カーリー・ダダン(ONE PIECE)

登録日:2023/04/21 Fri 19:05:01
更新日:2024/03/08 Fri 11:00:54
所要時間:約 4 分で読めます






ルフィのバカが……この先どんな海賊になろうとあたしはあいつの味方だよ…!!

漫画ONE PIECE』の登場人物。


【プロフィール】


本名:カーリー・ダダン
年齢:53歳→55歳
身長:221cm
懸賞金:780万ベリー
所属:ダダン一家 棟梁
出身地:東の海 ドーン島 ゴア王国 コルボ山
誕生日:8月30日
星座:おとめ座
血液型:X型
好物:野牛の肉
CV:上村典子


【概要】

フーシャ村近隣のコルボ山に住む山賊のダダン一家の棟梁。ルフィエースの仮親兼保護者。
ルフィの祖父であるガープによって山賊としての罪に目を瞑ってもらっている為、ガープに頭が上がらない。愛煙家でいつもタバコを咥えている。


【人物】

オレンジ色の髪をドレッドヘア状に束ねたガタイのいい女山賊。*1
性格面はかなり短気で口も悪く男勝り。ルフィにも犯罪に関わる様な事をさせてでも働かせようとした。
エースやルフィの事はガープに半ば強制的に預けられてかなり疎ましく思っていたが、共に生活していくうちに情が芽生え、海賊ブルージャムにルフィ達が殺されかけた時にはブルージャムを攻撃し、体を張って2人を守ろうとした。
後述の通りエースの死亡の報を聞いた際には激しく悲嘆し、見殺しにせざるを得なかったガープにブチ切れ、ルフィの精神状態を案じていた。エースとルフィもダダンの事は嫌いではなかったようで、エースも自身が死ぬ間際にダダンのことを思い出したり、二人が船出する際には感謝の言葉を述べられ号泣するなどそれなりに良好な関係を築いていた。

【ダダン一家】

  • ドグラ
CV:粗忽屋東品川店
ダダンの子分その1。
サーベルを背負った小柄な男で、「手に追えー」などイ段の音が混じる訛りで喋る。
山賊の割に優しく、常識家。

  • マグラ
CV:粗忽屋
ダダンの子分その2。
ニワトリのトサカのような髪型の大男で、「まーまー」と付けるのが口癖。
ドグラと同様山賊の割に優しく、常識家。


二人の他にも、ターバンを巻いた格好の子分が複数確認できる。

【来歴】

時系列は新世界編を現在とする。

◆12年以上前

まだ赤ん坊のエースを半ば強制的にガープによって預けられ、エースは成長と共に腕っぷしも強くなりダダン一家の手に余る程の相手になっていた。

◆12年前

ガープによって今度はルフィを半ば強制的に面倒を見るように押し付けられることになった。
ただでさえエースに手を焼かされていたのに、ガープの孫とかいう大人しいガキなほうがビックリな面倒事がまた1人増えることを隠すことなく鬱陶しく扱う。
ルフィに働けと命令するも、ルフィはエースの事を毎日のように追いかけまわしているため、
雑用をやらないうえに言う事を聞かない日々が続き、更に手を焼くハメになった。

その後はルフィとエースだけじゃなく、エース達が連れてきたサボの事まで面倒を見るハメになる。

だが、ある日ゴア王国の政権によりコルボ山付近の不確かな物の終着駅(グレイ・ターミナル)が「汚点を全て消す」という目的のため、をつけられて大規模な火事が起きる。
ルフィとエースがまだ帰ってこなかった為、ダダン一家総出で燃えるゴミ山の中を探し、エースがブルージャムに殺されそうになっていたのを体を張って阻止。ルフィ達を連れて逃げようとするが、エースが「逃げない」と言ったため、これに対してダダンは子分達に「エースはあたしが………!!責任持って連れて帰る!!!」と腹を括って言い、子分やルフィたちを逃して、2人で残りブルージャムの相手をする事となった。

その夜に2人は帰ってこなかったが、ダダンが全身にひどい火傷を負って、火の届かない森の川縁にエースが身を隠して、エースが町から盗んできた薬品で何とか命を取り留めた。
3日後、エースがダダンを背負い2人とも無事に帰還。
しかし、ゴア王国に来る天竜人を見に行ったドグラが、サボが乗った漁船を天竜人が撃ち海に沈めた瞬間をダダン達に伝えた。
その事を聞いたエースが怒りに燃え、復讐しようとするのを取り押さえ、胸ぐらを掴みながら

サボを殺したのはこの国だ!!!世界だ!!!

お前なんかに何ができる!!!

お前の親父は死んで時代を変えた!!!

それくらいの男になってから死ぬも生きるも好きにしやがれ!!!

と叱責しエースに頭を冷やすようにと縄で縛り付けにさせた。

それから7年後、エースが海に出て居なくなって清々したかの様に思われたが、エースから「世話んなったありがとう」という伝言を伝えられ、「ふざけんじゃねェよ!!!バカが!!!」と号泣。
更に3年後ルフィが出航することになり、別れの際にルフィから「(ヒグマとのこともあって)山賊は嫌いだけどお前らは好きだ!!」と言われ、「バカ言ってねェで早く出てけ!!!チキショー!!!」とまた号泣したのだった。

◆マリンフォード頂上戦争後

ガープが故郷のフーシャ村に帰って来た際、猛然と接近し一も二もなくガープを思いっきり棍棒で殴りつける。
ガープは頭が上がらない相手で、立場的にも実力差的にも何があっても手を出すのは論外。
本来なら跡形もないほどボコボコにされて終わり。
しかし今このときのダダンにとってそんなことは頭にない。
エースの目の前にいて、助けられるだけの力を持ちながら見殺しにしたことに抑えがたい怒りを持ち、思い切り殴りつけながらもその目は涙を流していた。
だが、マキノが仲裁に入り「ガープさんが一番辛いに決まっている」と諭され、一応冷静になるも「一番辛いのは………!!ルフィの奴さ!!!」と返す。
また、この先ルフィがどんな海賊になろうとルフィの味方である事を憚れることなく宣言。
そして空を仰ぎルフィに向けて大声でエールを叫ぶ。


ルゥフィ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!

お前ェ!!!負けんじゃねェぞォ〜〜〜〜〜!!!

◆新世界編

2年後は扉絵に登場しており、ルフィ達麦わらの一味の活躍を新聞で見て驚いていた。
また、マキノの子供が生まれた際には一家総出でマキノの店に集まり祝っている姿が描かれた。ダダンにいたってはマキノの子供を抱き上げてあやしている姿も見られる。
なお、村の多くの人にとっては当然ただの荒くれ者なので、マキノの酒場常連以外からはダダン一家が来ても貸し切りの形で隠されている。

また、サボの生存のニュースを見た時は喜んでいたらしいが、サボが世界会議で起こしたある事件のニュースを見て一家全員号泣している姿も描かれていた。

エッグヘッド編では、ルフィが起こしたベガパンクを人質にした立てこもり事件や、ガープが海賊島ハチノスで消息不明になったニュースを新聞で見て2人の身を案じていた。

【余談】

  • 780万ベリーという懸賞金は同じくコルボ山周辺で活動していたヒグマの800万ベリーよりも若干少ないが、上記の通り彼女は山賊としての罪をエースの養育と引き換えにガープから黙認されている状態のため、実際はもう少し高額の可能性もある。

  • 初めて彼女の存在が示唆されたのは、エニエス・ロビー壊滅後のフーシャ村の村長からであり、実際に彼女が出てきたのはその3~4年後である為、当時は何者なのかとかなり議論された存在だった。






追記・修正はダダン一家の元で育てられた後にお願いします。

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  • 本当は優しい人
  • 55歳
  • 東の海
  • 懸賞金1000万未満
  • 麦わら保護者会
  • 全世界人気投票113位
  • 初登場がアマゾン・リリー編~超新星編終了まで
  • ゴア王国

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最終更新:2024年03月08日 11:00

*1 アニメオリジナルで恐らく若い頃の自分の夢を見ていたが、その時の体型は痩せていて美しい顔立ちをしていた。ただ、実際に若い頃がこの姿なのかどうかは不明。