登録日:2023/05/23 Tue 17:51:41
更新日:2023/09/19 Tue 08:40:52
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【基本データ】
世代 |
究極体 |
タイプ |
幻獣型 |
属性 |
データ種 |
必殺技 |
・スーパーソニックボイス 超高周波の音波を出し、敵のデータ構造を破壊してしまう技。 |
得意技 |
・メビウスバイト 尾を使用した噛みつき攻撃。 |
【概要】
鳥型デジモンの頭と翼、前足を持ち、胴体は縞の入った獣型デジモンのものである、幻獣型デジモン。
更に、尻尾には蛇のようなものが付いている。
このように合成獣然とした出で立ちだが
キメラモンのような『合成型』ではないので注意。
なお、頭部は装甲のようなものに覆われ、そこから後方に
1本の 角が伸びている。
余談だが、公式絵だと口の開く部分の付け根辺りに眼のようなものが見えるが、これは(用途は不明だが)頭部装甲に付いた円形の部品である。
元ネタは当然、ヨーロッパの伝承に登場する生物「グリフォン」。
大鷲の頭部と翼、ライオンの体を持つ怪物と言われ、高山等に生息している。
また、その住処に大量の黄金を蓄えているのでそれを守護していると伝えられている。
……が、上述したようにグリフォモンの胴体は
虎のような
縞模様の入った胴体に、
蛇のような尾を持つ。
つまり、キマイラや鵺のような特徴も持っていることになる。
キメラ生物を更に、融合させるな!!
と言いたいところだが、幻獣型デジモンの代表格が
ユニコーン+ペガサスで「
ユニモン」と言い張るやつなので……。
初登場は『
デジモンペンデュラム Ver.4 ウィンドガーディアンズ』。
データ種なので、進化元は
デラモンorブロッサモン。
いくらジョグレス進化とはいえ、ベースがどっちも飛べない上に植物要素が強いのはどうなんだろうか。
なお、Ver4.5ではロゼモンに差し変わる形でリストラ。
攻撃力は非常に高く、大空を自由に飛び回ることができる翼による俊敏な動きで敵を翻弄するため、グリフォモンを倒すことは困難を極める。
しかし、普段は砂漠地帯や山岳地帯の洞窟に棲んでいると言われている。
“ガーディアンサバンナ”に住むデジモンが登場する「ウインドガーディアンズ」とは何だったのか。
なお、その性能を生かし、インターネット上では不法な侵入を防ぐ番人や、機密情報のセキュリティとしても利用されているデジモンである。
これは上述の黄金の番人からのイメージによるものかもしれない。
【派生種・関連種】
◆ヒポグリフォモン
世代 |
完全体 |
タイプ |
幻獣型 |
属性 |
データ種 |
必殺技 |
・ヒートウェーブ 超高温の熱風を吐き出す技。 |
得意技 |
・ソニックボイス |
名前の通り、ヒポグリフの姿をしている…と言いたいが、後ろ脚は鉤爪になっているため、どうにも馬とは言いづらい。
さすがに、尻尾は馬のそれなのだが…。
というか、グリフォモンより翼や頭部が猛禽類のそれに近いため、下手をするとグリフォモンよりグリフォンらしい見た目をしてしまっている。
グリフォモンほど知性は高くなく、より獣に近い存在で、性格も獰猛であると言われている。
また、進化するとグリフォモンになるとも言われているが、詳しいことは判っていない。
初登場時の経緯や、元ネタのヒポグリフが「ありえないことの例え」から生まれたことを考えると、
もしかすると純粋なデジモンの種として存在していない可能性も否定できないのかもしれない。
【関連種】
◆ムルムクスモン
ヒポグリフォモン同様、劇場版フロンティアで初登場した魔王型デジモン。
作中では、ダルクモンとヒポグリフォモンの姿を使い分け、暗躍をしていた。
また、公式でグリフォモンとも関連付けられているが、その内容は『グリフォモンを従えており、自らの手足として使役している』というもの…。
ただし、これは元ネタの悪魔
ムルムクスが、召喚に際して
『公爵冠を被った兵士の姿をとって、グリフォン(またはハゲワシ)に騎乗して現れる』というところからの設定と思われる。
◆ユニモン
『デジタルモンスター Ver3』から登場した、元祖幻獣型デジモン。
上述の通り、この時点でユニコーンの角とペガサスの翼という特徴をミックスしたデジモンになっている。
というか、角は仮面に付いているようにも見えるので、素体を考えると「ペガスモン」という名の方が相応しいのでは…
色違いにはシマユニモン(同じく幻獣型)がいる。こっちは翼が無い。
また、他の幻獣型としては
エアドラモン、サジタリモン、クアトルモン、ハーピモンが確認されている。
【関連作品でのグリフォモン】
デジモンアニメシリーズの第1作目には、残念ながら未登場に終わる。
だが、もし
ダークマスターズの『小柄な強敵』枠に
ピノッキモンではなくプクモンが採用されていたなら、
ウィンドガーディアンズからは彼が四天王の一画として採用されていたであろう。
グリフォモンは泣いていい。
ネオの軍勢の一画として登場。戦闘描写は無く、ネオの移動要員の様な扱い。
正面から見た際の肩幅の広さが凄い。
第40話「進化の輝き シャイニング・エボリューション 」において、
デ・リーパーとの戦いに馳せ参じたデジモンの1体としてアニメ初登場。
セリフや活躍などは全くないが、多く登場した究極体の中で、留姫が最初にDアークでデータを確認した。
第45話「データかく乱作戦!アキバマーケットを防衛せよ」にて登場。
氷の国のデジコードを狙う
ロイヤルナイツの2体を迎撃するために、ザンバモンや
グランクワガーモン、
プテラノモン、エアドラモンらと共に出撃。
ロードナイトモンに一斉攻撃を仕掛けるが、放った必殺技は逸らされ、グランクワガーモンの「ディメンションシザー」が直撃し、憐れ死亡するのであった。
また、劇場版『デジモンフロンティア
古代デジモン復活!!』では、上述したようにヒポグリフォモン(CV:
緑川光)が登場している。
アプリ『デジモンクルセイダー』
Chapter.8 「イリアスからの脅威」において、グリフォモン&ヒポグリフォモンのコンビが登場。
プルートモンからの刺客として、アイギオモンに襲撃をかける。
なお、ギリシャ神話上においてグリフォンは、ゼウスやアポロンの馬車を引くこともあるという。
この二柱でこそないが、同じくオリンポス神をモチーフとするプルートモンがこの二体を使役してるのは、そのような伝承があるからだと思われる。
ユピテルモンやアポロモンにムルムクスモンみたいな設定が付かなくってホントによかった…。
アニメ版では、
グラビモンの配下としてヒポグリフォモンが登場している。
第4章「喪失」の冒頭において、先代の選ばれし子供達の様子が描かれた。
なんと、そのうちの一人のパートナーがヒポグリフォモンであった。
しかも、ホメオタシスの意思を受け、
メガドラモンを除く四体が
四聖獣への進化を遂げるのであった。
(ヒポグリフォモンが進化したのは、スーツェーモンと思われる)
正直言ってマイナーデジモンであったヒポグリフォモンの、まさかの抜擢とまさかの躍進に驚いたファンは多い。
メタルガルルモンと高速空中戦を繰り広げ、何度も「スーパーソニックボイス」を叩き込む。
それでもなお戦うメタルガルルモンの「グレイスクロスフリーザー」を受け敗北するが、
“ミレニアモン復活の時間稼ぎ”という役目は充分に果たされたのであった…。
第65話「黒ノ決死圏」において、現実世界へ現れたデジモンの一体にヒポグリフォモンが確認できる。
グリフォ 「元ネタは昔から西洋で大人気だし、見た目もカッコいいと思うのに、どうしていつもモブかやられ役なんだろうか……」
ヒポグリフォ「あ、自分、これからは四聖獣として生きるんで。ムルムクスモンと仲良くやっててくださいねww」
グリフォ 「うぅ… (´;ω;`) せめて、追記・修正お願いします…」
- 公式絵だと塗り方のせいか口元の丸いパーツも眼っぽく見えてしまう -- 名無しさん (2023-05-24 20:37:13)
- 面倒くさい設定がないからむしろ扱いやすいのかゲーム作品だと割りと出演機会が多い、ダルクモンも関係性あったりするけどあいつはあいつで独自項目立てて欲しいなぁ~悪堕ち進化ばっか注目されがちなところとか -- 名無しさん (2023-05-24 20:58:38)
- ムルムクスモン+ダルクモンで項目立てたいところ -- 名無しさん (2023-05-25 09:32:10)
- 次は何かな? ユニモンかな? 楽しみです! -- 名無しさん (2023-05-25 09:40:26)
- かつてピヨモン究極体の座を巡ってホウオウモンと対立していた時期がある・・・こっちを支持してる人はほとんどいなかったが -- 名無しさん (2023-05-28 13:05:29)
- ビジュアルが究極体というより完全体に見える。 -- 名無しさん (2023-05-29 17:53:53)
最終更新:2023年09月19日 08:40