるので、この辺りはぜひ欲しい。


●紅天通り

商人達が好んで住んでいる町で、紅を基調とした建物が多いのでそう呼ばれる。
生えている木が枯れているのは、商人達が周りをいたわらないかららしい。
悪徳商家「越黒屋」を初め多くの店が立ち並び、すずなの薬を買える薬屋「薬王」もここにある。
大きな通りだけにネタの舞台となる場所も多く、越黒屋のほか、大きな風呂がある「風呂屋敷」、様々な物が保管されている「紅天倉庫」がある。


●三角港

三角にある港。
大きく分けて漁師の使う漁港と、商家の使う貿易港の二つがある。
最初は漁港側にしか行けないが、ストーリーを進めると「尖岳丸」という大きな商船が来航し、高価な獲物を盗めるようになる。
深夜は誰もいなくなるので盗み放題。


外ヶ崎(がいがさき)屋敷

三角の名門、外ヶ崎上善様の武家屋敷。
たくさんの武士を召し抱え、立派なお屋敷を構えて野菜倉庫に倉が二つ、さらには大きな道場まである。
しかし、さぞかし羽振りがいいのかと思いきや主の外ヶ崎さんの財布の中身はたったの四文しかなく、実際はかなり懐事情は厳しいようだ。
海老三だけではなく銀鴉衆にも度々盗みに入られているので、さもあるべきか。


●三角城

かつて、三角一帯を治めていた城だが、お家取り潰しによって廃墟と化している。
建築時に財産を隠したという噂があり、江戸にまで広まっているという。
廃墟といっても現在は火付盗賊改の管理下にあるため常に同心が見回っており、容易に侵入は出来ない。


●無限牢獄

捕らえられた罪人が送られる牢獄。
炭坑跡を利用して作られており、どこまでも無限に牢獄が続くように見える事からそう呼ばれる。
捕まった時の獲物の総額と動員レベルで送られる場所が変わり、総額とレベルが高いほど下層に送られる。
ここで発生するネタをクリアするためには、わざと捕まる必要がある。
また、最下層には隠しショップが存在している。


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最終更新:2024年04月08日 09:56