アイツ(遊戯王ゴーラッシュ!!)

登録日:2023/05/03 (Wed) 00:48:40
更新日:2024/03/14 Thu 19:45:39
所要時間:約 9 分で読めます





流石だね、その強さ。そうでなくっちゃ、ザ☆ルーグ

ええ… おいお前、この状況で何ヘラヘラしてんだよ!

だって楽しいじゃないか、ワクワクが止まらないよ

相変わらずだなアイツはそういう奴なのですわ


アイツ

闇属性 星7【魔法使い族/通常】ATK777 DEF777
ラッシュデュエルを開発した少年。
「僕とラッシュデュエルで勝負だ!」
「行くぞ!セブンスロード・マジシャン!!」


アイツ』とは『遊戯王ゴーラッシュ!!』の登場人物。
CV:石橋陽彩
同じ遊戯王でも星5天使族モンスターの「アイツ」とは関係ない。




【概要】

前作『遊戯王SEVENS』に登場したオーティス風の宇宙服を着ている正体不明の少年。一人称は「僕」
何故か本名を呼ばれず、公式や作中でも「アイツ」表記、呼称されている。
そのため少しの間、ユウディアスには「アイツ」が本名だと思われていた。
主人公のユウディアス・ベルギャーにデュエルディスクとギャラクシー族のパックを渡した張本人。
ゴーハ・ユウナ、六葉アサカからも存在が仄めかされ、作中ではザ☆ルーグとのデュエル中に登場。
また、ユウナの使用していたセブンスロード・マジシャンの本来の持ち主。

『遊戯王ゴーラッシュ!!』でラッシュデュエルを作ったゴーハ堂、ムツバ重機の裏にいる本当の開発者。
未来から来たとゴーラッシュの時代では流通していないドローンのカイゾーを連れて現れ、ユウナ、アサカと協力してソリッドビジョンすら存在していない過去の世界に自分が知りうる技術と新たな発想でラッシュデュエルを再現した。



【人物】

本当はこの時代にラッシュデュエルがあってはいけないんだ

笑顔が似合う好奇心の塊のような少年。
どんな逆境であろうとラッシュデュエルを楽しむ心を忘れず、未来を見据えて自分の(ロード)を行く。
ピンチにも平然と笑ってるので遊飛と遊歩にはちょっと引かれている。
過去の世界にラッシュデュエルを持ち込みながらも抵抗はあったようで、やむを得ない事情を抱えている模様。
公園で子供達が楽しそうにデュエルしている様子には笑顔を綻ばせ、心底ラッシュデュエルが好きな様子を見せている。
少年の割に妙に達観し、自分がカード化されようと動揺する事もなく仲間達を信じて未来を託した。

平時は私服でゴーハ堂を拠点に活動し、カード設計や得意のロード作りに勤しんでいる。
時間経過を考えるとラッシュデュエル開発から一緒にいたゴーハ・ユウナとアサカは作中で描写された以上に付き合いが長い。
悩んでいたユウナを揶揄って元気づける茶目っ気も見せ、その期間にユウナとアサカ双方から好意を持たれ、本人が認識しているかは定かではないが三角関係に発展している。
ユウディアス達にとって頼れる仲間の1人だが、いつも神出鬼没でゲーム作品で言うお助けキャラやスポット参戦に留まっている。



【活躍】

未来の世界から『遊戯王ゴーラッシュ!!』の時代に来訪し、ベルギャー星人のズウィージョウに救助される。
が、ラッシュデュエルによるリアルファイトなどを狙うズウィージョウからラッシュデュエルを作るよう脅迫され脱出。地球へ降り立ってゴーハ・ユウナ、六葉アサカと接触し、停滞していたシステムに自分の知識や発想を加えてラッシュデュエルの開発に尽力。
ゴーハ堂でカード設計やデュエルディスク開発、ムツバ重機でカード製造プラントの稼働を進める。

ラッシュデュエルを求めて地球に訪れたユウディアスの前に現れ、自分のデュエルディスクと新しく作成したギャラクシー族を託した。
また、ユウナを探してゴーハ堂を訪ねてきた王道遊飛、遊歩兄妹とニアミス。


行く手を阻む、山も、川も、惑星も

ロードを切り開いて、突き進む!

久しぶりに行くぞ!セブンスロード・マジシャン!!


3クール目の山場、ユウディアス&ユウナVSザ☆ルーグ×2のタッグデュエル中に本格登場。
倒れてしまったユウナの代わりにデュエルを引き継ぎ、ユウディアスとタッグデュエルに挑む。
《セブンスロード・マジシャン》、《魔導騎士ーセブンスパラディン》といったエースを繰り出し、『遊戯王SEVENS』時代の劇伴が使用されている。
回収できそうな場面でもあえて墓地にある鬼札のフュージョンに触れず、ユウディアスが使えるよう託すなど柔軟な発想でタッグデュエルを堪能。
《トランザム・ライナック》と《セブンスロード・マジシャン》をフュージョン召喚した《トランザムロード・ライナック》と彼のエース《ギャラクティカ・オブリビオン》が勝負を決めた。
ルーグの一件が解決すると彼らの氷漬けにしてしまった人達を元に戻す旅路に同行し、宇宙船に乗って旅立った。

ユウディアスVSズウィージョウの最終決戦にはルーグと共に現れ、ダマムー(+代理の遊飛)との戦艦ラッシュデュエルを引き受けた。
ルーグに加え、宇宙迷子になっていた霧島ロヴィアン、蒼月マナブの力を借り、《ザ☆ドラギアス》、《闘奏のバンディージョ》、《ケミカライズ・サラマンダー》を召喚。
更には《連撃竜ドラギアス》、《彩光のプリマギターナ》、《魔将ヤメルーラ》といった大切な仲間達のモンスターをよく似た彼らに口上再現してもらいつつ呼び出し、最強の切り札である《魔導竜騎士ーセブンスギアス》をフュージョン召喚するが引き分けに。

その後、ユウディアスが六葉町に帰還する2年の間に六葉タワーの屋上でMIKの総帥、竜宮フェイザーとラッシュデュエルを繰り広げた事が判明。
新たに投入した《セブンス・ワンダー・フュージョン》や《魔導騎士ーセブンスチャリオット》で奮闘するも、マキシマムモンスターに敗北し、石碑の光を浴びてカード化された。
フェイザーが彼のカードを捜索させているが所在不明となった。

【関係人物】

ゴーラッシュの主人公である宇宙人
ベルギャー星団の戦乱を収めるべくラッシュデュエルを求めて地球に来訪したところに通りがかり、デュエルディスクとギャラクシー族のカードを授けた。

  • 王道遊飛
UTSの平社員。
自身の無力感に悩んでいる中、アイツのカード化に立ち会ってしまい本格的に心を閉ざす要因になってしまう。

  • 王道遊歩
UTSの小学生社長。
遊歩には「アイツ君」と呼ばれている。
王道兄妹曰く「他人の気がしない」、アサカ曰く遊歩とアイツは同じ目をしているらしいが…

共にラッシュデュエルを作ったゴーハ堂の社長。
元はアイツの所持品であるユウディアスのデュエルディスクを見て取り返し、無事な姿で涙ぐむと関係が深いと思われるシーンが散見されたが、ユウナVSマナブ戦で想いを寄せられているのが確定。
アイツの使用するセブンスロードを意識した魔法使い族、光属性の【セレブローズ】デッキを組むほどリスペクトしている。
カード化されたテキストには各々の好きなものが書かれている中、ユウナには堂々と「アイツが大好き」と記載されている。

  • 六葉アサカ
共にラッシュデュエルを作ったムツバ重機の社長。
ユウナとアイツの3人で過ごした日々を宝物とし、2人のカード化を機に六葉町を解放する覚悟を固めた。
親友のユウナに遠慮して表立って態度には出さないものの、同じく想いを寄せられている。

  • ザ☆ルーグ
  • 霧島ロヴィアン
  • 蒼月マナブ
ダマムー戦で力を借りた大切な仲間によく似た姿の者達
ルーグ戦では自分すら想定しないフュージョンの使用方法や強さに感心し、まるで友人とデュエルするような心底楽しそうな様子を見せた。

未来から一緒に来たドローン。
豪快に踏んづけて半壊させたり相変わらずドローン使いが荒い模様。
アイツの指示でデュエルは禁止されている。



【使用カード】


この魂の祈り届くなら

今こそ黄泉の力を携えて甦れ、友よ!


使用デッキは《セブンスロード・マジシャン》がエースの【セブンスロード】。
《セブンスロード・ウィッチ》、《はぐれ使い魔》、《ダーク・リベレイション》といった魔法使い族とサポートを基本に、属性を統一しないあのキャラと同じデッキ構成。
LEGENDカードはドローソースと墓地肥やし兼用の《天使の施し》を常用している。
ダマムー戦ではルーグ、ロヴィアン、マナブ+預かった仲間達の最上級エースモンスターを全て投入したデッキを使用。
フェイザー戦ではラッシュデュエル史上初の墓地融合する専用サポートカード《セブンス・ワンダー・フュージョン》を投入。



【正体とカード化後の動向】

+ ...
『遊戯王SEVENS』の最終回でカイゾーと共に行方不明になった前作の主人公王道遊我
前作のエンディングで2年が経過した『SEVENS』の時代に遊我とされる人物が帰還するシーンが描かれている為、その旅路が『ゴーラッシュ』の「アイツ」と思われる。
過去の世界でもしれっと2人攻略するあたり流石というか…
作中の勝率は53話時点で1勝、1敗、1分と章ボスには勝ったり負けたり遊我らしい結果に収まっている。
前作でも仄めかされていたオーティスとの関連性が再び浮上。
アイツという名前ももじりであり、オーティス似の宇宙服の正体が「(O)手軽に(T)んとう虫を(E)久に(S)カトできるロード」、ラッシュデュエルへのスタンスが同じという共通点が明らかになっている。

彼のカードは一部始終を目撃したランランが所持していたが、遊歩VSフェイザー戦の後に遂にユウディアスたちの前で彼の名が王道遊我であることが公開される。
カードの世界では何故かになって過ごしていたが、世界の仕組みを検証しつつ遊歩たちが訪れるのを待っていた。
先祖にあたると思われる遊飛に「王道」である事や、説明不足のままカードになった事を散々ツッコまれたが、互いを知る一番の方法であるラッシュデュエルに持ち込む。
遊飛とのデュエルでフィールド魔法により時空が不安定になる事を突き止め、わざと使用して時空の歪みを発生させた。
遊飛&遊歩と共に別の世界に放り出されるも、そこは『遊戯王SEVENS』のゴーハ市であった。

少し成長した猫山シュレディンガーと邂逅し、遊飛と遊歩にSEVENSでの経緯やラッシュデュエルを過去の世界に作った理由を語る。
そして、ルークと数年ぶりに猫の姿で再会し、遊我とは気付かれずに束の間一緒の時間を楽しんだ。
ラッシュデュエルが今後子供たちの手を離れ良からぬ方向に行かないようゴーラッシュの時代に永住する覚悟を固めていた遊我だったが、地球に戻って来たロケットを目撃。
一度はロケットに乗っているのは自分ではないと諦めるも、遊飛と遊歩に一喝されて様々な可能性を見い出し、自転車で走り去るルーク、ガクト、ロミンを陰ながら見送るのだった。

その後、ユーディアスVSフェイザー戦にて、3人のカードは「超銀河王ロード・オブ・ギャラクティカ」となり勝利に貢献。
フェイザー敗北後に他の犠牲者たちと同様にカード化並びに猫の姿からも解放されるが、誰に伝えることもなく姿を消す。

ベルギャー人の創造主の宇宙船内部で再登場。
創造主の素性や末路についても大体察しがついていたようである。
クァイドゥール時空に取り込まれそうになるも瞬時にカイゾーを改造して対応。クァイドゥール時空の外からユウディアス達に介入し、クァイドゥール攻略のヒントを与えていた。
その際にギャラクシー族は銀河をモチーフに過去に飛んだ遊我が作ったカード群…つまり、ユウディアス達ベルギャー人と同じ由来であることも明かされる。

ベルギャー人蘇生のためのカードを使おうとするユウディアスたちの前に何故か立ちはだかり…?



【余談】

遊戯王OCGにも《アイツ》というカードが存在し、アニメでの「アイツ」の登場に合わせてラッシュデュエルに輸入された。
その性能がこちらである。
アイツ

炎属性 星5【天使族/通常】ATK100 DEF100
非常に頼りない姿をしているが、実はとてつもない潜在能力を隠し持っているらしい。

その性能は、一言で言えば弱い。二言で言えばとてつもなく弱い。数あるラッシュデュエルのカードの中でも最弱を争う。
元々OCGの《アイツ》は「単体では弱いが、《コイツ》というカードを装備する事で真の力を発揮する」カードなのだが、肝心の《コイツ》がラッシュデュエルに存在しないため、「単体では弱い」だけのカードになってしまった。



僕と追記、修正で勝負だ!

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • アイツ
  • アイツ君
  • アイツ…いったい何者なんだ
  • 石橋陽彩
  • 遊戯王
  • 遊戯王ゴーラッシュ!!
  • 遊戯王ラッシュデュエル
  • セブンスロード・マジシャン
  • ロード
  • 遊戯王登場人物項目
  • 笑顔
  • お助けキャラ
  • スポット参戦
  • 宇宙服
  • 未来人
  • 開発者
  • モテモテ
  • モンスターじゃない方
  • メカニック
  • 三角関係
  • 未来からきたアイツ
  • マイペース
  • 発明家
  • 神出鬼没

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年03月14日 19:45